足湯も閉鎖
栃木県にある塩原温泉の共同露天風呂の1つ「不動の湯」と「不動の足湯」が無期限閉鎖となることが分かった。

管理や運営を担う福渡自治会が決定したもので、報道によると、約1年前から十数人の男女のグループが週末に集まり、風紀を乱す行為を行っているところを観光客などが見つけ、多数の苦情が寄せられていたとのこと。

また塩原温泉郷公式ホームページのブログによると、「覗き目的と思われる不審人物が出没し塩原交番が出動するなどの事態」があるとしている。

それ以外にも利用客の路上駐車、放置されるゴミなども問題になっているそうだ。

他の露天風呂でも
「不動の湯」の利用料は1人200円ながら、常駐する管理人などはおらず、目が行き届かないことが多かったとしている。

読売新聞の報道によると、塩原温泉の中心街にある露天風呂の「もみじの湯」でも、同様の行為があったことから、現在は夜間の利用を中止しているとある。

ネットでは特定済み
この出来事が話題になると、早くもインターネットでは、不動の湯を舞台にしたアダルトビデオが特定されている。

アダルトビデオのカバーに写った背景と、インターネットで見ることのできる不動の湯の設備が一致しており、同地で撮影が行われたのは間違いないようだ。

こうした行為は公然わいせつ罪などに該当しないのだろうか。関係者の悩みは尽きないようだ。

■塩原温泉情報「5月31日　不動の湯閉鎖のお知らせ」
http://blog.livedoor.jp/shioryo1/archives/51960335.html

http://irorio.jp/agatasei/20150531/233433/

　◇「不動の湯」　観光客から苦情が相次いで、判断

　栃木県那須塩原市の塩原温泉郷で観光客から人気だった露天の共同浴場「不動の湯」が１日、閉鎖された。管理・運営してきた地元の福渡（ふくわた）町内会によると、約１年前から十数人の男女が集団で週末に訪れ、風紀を乱す行為をしたり、ビデオ撮影をしたりして観光客から苦情が相次いでいた。注意の貼り紙をしたり、見回りしたりしても効果がなく「放置すれば温泉郷のイメージダウンになる」と判断した。

　不動の湯は塩原渓谷の箒川（ほうきがわ）に沿った散策道に、約１０人入れる湯船が一つ設置された混浴の共同浴場。管理人は常駐せず、利用料金２００円は自主的に料金箱に投入する仕組み。

　町内会によると、ほぼ毎週末に十数人の集団が湯船を占領し、露出行為がインターネットの動画にアップされるなどしていたという。占領するメンバーが毎回同じかは不明。

　不動の湯は塩原温泉郷を代表する観光スポットの一つで、温泉郷の公式ウェブサイトや県の観光ポスターに使われてきた。温泉郷の旅館経営者は「夏休みシーズンを迎えるのに、困った。できれば明日にも再開してもらいたい」と訴え、閉鎖を知らずにこの日訪れた水戸市の男性会社員（３５）は「ぜひ復活させてほしい」と話した。【柴田光二】

http://mainichi.jp/select/news/20150602k0000m040066000c.html