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ギリシャが本当にデフォルトしたらどうなる?
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投稿者 rei 日時 2015 年 6 月 01 日 23:16:32: tW6yLih8JvEfw
 

ギリシャが本当にデフォルトしたらどうなる?
THE PAGE 6月1日(月)17時0分配信

ギリシャが本当にデフォルトしたらどうなる?
[写真]ギリシャの債務返済への綱渡りは続く。次の関門は6月5日のIMFへの3億100万ユーロの返済だ(ロイター/アフロ)
 ギリシャは5月に国際通貨基金(IMF)への返済が7.5億ユーロあったのですが、ギリシャ政府はIMFの特別引き出し権(SDR)を取り崩し、約7.5億の融資返済を完了させました。最後のとっておきのお金を使ったことになります。5月末の公務員給与や年金の支払いに関しては、地方政府や公営企業の余剰資金をかき集めて当座をしのぎました。まさに切羽詰まった状況にあるといえるギリシャですが、本当にデフォルトが発生してしまったらどうなるのでしょうか。

 デフォルトとは債務不履行とも呼ばれますが、元本や利息の支払いが滞ったり、支払い不能が生じることです。いったんデフォルトが発生するとギリシャへの信用がさらに失われ、国債が急落するなどのリスクが生じます。

 ギリシャの債務返済に向けての綱渡りは続けられ、次の関門は6月5日の3億100万ユーロのIMFへの借り入れの返済です。6月はこれだけでなくIMF向け返済資金だけでも合計16億ユーロに及びます。6月5日の返済は仮に可能であったとしても、いったん見送って月末に一括して返済する可能性もあります。いずれにしても6月18日のユーロ圏財務省会合あたりまでに、ギリシャは欧州連合(EU)からの金融支援や財務省証券発行額上限の引上げなどを確保する必要があります。

 すでに金庫が空に近い状態になっているギリシャにとり、最後の頼みの綱といえるのが、EUなどによる支援となります。EUやIMFなどは現在、ギリシャの改革が不十分として、約72億ユーロのギリシャ向け融資を凍結しています。この融資の凍結解除がなければ6月のIMFへの返済はかなり難しい状況となり、デフォルトが発生する懸念が出てきます。

 ギリシャのチプラス政権は反緊縮を掲げて誕生しました。EUなどによる支援にはギリシャの財政改革や構造改革が必要とされますが、安易に妥協すると政権内部からの批判が高まり政権基盤が揺るぐ恐れがあります。しかし、支援を受けられないとデフォルトが待っています。いまのところチプラス政権は政権内部や国民の目もあり、ぎりぎりまで交渉を続け多少でも妥協点を得て、ある程度国民の納得のいくかたちで支援を受けようとするでしょうが、それでもデフォルトの発生の可能性は十分にありえます。

ギリシャのデフォルトの発生は金融市場に大きなインパクトを与えかねません。ただし、ギリシャは2011年に債務のヘアカット(債務元本の減免)というかたちで管理型デフォルトを発生させた経緯があります。また今回、デフォルトが起きたとしてもいずれ支援が受けられるのであれば、たまたま発生してしまったデフォルトとして、その影響は危機的状況を招くようなことにはならないかもしれません。

 それより懸念すべきなのは、ギリシャが頑なに改革を避けることにより、EUやIMF、欧州中央銀行(ECB)のいわゆるトロイカからの支援が受けられなくなる事態です。これによりデフォルトが発生するだけでなく、トロイカから見放された結果、ギリシャがユーロ離脱を迫られることが予想されるためです。

 ギリシャがユーロを離脱となれば、ギリシャは統一通貨のユーロが使えなくなります。新ドラクマといった自国通貨を使わざるを得なくなります。新たな自国通貨を得てもその通貨の信用力はユーロに比べれば大きく低下することは確実です。これはギリシャの金融経済には大打撃を与えることになります。ギリシャへの資金の貸し手にも大きな打撃を与えかねません。ただし、ギリシャ政府にとっては、新たな通貨を導入する際に債務を削減することも可能となります。

 日本での戦後の新円切り替えと預金封鎖は、国民の財産を把握するだけでなく、それを差し押さえすることが目的でした。財産税により、差し押さえたものから強制的に徴収することで、それを原資に内国債の償還に当て、債務を減少させたのです。ギリシャにとっても債務削減は必要であり、同様の事態が発生する懸念があります。

 これはギリシャ国民に大きな負担を強いることになります。そのような選択をギリシャ国民がすることは考えられません。しかし、ギリシャでは銀行預金がかなり引き出されているといった動きも出ています。ギリシャの家計と企業による4月の預金残高は2004年9月以来で最低となりました。

 IMFのラガルド専務理事は、債務危機に直面しているギリシャについて、ユーロ圏からの離脱もあり得ると語ったように、トロイカと呼ばれたギリシャ支援団の一部から、やや突き放したような発言も出ています。これはチプラス政権というよりもギリシャ国民に対して、ユーロ離脱という選択肢はとれるのか、それで良いのかと問いかけているかと思われます。ギリシャ国民には6月末に向けて、大きな選択が迫られることになります。

