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「月額基本料金」以外は大手通信キャリアに軍配（Ｃ）日刊ゲンダイ
格安スマホに待った 「通話料金」「サポート体制」に不満の声
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/163038
2015年8月24日 日刊ゲンダイ
ビジネスにプライベートに欠かせないスマホ。ユーザーにとってそのスマホは使うか、使わないかの選択ではなく、「スマホをどう選ぶか」が問われるようになった。機能やデザイン、使いやすさなどスマホを選ぶ基準は人それぞれだが、価格を重視し、「格安スマホ」を選ぶという人も多いことだろう。
では、実際、格安スマホはどうか。総合マーケティング支援を行うネオマーケティングが格安スマホの購入意向や利用実態に関して、それぞれ全国の１０００人を対象に行ったインターネット調査によると、格安スマホの購入意向のある人は12・６％。その理由としては「月額料金が安くなりそうだから」が半数以上であった。
しかし、月額料金が安くなるだろうと思って買ってはみたものの、実際の格安スマホ購入者のうち明確に「安くなった」と回答したのは２人に１人。「変わらない」「とても高くなった」「高くなった」を合わせた約３割の人は、期待したほどの料金のメリットを得られなかったとしている。40代主婦は「もともとガラケーを使用していたのでそれほど安くなったという感じがしません」と答える。
また、実際に格安スマホを利用しているユーザーは、基本料金やデータ通信容量には満足していても、「サポート体制」「バッテリーの持ち時間」「通話料金」などの項目では、いずれも半数以上が「不満」だとしており、実用的な部分でより不満を感じているという実態が結果として表れた。特に「サポート体制」においては、何かのトラブルの際、大手通信キャリアに比べサポート窓口となる店舗が極端に少ないことが、不満を募らせている要因ではないだろうか。
今回の調査から格安スマホには、たしかに安いというメリットはあるようだが、それ以上にデメリットも多いことが分かった。安い分、何かを犠牲にせざるを得ないことは当然のこと。サポートや手厚いサービスを必要としている人は必ずしも大手通信キャリアと同じサービス受けられるわけではないことを認識しておいた方がよい。ここは後悔しないよう、安さに惑わされずにその中身をしっかり確認するべきではないだろうか。
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