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車の排ガス試験で「抜け穴」要求、独仏英がロビー活動か 文書流出  AFP
http://www.asyura2.com/15/kokusai11/msg/449.html
投稿者 ダイナモ 日時 2015 年 9 月 25 日 17:23:22: mY9T/8MdR98ug
 

【9月25日 AFP】排ガス規制逃れの不正が発覚した自動車大手フォルクスワーゲン(Volkswagen、VW)の母国ドイツの外交官らが、重大な抜け穴が指摘されている従来の排ガス試験の継続を裏で働きかけていたことが24日、AFPの入手した流出文書から明らかになった。

 この文書はドイツの政策方針書で、欧州連合(EU)の規制機関に対し、最新の車両試験でも重大な抜け穴を残し、実際の二酸化炭素(CO2)排出量が公式結果として発表される排出量より多くなるよう要請している。

 この文書について最初に報じた英紙ガーディアン(Guardian)は、同様の要求を記した政策方針書がフランスや英国にも存在すると伝えている。

 流出した技術文書の日付は今年5月で、内容はフォルクスワーゲンの不正問題で焦点となっている窒素酸化物(NOx)ではなく、CO2排出量の測定検査に関するものだ。従来の試験NEDCから厳密な新試験WLTPへの変更点に、制限を加える方策を具体的に論じている。

 ドイツはこの文書内で、相関試験の際にEUがこれまでに提案してきた以上の例外を認めるよう求めており、下り坂で試験を行うことも例外対象に含まれている。

 市民団体「交通と環境(Transport & Environment)」のグレッグ・アーチャー(Greg Archer)氏は、EU主要国がフォルクスワーゲンの不正を批判する傍ら、秘密裏に試験の緩和を実現しようと工作していたと指摘。「VWの不正に対しEUの捜査を要求しながら、同時に新検査を甘くするためのロビー活動を裏でやっているとは、まったくの偽善だ」と批判している。(c)AFP


http://www.afpbb.com/articles/-/3061227  

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コメント
 
1. 2015年9月26日 05:59:22 : gjSWR86AiA
1970年代末期の頃。日本製自動車が北米に大量に輸出されて「日米貿易摩擦問題」を引き起こしたが、これとは別に西欧諸国向けの輸出も急増し、「日欧貿易摩擦問題」も起きていた。西欧各国は日本車規制を行なったが、国によりばらつきがあった。西ドイツは規制なしであったが、イギリスは市場の11%以下、フランスは3%以下、イタリアは年間2,200台に制限された。

この貿易摩擦問題を解決するために、当時のECと日本が外交交渉を行ったが、その中でEC側が日本に対して、西欧諸国の自動車を販売しやすくするための規制緩和を要求していた。その中で、日本の自動車排気ガス規制が「非関税障壁」だとEC側が主張し、それの緩和を求めていたのである。

日本側は、西欧だけに規制緩和を認めるわけにはいかないと回答し、その理由としてアメリカ製自動車が日本の排気ガス規制に合格していることを挙げた。アメリカでは、1960年代に自動車の排気ガス公害が深刻化しており、遂にマスキー法と呼ばれる、自動車排気ガス規制の法律が連邦議会で通ったのである。日本は、そのアメリカに追従して、自動車の排気ガス規制を導入することとなった。

西欧諸国の外交官がロビー活動していたと言うのも、かつての日欧貿易摩擦問題の折にも前例があるのである。だから今回、この問題がクローズアップされているのも全然不思議ではない。バックには、やはり自動車業界団体の「欧州自動車工業会」があるだろうな。

欧州自動車工業会
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E5%B7%A5%E6%A5%AD%E4%BC%9A

欧州自動車工業会のホームページは、こちらです。

ACEA - European Automobile Manufacturers' Association
http://www.acea.be/
●ベルギーのブリュッセルに本部があります。

この団体はトラックメーカーの発言力が強く、トラックのエンジンに使われているディーゼルエンジンの環境規制が厳しくなると、業界の死活問題になりかねないことから、活発なロビー活動を行っていると推測されます。


2. 2015年10月02日 12:14:38 : v1gbxz7HNs
実はVW単独の不正でなく、ドイツ政府あるいはEUまで関わった政治的不正だったのではないか。

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