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公共投資の逆襲
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投稿者 一言主 日時 2015 年 6 月 19 日 11:40:06: AlXu/i8.H/.Es
 

公共投資の逆襲

バブルが弾けてから既に20数年が経とうとしている。
ここにきてようやくデフレ下の公共投資が、経済を波及的に縮小させていることが顕著になってきた。おびただしいインフラの拡大がなんら経済を成長させていないのである。

それどころか地方の空洞化が目立ち始めてきた。公共投資の恩恵が少ない地域や産業が空洞化し、人口の流出や、多くの企業の倒産廃業から、商店街、駅前通りなどの地域経済協同体(コミニティー)破壊されている。

その上国の借金が莫大なものになっている。

デフレ下の公共投資は、投資された地域に、資金、人、技術、建設資材、建設機材、資源が集中し、インフラ(社会基盤)はできるが、それ以外の地域から、資金、資源、人、建設資材を奪い取るため、それ以外の地域を広範囲に疲弊させる。

公共投資で潤った地域の発展以上に、それ以外の広大な地域を衰退させるのである。

その結果、借金で賄った公共投資の費用によりインフラ等の設備や施設は完成するが、借金で賄った公共投資の費用は、実体市場の縮小収縮により全く徴収できず、実体市場の借金増と合わせて借金額が2倍になる。
これが日本の大借金の原因のひとつである。

デフレ下の公共投資が借金を倍増させることは理論的に容易に推測されたが、実際に実体市場において、借金を倍増させていることは分かりづらかった、しかしここにきて、地域経済を空洞化させ疲弊させていることからはっきりと認識できるようになった。

バブル崩壊後のデフレの当初は、まだまだどの地域も経済がしっかりとしており、市場の大規模な収縮が起こっていても、目で見えるところまでいかなかったのである。

そのためこのようなことをいっても何を言っているのだという反応が大半であった。

しかし現在、バブルが崩壊し、デフレに陥ってから20年近く経った現在、多くの地域で、地域経済の惨状が明らかになってきたのである。目で確かに誰しもが見えるようになってきたのである。

それでも現在、なお多くの政治家や専門家は、公共投資をした最初の生産増による実質GDPの成長率に目をくらまされ、公共投資神話に酔いしれたままである。
実際は公共投資がより速く経済を衰退させていたのである。

若年労働者の流出、商店街のシャッター通り、飲食店、喫茶店の減少、などにより町がなくなる悪夢が、あるいは商店街の廃墟化が多くの人に見通される事態になってきた。

デフレ下の公共投資は明らかに、実体市場の物の生産を増加させながら資金を枯渇させている。

ケインズ経済に代表される乗数理論は、インフレや正常な経済で、拡大再生産が行われている場合に成り立つ理論であるに過ぎない。

それは公共投資分の乗数倍の規模の市場に波及し、公共投資分の貯蓄、もしくは付加価値が形成されるというものである。

(簡単に言うと、100億の公共投資は、実体市場を乗数倍の規模で発展させ、貯蓄を100億増やすという理論)

なるほど日本の高度成長期は物の見事にその成果が現れた。

しかし市場が縮小循環にあるデフレ下では、そのような乗数効果は全く見られない。それどころか莫大な借金が残ってしまった。

その根本原因は、デフレ下では貯蓄よりも借金の方が大きく、その返済のために経済が縮小循環になっているためである。

貯蓄より借金が大きいから、限界貯蓄性向などというものが成り立たない。逆にどの程度の借金返済率があるかにより、逆乗数が存在している。

例えば、デフレ下で、インフラ整備のための莫大な公共投資が行われると、その関連企業の生産が波及的に増加する。しかしデフレ下の多くの企業は、借金過多のため、赤字を余儀無くされる。

すなわち借金による100億の公共投資は、逆乗数倍の規模で生産を刺激するが、100億の借金を作ることになる。

投資したインフラだけができあがるが、企業に貯蓄が生まれず、借金が倍に増くれあがり、デフレがどんどん進行する。

バブル崩壊後、莫大な借金による公共投資を繰り返してきた。その都度、一時的な、自律しない成長を繰り返し、人々は実質GDPが伸びたことに束の間安堵したものだ。

しかしその都度、借金を加速度的に増加させた。そして日本の産業基盤をより速く疲弊させ、産業の崩壊を早めたのだ。

私達は、インフレ下で是であった公共投資を、デフレ下で行うことの愚を知り、これ以上の景気対策という名の公共投資を止める又は止めさせる必要がある。

アベノミクスが始まって、既に2年以上が経つが、ここにきて再び経済の停滞が明らかになってきている。
今期の456月期、789月期のgdpの成長率の鈍化が明らかになると
、政府はまた再び同じような公共投資を気が狂ったように仕掛けるであろう。しかしそれは一時的な痛み止めに過ぎず、事態はさらに悪化するのである。

