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40代から発症する目の病気に、転ばぬ先の最先端治療(プレジデント)
http://www.asyura2.com/15/health17/msg/187.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 6 月 07 日 16:03:10: igsppGRN/E9PQ
 

慶應義塾大学教授 坪田一男氏●慶應義塾大学医学部眼科教授。青山アイクリニック手術顧問。1955年、東京都生まれ。慶應義塾大学医学部卒。著書に『老眼革命』『視力再生の科学』他。


40代から発症する目の病気に、転ばぬ先の最先端治療
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150607-00015333-president-bus_all
プレジデント 6月7日(日)14時15分配信


 目の病気には様々なものがあるが、その多くが加齢にともなって起きる。目の病気を成人の失明の原因順にあげると、第1が緑内障、第2が糖尿病性網膜症、第3が網膜色素変成、第4が黄斑変性症である。いずれもが年を重ねることで進行・悪化する病気である。


 緑内障や糖尿病性網膜症、黄斑変性症などの初期は自覚症状がないことが多く、眼科で検診を受けないと気づかないうちに進行してしまう。緑内障は視神経の異常(視神経細胞の死)によって視野が欠けてくる病気だ。死んでしまった視神経をもとに戻す治療法はまだないが、早期発見できれば、進行を防ぐ治療で視力を保つ。網膜の障害は、視力に最も重要な網膜の中心分に変性や異常が起きると視力に大きく影響する。40歳を超えて目の検診を受けていないのならば、すぐにでも視力、眼圧、視野、眼底の検査をすべきだ。


 成人の失明の原因第2位の「糖尿病性網膜症」は、糖尿病が原因で網膜に障害が起きる。網膜には細かい血管が全体に張りめぐらされている。血糖値が高い状態が続くと血管がぼろぼろになっていく。血流が悪くなり、血管が破れるなど、その部分の組織が酸素や栄養不足に陥って死んでしまうのだ。糖尿病は全身の血管を老化させる病気。目はその影響を最も受けやすい部分である。だから糖尿病対策は、実は目のケアでもある。白飯や白いパンよりは、血糖値の上がりにくい玄米やライ麦パンなどの「低GI食材」を選ぶとよい。主菜、副菜をたっぷり食べて、ご飯類は軽くが、ベストだ。


 こうした失明とは関係ないが、40歳以降に発症しQOL(生活の質)に影響を与える目の病気はたくさんある。一つは老眼だ。早い人では30代後半から近くが見えにくくなる「老眼」症状が表れてくる。これは加齢によって目の中でレンズの役割をする「水晶体」が硬くなり、ピント調節する機能が低下することによる。これまでは眼鏡が老眼の唯一の矯正法であったが、この4〜5年で遠近両用のコンタクトレンズの普及や、手術により遠近の視力を回復する方法が登場し、老眼治療の時代が到来している。


■パソコンが不眠も引き起こす



ドライアイを防ぐ!坪田教授発案の機能性メガネ フロントフレームの側面に着脱可能のウォーター・ポケットを設けることで、注ぎ入れられた水が容器内の細かな穴から蒸発し、目の周囲に適度な湿気を保つ。(写真提供=JINS)


 小さな穴から入る細い光は、どこにでもピントが合う「ピントフリー」のピンホール効果が得られる。この原理を応用した老眼治療が「アキュフォーカス(角膜インレー)」だ。直径3.8ミリ、中央に1.6ミリの穴が開いたドーナツ状の厚さ5ミクロンの黒いシートを片方の目の角膜の中に挿入する。まだ手術を受けられるところは限られているが、南青山アイクリニック(東京・港区)では自費で30万円ほどである。


 老眼のあとにやってくるのは、白内障。水晶体がさらに変質して濁りが生じてくる。視力が低下してきたら、手術で濁った水晶体を摘出して、人工の眼内レンズを挿入する。その際に遠近両用眼鏡のレンズのような「多焦点眼内レンズ」を挿入すれば、白内障と老眼を同時に解決することが可能だ。保険適用外で片目で60万円ほどする(一部先進医療が適用されるものもある)。


 多くの人が悩む「ドライアイ」も、加齢と関係している。肌の乾燥のように、年を取ると目も乾きやすくなるからだ。涙は目の表面を保湿して保護し、より質の高い視力を得るために重要だ。目の表面が荒れると、目の不快感のみならず、かすみ目などの視力低下を招く。目の保湿対策に機能性眼鏡(「JINS Moisture」)を使用するのもいい。眼鏡フレームの側面のポケットから水が蒸発して目の乾燥を防ぐものだ。


 年を重ねると「不眠」で悩む人が増えてくる。そこで気をつけたいのが「光」だ。日光に含まれる「ブルーライト」が目から脳に伝わり、体内時計が調整され体が昼のモードになる。ところが近年の薄型テレビ、パソコンやスマートフォンの画面などからこのブルーライトがたくさん出ており、不眠や生体リズムを狂わす要因と考えられている。就寝の3時間前からこれらの使用はやめ、やむをえない場合は、ブルーライトをカットする眼鏡を使用するなどの対策も必要であろう。


吉田茂人=構成 小倉和徳=撮影


 

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