(久保田博幸/金融アナリスト)

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最終更新:6月1日(月)17時47分THE PAGE

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ドイツ財務相:ユーロ圏の政策責任、ギリシャ1国に限らない Bloomberg 5月30日(土)4時58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150601-00000009-wordleaf-bus_all&p=2
 

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コメント
 
1. 2015年6月01日 23:17:19 : jXbiWWJBCA
欧州外為早朝 ユーロは反落で始まる 対ドル、ギリシャ情勢が重荷
2015/6/1 16:28
【NQNロンドン=菊池亜矢】1日早朝の欧州外国為替市場で、ユーロ相場は対ドルで3営業日ぶり反落して始まった。現地8時時点では1ユーロ=1.0935〜45ドル近辺と前週末16時時点に比べ0.0025ドルのユーロ安・ドル高となっている。ギリシャの金融支援協議を巡る不透明感がユーロ相場を押し下げている。一部の外国通信社が「協議は週内に合意する可能性がある」との欧州連合(EU)委員の発言を伝えたが、給与や年金などの国内改革にギリシャ側は消極的な姿勢を崩していない。5日に期限が迫る国際通貨基金(IMF)への3億ユーロの支払いのメドも立っていないとみられ、ユーロは積極的に買いにくいという。

 ユーロは対英ポンドでも売られ、4営業日ぶりに反落して始まった。1ユーロ=0.7155〜65ポンドと同0.0025ポンドのユーロ安・ポンド高となっている。

 英ポンドは対ドルで6営業日ぶりに反発し、1ポンド=1.5265〜75ドル近辺と、同0.0010ドルのポンド高・ドル安となっている。

ギリシャが今週IMF返済遅延したら、どうなる?
2015/6/1 8:51
 日米欧7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で今回の急速な円安進行は事実上「おかまいなし」ということになった。市場目線で見ると、今回の円安はニューヨークが震源地のドル高だからだ。しかも、ニューヨークのヘッジファンドが、円売りの主体になっている。そもそも、投機的ドル買い円売りを誘発したのが、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の年内利上げ示唆発言だ。いっぽう、日本側で、追加緩和などの円安要因が急浮上したわけでもない。したがって、通貨安誘導のそしりを受けるいわれはない。

 G7での話題は、もっぱらギリシャであった。

 ルー米財務長官は、ギリシャのユーロ離脱に触れ、「アクシデント」という表現で、その可能性を示唆した。「アクシデント」のシナリオについては、本欄5月28日付「ギリシャの偶発的デフォルトを懸念する市場」を参照されたい。

 国際通貨基金(IMF)のホームページ掲載のマレー副スポークスマンと記者団との質疑応答記録にも、「ラガルド(IMF)専務理事とルー米財務長官は、G7でドレスデンにいる。ドイツでは、ギリシャ問題のトピックが際立っている」と記されている。

 なお、ドレスデン発で最も市場の関心をひいたのが、ラガルド専務理事の「ユーロ離脱は、一つの潜在的可能性」というドイツ紙での発言。「(ギリシャ問題は)公園の散歩のように気楽な話ではない。金融制度の安定を目指すIMFとしては、欧州連合(EU)圏内での合意・解決を望むが、(ユーロ離脱の)潜在的可能性は残る」と語っている。IMF専務理事ゆえ、市場には響く。

 IMFチーフエコノミストも「ユーロ離脱しても、破壊的ではない」と語っている。対して、ギリシャのバルファキス財務相は「IMFは2000年代半ばに信認欠如に至った暗い歴史を持つ」と議会で発言。いずれも、先述の質疑応答で、指摘されている。

 そのような状況下で、6月5日を皮切りに今月は4回にわたるギリシャ向けIMF融資返済期限が控えている。

 そもそも、ラガルド専務理事とギリシャ問題の関係は根深い。

 仏財務相時代、HSBCジュネーブ支店に銀行口座を持つ2000人以上のギリシャ人実名リストを入手。後に「ラガルド・リスト」と呼ばれたこのCDを、当時のラガルド財務相は、ギリシャの当時の財務相パパコンスタンティヌ氏に渡した。しかし、ギリシャ側は本格的税務調査に乗り出さず、国民の不満が高まった。その後、パパコンスタンティヌ氏が、CD情報をUSBへ移したとき、親族の名前が消えていたことが発覚して、執行猶予つき有罪判決を受けた。本件は、ギリシャの納税・徴税意識の希薄さを象徴する事例として、いまだに、語られている。チプラス現首相が、救済団から求められている改革案の目玉に「徴税制度改革」をもってきたのも、このような背景があるためだ。

 しかし、救済団側は、「年金・労働制度改革」という「岩盤規制改革」を強く求め譲歩する気配はない。「ボールはギリシャ側のコートに投げ込まれた」と主張する。

 いっぽう、チプラス首相は「IMF融資返済より年金支払いを優先させる」と公言。あたかも「そのボールは固すぎて打てないから、もっと打ちやすいボールを投げろ」といわんばかりだ。

