東京都が出資する新銀行東京（新宿区）が、地方銀行グループ「東京ＴＹフィナンシャルグループ」（同）と経営統合し、傘下に入る方向で交渉していることが関係者の話で分かった。石原慎太郎元知事が主導して都が設立した銀行だったが、経営統合が実現すれば、都は経営から事実上退くことになる。

　東京ＴＹは東京都民銀行と八千代銀行が経営統合し、２０１４年１０月に誕生した。

　都は新銀行東京の株式を議決権ベースで８０％超保有している。関係者によると、都が持つ株式と同グループの株式とを交換し、グループの傘下に入る方向で協議しているという。近く寺井宏隆社長が退任を発表し、週明けにも株主総会を開いて、経営統合と新社長を決める見通しだ。

　新銀行東京は当時の石原知事の発案で、資金繰りに苦しむ中小企業を支援しようと設立された。都が１０００億円を出資して０５年に開業した。しかし、ずさんな融資で経営が悪化し、０８年に都から４００億円の追加出資を受けて経営再建を進めてきた。

　１５年３月期の最終利益は１５億円で６期連続の黒字となっており、都は再建に一定のメドが立ったと判断し、東京ＴＹとの経営統合を判断したとみられる。【武本光政】

　◇東京ＴＹフィナンシャルグループ

　東京都民銀行と八千代銀行が２０１４年１０月に経営統合して発足した共同持ち株会社。両行が傘下に入る。両行を合わせた預金残高は４兆４９１３億円（１５年３月時点）で、統合時は関東の地銀で６番目の規模だった。本社は東京都新宿区。

　◇中小企業への影響懸念

　石原都政の象徴として、自治体による中小企業支援を目的に設立された新銀行東京が、その役目を事実上終える見通しになった。地方銀行グループの傘下に入る方向で東京都は協議を進めており、融資を受けていた中小企業への影響が懸念される。

　「我が国の経済の負の連鎖を断ち切る突破口となるべく、都が主体となって負の遺産のない新しい銀行を創設したい」。石原慎太郎元知事は２期目を目指した２００３年４月の知事選で、新銀行の創設を公約した。中小企業の支援を目的に都が１０００億円を出資して、石原都政２期目途中の０５年４月に開業した。

　ところが、新銀行東京は融資審査のノウハウに乏しく、不良債権が拡大した。ずさん融資が原因で０８年３月期決算での累積赤字は１０００億円を超え、東京都が４００億円を追加出資する事態になった。同年１２月には金融庁から業務改善命令を受けた。

　０７年に旧経営陣を刷新し、最大１０あった店舗を本店だけに統廃合した。経営再建によって１１年３月期決算で開業以来初めて、本業のもうけを示す「実質業務純益」が黒字となった。

　元東京都副知事の青山佾（やすし）・明治大大学院教授は「銀行への不信感が募っていた当時、中小企業のためにとつくった銀行だったが、その目的を達したかというと厳しい評価をせざるを得ない。経営統合で長年の懸案にケリをつけるなら評価できる。新銀行東京により経営が支えられている中小企業もあり、統合したとしても支障がないよう努める必要がある」と指摘した。

【山本浩資、山下俊輔、高木香奈】

　◇新銀行東京の経緯

　０３年４月　石原慎太郎氏が知事選で新銀行設立を公約に掲げ再選

　０５年４月　都が１０００億円を出資して新銀行東京開業

　０７年６月　累積赤字が膨らみ経営陣を刷新

　０８年４月　都が４００億円の追加出資

　１１年５月　３月期決算で実質業務純益で初の黒字化

http://mainichi.jp/select/news/20150527k0000m020131000c.html

まるまる、得逃げしてるようだ。

尖閣の都所有、東京都銀行、オウムに関与、維新・立ち上がれ・次世代の党、、
とろくな政治しかしてこなかった。
子供２人を国会議員にし家族３人が国会議員だと！
税金泥棒もはなはだしい一族だ。

小説で芥川賞をもらっているが、小説家に言わせるととんでもない駄作、私もそう思う。よくぞもらえたものだ。

もうやめた、くだらん男に時間さくのはもったいない、、、、

地獄に落ちる前に、綺麗に精算して死ねよ！　売国奴メ。