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EUの大規模なGMO禁止の波に最新参加国、ウェールズとブルガリア(マスコミに載らない海外記事)
http://www.asyura2.com/15/kokusai11/msg/508.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 10 月 06 日 00:53:20: igsppGRN/E9PQ
 

EUの大規模なGMO禁止の波に最新参加国、ウェールズとブルガリア
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2015/10/eugmo-8b16.html
2015年10月 6日 マスコミに載らない海外記事


PLorraine Chow
EcoWatch
2015年10月1日

益々多くの欧州連合加盟国が、まるで将棋倒しのように、遺伝子組み換え(GMO)作物の自国内での栽培を根絶することに決定している。

グリーンピースによれば、欧州委員会に通知する10月3日の締め切りが近づくにつれ、EU住民の65パーセントと、耕地の66パーセントを占める、少なくとも14の欧州連合加盟国と三つの地域が、その領土内で、GMO作物の栽培を禁止する過程にある。

現時点で、オーストリア、クロアチア、フランス、ギリシャ、ハンガリー、ラトビア、リトアニア、オランダとポーランド、一つの地域政権(ベルギーのワロン)が、GMO作物栽培禁止の意図を、欧州委員会に正式に通知したと、グリーンピースは述べた。

ブルガリア、デンマーク、ドイツ、イタリアと、スロベニアと、イギリスの三つの地域政権-スコットランド、ウェールズと、北アイルランドから、近々通知があるとグリーンピースは述べた。

これら政府は、たとえそれが既に欧州連合内での栽培が承認されていても、28の加盟国が、そのGMO作物栽培を控えることを認める、欧州委員会が3月に成立させた“脱退”条項を選んだのだ。ウェールズとブルガリアが、増えつつある国々に加わった最新の国々だ。

ヨーロッパ中でのこのGMO禁止の波が、EUのGMO作物承認に対する不信を表していると、グリーンピースは述べている。

“少なくともEU加盟国政府の半数は、欧州委員会のGMO作物承認の動きを拒否している。彼らはEUの安全性評価を信じておらず、農業や食品を保護する措置をきちんと講じている。”と、グリーンピースのEU食品政策ディレクター、フランジスカ・アフテンベルクは、声明で説明した。

“現在、EU体制における信頼を回復する唯一の方法は、欧州委員会は、GMO作物承認に対する一時停止ボタンを押して、至急安全性テストと承認制度を改革することだ”と、アフテンベルクは結論づけた。

こうした国々の多くには、公衆衛生や環境問題の観点から、既にGMOに対する厳しい法律がある。例えば、EU28か国全てが、GMO表示を要求している。

スコットランドが、「脱退する」ことを決めた(ヨーロッパでは初めてそうした)後、スコットランドの環境食糧農林大臣リチャード・ロッホヘッドは、ヨーロッパのGMO不信の状態についてこう語った。

“スコットランド政府はGMO作物への懸念を長年もってきたが、これは他のヨーロッパ諸国や消費者も同様で、これは軽々しく片づけられるべきものではない”と彼は声明で述べた。

別の例では、フランスは既にGMOに強く反対しており、遺伝子組み替えトウモロコシのいかなる変種の栽培も禁止している。フランス(たまたま、ヨーロッパ最大の穀物産出国で、輸出国でもある)が、GMO栽培から脱退すると発表したのは、主に、ヨーロッパで栽培されている唯一のGMO作物で、ヨーロッパ・レベルで、見直しが行われている、モンサントのMON 810トウモロコシを槍玉に挙げる動きのように思える。

モンサントは、ここ数カ月、相次ぐ悪評に見舞われている。周知の通り、6ヶ月前、世界保健機関の国際がん研究機関が、モンサントの主力商品除草剤、ラウンドアップ中の化学薬品グリフォセートは、発がん物質の可能性があると判断した。最近のニュースでは、同社は、いずれも原告が、除草剤が自分たちの癌を引き起こしたと主張している二つの訴訟を起こされている。

モンサントは、同社製品の安全性を主張しており、EUの反GMOの波についても率直に発言した。ラトビアとギリシャが、GMO作物を栽培しないよう要求した後、今月始め、巨大バイオテクノロジー企業は、両国は科学を無視し“恣意的な政治的理由で”GMOを拒否していると、ロイターに語った。

