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麻生財務相の“葉巻”外交が奏功 中国財政相と40分、日中の距離がググッと縮み…(SankeiBiz)
http://www.asyura2.com/15/hasan98/msg/645.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 7 月 10 日 23:47:10: igsppGRN/E9PQ
 

日中財務対話では経済、金融分野の協調を演出する場面が目立った(左が楼財政相、右が麻生財務相)


麻生財務相の“葉巻”外交が奏功 中国財政相と40分、日中の距離がググッと縮み…
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150709-00000508-biz_san-nb&ref=rank
SankeiBiz 2015/7/10 11:05


 日本と中国の財政当局が金融・財政問題を協議する「日中財務対話」が6月6日、中国・北京で3年2カ月ぶりに開かれた。アジアのインフラ支援策で主導権争いを繰り広げる両者の協議は波乱含みも予想されたが、結果は経済・金融分野で想定以上の歩み寄りをみせた。両トップの距離をグッと縮めるポイントになったのは意外にも“たばこ”だった。

 ■麻生財務相の大ファンになった楼財政相

 「日本に学びたいことがたくさんあるんです」

 「協力しますよ」

 中国の迎賓館である北京の釣魚台国賓館−。屋外にある喫煙所で6月5日夜に麻生太郎財務相と中国の楼継偉財政相は、和やかな雰囲気で葉巻とたばこをくゆらせていた。

 二人のほかにその場にいたのは通訳だけ。晩餐(ばんさん)会の最中、楼財政相から「たばこを吸いにいきましょう」と声をかけ、2人は会場を抜け出した。話題は日中の新たな金融協力、中国が来年議長国となる20カ国・地域(G20)での議題設定など多岐にわたり、気がついたら40分もの時間が過ぎていた。

 麻生財務相は、楼財政相の急接近について「安倍首相の後ろにいるのは麻生だなと気付いたんだろう」とみている節もあるが、歯にきぬ着せぬ物言いの麻生財務相とサシで長時間話した楼財政相は「彼の大ファンになった」と周囲に言ってはばからないという。

 会場に戻った後、しばらくして楼財政相は再び、麻生財務相をたばこに誘った。同行筋は、たばこ談義を契機に2人を「すごい胸襟を開いた関係になったのが端から見ても分かる」を評する。

 両トップの関係を映すかのように、翌日6日の財務対話本番では、日中の経済・金融分野の関係強化を相次いで打ち出し、協調を演出した。

 対話後に発表した共同文書では「共通の利益に基づき、開発金融機関との協調も含め、アジアのインフラ建設を推進する」と、日本が最大出資国のアジア開発銀行(ADB)と中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)とで協調姿勢を探る姿勢を盛り込んだほか、金融分野での協力の深化についても明記した。

 とくに、日本側を驚かせたのは、楼財政相が会議冒頭に「人民元建て債券発行や日本円と人民元の直接取引の推進など…」と金融協力について具体的に言及した点だ。もともと事前すり合わせの段階で、共同文書に金融協力強化という抽象的な文言を入れていたが、さらに踏み込んだ発言が飛び出した。

 ■金融協力の強化にも踏み込む

 そしてこの発言は月内に具現化した。三菱東京UFJ銀行は6月18日に人民元建て債権を国内で初めて発行すると発表。同行はタイミングをうかがっていたが、財務対話での中国政府の歓迎の意思を好機と捉えた格好だ。

 一気に盛り上がりを見せた日中経済関係だが、わずか1カ月前の5月3日にアゼルバイジャンの首都バクーで開かれた日中韓財務相会議とは様相が違った。その際は麻生財務相と楼財政相はほとんど目も合わせることがなかったという。沖縄県尖閣諸島問題を契機に両国関係は冷え込み、日本が財務対話の開催を呼びかけていたが応じなかった経緯もある。ここにきて、中国の経済における対日姿勢は明らかに軟化している。

 背景には、中国経済が直面する構造変化がある。国内総生産(GDP)成長率は2010年の10%台から14年には7%台になり、これまでの高成長からの転換を迫られている。加えて、労働者の人件費の高騰によって、シチズンやパナソニックなど日本の製造業が相次ぎ現地工場を閉鎖。日本の対中投資額は14年上期に前年同期比で半減した。中国は資本の流出を懸念しており、経済関係を強化して日本に投資を求めたいのが本音だ。

 さらに、中国は人件費高騰に伴う労働集約型から知的集約型への産業形態のシフト、過剰設備問題の軟着陸、不良債権問題の処理、少子高齢化への対応など、経済の構造調整期を迎えている。これらは日本が80〜90年代、そして現行の成長戦略でまさに経験したことだ。中国からすれば日本に学びたいことが山ほどあるというわけだ。

 ■「中国の下心は百も承知」

 こうした中、15年4月に安倍晋三首相と習近平国家主席が2回目の首脳会談を行い、5月下旬には自民党の二階俊博総務会長が3000人の訪中団を結成し、習首席から歓迎の意を示された。「これがゴーサインになった」(政府関係者)といい、財務対話での麻生財務相と楼財政相との急接近にもつながっていった。
 一方の日本は「中国の下心は百も承知」(関係者)だが、隣国で経済の急速な成長をみせる中国との関係は無視できない。しかし、AIIBの発足が象徴するように、価値観を共有しておらず、ガバナンスに問題を抱える中国との付き合い方は難しいのが実情だ。

