米国で懸念される「第二のサブプライムローン」問題とは？（写真＝Thinkstock/Getty Images）

米国で懸念される「第二のサブプライムローン」問題とは？
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150613-00000009-zuuonline-nb
ZUU online 2015/6/13 19:52

　現在、金融市場ではFRBがいつ利上げに踏み切るのか、またその上昇幅をどこまで継続するのかに大きな注目が集まっている。しかし、その裏側で第二のサブプライムローン問題の気配が見え始めている。それが自動車版サブプライムローン問題だ。

　3月には米金融機関大手のウェルズ・ファーゴが自動車サブプライムローン市場を抑制する方針を打ち出すなど、金融市場にもすでに変化が見られている。

■自動車販売好調の裏には低所得者向けローンの存在

　米国の調査会社オートデータがまとめた2015年5月度の全米自動車販売は、前年同月比で1.6％増加、季節調整済みの年率換算は1779万台となっている。

　サブプライムというと、不動産のローンだけがターゲットと思われる方も多いだろう。だが実は、優良客であるプライム層よりも下位の層で、通常ローン審査には通らないような信用度の低い人に向けてローンが自動車販売にも用意されている。これが好調な全米の自動車セールスを支えているわけだ。

　2008年の金融危機直後は、さすがにすべての金融機関がサブプライムローンの引き受けに慎重な姿勢を見せていた。しかし、2012年ごろから次第にその引き受け姿勢を和らげる動きが顕在化している。この背景には、3回にわたるQE・量的金融緩和を追い風に貸し出しが急増してきたといえる。

　市場規模も小さく、もともとの滞納率も低いことから徐々にその貸付条件が緩み、低所得者向けのサブプライムローンの残高が急増しているのだ。対照的に、中・高所得者向けローンの伸びは緩やかにとどまっている。

　米国格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ（S&P）によれば、この自動車向けのサブプライムローンの残高は2015年中に220億ドルに膨れ上がり、過去最高を更新すると予想されている。

■FRBの利上げが市場に大きな影響を与える可能性も

　現時点でもすでに、この関連のローン金利では20％に達するものがある。自動車ローン金利が上昇に転じれば、こうしたサブプライムローンが先行して利上げの対象となり、応分の影響がでることは確実と見られる。特に過度に長期のローンを組んだ案件や、車の価格以上にローンを設定して余剰金を上乗せした案件などは、契約者の焦げつきや破綻を生じやすい。変動利率で契約しているものは、今後想像以上に損失が広がる可能性がある。

　果たして大きな損失を抱える問題に発展するのか、沈静化に向かうのかが実に注目される状況になっている。仮に大きな損失を出さずにすんでも、利上げが米国の自動車販売を冷やすことは明らか。世界を牽引してきた一人勝ちのアメリカ経済の減速につながることも危惧される状況だ。（ZUU online 編集部）

コメント
1. 2015年6月14日 05:30:58 : snAc501eHi 滅び行く大国；アメリカ。 崩壊寸前のアメリカ。 アメリカに大量殺戮された恨みを忘れ、積極的協力支援するそうな。 それも植民地国家として、、、奴隷国家として、、、 こんなバカなことがあり得るのが、不思議ですよね。 支配国アメリカは、黙って積極的協力しなければ自滅・崩壊する。 自滅を待てば、日本は自立独立できるのだ。 この間に、自衛力を蓄えなさい。 言うこと聞かぬと、攻めてきたら、追い払うだけの自衛力を蓄えるのです。 核を使われたら、、どうにもこうにもなりませんがね。 一ヶ月で作りますか？プルトニウムは、ほら福島には捨てるほどありますよね。 まずは、経済の積極的協力は控えなさい。 米国債など、紙切れになるのです。買うのはやめなさい。 思い入れ予算は、廃止しなさい。 基地運営費がなくなれば、駐留軍は自然と縮小し撤退します。 政府は、毅然たる態度でアメリカに対応しなさい！ 国家・国民主権を手渡す馬鹿政治家（日本の安倍シンゾー）は、失格です。 アメリカ支配層は、日本をイエロ-Monkeyくらいしか思っていないのですから。 勤労意欲の高い日本から富を収奪することしか考えていません。 アメリカ人は、本来は手を携えて協力できる人たちなのです。 アメリカ支配層が、問題なのです。 アメリカ人も、この支配層にはうんざりしているのでないでしょうか？ 日本国民、アメリカ国民は、同じ思いではないでしょうか？ ほら，ＴＰＰだって、アメリカ国民は反対しているでしょう。 でしょう、日本国民と同じ思いなんですよ！
2. 2015年6月14日 07:22:04 : L9e4POMwRs 自動車ローンだけでなく、学資ローンもやばいんじゃない！
3. 2015年6月14日 07:27:49 : 1n02pfX4b6 「滅び行く大国；アメリカ」さん、残念ながら米国は滅びませんよ。 再度、英米が覇権を握ることは確定です。 アングロサクソンは、やはり頭が良いようです。 衰退するのは中国やEUの方ですね。 ともに、日本から搾取できなくなり、 麻薬が封じこまれれば両者ともに極貧の国に戻ります。 反対にインド、中国の溜め込んだGOLDを、 英米が上手く利用して部分的金本位にして、 現状の貨幣制度を換えれば、英米が覇権を握ることになります。 ちなみにインド、中国ともに、かっては英国の植民地です。 また武力は、米国がダントツですから。 原油だって、米国は封印して溜め込んでいますし、 掘れば中東以上に出るようです。 食料生産はカナダ、南米で十分できます。 いくら頑張っても中国やEUは歯が立たないでしょう。 南北朝鮮は、また殺し合いを演じて、日韓併合前に戻るようですし。 日米同盟、日英同盟で脱亜こそ日本の生き残る道です。 小泉に騙され、民主党に騙され、橋下の維新会に騙されるような愚民政治の国。 中国は勿論、南北朝鮮にさえ頭の上がらない政治屋、官僚だらけの国で、 独立だの核武装だの笑止です。 核なんか持てば、麻薬、パチンコマネーで汚染された政治家、官僚が即韓国や北朝鮮に献上でしょう。 税金のチョロマカシ記者会見で、泣き叫ぶ西宮の元キムチ県議。 日本が独立などすれば、完全にキムチの植民地にされ、 男は奴隷、女性は強姦され、老人子供は撲殺でしょうか。 進駐軍のいない敗戦直後に逆戻りです。 勿論、私はTPP賛成派です。 一部のキムチ系の連中の暴利を貪る利権を打破するために、 是非TPP参加を。 そして不参加の場合は、東朝鮮日本も南北朝鮮とともに滅亡でしょう。
4. 2015年6月14日 12:19:06 : U5KXKxUXIg 統一協会くさい書き込み
5. 2015年6月15日 08:15:49 : 8UUUotDjO6 2. 2015年6月14日 07:22:04 : L9e4POMwRs 自動車ローンだけでなく、学資ローンもやばいんじゃない！ ＞ 一番やばいのが彼らが言及したがらない住宅。

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