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没落シャープ、驕りを物語る「土下座事件」 悪評高き傲慢さの代償、危機を笑う人々(Business Journal)
http://www.asyura2.com/15/hasan98/msg/401.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 7 月 02 日 01:33:06: igsppGRN/E9PQ
 

                       シャープのロゴ


没落シャープ、驕りを物語る「土下座事件」 悪評高き傲慢さの代償、危機を笑う人々
http://biz-journal.jp/2015/07/post_10579.html
2015.07.02 Business Journal


 池に落ちた犬は叩け――『大辞林 第三版」』(三省堂)には「池に落ちて弱っている犬に、追い打ちをかけて叩くように、最後まで手加減せずに徹底して攻撃することのたとえ」と記されている。現在、弱っているところを徹底して攻撃されている企業といえば、シャープだろう。身から出たサビとはいえ、メディアには経営の迷走ぶりを糾弾され、甘い顔をしてきた銀行団も厳しい姿勢を崩さない。とはいえ、「犬」にも池に落ちてしまったそれなりの理由があるようだ。

■驕り

 シャープが6月23日に開催した株主総会は、開催時間が3時間23分にも及び、過去最長となった昨年を1時間も上回った。株主からは業績低迷や経営陣の手腕を批判する声が相次いだ。会場外で取材に応じた株主のひとりは「結局、何も変わっていませんよ。驕りがいまだにあるのでは」とため息を漏らす。
 
 シャープを語る上で避けて通れないのが技術力。近年では「世界の亀山モデル」で家電業界を席巻し、経営危機が訪れても半導体技術「IGZO」への自信は揺らがなかった。電機業界担当アナリストは「技術力に対する絶対的な自信が奢りを生み、経営の目を曇らせたのに自覚がない」と指摘する。

 シャープの驕りを物語るエピソードがある。「リーマンショック前のシャープの姿勢はあまりにもひどすぎた。正直、今回の危機で感情的にすっきりした銀行員も多いと思いますよ」。政府系金融機関でかつて電機業界を担当した職員は、こう漏らす。

 今でも在阪の金融機関担当者なら一度は耳にしたことがあるのが、「シャープ土下座事件」だ。2009年、リーマンショックの傷痕も癒えぬ中、世界的な業績後退からシャープはいち早く回復。この年の秋に約4300億円を投じて、世界最大級の液晶パネル工場を建設した。取引先が軒並み業績悪化で融資先が見つからない銀行にとって、シャープは数少ない貸出先であり上客だった。

 大手銀行の行員は「当行は結果的に取引できなかったが、当時はなんとかシャープに食い込もうと必死だった。ただ、役員クラスが挨拶に行っても、現場担当レベルに対応され、話もまともに聞いてもらえず、けんもほろろに断られました」と振り返る。

 その驕りが前面にあらわれたのが土下座事件だ。「シャープの担当課長が取引先銀行の副頭取を呼びつけて土下座させた」――。もちろん真偽は不明だし、こうした話は尾ひれがつく。事実か否かは今となっては確かめようもないが、「シャープならあり得る」と人々が思い、話が広まったことが、同社の体質を表しているだろう。

■技術論一辺倒

 シャープが経営危機に陥った直接的な原因は、中国のスマートフォン(スマホ)メーカー小米科技からの受注が減ったことにある。昨年からジャパンディスプレイ、韓国LGD、台湾AUO、さらには中国国内の液晶メーカーが小米に安値攻勢をかけた。これまでシャープは小米向けの液晶で8割程度のシェアを握っていたが、15年度は5割程度に激減する見通しだ。競合他社の動きを察知しておらず、気付いたときはシェアをかなり喰われていたという。

 競合他社の幹部は語る。
「シャープは、高い技術を搭載したものは必ず売れると信じ切っているところがある。液晶や部品をメーカーに売り込むときも、技術論一辺倒。マーケティングの感覚が希薄」

 実際、部品の売り込みには、技術力だけでなく、営業力や他社や市場の動きを把握した上での提案力が重要になる。特に液晶事業は技術が廃れるのが早いため、アドバンテージを保ち続けるのは至難の業だ。

 シャープ経営陣は液晶の分社化をいまだに表向きは否定しているが、分社化した後の新会社へ他社が資本注入することを受け入れる旨、支援と引き換えに銀行と約束しているとされる。とはいえ、社内ではいまだに液晶へのこだわりが強く、一枚岩ではない。追い詰められつつも従来の発想に固執してしまっていては、落ちた「池」から這い上がれるすべは見えてこない。

(文=黒羽米雄/金融ジャーナリスト)


 

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コメント
 
1. 2015年7月02日 03:36:09 : A0IDUAfzT6
池に落ちた犬は叩け――『大辞林 第三版」』(三省堂)2006年。
初出のようですね。

朝鮮から持ち込まれた諺です。

本来の(昔の)「日本人」にはこのような言葉は知られていません。


2. 2015年7月02日 05:28:15 : FzeswzDBQU
>>01さん

 「水(または池)に落ちた犬は叩け」という言い方はずっと前(2006年より)から使われていました(何十年も前からです)。朝鮮由来か否かわ知りませんが魯迅の「阿Q正伝」にも記載されていると指摘する人も居ます。当然魯迅は朝鮮人では有りません。

 貴方の主張の根拠を示して頂けると有り難いのですが。


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