 その点、今回の財務対話では中国と良い向き合い方の好事例が示せたとの見方が多い。中国に協力する一方で、国際金融機関同士の協調を引き出したからだ。AIIBは理事会の融資案件の承認審査といったガバナンスや、環境・社会への影響を配慮した審査基準などに問題があるが、協調融資でADBに乗ってくれれば、グローバルな基準をクリアし、AIIBに対する懸念を払拭できる可能性がある。

 日本政府のスタンスは、中国と関わり合いを持ちながら、いかに影響力を効かせ、中国の体制や行動を引き寄せることができるかだ。協調姿勢を築きながら、どう国益を確保していくかはこれからも課題になる。(万福博之)

 

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コメント
 
1. 2015年7月11日 01:39:10 : tE8tXS2FM
産経っていつもこうだよね 中韓を散々こき下ろしておいて
すり寄らざるを得なくなったときは「向こうが屈した」とか「外交力が功を奏した」とか

2. 2015年7月11日 05:44:50 : 4tSDlHlPYs
中国は誰がどんな考えかは見極めている。日本人の大半が反中でないことは知っている。天皇も敬愛している。

安倍政権の幹部ががごりごりの反中であることも知っている。その中で今の対応がある。中国首脳日本人全体を攻撃するような言い方は決してしない。産経はいつも中国全体が反日だとかばかり書いている。

どちらが阿呆かはすぐわかる。


3. 2015年7月11日 07:47:20 : J73EH7M30E
中国が経済問題で日本と強調すると言う事は、欧米のそそのかしに乗った反日姿勢を反転させるということに他ならない。 欧米の隠された意図が中国にも解ってしまい、彼らのそそのかす反日運動が、中国経済そのものを破壊する点に気付いたと言う事だろう。 尖閣諸島や南シナ海の島嶼を巡る軍事的衝突が危険な水準に至っていること、中国の軍事予算拡大方針は日中戦争の危険をはらんでいること、日中の軍事的衝突が欧米の経済多作であることなどが理解されたと考えても良い。 日中が対立したままでは、中国経済の破綻は免れず、そのことが欧米にとっては最大のメリットになる。 問題は中国の方にあり、日本側にはことさらな反中の根拠は無いのだから、中国が反日政策を止めれば問題は解決する。 ただし欧米、特にアメリカはこの問題に神経を苛立たせることも間違いない。 中国の問題は軍の強硬派の粛清が必要になると言う点だが、予算の配分上からしても軍事費の削減が必要になる。 もう少し様子を見ていないと結論の出ない話だろう。

4. 2015年7月11日 07:59:54 : riwgxq1iJ6
嘘と捏造の地雷原、産経。早く潰れればいいのに・・。百害あって一利なしの御用新聞。アホの太郎は、アホ丸出し。知友語句が嫌っている人物をよいしよしている姿が滑稽である。寝ぼけたことを書くな。

5. 2015年7月11日 10:54:28 : J73EH7M30E
仮に中国共産党政府がアメリカとの軍事的衝突を不可避だと覚悟したならば、日米の離反を策するのは当然のこと。 日本に対いては融和的な態度を取るのが当たり前の手段というか、それしか方法は無い。 ロシアも中国同様に、対日融和策を考えるだろう。 ロシアには、日ソ不可侵条約に違反して樺太南部と千島を占領していると言う引け目がある。 対日融和策の切り札として、千島列島の返還もあり得るのじゃないかな。 兎に角戦争を引き起こさずに縮小する経済を乗り越える手段がないと考えるなら、日本を巡ってヨーロッパ・アメリカとロシア・チャイナの争奪戦が起きるだろうと思うがね。 日本は専守防衛という基本方針を守るのが、上策ではないか。 とは言っても、日本自身の軍事力増強も必要だろう。 ハトがクリミアに行ったり、二階が北京詣でをしたりしてつなぎをつけているのは大きな意味があると言う事かな。 安倍の取り巻きには、なかなかの軍師がいるのかしら。

6. 2015年7月11日 19:09:32 : 4tSDlHlPYs
3,5

評論家ぶってわかったようなウソを書く。お前ごときにアメリカ、中国の意図はわからんよ。お互いに最大の貿易相手国で経済が相互依存の関係になっていることもわからない。ネトウヨ評論家君。だれかの受け売りか。

三橋か落合か、それともヒゲの隊長か。


7. 2015年7月11日 19:29:48 : hUkJW5PNLO
自画自賛 されど中国 白け顔

8. 2015年7月12日 04:10:16 : v1gbxz7HNs
最初から水面下のルートでパイプが繋がっているんじゃないかと思うがね。どこの世界にアメリカの代理でフィリピンだの韓国だのいう出来損ないのケツ持ちをして中国と事を構えようというバカがいるか。

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