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「高すぎる」政府のGDP成長率予測、実績が予測を上回ったのは過去17年間で3回のみ(Business Journal)
http://www.asyura2.com/15/hasan99/msg/757.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 8 月 18 日 00:28:00: igsppGRN/E9PQ
 

「高すぎる」政府のGDP成長率予測、実績が予測を上回ったのは過去17年間で3回のみ
http://biz-journal.jp/2015/08/post_11146.html
2015.08.18 文=小黒一正/法政大学経済学部教授 Business Journal


 8月6日付日本経済新聞は、『【真相深層】変幻自在の経済財政試算 基礎収支赤字3兆円減 歳出、実質では伸びマイナス』という以下記事を掲載した。

「内閣府が7月に公表した中長期の経済財政試算に波紋が広がっている。2020年度の基礎的財政収支の赤字額が2月時点の試算より3.2兆円改善したからだ。変幻自在に見える経済財政試算は歳出の伸びや経済成長率などの前提の置き方を微妙に変えている。成長を重視する政権の意向を映すが危うさもにじむ。(略)

 例えば、名目成長率と長期金利の見通しの置き方。一般に名目成長率は長期金利とほぼ同水準になるとされる。小泉政権が06年に決めた方針に沿って作った中長期試算では成長率と金利との差は平均するとゼロ。だが、今回は15〜20年度までの6年間の成長率見通しの平均が3.3%に対し金利見通しの平均は0.9ポイント低い2.4%だ。

 法政大学の小黒一正教授によると、政府の経済見通しが実績を上回ったのは過去17年間で、00年度、03年度、10年度の3回のみにとどまる。時の政権の意向を映し、高めの成長率や低めの金利水準などを前提としがちなためだ。今回の経済財政試算もやや割り引いて見ておいた方が良さそうだ」

 この記事では筆者のコメントも紹介されているが、「政府の経済見通しが実績を上回ったのは過去17年間で、00年度、03年度、10年度の3回のみにとどまる。時の政権の意向を映し、高めの成長率や低めの金利水準などを前提としがちなためだ」という指摘は、財政再建計画を検討する上で重要なので、若干補足しておこう。

■確率は82%

 まず、内閣府は毎年、「経済見通しと経済財政運営の基本的態度」や「経済動向について(内閣府年央試算)」等において、名目GDP成長率の予測を行う。予測は予測であるから、予測が一定の確率で外れることは仕方ないが、冒頭の図表の通り、1998年度から14年度までの17年間において、「政府経済見通し」の予測よりも実績が上回ったのは3回(2000年度、03年度、10年度)だけで、残りの14回では実績は予測を下回っている。

 もし成長率に関する予測がニュートラルならば、「実績が予測を上回るのが半分、予測が実績を上回るのが半分」という結果になるはずだ。だが、実績が予測を上回ったのは3回のみであり、残りの14回は予測が実績よりも高めの設定だったのである。

 つまり、内閣府の名目GDP成長率に関する予測は、高めの成長率を設定する傾向を強く有している。それは予測の確率で82%(=14÷17)も占めているのである。

 ちなみに、98年度から15年度において、「政府経済見通し」の名目GDP成長率に関する予測平均は1.33%であり、98年から14年度の実績平均は▲0.33%であるから、成長率予測は実績よりも、平均的に約1.6%も高めの成長率を設定する傾向があることがわかる。

(文=小黒一正/法政大学経済学部教授)

 

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コメント
 
1. 2015年8月18日 02:50:30 : yy7D5jhcis
ま、GDP実績値を鉛筆なめてでっち上げてる隣の「第2の経済大国」よりはマシじゃね?

2. 2015年8月18日 06:04:18 : jXbiWWJBCA
拭えぬ国内景気不安、正念場は秋=岩下真理氏
岩下真理
岩下真理SMBCフレンド証券 チーフマーケットエコノミスト
[東京 17日] - 17日発表の日本の4―6月期実質国内総生産(GDP)1次速報値は、前期比年率1.6%減と3四半期ぶりのマイナスとなったが、市場予想平均の同1.9%減からやや上振れ(1―3月期も同4.5%増に上方修正)、一部で懸念されたほどの大幅な落ち込みにはならずに済んだ。

とはいえ、先行きの景気下振れ不安が払拭されたわけではない。国内景気には猛暑後に冷たい「秋風」が吹く可能性がある。以下、その理由を説明しよう。

<7―9月期は持ち直すか>

まず4―6月期GDP統計の特徴は個人消費と輸出の弱さであり、これが一時的な弱さにとどまるかが当面の焦点となろう。

今回の個人消費は前期比0.8%減(1―3月期同0.3%増)と大幅なマイナスとなった。財・サービス別で見ると、サービス以外の財は全て減少している。耐久財では、4月登録分から5割引き上げられた軽自動車税により、軽自動車販売の不振が響いた。また、食料品の相次ぐ値上げを受けた消費者の節約志向から、非耐久財(食料品)も弱含んだ。

しかし、今回は意外にも半耐久財(被服・履物など)のマイナス寄与度が最も大きく、天候要因の影響が大きかったと言える。また、雇用者報酬が前年同期比で実質0.7%増(1―3月期同0.5%減)とプラスに転じる明るい材料もあった。

7―9月期については、夏季賞与支給の本格化に伴って所得環境の改善継続が見込まれることや、7月下旬以降の梅雨明けで天候要因(下押し)が剥落することなどによって、消費は一時的な弱さから持ち直すことが期待できよう。実際、足元では猛暑効果によるエアコン販売の増加、電力消費量やガソリン販売量の増加、飲料品の8月増産などの報道が相次いでいる。

