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「働かないオジサン」叩きは、天に唾する行為か(プレジデント)
http://www.asyura2.com/15/hasan96/msg/503.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 5 月 15 日 09:11:15: igsppGRN/E9PQ
 

「働かないオジサン」叩きは、天に唾する行為か
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150515-00015286-president-bus_all
プレジデント 5月15日(金)8時45分配信


■働かないオジサン「会社には貸しがある」

 50代の読者から編集部にじつに興味深い投書が届いた。要約すれば以下のような内容である。

 <年功序列の給与で若い頃は馬車馬のように働かされたのに安月給だった。会社には十分貢献してきたはずだ。いま、多少働きが悪くてもそのときの「貸し」がある。

 途中で、成果主義の名のもとに正社員の処遇を引き下げたり、クビを切るようなやり方は完全なルール違反だし、裏切り行為だ。

 20代、30代の若いヤツは私たちの世代のことを「働かないし使えないのに給料が高い」と文句を言うが、自分たちも年をとれば、能力は確実に低下するし、体力も落ちる。

 自分と同じ歳になったとき、若いヤツにののしられるかもしれないことを想像してみてほしい。天にツバするような行為だと早く気づくべきだ>

 相当怒っているようだが、もしかすると社内では“働かないオジサン”のレッテルを貼られている人かもしれない。

 ▼働かないオジサンの「言い分」

 だが、オジサンの言い分にも一理はある。

 日本的経営の特徴のひとつである年功型賃金は20代〜30代の若い時期は働いた分よりも低い賃金を支払い、逆に40代以降は多めに支払うことで帳尻を合わせる仕組みだ。社員にとってのメリットは、子どもが成長し、何かとお金が必要になる時期のありがたい「生活保証給」の役割を果たした。

 一方、会社にとっても、手塩にかけて育成した人材が生活の心配もせずに忠誠心を持って長く働いて会社に貢献してくれるという「終身雇用」のメリットを享受できた。

 こうした前提に立つと、途中で給与を下げるのは「ルール違反だ! 」とオジサンが怒り、「給与が高いと20代、30代が文句を言う」のは筋違いだと主張するのは正しいことになる。40代、50代の同世代サラリーマンの中には、この主張に同調する人もいるかもしれない。

■人事部長と若手社員の「大反論」

 だが、同じ50代の製薬会社の人事部長は「あまりに身勝手な言い分」と批判する。

 「そもそも年功賃金の前提が崩れている。バブル崩壊以降、会社の成長はストップし、業績が低迷する中で外資との厳しい競争にさらされ、年功賃金を維持できなくなったのはだいぶ前の話だ。しかも2000年前後に団塊の世代の先輩が次々とクビを切られて会社を去ったのを間近に見ていたのが当時30代後半の今の50代だ。それ以降、賃金・昇進制度が変わり、実力主義が会社の主流になっている。また年功序列であっても年齢相応の職責を担い、成果を出すことが求められるのが前提。いまだにルール違反だのとノー天気なことを言っているのは、よほど仕事ができない人なのだろう」

 ▼「20代、30代はかわいそうだ」

 この製薬会社は2000年代半ばに年功型から完全成果主義に移行するとともに、合併とともに大量の社員をリストラしている。人事部長は「若者もかわいそうだ」と指摘する。

 「年功賃金制度がなくなると、これまで給与を先送りされていた若い世代(20、30代)は40歳を過ぎても給与が上がらなくなりました。彼らからすれば『どうせ上がらないのであれば、いま働いている成果にふさわしい賃金をよこせ』と言うのは自然なこと。もらい過ぎている中高年の賃金を削り、能力や成果に見合った賃金を払うようにすべきだ」

 食品加工会社の40代の人事課長は、給与を巡って世代間で対立する時代ではないと指摘する。

 「年功序列の時代は高成長のときは年齢とともに給与が上がり、ピークのときに定年を迎える幸せな時代だった。賃金と昇格が右肩上がりになっている山登り型の人事体系だ。でも今は、60歳前の50代半ばに役職定年で給与が下がり、さらに定年後の再雇用でさらに給与が下げるしかないというのが現状。最大の問題は誰もが給与の上昇と出世を目指して山を登るという山登り型の人事管理が通用しなくなっていることだ。全員が偉くなれる時代ではない。会社としても山に登ることをモチベーションにして社員を引っ張ること自体に無理があると思っている」

