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ギリシャはデフォルトへと向かうのか?(大前研一)
http://www.asyura2.com/15/hasan96/msg/467.html
投稿者 rei 日時 2015 年 5 月 14 日 07:15:02: tW6yLih8JvEfw
 

ギリシャはデフォルトへと向かうのか?(大前研一)

【欧州】ギリシャはデフォルトへと向かうのか?

 ロイターは4月30日、「効力失うギリシャ危機カード」と題する記事を掲載しました。これは、ギリシャが デフォルトに陥ったり、ユーロ圏から離脱したりする事態となれば、ヨーロッパの金融市場に壊滅的な影響が及ぶという従来の見方が変化していると紹介。ECBの国債買い入れプログラムなど、これまで数年かけて築き上げてきた各種の防火壁があるためということで、 その中心的な存在が先月開始されたばかりの1兆ユーロの量的緩和だとしています。

 ギリシャ問題はもう行くところまで行けということになっています。3年前には大変だと大騒ぎし、当時、実際にイタリアやポルトガル、スペインが危機的状況になりましたが、今回はそれらの国々が騒がれていないので、おそらくギリシャだけを切り離せると見られています。その場合には、ヨーロッパが3年間で作ってきたESMやOMTなどの安全機構が機能するので、切り離してもよいということなのです。

 そして、ギリシャのバルファキス財務大臣は横に置かれることになるでしょう。ツィプラス首相も中途半端なパッケージを持って行って門前払いをくらっていてはまずいと感じ、民衆の支持は失ってもヨーロッパの言うことを聞くか、自分たちで奈落の底に突っ込んでいくか、どちらかの選択を迫られることになるでしょう。切り離された場合でもツィプラス首相はクビになると思われ、彼は今、ヨーロッパの言うようにすることを認めるか民意を問うと言い始めています。民意が良いと言ってくれれば、もう一度ヨーロッパ型の緊縮財政案を再提出するということになります。

 ポピュリスト的なことを言って拍手喝采で迎えられたものの、それでうまくいくようなマジックはあるわけはないのです。おそらく、圧勝したことで、ヨーロッパの対応を甘く見ていたのだと思います。強面で英語もうまいバルファキスを財務大臣に据えてみたものの、前回のミーティングではけんもほろろでした。ギリシャ切り離しの可能性が五分五分以上になってきていると言えるでしょう。

 一方ドイツですが、歴史的な低金利が続いています。日経新聞は4月15日、「高くつく低金利のコスト」と題する記事を掲載しました。これは低金利により、ドイツの預金者は過去5年間で総額1900億ユーロ、約24兆円を失ったと指摘。本来の金利であれば定期預金や保険などで、その分の金利収入を得られたとするものですが、それに加え今年だけで700億ユーロ、約9兆円のマイナス効果が加わるかもしれないと紹介しています。

 この記事は実はフランクフルター・アルゲマイネの記事が元になっているのですが、これは非常に重要な観点を示していると思います。低金利でドイツ経済は安定しているように見えますが、預金者から見ると伝統的な金利である4-5%と比べると24兆円失ったというものです。日本も銀行預金が230兆円ありながらゼロ金利です。5%の金利が付いていればと考えると同じ状況なのです。

 そう考えるとこの10年間で100兆円を超える利子が日本人のポケットに入るはずだったのですが、この金利収入がないために使う金もないという事になっているのです。低金利が一般消費者に及ぼす影響を日本は全く無視してきています。ドイツもこのことを無視して国の安定や銀行の経営のために低金利を維持していますが、この観点は間違いで、本来の金利を払うべきだという点を突いているこの記事は、非常に良いことを言っていると思います。これが、私が「心理経済学」の中などで以前から主張している点なのです。

【日本】2014年4月−15年3月税収 39兆6796億円 〜財務省〜

 財務省の発表によると2014年4月から15年3月の税収実績は前年同期比12.3%増加し、2014年度全体の税収もリーマンショック前の2007年度を上回る事が確実だということです。