 野球に例えれば、センターとライトの守りの「お見合い」によるポテンヒットのごとき「偶発的ユーロ離脱」が生じるリスクが生じている。

 では、6月中にIMFへの返済が滞るとどうなるのか。

 まず、ただちに「デフォルト」にはならない。

 ギリシャは6月の返済4回分を月末(6月30日)にまとめて支払うことができる。これはマレー副スポークスマンも「前例あり」ということで公式に認めている。

 更に、同氏は、IMFへの返済遅延の場合には「長いプロセスがある」と述べている。まず、遅延を専務理事に正式通告して、IMF理事会が返済遅延と認定する。このプロセスに約2か月かかるのだ。

 ただし、市場は、ただちに反応するだろう。

 次に、返済遅延国と正式認定されると、どうなるのか。それは、IMFからの新規融資を受けられなくなるということだ。

 マレー氏は「そもそもIMFは188カ国の基金で、我々にはカストディアンとしての受託責任がある。そこで、IMFから融資を受けた国は、188カ国から借金しているということだ」と説明している。

 ということは、国債のデフォルトとは異なり、債券市場での資金調達の道がただちに閉ざされるわけではない。

 とはいえ、7〜8月の大量国債償還に備えるには、IMFを含めたEU,欧州中央銀行(ECB)のトロイカ救済団からの新たな「第3次救済スキーム」が絶対的に必要である。

 かくして、ギリシャの信認はますます低下し、ギリシャ株は売られるだろう。

 また、ただちにユーロ離脱とはならないが、地域共通通貨制度が不可逆的な事実との認識が崩れ、単なる国々の約束事と見られ、約束を守らない国が出るとの認識が広まるだろう。

 市場の不安心理が募ると、日本にとっては、ジワリ円高要因となり、一時的にせよ円安の進行を抑制することになろう。連騰の株価には、調整売りのキッカケを提供することになりうる可能性をひめる。


豊島逸夫(としま・いつお)
 豊島逸夫事務所(2011年10月3日設立)代表。11年9月末までワールド ゴールド カウンシル(WGC)日本代表を務めた。
 1948年東京生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行後、スイス銀行にて国際金融業務に配属され外国為替貴金属ディーラーとなる。チューリヒ、NYでの豊富な相場体験をもとに金の第一人者として素人にも分かりやすく、独立系の立場からポジショントーク無しで、金市場に限らず国際金融、マクロ経済動向についても説く。
ブログは「豊島逸夫の手帖」http://www.mmc.co.jp/gold/market/toshima_t/index.html
ツイッター(http://mobile.twitter.com/search?q=jefftoshima)ではリアルタイムのマーケット情報に加えスキー、食べ物など趣味の呟きも。日経マネーでは「現場発国際経済の見方」を連載中。日本経済新聞出版社や日経BP社から著書出版。業務窓口は jefftoshima@hyper.ocn.ne.jp


2. 2015年6月02日 08:08:41 : jXbiWWJBCA

ユーロ圏周辺国債利回り上昇、ギリシャ懸念高まる
2015年 06月 2日 04:17 JST
[ロンドン 1日 ロイター] - 1日のユーロ圏金融・債券市場では、ギリシャが前日までに支援団と合意できなかったことを受け、ギリシャを含む周辺国国債利回りが上昇した。

ギリシャは5月31日までに支援協議で合意することを目指していたが、ユーロ圏当局者によると、同国が年金改革などを拒んでいるため、協議は暗礁に乗り上げていると指摘。1日午後にも何らかの合意が発表されるとのうわさが出ていたが、これも否定された。

5日には約3億ユーロの国際通貨基金(IMF)融資が返済期限を迎えるなか、ギリシャ支援をめぐる圧力は高まっている。RIAキャピタル・マーケッツのニック・スタメンコビッチ氏は、「ギリシャが5日の返済期限を守れるかどうか、市場では緊張が高まっている」とし、こうしたなか周辺国国債のエクスポージャーを縮小させる動きが出ているとしている。

ギリシャ10年債利回りは32ベーシスポイント(bp)上昇の11.60%。2年債利回りは156bp上昇の25.09%となり、2014年7月の発行時以来の高水準を付けた。

国債利回り上昇は他の周辺国にも広がり、ポルトガル10年債PT10YT=TWEB利回りが2.74%と15bp上昇したほか、イタリア10年債IT10YT=TWEBは1.93%、スペイン10年債ES10YT=TWEBは1.91%と、それぞれ7bp上昇した。

独10年債DE10YT=TWEB利回りは3bp上昇の0.52%。この日発表の米経済指標で4月の米建設支出が2008年11月以来約6年半ぶりの高水準となるなどしたことを受け米国債利回りが上昇。独連邦債利回りはこれに連動して上昇した。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0OH36S20150601


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