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2013年から竜山など3カ所で進行

「炭疽菌実験は初めて」嘘偽である可能性

駐韓米軍が生物兵器への対応の一環として、生きている炭疽菌だけでなく、「地球上で最も強力な毒素」とされるボツリヌスまで韓国に事前通知することなく持ち込んで実験したのではないかという疑惑が起きている。先月27日、「韓国で初めて炭疽菌実験をした」と、在韓米軍の釈明に対する不信も一層増幅されている。

ハンギョレ新聞が3日、米国の防衛産業の業界団体HPと米軍の軍事メディアなどを介して確認した結果、駐韓米軍は2013年6月から、北朝鮮の生物兵器攻撃に対する防御を目的とし、ソウル・龍山、京畿道・烏山など国内3ヶ所の米軍基地内の研究室で生物兵器への対応実験をする「ジュピター（JUPITR、連合在韓米軍のポータルと統合脅威認識）プログラム」を進めてきたことが明らかになった。先月27日に問題になった烏山空軍基地内の炭疽菌のサンプルの実験も、この「ジュピタープログラム」の一環であった。

2013年3月19日、米防衛産業協会が主催した「生物化学防御計画フォーラム」に参加した米陸軍「エッジウッド化学生物学センター」の生物科学部門の責任者であるピーター・イマニュエル博士は発表資料で「ジュピタープログラムと在韓米軍が韓国で北朝鮮の生物兵器攻撃を防御するために、2013年6月から着手する軍事プロジェクト」とし、このプログラムの毒素分析1段階の実験対象は、「炭疽菌とボツリヌスA型毒素」だと説明した。イマニュエル博士は、米軍の生化学防御合同参謀局が進行する「ジュピター」プログラムを導いている。

在韓米軍司令部はこの日、報道資料を通じて「27日烏山空軍基地から炭疽菌の疑いのある標本の露出の可能性を調査するための慎重な予防措置を実施した」とし「オサン空軍基地にある緊急隔離施設で炭疽菌標本を廃棄処分にした」と明らかにした。

イマニュエル博士はボツリヌスと炭疽菌の実験を主導する研究所として、龍山の65医務連帯と烏山の51医務戦隊、位置を具体的に明示していない（忠南）米陸軍公衆衛生局傘下の環境研究所など3カ所を指摘した。

以来、在韓米軍は、実際のジュピタープログラムに基づいて烏山基地に炭疽菌のサンプル分析装置などを設置して、先月27日、炭疽菌のサンプル実験を実施した。これにより、同じジュピタープログラムの実験対象ボツリヌス毒素のサンプルはまた、炭疽菌と同様に、韓国の予告なしに搬入され、実験が行われたではないかという疑惑が提起される。ボツリヌスは炭疽菌に比べて最大10万倍ほど毒性が強い物質である。

駐韓米軍側はハンギョレの問い合わせに「答えるべき情報を持っていない」と回答しなかった。

ハンギョレ
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