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日経平均終値は15年1カ月ぶり高値、予想上回るGDP好感 東証1部の時価総額一時過去最高 さえないGDPとギャップ拡大
http://www.asyura2.com/15/hasan96/msg/693.html
投稿者 rei 日時 2015 年 5 月 20 日 18:03:08: tW6yLih8JvEfw
 

日経平均終値は15年1カ月ぶり高値、予想上回るGDP好感
2015年 05月 20日 16:48 JST
[東京 20日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4日続伸し、4月23日に付けた取引時間中の年初来高値を更新。終値は2000年4月14日以来、15年1カ月ぶりの高値水準となった。

今年1━3月期の実質GDP(国内総生産)が市場予想を上回る内容となったことに加え、一時1ドル121円台まで円安が進行したことも支えとなった。東証1部の時価総額は取引時間中に過去最高を更新する場面があったが、高値圏では利益確定売りに押され指数は伸び悩んだ。

前日は欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事が5、6月に量的緩和に伴う国債購入の規模を拡大することを示唆し、欧州株が続伸。外部環境への懸念がやや後退するなか、きょうの寄り前に発表された1─3月期GDP1次速報が前期比プラス0.6%、年率換算でプラス2.4%となった。ロイターがまとめた民間調査機関の事前予測では前期比プラス0.4%、年率プラス1.5%で、速報はこれを上回る成長となった。

東京市場では円安の進行も支えに主力株を中心に堅調に推移。後場に入ると先物主導で上げ幅を拡大した。日経平均は前日比で一時252円高となり、約15年ぶりの高値を付けた。TOPIXも連日の年初来高値更新。東証1部の時価総額は一時、これまで最高だった1989年12月29日の590兆9087億円を上回る時間帯もあった。

「決算発表が一巡し企業業績への懸念が払しょくされるなか、日本株の安定感が評価される動きとなっている」(パインブリッジ・インベストメンツの前野達志・執行役員グローバル・マルチアセット運用部長)という。

業種別では不動産が後場一段高。ドイツ証券が20日付レポートで、不動産業向けの貸し出しが加速していることを受けて「不動産セクターの出遅れが解消される可能性が高い」と指摘したことが買い手掛かりとみられている。電気・ガスやゴム製品などの上げも目立った一方、保険業が下落。石油関連株も軟調に推移した。

また個別銘柄ではタカタ(7312.T)が東証1部の下落率でトップとなった。エアバッグインフレーターの問題に伴う欠陥を認め、米国でリコールを実施することで合意したと、米道路交通安全局(NHTSA)が19日発表した。競合他社への部品発注の加速など、事業へのダメージを懸念した売りが出た。

半面、 アスクル(2678.T)が大幅高。同社は19日、自己保有株を除く発行済株式総数の6.2%にあたる340万株、取得総額140億円を上限とする自社株買いを実施すると発表した。株主価値の向上や需給改善に期待する買いが先行した。

東証1部騰落数は、値上がり1113銘柄に対し、値下がりが640銘柄、変わらずが129銘柄だった。

日経平均.N225

終値      20196.56 +170.18

寄り付き    20175.59

安値/高値   20148.51─20278.89

TOPIX.TOPX

終値       1643.4 +10.07

寄り付き     1644.43

安値/高値    1641.18─1650.85

東証出来高(万株) 257091

東証売買代金(億円) 29955.03

(長田善行)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0O50H620150520

東証1部の時価総額一時過去最高を更新 1989年12月末以来
2015年 05月 20日 16:27 JST
[東京 20日 ロイター] - 20日の東京市場では、東証1部の時価総額が一時、これまでの最高だった1989年12月29日の590兆9087億円を上回り、25年4カ月超ぶりの高水準となる場面があった。

TOPIX終値は年初来高値を更新したものの、大引けにかけて伸び悩む動きとなったため、終値ベースでの時価総額の記録更新には至らなかった。

東証1部の時価総額はバブル景気崩壊後の株価低迷を背景に、2003年3月末には228兆3073億円まで下落。07年6月末には567兆7284億円まで回復したが、リーマン・ショックに伴う株安の影響で、08年後半から12年後半にかけては230兆円─330兆円で推移していた。

89年12月29日に日経平均は3万8915円87銭と過去最高値を記録。同日のTOPIXは2881.37ポイントであり、きょうの終値1643.40ポイントに対し約75%高い水準だ。それにもかかわらず、時価総額が当時に迫っているのは、東証1部に上場する企業数、株式数が当時と比べ増加したことが大きな要因となっている。

(長田善行)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0O50MK20150520


15年ぶり高値の日経平均、中身さえないGDPとギャップ拡大
2015年 05月 20日 16:22 JST
[東京 20日 ロイター] - 日本の1─3月期国内総生産(GDP)1次速報は市場予想を上回ったが、押し上げた主要因は在庫増加で、消費の回復度合いも弱かった。

だが、日経平均.N225が15年ぶり高値を更新するなど株価は絶好調。追加金融緩和や景気対策などへの期待感が先行する展開だが、弱い景気とのギャップも再び拡大してきている。

<表面上はポジティブサプライズ>

この日発表された日本の1─3月期実質GDPは、前期比プラス0.6%。ロイターの事前調査で、市場予想はマイナス0.1%からプラス0.9%とかなりばらついていたが、0.6%以上と予想したのは22社中3社(0.6%が2社、0.9%が1社)だけだった。数字上は、その意味でポジティブ・サプライズだったといえる。

