長官はロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで「欧州の課題は、政治・経済機関、ＩＭＦ（国際通貨基金）が十分な柔軟性を示すことだ」と発言。「もしギリシャに、必要な厳しい措置を講じる用意があれば、不要な危機を招かずにこの問題を解決する道を見出すことができる」と述べた。

そのうえで「判断を誤れば、著しく大きな被害をもたらす危機を招く恐れがある」とし、「リスクは完全に抑制されており、ギリシャ国外に波及的な影響が及ぶことはないとの考えは間違えている。誰にも全体像は見えていない」と述べた。

財務省によると、ルー長官はこの日、ギリシャのチプラス首相と電話会談を行い、支援協議をめぐりＩＭＦ・欧州連合（ＥＵ）と共通の土台を探るよう呼びかけた。
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPKBN0OC13420150527?rpc=223

　同紙が29日に掲載予定のインタビューによると、ラガルド専務理事はギリシャのユーロ圏離脱は「容易なこと」ではないが、ユーロ圏に終止符を打つことにはならないだろうと述べた。

　また、ギリシャが支援策で国際債券団との合意に近づいているとの見解を示したことについては「数日中に包括的な解決策に合意する可能性は極めて低い」と否定した。

　ラガルド専務理事はドイツのドレスデンで開催されている主要7カ国（G7）財務相・中央銀行総裁会議に出席している。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0CB4QqQIwAA&url=http%3A%2F%2Fjp.reuters.com%2Farticle%2FtopNews%2FidJPKBN0OD2AX20150528&ei=UaFnVdaXDePbmAWk4oDQCw&usg=AFQjCNENdCJuRj82ljJtFTXlPOed8CF80g&bvm=bv.93990622,d.dGY

ギリシャの第３次救済の議論はまだ先−モスコビシ欧州委員
2015/05/29 17:05 JST　

　　（ブルームバーグ）：ギリシャに対する第３次救済についての議論は現行プログラムについての同国と債権者側の「相当大きな」隔たりを埋めてからだと、欧州連合（ＥＵ）欧州委員会のモスコビシ欧州委員（経済・通貨担当）が29日述べた。
同委員は７カ国（Ｇ７）財務相・中央銀行総裁会議のため訪れたドイツのドレスデンでブルームバーグのインタビューに応じ、「第２次プログラムの査定をまず完了しなければならない。さらなる措置についてはそのあとに協議できるようになる」と述べ、「両プログラムを混同しないようにしよう」と語った。
原題：Next Greek Aid Program Isn’t on Table Yet, EU’s Moscovici Says（抜粋）
記事に関する記者への問い合わせ先： Dresden, Germany Ian Wishart iwishart@bloomberg.net; Dresden, Germany Hans Nichols hnichols2@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先： Alan Crawford acrawford6@bloomberg.net Tony Czuczka, Kevin Costelloe
更新日時: 2015/05/29 17:05 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NP3P2D6S972F01.html