 これは、記事だけを読むと景気が良いからだと思いがちですが、消費税が3%上がっている影響もあるので注意が必要です。税収は50兆円を超える見込みと言いますが、推移で見ると大した水準ではないことがわかります。税収を増やすために消費税を上げたのですから、5兆や6兆円は増えないと困るわけです。

 またこれを無駄遣いの方に全部使ってしまったので、その意味では国の収支、つまり、歳出と歳入の差は改善してはいないのです。せっかく税収が増えても日本の財務状況はよくなっていないということは間違い無いのです。記事だけ見ると、財務状況がよくなっていると思ってしまいますがそうではなく、消費税を3%上げれば税収は7兆円ほど増えるのは当たり前のことなのです。

【ロシア】プーチン大統領 生放送で全土国民と直接対話

 ロシアのプーチン大統領は4月16日、テレビを通じて全土の国民と直接対話する毎年恒例の 特別番組に出演。そのなかで大統領は原油安などで停滞するロシア経済について、不況のピークは乗り越えたと強調、また、ウクライナ東部への軍事介入を重ねて否定しました。

 大統領への質問は数百万に上り、それを全て整理して、4時間にわたって答える番組を年に一度やるわけですが、実に見事です。こうした態度を示し続けることは重要だと思います。ただ、今回プーチン大統領は状況に反して非常に自信に満ち、ロシアに対する制裁は空振りに終わっている、ロシアルーブルは回復途上にあり、今年1月から見たら何十%も上昇しているなどとして、経済も大丈夫だと話しました。また、ウクライナ問題についても、停戦合意を守っていないのはキエフ政府だとして口汚く罵っていましたが、そうしたこともいつものトーンであり、新しい内容ではありませんでした。

 しかし、数多くの中から代表的な質問を取り上げて、質問者の顔も出しながらリアルに質疑応答するというやり方は、作為的なものを感じるところはあるものの、こうしたことを始めたのは評価するべきだと思います。日本の安倍総理も少し見習って幾つかの質問に答えてもらいたいものです。

講師紹介

ビジネス・ブレークスルー大学
資産形成力養成講座 学長
大前 研一
4月26日、5月3日撮影のコンテンツを一部抜粋してご紹介しております。
詳しくはこちら

http://www.ohmae.ac.jp/ex/asset/column/backnumber/20150513-2/  

その他の記事を読む

日銀短観に見る日本経済の現状(福永博之)
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コメント
 
01. 2015年5月14日 07:37:01 : jXbiWWJBCA

欧州委、ドイツに投資拡大・仏に改革実行求める 年次政策提言
2015年 05月 14日 03:49 JST
[ブリュッセル 13日 ロイター] - 欧州委員会は13日、欧州連合(EU)加盟国の経済政策に関する年次提言で、好景気が続くドイツに投資拡大を求める一方、フランスに対しては改革の実行を求めた。

ドイツは2019年まで国内総生産(GDP)比で0.25━0.75%の構造的黒字が続く見通しで、公的債務は19年までにGDP比61.5%まで減少すると予想されている。

これはEUの財政規則より野心的な水準で、ドイツの財政改善は「投資拡大への余地を生んでいる」と指摘した。

欧州委のドムブロフスキス副委員長は会見で「力強い成長を遂げているドイツは、欧州内でも特別な責任があり、模範を示し先導できる」と指摘。公共インフラや教育、研究への投資を拡大するよう促した。

背景には、通商関係の深さから、ドイツの支出拡大はEU全体の需要、成長の押し上げに寄与するとの見方がある。

フランスに関しては、2017年の期限までに、財政赤字をEUの上限であるGDP比3%まで削減できるよう、改革の実行を求めた。

「景気が改善している今、改革を継続することが極めて重要」とし、競争力強化、税制の効率性向上、賃金設定や失業手当分野の改革を課題として挙げた。

欧州委は3月、フランスの財政再建目標の達成期限を2017年まで2年間延期した経緯がある。

イタリアについては、財政再建ペースの緩和は正当化されるとの考えを示した。

予定される構造改革を支援するため、2016年の財政再建ペースを調整したいとの要請を同国政府から受けたとし、「欧州委はEU規則に基づき、要請は許容できると判断しており、改革が適切な時期に実行されるか注視する」とした。

