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ソニー、巨額調達に飛び交う「2つの憶測」 会社側はセンサー事業の拡大に充てると説明(週刊東洋経済)
http://www.asyura2.com/15/hasan98/msg/819.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 7 月 18 日 09:15:20: igsppGRN/E9PQ
 

           ソニー側は調達資金の大半をセンサーに投じると説明するが、市場では別の見方も…(撮影:尾形文繁)


ソニー、巨額調達に飛び交う「2つの憶測」 会社側はセンサー事業の拡大に充てると説明
http://toyokeizai.net/articles/-/76832
2015年07月18日 許斐 健太 :東洋経済 編集局記者


「いくら何でも1300億円の研究開発費は多すぎる。2000億円近い設備投資額にも過大感がある。ましてや4400億円となると、ソニーの真意が読めない」(市場関係者)


ソニーが6月30日に発表した資金調達は、その使途をめぐり、さまざまな憶測を呼んでいる。同社は公募増資と転換社債を合わせ、最大4400億円を調達する。公募増資は実に26年ぶりの決断だ。


■逼迫するイメージセンサーの需給



会社側は、その大半をイメージセンサーなど、デバイス分野につぎ込むと説明。1000億円超の最終赤字を計上し、構造改革に追われた前期から一転、成長事業で一気にアクセルを踏む方針だ。


実際にイメージセンサーの需給は逼迫している。特にソニー製のセンサーは小型・高感度など技術面で評価が高く、ハイエンドのスマートフォン向けで独り勝ちの状態。「液晶パネルと比べ、技術進化の余地も大きい。現状3割のスマホ向けシェアは、増強後には約5割に伸びそうだ」と、バークレイズ証券の伊藤和典アナリストは見る。


今後の需要増の柱となりそうなのが、米アップルのiPhone向けだ。現在、ソニーと米オムニビジョンの2社が供給しており、量ではソニーが圧倒しているとみられる。さらに2016年発売の「iPhone7」(仮称)は、フロント部分にカメラを二つ搭載する「デュアルカメラ」を採用するとの見方が強い。


「iPhoneで採用されれば、一気に普及し、需要が急増する。今回の増資で生産能力を増やしても、供給が足りなくなる可能性がある」(IHSテクノロジーの李根秀・主席アナリスト)


ソニーは、2010年に月産2.5万枚だったセンサーの生産能力を、2016年には同8.7万枚まで引き上げる見通しだ。それでも不足感が残るほど、センサーの引き合いは次第に強まっている。


とはいえ、工場を新設するわけでもないのに4400億円という調達額は多いのではないか、と見る向きも少なくない。株式市場でささやかれるのは2つのシナリオだ。


■シャープから事業買収?



ソニー製センサーはハイエンドのスマホ向けで独り勝ちの状態


1つは買収である。ソニー製センサーは現在、シャープがほかの部品とともにカメラモジュールへと組み立て、スマホメーカーに出荷している。今後車載向けなど新分野を開拓するには、センサー単品でなく、モジュールでの提案が必要になる。


シャープとしても経営危機下で、事業の選択と集中が避けられない。そのため「ソニーがシャープのカメラモジュール事業を買収するのではないか」との見方が浮上している。


もう1つがソニーフィナンシャルだ。同社は金融事業を手掛ける上場子会社で、出資比率が60%のため、連結決算では少数株主持ち分利益が純利益から差し引かれる。


仮に完全子会社化した場合、その流出がなくなるほか、「実効税率が下がるメリットもあり、合計で数百億円規模の純益押し上げ効果がある」(前出の市場関係者)。そうなると、ソニーが中期経営計画で掲げる、自己資本利益率(ROE)10%達成にも近づく。


ソニーは今年度からの中期計画で、センサーなどデバイス分野を「成長牽引領域」に位置づけたが、金融事業の位置づけは明確にしなかった。どこで収益の地盤固めをするのか。巨額調達の使途が行く末を左右しそうだ。


(「週刊東洋経済」2015年7月18日号<13日発売>「核心リポート03」を転載)
 

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コメント
1. 2022年2月28日 12:12:05 : DkcLKu4bLk : WVdzeHBLcVJLd1U=[16] 報告
高感度の親指型センサー 触られた位置や方向、力具合を精密に捕捉
https://www.msn.com/ja-jp/news/techandscience/%E9%AB%98%E6%84%9F%E5%BA%A6%E3%81%AE%E8%A6%AA%E6%8C%87%E5%9E%8B%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC-%E8%A7%A6%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E4%BD%8D%E7%BD%AE%E3%82%84%E6%96%B9%E5%90%91-%E5%8A%9B%E5%85%B7%E5%90%88%E3%82%92%E7%B2%BE%E5%AF%86%E3%81%AB%E6%8D%95%E6%8D%89/ar-AAUoaji?ocid=msedgntp

 ドイツのMax Planck Institute for Intelligent Systemsの研究チームが開発した「A soft thumb-sized vision-based sensor with accurate all-round force perception」は、接触される場所と加えられる力の方向や大きさを深層学習で精密に推定するソフトな親指型センサーだ。軽く触られた際でも、内部に設置したカメラで高感度に検知する。

 提案する親指の形をしたセンサーは、軽くて硬い骨格の周りに柔らかいシェルが組み合わせてできている。直径は40mm、高さは70mm。エラストマーに暗色で反射率の高いアルミフレークを混ぜたシェルは、グレーがかった不透明な色をしており、外部からの光の侵入を防いでいる。

 親指センサーの内部には、視野角160度の小さな魚眼レンズが備わったカメラ(Raspberry Piカメラモジュールの解像度は1640×1232、フレームレートは40fps)が1台入っており、LEDライトで照らしてカラフルな画像を記録する。カメラは1秒間に何度も画像を記録し、そのデータを深層学習ネットワークに送る。

 学習したモデルは、送られてきたデータからセンサー内部のわずかなカラーパターンの変化を検出する。どこに接触しているか、力の強さはどの程度か、力の方向はどこかなどを即座に割り出し、センシング面全体に方向性のある力の分布マップを継続的に提供する。

 精度実験を行った結果、0.4mmの空間分解能、力の大きさの精度は0.03〜2N程度、力の方向の精度は5度を持ち、接触面積が異なる多数の接触についても同時に測定することができた。

 この親指センサーはこれまでの触覚センサーと違い、高い感度と精度でありながら、1台のカメラと簡単な製造技術で実装できる手軽さと100ドル以下の低価格で作成できることを魅力に挙げている。そのためハードウェアもソフトウェアも容易に各種ロボットに適応可能だという。

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