ｹｱﾏﾈｼﾞｬｰです。

　　「利用できない高齢者が続出することになります」とのご意見は
　　事実ではないと思われます。

　　東京都や各市町村は、7月末時点で自己負担額が「2割」となる人
　　の割合は全利用者のうち1.5〜2割程度と見込んでいます。私自身
　　の仕事範囲でも、事実その程度です。

　　　介護保険制度自体の先行きは年金制度と同様、いずれ破たんす
　　る可能性が高いと思われます。
　　しかし、その理由は「自己負担分を増やしたが為に利用を控える　
　　高齢者が増えるだろうから」というものではありません。

　　介護従事者が減っていて、対応ができないからです。
　　つまり、
　　高齢介護福祉や障害福祉などに充当すべき予算を、この「国」が
　　ほかへ投入しているからです。
　　消費税を上げる時も、何の時も「介護や福祉に投入する」と言っ
　　ていたが、そうはならなかった。
　　かつて正直に「選挙の公約など嘘をついてもいいんだ」と公言し
　　た小泉氏のような人間が、この国の総理大臣を今現在も延々とや
　　っている。　　
　　
　　元々、介護や福祉に国家予算を投入する気などないのです。

　　介護や福祉に予算を投入しても「利権」のうま味はなく、税金を
　　納める人々の生活がどうなろうと「他人事」だ。

　　　今までだって１割負担では間に合わない位たくさんのサービスを
　　利用して、10割の費用を支払っている高齢者は少なからずおられま
　　した。
　　　一生かかって貯めた金を振り込め詐欺で取られる位なら、生きて
　　いる間に使い尽くしてもらいたい。

どうなんだろう、訪問介護にしたって、身体扶助で事業所に4300円/時間ぐらい
入っているのでは、ヘルパーさんにだって今まで1600円ぐらい入っていた
はずだと思う、決して安くは無いとは思う、訪問したって相手は老人では
なっかと思う、スーパーのレジなら人の目があり、店の監視があるけど
独居の訪問は皆無ではないかと思う。

非常にやりやすい職場だとは思うが、本当に介護従事者が減っているんの
だろうか、確かに、介護施設の管理されて従業員として働く若者たちは
他の産業よりははるかに低賃金だとは思う、でも、良い職場だとは思う、
決して他では経験できない人のありようについての本質的な経験ができる。
ここを起点としてスッテップすることは本当に有意義だと思う。