円安・株高などの資産効果により高額消費の勢いも衰えてはいない。また、以前指摘した通り、GDP推計に使う消費の需要統計である家計調査にはサンプルバイアスの可能性がある。回答世帯の所得水準が平均よりも低位であれば、低所得者層の節約志向が色濃く反映されるのは当然であり、それらの点を踏まえれば、足元の消費は総じて底堅いという解釈は可能だろう。

ちなみに、11日発表のESPフォーキャストの8月調査(回答期間は7月28日から8月4日)では、実質GDP成長率の予測平均は4―6月期の落ち込み(前期比年率1.55%減)から7―9月は持ち直す姿(同2.48%増)が示されている。

<国内消費と輸出に引き続き不安>

ただ、猛暑効果があるとはいえ、7―9月期の消費に不安がないわけではない。前述の軽自動車販売は7月分も前月比8.8%減(当社試算の季節調整値)と弱いままだ。

また、昨年4月の消費増税をきっかけに、低所得層中心に節約志向が広がっている。所得・雇用環境改善の恩恵を受けない年金受給者は2015年3月末現在で4347万人、非正規雇用者は2015年1―3月平均で1955万人も存在する。

物価に目を転じれば、8月13日時点の日経・東大日次物価指数(スーパーの日々の物価動向)の1週間平均を見ると、前年比プラス1.07%となっている。生活必需品の物価上昇を受けて、家計は節約志向を強めていると思われる。大企業主体の賃上げだけでは、消費の弱さを補えないだろう。さらにこの8月から介護保険法の改正に伴って、利用者の負担増が始まっている。この影響が今後、じわりと効いてくる可能性は念頭に置くべきだろう。

一方で、4―6月期のインバウンド消費(非居住者家計の国内での直接購入=輸出に含まれる)は実質ベースで2.53兆円(前期2.38兆円)にとどまり、実質GDP全体の0.5%弱のシェアにすぎない。名目の前年同期比は60.6%増(1―3月期同72.7%増)と伸びは鈍化した。

観光庁によると、4―6月期の訪日外客数は501万人で前年同期比48.0%増、その旅行消費額は8887億円で同82.5%増(GDP統計より強い印象)だった。国別では1人当たりの支出が高い中国が全体の40.3%を占め、その圧倒的な存在が浮き彫りになった。先週の人民元の基準値引き下げ後、中国からの訪日客への悪影響を懸念する声が強まったのは当然だろう。

今のところ人民元の調整は4%程度にとどまり、落ち着く方向にある。旅行費用は多少割高になっても他国比での割安感、滞在の安心感、日本製品へのニーズの強さなどから訪日客が極端に減少することはないだろう。インバウンド需要の恩恵を受ける業種に、収益の多少の影響はあっても、GDP統計ではそのシェアの低さから大きな影響とはならない。

ただ、中国を主体とするアジア諸国の経済減速は懸念される。また、足元で世界経済の先行き不安、需要要因によるコモディティー価格の下落が続いており、7―9月期以降の輸出(特にアジア向け)、生産にも悪影響が残る可能性には注意が必要だ。

<消費下支えへ秋に景気対策の可能性>

経済最優先の安倍政権においても、4―6月期GDPのマイナス成長に対する危機感は強まっているようだ。

首相の経済アドバイザーを務める本田悦朗・内閣官房参与は4日、ロイターのインタビューで、7―9月期の個人消費が復調しなければ、今年度、国費ベースで3兆円程度の補正予算で下支えする必要があると述べた。それが1週間後の11日のウォールストリートジャーナルとのインタビューでは、4―6月期GDPでマイナス成長が明らかになれば、3兆円を上回る新たな景気対策が必要だとの認識に変化した。具体的には中低所得者の家計支援を考えているようだ。

上述したように、秋に内外需ともに「弱気風」が吹く可能性が高まっていることを考えると、早めの消費下支え策検討は日銀の追加緩和策より明らかに良薬と思われる。日銀の追加緩和策では、消費を下支える即効性はないからだ。

ちなみに、今後も原油安が止まらなければ、日銀は原油想定の修正とともに、物価安定目標2%の到達時期を現在の2016年度前半から後ずれさせる必要に迫られよう。今夏にエネルギー価格のマイナス寄与度が大きくなることを踏まえて、日銀は生鮮食品・エネルギーを除く消費者物価という新しい指標を示しており、これで当面は、物価の基調を判断する姿勢(基調は弱くない)を貫くことがイメージされる。

ただ、10月はそれで乗り切れても、今年度後半に物価の基調が上昇しなければ、物価の見方を大きく修正しなくてはならない。筆者は最初の重要関門は来年1月の展望レポート発表時になると見ている。

*岩下真理氏は、SMBCフレンド証券のチーフマーケットエコノミスト。三井住友銀行の市場部門で15年間、日本経済、円金利担当のエコノミストを経験。2006年1月から証券会社に出向。大和証券SMBC、SMBC日興証券を経て、13年10月より現職。

*本稿は、ロイター日本語ニュースサイトの外国為替フォーラムに掲載されたものです。(こちら)


超低金利による弊害増大「FRBも気づき始めた」、グロス氏警告 2015年 07月 31日
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送電線に無数の「大人のおもちゃ」、米住民の話題さらう 2015年 07月 14日
http://jp.reuters.com/article/2015/08/17/column-forexforum-mariiwashita-idJPKCN0QM0UO20150817?sp=true


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