中国ＧＤＰ横ばい７・０％増　下支え策連発も経済減速止められず
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150715/frn1507151540006-n1.htm
2015.07.15　夕刊フジ

　中国経済の減速基調が止まらない。中国国家統計局が１５日発表した４〜６月期の実質国内総生産（ＧＤＰ、速報値）が前年同期比７・０％増で、１〜３月期から横ばいとなった。

　７％を割り込むという市場の予想の中心値こそ上回ったものの、習近平政権の目標値である７・０％ギリギリの水準。習政権は景気下支え策を連発しているが反応は鈍く、株式相場の暴落とともに、実体経済の悪化が懸念材料となっている。

　習政権は昨年秋から、４度にわたる利下げなどで金融を緩和。鉄道や道路などの公共事業も相次いで認可し、経済の底上げを図ったが、不動産市況の悪化や消費の落ち込みなどで景気は沈滞したままだ。

　中国は１９７８年に経済の改革・開放路線に転換して以降、ＧＤＰ成長率が１０％を超えた年も多かった。しかし、２０１４年の成長率は７・４％と目標の７・５％に届かず、習政権は安定成長に移行する「新常態（ニューノーマル）」に入ったとして、減速を容認せざるを得なかった。

　中国のＧＤＰをめぐっては統計数字の信憑（しんぴょう）性に疑問も持たれている。

コメント
1. 2015年7月15日 20:20:31 : EAkIk2fULU 中国はすでに経済大国になっており、GDP伸び率が下がるのはあたりまえ。 むしろ、今の規模なのにまだ７％近く伸びていること自体が驚異的。 PPP評価のGDPですでに米国を追い抜いている。しかも中国は元安誘導。 実体経済を伸ばし、保つためにも中国政府はまだしばらく元安誘導を続けると 思われるが、これが仮に誘導を辞めるとすると、為替評価でも米国のGDPを 追い抜くのは容易になるのではないか。 というわけで記事に戻ると、中国のGDPが疑わしいらしいが、歴史的にも 中国政府というのは民間の経済を把握できておらず、従って統計よりも GDPが高い可能性もある。 ZAKZAKの期待どおり中国の経済がまずい状態になるのは難しいかも。

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