 その結果として問題になっているのが“働かないオジサン”の存在だ。

 じつはこのオジサンはいまだに年功序列を引きずっている大手企業に多いらしい。もちろんまったく働いていないわけではない。「給与が高い割に仕事をしない人」を後輩の若手社員がそう見ているのだ。

 ではどうやってこの問題を解決するのか。

■「給与が高い割に仕事しない人」の生きる道

 中堅IT企業の人事部長は簡単だと言い切る。

 「最大の問題は成果と給与が見合っていないことだ。働かないのに給料をいっぱいもらっているのは罪だ。これは若手も含めて年齢に関係ないはずだが、大企業はそういう構造を長年放置してきたから問題になっている。うちは成果が出ない人は減給するし、降格もある。年齢ととともに給与が上昇する年功カーブというものがないし、40代、50代でも30代と同じ給与をもらっている人はゴロゴロいる。40代でも20代の給与の人もたくさんいる。こっちもそれでよく子供2人を養い、生活しているなと思うが、本人がそれで満足しているのであれば会社にとっても不都合はない」

 しかし、伝統的大企業ほどここまで割り切った制度に転換するのは容易ではない。そこで、各社ではいろんな手段を使って“働く気”にさせようとしている。そのひとつがマインドセットだ。

 「同期入社に集合をかける」のはそのひとつ。ある金融業では45歳の同期を集めた研修を実施している。人事課長はこう語る。

 「同期が全員集まるので、自分の位置を再認識する機会にもなる。同期には部長もいれば課長、平社員もいる。月に100万円の給与をもらっている人もいれば、40万円しかもらっていない人もいる。『あいつはすごいよな、俺は今まで何をやってきたいだろうと』と如実に彼我の差を感じることになる。まだ出世できるかもしれないと思っていた人が『あいつが部長なら、俺は絶対に無理だよな』と思うかもしれない。でも逆に、刺激を受けて、さらにがんばって働こうという気持ちになるかもしれない」

 もちろん諦めて退職する意思があれば、早期退職募集制度を使って転進する道もある。

 ▼働かないオジサン、窮余の策

 しかし、50代にとってはまだまだ職業人生は長い。子どもの教育費や老後の生活を考えると70歳まで働かなくてはいけない時代だ。“働かないオジサン”と若造にため口を聞かれないようにしていくにはどうすればよいのか。

 前出・金融業の人事課長は指摘する。

 「専門的なスキルや知識を持っていることが望ましいが、むしろこれまでに培った経験・技術を後輩に伝えていくことを会社は求めている。そのためには自分は黒衣に徹し、若手を全面に出して応援していくように心がけるべきだ。後輩を育てていく力のある人は、60歳以降も働いてほしいと思う」

 そうやって人の役に立てば、働かないオジサンの汚名返上とまではいかなくても、風当りは少しは弱まりそうだ。ところが、そう簡単にはいかないのが難しいところだ。

 「50代の中には、過去の実績や自分の専門性を過信し、プライドだけが強い人も少なくない。自分の実績が本当に通用するのかを検証し、実力を知ることから始めたほうがよい。その上で自分がどんな役割を演じればいいのか突き詰めて考えることだ」(同上)

 今では、年下の上司も珍しくない。50代の世代が使いにくいといわれるのは、過去の成功体験にとらわれ、考え方が凝り固まっているからかもしれない。だから新しいことにチャレンジしようとしない。大企業でくすぶっている社員の多くに共通する点だ。

 決して能力がないわけではない。だが、会社の理不尽さや若手社員をなじっているだけでは将来は暗い。

 自らマインドをリセットし、腹をくくって新しいことに挑戦してほしい。いろんな未来が開けてくるはずだ。

溝上憲文=文


 

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コメント
 
01. 2015年5月15日 09:26:43 : nJF6kGWndY

年功賃金の大企業が崩壊するのは、

かってのソ連など社会主義国家の崩壊で、年金も何もかもが崩壊するのと同じだな

ただし、年功正社員(+非正規)制度の大企業が不適応で潰れていき、

成果主義で賃金が決まる全員正社員企業が成長して取って代わるかと言えば、そう簡単でもない

今後、十分円安が進み、雇用が逼迫していけば、非正規賃金の上昇でメリットは減るし

やはり中核となる社員は会社への忠誠心が無ければ、厳しい競争に勝ち残るのは難しい(特にグローバル展開する成長産業)