デフレ下では、公共投資神話は本当に神話であり、
公共投資に頼る景気対策を即刻止めさせなければならない。

東北復興や、2度目の東京オリンピック、リニア、などの公共投資型の景気対策はデフレ下では無意味である。

東北に立派な防潮堤や東京にすばらしいオリンピック施設、日本の中央にリニア幹線ができるだろう。
しかしその他の地域は見る見る疲弊し、漠漠たる光景となろう。

日本は公共投資によって滅びようとしている。阿部政権のオリンピックに掛ける意気込みが、日本をノックアウトするのである。

これ以上の安易な景気対策として無意味な公共投資をしてはいけない。社会資本として意味の有るものだけに絞り、消費を増大させる方向への投資に振り替える必要が有る。

一言主
参照
http://blog.so-net.ne.jp/siawaseninarou/
http://www.eonet.ne.jp/~hitokotonusi/

(現在日本の病巣の一つは、あまりに多く公共投資をしたため、公共投資で潤う企業が既に莫大な借金を返し終え、内部留保が増え続けていることだ。(例ゼネコン)そして莫大な公共投資の借金が消費税を引き上げさせ、肝心の消費がどんどん減少していることである。)
 

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コメント
 
1. 2015年6月19日 12:00:10 : nJF6kGWndY

>デフレ下の公共投資が、経済を波及的に縮小させている

ここまで来るとアホとしか言いようが無いな


2. 2015年6月19日 12:05:32 : m9ywcMW68Q
公共投資って言ったって、平屋の鉄骨で維持費が安くて耐震性も高い介護や医療施設をもし以前から作っていたなら、その分住民の老後や医療負担は少なくてよかったわけだし、平屋かせいぜい2階建てくらいだったら、広い土地を要するから、その地域の地価は落ちにくい。
だから住民はもっとリッチで生活負担も少なかったはず。
ところが医療や介護や或は保育などの社会保障とはかけ離れた、図書館だの資料館だの、コミュニティーセンターだの公会堂だの、スポーツ施設だのをやたら作った。
これらは民間だけが行い、必要度が低下したら淘汰されて無くなるか或は用途変更すべきもの。
こうしたものは住民の生存保障の面で優先度が低いどころか、津波の時はここへ避難してしまったばかりに大勢の人が亡くなったりもしている。
医療、介護、保育などに転用できる造りなら、すぐにすべき。
それと多層構造のハコモノは、ストロー効果でその周辺地域の土地をかえって下落させるケースが多いから平屋にすべき。
公営住宅だって存在意義が疑問。
住民の持つ空家を借りる人が「公的家賃補助」とかの形態をとれば、住民には家賃が入るから税収にもなる。欧州ではそうしている場合が多い。
現状では自治体が自ら不動産屋をして、住宅をダブつかせて、結局公営施設の維持費と税収減で自らの首を絞めているケースが多い。
所得再分配なら医療や介護、保育などにすべき。
そう言う関連の公共施設で維持費や安いなら、まあギリギリ許容範囲か、と言うところではないか。
土建屋やハコモノ、インフラ維持の事業者優先で所得再分配をする時代は終わってます。

3. 佐助 2015年6月19日 18:56:04 : YZ1JBFFO77mpI : EADAn2gPfQ
日本だけではない世界同時の現象を解決しいと何やっても諸刃の剣となる。

2007〜10年にスタートしている第二次世界金融大恐慌は、ドル一極からユーロ・円(元)三極への移行が根因で,この対策をしなければ,平時と同じ公共投資や補助金や円安株価上昇などやっても経済はさらに落ち込み続けます。前回ポンド中心からドル中心に移行した事実が公認されたのは、第二次大戦後だ。為替のポンド表示がドル表示に切り替わるには、さらに十年かかった。どんなルールも、その本質が変化した後、長く形式は残るため、経済現象の周期の表示は難しい。

第二次世界金融大恐慌のスタートが、2007〜10年に不可避だったのは、人間がバブルに巻き込まれ財産を失うのも、ムズムズ(機会損失)の心理法則に支配されるためだった。そして人間は「予期されない出来事」に遭遇すると思考が停止し、死を連想するため、逃走パニックを発生させるのです。

どんな経済システムもプラスとマイナスを発生させる。マイナス作用を最小にし、プラス作用を最大にするには、悪玉/善玉や勝組/負組の見方から脱出しなければならない。

インフレ待望論者は、インフレを起こせば、国家や企業の赤字は、手品のように消えてなくなる。と同時に、利益のない低価格に悩む企業を助けられるという妄想を抑えることができない。

しかも金融商品と原材料の値上がりを放置しながら、消費者の所得は増やさないまま、生産工場を海外に移転した、どうなるか? その答えは、国内市場が縮小するため、消費者物価のインフレは発生することができない。そのために日本は最大の打撃を受ける、それは国内市場の縮小を海外市場の拡大によってカバーされた、蜃気楼化された経済指数が正体だからだ。それは、ドルのキン離れによる世界の信用膨張で、最も恩恵を受けた国が日本だからだ。そのため、日本は、最大の打撃をこうむる。

60年〜80年代の日本は、10年間に物価は倍増したが、消費者の購買力も倍増したので、万事めでたしとなった。そこで、75%の日本人が、中流階級になったと幻覚できた。この幻覚を再現するのに、インフレが必要だと、エコノミストは妄想を隠さない。

消費者の購買力を縮小させたまま、人為的にインフレ発生させ、国家と企業の悩みを解消したいというインフレ待望論者の妄想は、雄鶏の首を締め殺せば、早起きから開放されると考えたイソップ物語の寓話とそっくりではないか!