上振れたGDPに加え、ダウ.DJIが最高値を更新した米株高や1ドル121円台まで進んだ円安も追い風となり、20日の市場で、日経平均.N225は一時2万0278円まで上昇。4月23日に付けた年初来高値2万0252円を更新し、15年ぶりの高水準となっている。

TOPIX.TOPXは連日の年初来高値を更新となり、7年半ぶり高値水準を付けている。前場段階の東証1部売買代金は1兆3649億円とそれほど膨らんでいないが、「海外ヘッジファンドだけでなく、ロングオンリーからの買いも入っている。物色セクターも循環しており、息の長い上昇相場となる可能性も大きい」(大手証券トレーダー)という。

<さえないGDPの中身>

ただ、GDPに関しては、中身の評価はあまり良くない。前期比を押し上げた主要な要因が、将来の生産圧迫要因となりかねない在庫増であったためだ。1次速報段階では、原材料在庫や仕掛品在庫は時系列モデルで算出されるため、2次速報で下方修正の可能性はあるが、下方修正されればGDPも下押しされるため、ポジティブ要因にはならない。

今年1─3月期の民間在庫投資の実額(季節調整済)は、実質でマイナス9699億円と、2014年7─9月期(マイナス4770億円)以来の高水準(在庫の減り方が遅い)だった。製造業での在庫調整や非製造業による流通在庫の抑制により、4─6月期の在庫投資は、減少の可能性が大きいとみられている。

消費も依然弱々しい。雇用や賃金が改善、原油安の効果もありながら、10─12月期と同じ伸び率となる前期比プラス0.4%だった。輸出は前期比プラス2.4%となったが、前期(3.2%)より伸びは鈍化した。米国経済の伸び悩みや中国経済の減速などから、外需増加の期待は高まりにくい。

昨年4月の消費税率引き上げによって、日本経済は14年4─6月期、7─9月期と2四半期連続のマイナス成長となったが、10─12月期、そして今回の1─3月期のプラス成長とテクニカル・リセッションから脱したことが確認された。しかし、回復の力強さは感じられない。

みずほ証券・マーケットエコノミストの末廣徹氏は「今回のGDPを受けて、日本経済が強いのかというと、状況はさほど変わっておらず、回復は緩慢だ。力強い項目は今回もなかった」と指摘。今後も力強い経済成長はみられないというシナリオに変更はないとしている。

<ギャップ埋める政策期待>

さえない景気と急騰する株価。そのギャップを埋めているのは政策への期待だ。りそな銀行アセットマネジメント部チーフ・エコノミストの黒瀬浩一氏は、景気対策を予想している。

今年2月に総額3兆1180億円の2014年度補正予算が成立したが、消費などが息切れする前に、もう一弾の追加策が必要だという。「景気や企業業績は順調に回復しているが、円安が止まってしまえば、すべて止まる。来年の参院選を視野に、安倍政権はもう一度、景気対策を打つのではないか」と話す。

一方、市場では、日銀の追加緩和を予想する声も根強い。「日銀は景気・物価の先行きにかなり強気な発言をしており、実体経済との温度差が残るため、いずれ追加緩和に追い込まれるのではないか」(ニッセイ基礎研究所・シニアエコノミストの上野剛志氏)という。

「日銀の金融緩和はかなり無理が来ている。追加緩和があったとしても日本経済を改善させることができるかは疑問だ」(外資系金融機関ストラテジスト)との見方は多い。しかし、上場投資信託(ETF)の購入枠拡大など市場に対する直接的な政策があれば「景気はともかく、株だけは上がる」(同)というわけだ。

しかし、景気と株価のギャップはいずれどちらかに収れんする。追加緩和や景気対策が日本の潜在成長率(生産性)を上げることができなければ、株価はさえない景気にさや寄せすることになるだろう。アベノミクスの真価が問われようとしている。

(伊賀大記 編集:田巻一彦)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0O50LJ20150520  

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コメント
 
01. 2015年5月20日 18:20:09 : nJF6kGWndY

バブル確率上昇中だな

中銀や政府当局の規制が脆弱だと、プチ・リーマン再来だが

まだ痛い目にあった投資家も多いはずだ

いずれにせよリスクを取れない人は、早めにプル・ダウンしておくべきだろう

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0O50Q120150520
インフレ目標の達成確信まで利上げ見送るべき=米シカゴ連銀総裁
2015年 05月 20日 17:14 JST
[ミュンヘン 20日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は20日、2016年初めまで利上げ開始は適切とならない公算だとし、その後は徐々に利上げを行っていくべきとの考えを示した。また、インフレ率がより適切な水準に達する必要があると述べた。

同総裁はミュンヘンでのシンポジウムで、「中期的に(インフレ率が)目標の2%をわずかに上回るように、金融政策は十分に緩和的であるべきだ」と述べた。

「インフレ率は低すぎる。連邦公開市場委員会(FOMC)は、今後1―2年のインフレ率が目標の2%を達成できるとの確信が深まらない限り、利上げを見送るべき」と指摘。その上で「2016年初めの時点まで利上げが適切とはならない可能性が高い」と述べた。

エバンズ総裁は今年のFOMCで投票権を持っている。2日前にもストックホルムで同様の発言をしていた。



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