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東芝の問題は「目的」と「目標」を混同した経営ミス(ダイヤモンド・オンライン)
http://www.asyura2.com/15/hasan99/msg/188.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 7 月 25 日 11:41:05: igsppGRN/E9PQ
 

                    小宮一慶 小宮コンサルタンツ代表


東芝の問題は「目的」と「目標」を混同した経営ミス
http://diamond.jp/articles/-/75534
2015年7月25日 小宮一慶 ダイヤモンド・オンライン


● 「目標」であるものが 「目的」化すると問題が起こる

 東芝の不適切会計が大きな問題になっています。利益をかさ上げするために1500億円ほどの経費計上などを遅らせたということです。そして、残念ながらこのような事件が何度も起こっています。このようなことが起こるたびに、私は「目的」と「目標」が混在したことが原因だろうと考えています。

 これは、粉飾だけのことではありません。働く人が活き活きと働いていなかったり、本来もっと実力が出るような会社がそうでない場合にも、この「目的」と「目標」の混在が起こっていたり、本来の「目的」が忘れられているような場合も少なくないのです。本来目標であるものが、目的化したときにさまざまな問題が起こるのです。

 目的と目標は、次のように区別することができます。

「目的」=最終的に行きつくところ、存在意義
「目標」=目的に至るまでの通過点、具体的な評価、目的達成のための手段

 もう少し具体的に話したほうが分かりやすいかもしれませんね。私は経営コンサルタントですが、経営コンサルタント小宮一慶の「目的=存在意義」は、「関わる方たちに成功していただくこと」です。これは別に格好良いことを言っているわけではなく、関わる方たち、私のお客さまや、私の本、あるいはこの連載を含めた読者の方たちが、私たちの関わりによって成功されれば、私や私の会社(小宮コンサルタンツ)の成功につながるからです。

 そして、私は、単著で100冊本を書くという「目標」をもっていましたが、こちらの方はおかげさまで昨年に達成しました。しかし、目標を達成したからと言って、関わる方たちに成功していただくという目的は、私が現役で働いている限りは存在し続けるのです。

 それでは、皆さんの会社の目的は何でしょう? 

● 数字は 目的ではなく、目標

 会社の目的は、最終的に行きつくところや存在意義です。多くの会社がビジョンに掲げていることです。「お客さまの発展に寄与する」、「自社商品を通じて社会に貢献する」などを指します。もちろん、従業員に幸せになってもらうというのも立派な存在意義ですから目的です。

 一方、目標とは、その理念やビジョンに到達するための通過点です。

 「○○億円の売上高」というのは、目標になります。利益も自社ビル建設も目標です。目的ではありません。働いている人がしんどくなったり、東芝のように不正まで行う会社は、多くの場合、本来目標であるべき「数字」が目的化しているのです。

 売上高は、「お客さまに喜ばれる商品やサービスを作る」、「働く人が十分に活かされている」など、会社のビジョン(目的)の到達度合いの評価に過ぎません。結果です。あくまでも、お客さまに喜んでいただくことや社会に貢献すること、働く人が働くことによって幸せであることが会社の「目的」です。

 なぜ、こんなことを言うかというと、普段は「お客さまのため」を目的にして仕事をしている会社も、しんどくなってくると、目的と目標がごちゃまぜになりやすいからです。

 「今月は、なにがなんでも○%の売り上げを達成しなければ」と焦ると、それがあたかも会社の「目的」のようになってしまうのです。目標が目的化してしまうのです。東芝の場合もそうで、それが不正にまで発展してしまったのです。

 しかし、しんどい時期こそ、立ち返るべきは理念やビジョン、すなわち「目的」の方です。考え方の原点です。「お客さまのために何ができるのか考え、良い仕事をしよう」という目的のもと、「その結果、○%の売り上げ増という目標を達成しよう」という姿勢が大切です。

 このように、目的と目標は明確に区別できるものです。しかし、混同しやすいものでもあるのです。目的と目標を明確に区別できるかは、経営者の考え方にかかっていることも少なくありません。

 上場したとたんに失速する会社がありますが、こういう会社は、上場することは単なる目標だったはずが、いつのまにか目的化していたことになります。

● 人生にも 同じことが言える

 私の知っている企業でも、上場したとたんに、数字を追いかけ出したところがありました。株主の評価を気にするうちに、「お客さまのため」を目的にしていたはずが、「数字を出すため」に働くようになってしまったのです。業績は一時期は良かったのですが、その後、一気に業績が落ちました。

