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中国株投資家、予想外の8.5％急落に困惑−透明性欠如に不満
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NS65ZN6K50XT01.html
2015/07/28 10:21 JST
（ブルームバーグ）：27日はトニー・ハン氏にとって中国本土株 への投資を避けることが正しかったと再確認した１日だった。
上海総合指数の8.5％下落だけでも十分に深刻だが、ハン氏を最もいら立たせたのはこれほど大きく下げた理由が分からないことだ。異例の介入で政府資金はこのところの株価 上昇の最大の原動力の一つとなっていたが、当局の決定の透明性が不十分なため、投資家は詳細な説明に基づいた判断を下すことができないと、ブラックフライアーズ・アセット・マネジメントの新興市場責任者であるハン氏は分析する。
政府の株価対策で８日以降に16％上昇した後だっただけに、27日の急落はなおさら驚きだった。政府の支援策が警告なしで消えたように見えたことから、当局が政策スタンスを変えたのか、あるいは市場が単に大量の売り注文に圧倒されたのか、アナリストは分析に追われた。証券監督当局は取引終了後、政府が株式市場から手を引いたとの観測を否定した。
投資家は「心配し、戸惑っている」とアンプル・キャピタルの資産運用ディレクター、アレックス・ウォン氏（香港在勤）は指摘。「中国市場はゆがんでいるため、強い自信を持って空売りしたり、買い上げたりすることができない」と述べた。
ここ数週間は当局による株購入の兆しがよく見られていたが、27日にはそれがなかった。政府関連の救済基金が好む銘柄と長い間考えられてきたペトロチャイナ（中国石油）は9.6％下落した。６月下旬から７月初めにかけて上海総合指数が大幅に下落した局面で、ペトロチャイナは同指数を最も大きく下支えた銘柄の一つだった。
中国証券監督管理委員会（証監会）の張暁軍報道官は27日、ウェブサイトに掲載した声明で、「市場や投資家センチメントの安定化、およびシステミックリスクの回避に向けた取り組みを継続する」と表明した。
原題：After Quick 8.5% Crash, Confusion Reigns in Chinese Stocks (1)（抜粋）
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