前回の80年代のバブルの崩壊では、日本の企業は売上を三年間で半減させた。そして、不動産価値は十分の一以下になった。だから、不動産暴落の打撃が軽微だった企業は、輸出入を拡大し、店舗を拡大して成長することが可能だった。しかし、売上を越えた借金を、不動産価値で支えていた有名企業(大企業)は、政府のてこ入れにもかかわらず、2015年過ぎると四苦八苦に苦しみ産業革命に乗り遅れた企業は消滅する。そして、生き残った企業も、既存店の売上や国内販売の売上高の低下を解消できないまま、経済指数三分の一以下という長期不況に突入しなければならない。

長く、金融会社の倒産がなくなると、この教訓を、国家も企業も個人も忘れ、木を見ても森を見なくなり、すべての人間が、死を連想して思考を停止し、死から逃れるために、逃走パニックを発生させる。

政治・経済の指導者は世界恐慌から早期脱出する手段は戦争であるという妄想をもつ人はビックリするほど多い。なにしろ日本は、朝鮮戦争特需やベトナム戦争特需を体験しているため、戦争による景気回復を待望する妄想は、鍵もかけないで放置されたままである。そのために戦争が金融大恐慌から脱出る早道だという妄想を捨てられないのです。

世界金融恐慌の打撃を軽減し、経済指数の早期上昇を可能にするには,「経済鎖国」である。そのため、世界的バブルの影響は軽減されるが、経済の停滞は避けられない。そのために自由経済システムそのものも腐敗堕落が避けられない。


しかしカジュアル期(2000-2020年)は、新しいルールを受け入れ、古いルールを破壊する社会的心理が多数派となる。そこで、新しいカジュアル商品と、新しい技術商品の市場の普及が加速される。そのために、先覚商品市場の打撃は、更に軽減される。

1930年代の米国と世界のエレクトロニクス産業が、次々と魅力的な商品を開発し、どの産業よりも、縮小&倒産は軽微だったのは、そのためだ。

だから日本は、慣習期の商品にあぐらをかき、市場拡大のインパクトのある商品を開発できなかった企業は、縮小&倒産は避けられない。

0年代の失われた10年を、激烈な輸入と店舗拡大競争によって成長した流通企業と不動産企業は、借金が売上を上回る。そのために、その縮小スピードを、景気の縮小速度より遅延させれば、倒産消滅は避けらない。

米国を襲った30年代の大恐慌が、各産業のトップ企業を入れ替え、次の時代をリードする企業を誕生させ急成長させた理由は、以上のとおりである。1950年代以降の世界的企業の多くは、1930年代をチャンスにして登場した企業なのだ。当時の瀬科的商品の優位性は米国,今回は日本なので凄まじい大企業の消失劇を体現することになる。シャープや東芝は序の口,2015年過ぎると本番を迎える。そして2019年から東南アジアの工業都市に徐々に追い付かれ抜かれます。


政府官僚の技術革新の無視と拒絶と遅延によるクレイズ(気が狂ったの意味)が原因,そのために大企業のファド(消えるの意味)が発生する。


一国の好不況の景気循環は、そのGDPの30%を占める基幹産業の好不況によって決定される。日本の基幹産業は、戦後は化学肥料・セメント・布帛の三白景気に、砂糖や紙を加えた産業が、基幹産業とよばれた。今日では、自動車産業とエレクトロニクス産業と建築産業の三大基幹産業が、国内の好不況の景気循環に影響を与えている。これらの基幹産業の売上と利益の25〜75%をしめる.要な商品アイテムが、ミニバブルとミニパニックを発生させる。それが同期すると、景気後退の谷は深くなる。そして、長期の景気上昇期には、山と谷の期間の比率は3対1となるが、長期の景気下降期には、比率は1対3に逆転する。

本当の原因が分かり、解決できない現象は、この世の中にはありません。ところが、脳と心の物理設計には、「結果を原因に倒置する経験回路(この神経回路で、動物は行動を修正し生命を維持しています)をもつため、目先だけを認識し、本当の根因が見えません。そのため、慌てて目の前に見える現象を原因だと錯覚し、間違った対処法をします。だから、ナゼ世界で同時に信用収縮が発生したのか?ナゼ大暴落をとめることができないのです,80年ぶりの世界信用恐慌に、どの国も、効果的に対応できない。

世界信用恐慌から早期脱出するためのマニフェストは、第二次産業革命へ大胆にシフトすることです。そしてドル一極からユーロ・円(元)などの多極化への移行を実現させないと解決しません。


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