 しかし、その会社は、もともと「お客さま第一」を実践していましたから、その原点に立ち返って出直したところ、ほどなくして業績は上向いていきました。

 私は、仕事柄、目的と目標を混同すると、結果的に目標であるべき業績も落ちてしまうケースをたくさん見てきたのです。

 これは、ビジネスのみならず、人生においてもあてはまります。自分の人生の目的が、目標にすり替わっていないか、時々、立ち止まって確認してみると良いと思います。

 人生の「目的」とは、例えば、「充実した人生を送る」などが該当します。

 これに対して、「お金を貯める」などというのは、「充実した人生を送る」ために掲げた「目標」になります。お金をどれだけ貯めても、それは、充実した人生を送るための一つの方法にしか過ぎません。でも、お金を貯めるためにがむしゃらに働き、友達もいないし、しまいには身体を壊してしまったということでは、本末転倒で本当に不幸です。しかし、現実には、目標が目的化してしまうとこういうことが起こりうるのです。

 常に経営でも人生でも、目的と目標の違いを明確に把握しておくことが大切です。


 

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コメント
 
1. 2015年7月25日 11:59:46 : NNHQF4oi2I
<<東芝の問題は「目的」と「目標」を混同した経営ミス

社会状況が 変わっているのだから  前提条件が変わる

 保身の経営者でなく

 フレキシブルに対応する経営者で無ければならない

行政が 保身のシステムなのに 規制緩和は 寝言にしか過ぎない

 誰もが 行政は 保身に走る 民間と比べたら天国と地獄
これでは 無責任な方が得をするシステム だれも責任取ろうとしない

大本営の発想   此には 身分保障を外し 民間と同じレベルに置き換えるしかない


2. 佐助 2015年7月25日 13:57:10 : YZ1JBFFO77mpI : KTZjxPAPgA
東芝の問題は,コストを主体にした全社的品質管理(TQC)の間違いでしょう

第二次世界大戦後,米軍が日本に駐留し,日本製品の悪さを痛感し,製品品質の向上を目的としたアメリカ式QCを導入した。この時は統計学が中心の技術者向けの統計的品質管理だったために,経営に係わる考えは薄かった。

これを工場現場の技術主体の品質管理から,現在の全社的品質管理へと進んで行ったのです。アメリカで発展した統計的品質管理は,日本企業によって形を変え,「日本的品質管理」と呼ばれ,商品企画部門から販売・サービス部門まで,企業の各部門,トップマネジメントから現場の作業者,販売担当者に至る,各階層の従業員により,品質とコストを確実にし,業務の改善が行われている。

これに5W2Hによる事業計画・企画書の作成が行われている。(Who・What・When・Where・Why・HOW・HowMuch)

この品質管理はコスト重視に変化し,さらに一番煎じから二番煎じの考えに変貌した。自民党政府が進めた新自由経済システムの反福祉(反社会保障)や反開発(反モノづくり)・鼠講金融工学によってコストが最重要項目となり,大企業は派遣社員・福利厚生の撤退,資本主義はモノづくりは低賃金国家・サービス中心の国づくりが始まったのである。

国際的には世界50ヶ以上の国で品質管理の国際規格として採用され第三者認証による審査登録の普及が進んでいる。(ISO9000やISO40001など)

QC的「目的」とは,
現状を把握する・問題点を解決する・仕事を管理する・作業を調整する・良否(合格・不合格)をはんていする。などが上げられる。これらの目的はデータが存在しないと,品質管理できません。

東芝は品質からコスト重視に目的を変貌したこと,統計的品質管理の基本を無視したことであろう。しかも東芝と東京電力には,この品質を無視し原子力に関する応力データが存在しないこと。受け入れ検査データも存在しない。しかも廃炉や再稼動に関する標準化が全くされていない,国際規格に標準化した書類はどこにあるのでしょうか,不思議でなならない。それを馬鹿政府・馬鹿官僚・馬鹿委員会・御用博士などが,知らんぷりしている日本は,デタラメの国家と云える。東芝も東電モムシャープもデタラメと云える。大企業の消失劇はまだこれから本番が迎える。その時に本当に始まったのだネ,大企業の消失劇。

このようなデタラメな抵抗する大企業は解体し再生すべきです。そして次世代産業革命に早期シフトしなければならない。


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