産業ごと、企業ごとで様々ということになるだろう


02. 2015年5月15日 12:00:08 : sRyOlHh9Us
加齢によって能力が落ちるのは当然なので、大企業の中には役職退職制度を導入して55歳で役職を降りる制度を導入している所もあるし、銀行の支店長に話だと、仕事のできる人は現場に必要だから役員にならないとも言っていた。

この問題の一番の癌は公務員で、公務員が不人気のころに採用された50代後半の職員がオートマチックに役席に付いているがレベルが低くて困り者だよ。
流石に課長級はまともだけど、係長級は酷過ぎることに多々出会ってきた。


03. 2015年5月15日 12:16:49 : NiZLEwiMVo
これもまた一つの真実として見破れば、中高年の労働者にしてみれば、労働時間を減らすことで、その分を若い世代の皆様が活躍する機会を与えてあげるようにすれば良いのではないでしょうか。

ましてや年収1075万円を超える労働者にしてみれば、もう残業手当を支給しないのであれば、残業だけは絶対にいたしませんので、どうぞ残業手当相当分を若い世代のみならず、年収1075万円以下の皆様の基本賃金に回して下さい、ということで応えて行けば良いだけのことではないでしょうか。

さらに言えば、年収1075万円を超える労働者にしてみれば、税金や社会保険料を徴収したければ、どうぞもっともっと幾らでも徴収して下さって結構ですので、幾らでもたくさんの税金あy社会保険料を払っていることだけを誇りとして、世界中の富裕層に幾らでも見せつけて参りたいと存じますので、これらを全て、生活保護をはじめ、最低補償年金や農家への戸別所得補償制度にでも廻すなり、病気や怪我等で、医療や介護が必要な人たちに幾らでも回して下されば、これだけで結構ですので、ということで誇りを持って応えて行けば良いのではないでしょうか。

これならば、例えば介護保険料についての負担も若い世代にお願いしたところで構わないのだし、若い世代にしても、こうした税金や社会保険料の負担が増えることについては、大いに結構ですし、どうぞ幾らでも応じますので、よろしくお願い申し上げます、ということで応えていくと同時に、基本賃金の底上げにより、労働時間を幾らでも減らし、会社全体としての売上を落ち込ませ、価格競争による規模拡大による経済成長には、そっと静かに背くことになろうとも、これにより韓国や北朝鮮に敗北することになろうとも惜しくはないし、幾らでも馬鹿にされることになろうとも、まんまと騙されたふりをして、「日本国を馬鹿にして頂き、容赦なくコケにして頂きまして誠に有難うございます。今後は、名誉ある孤立化をしてそっと静かに没落して参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます」ということで応えて行くのであれば、もう惜しくはないし、幾らでも誇りを持って、ガラパコス天国となり、清貧で心豊かな社会福祉国家として生まれ変わって行く道を選択して行くのであれば、ハブ空港なんか日本には必要はないし、高級ブランドなんか必要ないし、高級車や大型自動車にしても必要ないし、ハブ機能なんか必要ないし、日本なんか取り残されることになろうとも惜しくはないし、幾らでも国力なんか喪失し、経済力も軍事力も全てを喪失させ、富裕層からは容赦なく見放されることになろうとも、返って喜ばしいし、逆に自爆テロに狙われることもなく、そとt静かに存続して行くことが出来るのならば、もうこれだけを誇りとして生きて行く道を選ぶならば、何もいうことはないし、全人類から、幾らでも涙を流しながら深く感謝をして応えていただけることだけを誇りとして、そっと静かに全てをしまいこんでしまうことで、目立たないように、ひっそりと生きて行くことこそが、やがて来る文明の大勝利に繋がる喜びとなって、全人類と共に分かち合うことができることこそを大きな目標として乗り越えて参りましょう。


04. 2015年5月16日 10:26:26 : OJku4HHyqc
>だが、同じ50代の製薬会社の人事部長は「あまりに身勝手な言い分」と批判する。

人事部かよ。一番いらない部門(笑)

結局は年功体系を廃止できないのは、
人事部が権限を手放したくないからでもあるよな。

それと若いやつの働きは先輩に仕事教えてもらったおかげだから、
それを全部自分の力のように考えるのはどうかな?

欧米ならばまっさらの新人なんか雇わないよ。


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