またイタリアの銀行が抱える不良債権処理を加速するため、年内に措置を講じるよう求めた。

支援プログラム下にあるギリシャとキプロスは、今回の提言には含まれていない。

(内容を追加しました)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0NY1P420150513


英中銀が成長率見通し引き下げ、利上げ開始は約1年後と予想
2015年 05月 14日 00:01 JST
[ロンドン 13日 ロイター] - 英イングランド銀行(英中央銀行)は13日、四半期インフレ報告を公表し、今後3年の英国内総生産(GDP)伸び率見通しを引き下げた。

また、利上げ開始は約1年後との市場の見方について、慎重ながら肯定的な見方を示した。

2015年の成長率見通しは2.5%とし、2月に示した2.9%から引き下げた。16年は2.6%、17年は2.4%にそれぞれ下方修正した。

中銀はギリシャに起因する経済問題のリスクの高まりが成長鈍化につながる恐れがあると指摘。「見通期間を通して、成長はこれまでの平均と同等か、若干下回る水準で推移すると予測される」とした。

インフレ率については、年末に向けて上向くと予想。カーニー総裁は記者会見で「目先一時的にマイナスになる可能性があるが、おそらく年末に向けて上向くとみられる」と指摘。

「金融政策委員会(MPC)はこれまで見られた商品価格の下落は比較的短期的なものと見ており、政策決定にあたりこうしたことを勘案する」と述べた。

カーニー総裁の発言を受け、英ポンドGBP=が対ドルでこの日の安値に下落、英国債先物が上昇するなどの動きが見られた。

成長率見通しの引き下げは、3カ月前の市場予想より金利上昇時期が早まる見通しとなったことが一因と説明。ポンド高のほか、住宅建設と生産性の見通しが弱いことも影響するとみている。

生産性の低迷は金融危機以降、英経済が直面する最も大きな課題となっているが、カーニー総裁は「生産性の問題は金融政策によって対処できるものではなく、将来的な持ち直しの時期や程度などの判断は依然として困難を極める」と語った。

エコノミストの間では、今回の中銀予想を受け金利見通しはほぼ変わらないとみられている。

BNPパリバのエコノミスト、ドミニク・ブライアント氏は、英中銀は現時点で現状維持の状態にあると指摘。「中銀は年内の利上げを急がないもよう。来年についてはまだ先の話で、見通しの細かな管理は必要ないと感じている」と述べた。

中銀の予想は、利上げ開始は来年第2・四半期(2月時点の予想から3カ月前倒し)との市場予想に基づいている。2016年第4・四半期時点の予想金利平均は0.9%。

インフレ率については、今後2年で2%の目標に達するとして、2月時点の予想からほとんど変更しなかった。

中銀はまた、賃金の伸びの見通しも下方修正。年末までの上昇率は2.5%になるとし、従来の3.5%から引き下げた。来年は4%に加速するとしている。

(内容を追加しました)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0NY1F220150513


02. 2015年5月14日 08:24:07 : Yjh19a7mYg

 ユダ金の犬畜生の大前研一のデマ記事。読んで損した。大前記事はブレークスルー

03. 2015年5月14日 10:34:24 : bfiJIUelwU
デフレだから低金利にして経済対策。ところが、低金利による一般人の収入減でデフレ促進。インフレにならなくて、低金利なら一般人はカネを大切に使う。低金利による需要促進対策はほとんど有効でない。

04. 2015年5月14日 10:43:18 : bfiJIUelwU
ユーロがギリシャを本当に救いたければ、貸出金利をギリシャのインフレ率と同じ金利で貸し出さなければ、無意味だ。そうしなければ、ギリシャは確実にデフォルとする。意味のない議論はいい加減にやめたほうがいい。

05. 2015年5月14日 19:16:21 : nJF6kGWndY

>10年間で100兆円を超える利子が日本人のポケットに入るはずだったのですが、この金利収入がないために使う金もない

バブル崩壊後から日銀は金融抑圧=資産課税を行ってきたというだけの話で

そうやって、赤字企業や家計へと金を流す巨額の財政赤字を賄ってきたわけだ


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