当面はない

>ギリシャ経済が窒息死

その場合、当面は悲惨だし、自業自得ではある

また、その恩恵を受けるグループがいないわけでもない

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NR7S4A6S972A01.html
ギリシャの商店主が悲鳴−現金不足で仕入れできず店じまいも
2015/07/10 07:33 JST

　　（ブルームバーグ）：資本規制が導入され銀行は休業、現金自動預払機（ＡＴＭ）からの引き出しも制限されているギリシャで、商店主たちが悲鳴をあげている。

テッサロニキの外食チェーン、グッディーズ・バーガー・ハウスのオーナーのマリア・イリアドゥさんは、これまで電子取引上での支払いを受け付けていた納入業者が７月は現金払いを要求していると話す。自分の口座にアクセスできるようにならなければ月末までには休業に追い込まれるだろうという。
「私のような事業主や民間で働く人たちは毎日心配している」とイリアドゥさん（37）は話した。

ギリシャの大企業は海外に銀行口座を持っているので資本規制の影響を受けなくて済む。しかし自営業者や小規模企業は困る。ワシントンの経済政策研究センター（ＣＥＰＲ）によれば、ギリシャでは労働人口の約35％が自営業者。また経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）によれば、サービス業の企業の60％強が従業員10人未満の小所帯だ。

ニューヨークの非営利団体の１部門であるエンデバー・グリースのマネジングディレクター、ハリス・マクリニオティス氏は、多くの業者が近いうちに「取り返しのつかない」状態に追い込まれるだろうと話す。

アテネで裕福な住民の多いコロナキ地区で書店圏コーヒーショップを営むアレティ・ゲオルギリスさんも破綻寸前だと悲鳴を上げる。たった10日間で売り上げは90％減り、従業員を２人解雇しなければならなかった。「店を開け続けるのか、それとも欧州のどこか別の街に移るのかという重大決定を今週しなければならない」という。
救済と緊縮について５日実施された国民投票で、イリアドゥさんは「イエス」に投票した。ギリシャがユーロ圏にとどまり銀行が再開することを望んだ。しかし、30歳未満の従業員の多くは「ノー」に投票したという。「『ノー』に投票した人たちは安心しきっていて悪い結果がもたらされるなどとは考えていない。チプラス首相の崇拝者のような彼らは、数日で問題が解決すると思っている」とイリアドゥさんは述べた。

原題：No Money, No Supplies, No Workers: Life for Greek Small Business（抜粋）
記事に関する記者への問い合わせ先：ｱﾃﾈ Rodney Jefferson r.jefferson@bloomberg.net;ｱﾃﾈ Ilya Gridneff igridneff@bloomberg.net;ｱﾃﾈ Paul Tugwell ptugwell1@bloomberg.net
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更新日時: 2015/07/10 07:33 JST