声明で、モンサントは、両国の動きは“MON810の安全性に関する科学的合意に矛盾し、損ねるものだ”と述べている。

グリーンピースは、プレス・リリースで、締め切りが近づくにつれて、更にEUの数カ国が、GMO禁止の波に続くと予想していると述べている。

既に我々が報じた通り、EU加盟国ではないが、ロシアは、食糧生産から、あらゆるGMOを根絶することに決めている。

記事原文のurl:http://ecowatch.com/2015/10/01/wales-bulgaria-gmo-bans/?utm_source=EcoWatch+List&utm_campaign=89df591ea8-Top_News_10_2_2015&utm_medium=email&utm_term=0_49c7d43dc9-89df591ea8-85325549

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コメント
 
1. 2015年10月06日 10:58:32 : YUgiqJ6b0Y

風が吹けば桶屋が儲かる的なコメントですが悪しからず。

ロシアは対抗手段としてEUからの農産物を禁輸している。仮にEUからのロシア経済制裁が取りやめになったとして、ロシアはEUからの農産物の輸入を復活するであろうか?

ウクライナがGMO禁止の処置をとらない限り、形式上は復活するが実際には取引高の増加は現在の禁輸状態とそれほど変わらないのではないかと判断している。

農作物は家畜のエサになり、食肉と乳製品となる、穀類からは、アルコール飲料が製造される。

モンサントがウクライナの穀倉地帯で暗躍しているは皆さんご存知かと思いますが、表現は悪いが、家康的ないちゃもんをつけようと思えばなんとでもつけられるので、ウクライナ産の農産物が流通しているEU国の農産物並びにそれから派生する商品をGMOをネタに輸入禁止にするだろう。

ロシアは平和的にあらゆる方策を駆使しウクライナ内でのモンサントの活動を経済原則に見合わないように画策するに違いない。かくして、

EU各国の農産物のロシアへの輸出の復活のためには、自国内のGMO禁止が必要
となろう。


2. 2015年10月06日 11:56:43 : nJF6kGWndY

>ラウンドアップ中の化学薬品グリフォセートは、発がん物質の可能性

放射脳同様、ゼロリスク症候群は世界中、どこも同じだな

http://www.foocom.net/column/editor/12412/
ラウンドアップに発がん性?  簡単、わかりやすいニュースに踊らされる前に、もっと詳細をみてみよう
シェアこのエントリーをはてなブックマークに追加Share 2015年3月27日
 国際がん研究機関(IARC)が3月20日、5つの有機リン系農薬について、評価の結果を公表しました。殺虫剤のマラチオン、ダイアジノン、除草剤グリホサートがグループ2A「probably carcinogenic to humans(おそらく、人に発がん性あり)、殺虫剤のパラチオンとテトラクロルビンホスがグループ2B 「possibly carcinogenic to humans(人に発がん性がある可能性あり)」です。Lancet oncologyという学術誌でもニュースとして報告されました。

 とくにグリホサートは、モンサント社のラウンドアップの成分名であり、世界でもっとも多く使われている除草剤。そして、遺伝子組換え技術を用いた除草剤耐性作物とセットで用いられています。そのため、欧米で大騒ぎとなっており、日本でも、時事通信、テレビ朝日等が報道しました。これから、ほかのマスメディアやネットメディアにも広がるでしょう。

 えっ、これらの農薬でがんになるの? いえ、IARCの分類や発表の意味はかなり異なります。それに、科学者の間で、IARCに対して猛批判が巻き起こっています。ところが、科学的な意味が誤解されて欧米でも報じられているのです。

 日本ではこうした場合、メディアがIARCの発表文や論文ではなく、欧米の派手なわかりやすい報道を基にして伝えることが多いので、伝言ゲームのように間違いが増幅されてしまいます。さらに、周辺情報が割愛されてしまうので、ほとんどデマに近いものになってしまったりします。
 それはよくないことなので、極力わかりやすくIARCの発表と周辺情報を解説しましょう。

 IARCは、世界保健機関(WHO)の下部機関で、化学物質や食品、ウイルス等の人への発がん性について研究し分類して発表しています。分類は、発がん性が強いかどうか、ではなく、発がん性を示す根拠が確実にあるかどうかという“証拠の重み”で分けています。グループ1が「carcinogenic to humans(発がん性がある)」、グループ2Aが「probably carcinogenic to humans(おそらく、人に発がん性あり)、グループ2B 「possibly carcinogenic to humans(人に発がん性がある可能性あり)」、グループ3「not classifiable as to carcinogenicity in humans(人への発がん性については分類できない)」、グループ4: 「probably not carcinogenic to humans(おそらく、人への発がん性はない)」です。グループ1だから発がん性が強い、続いてグループ2、というわけではないのです。

 今回、グリホサートとマラチオン、ダイアジノンが、「おそらく発がん性あり」となりました。三つとも、日本でも使われている農薬です。農家もですが、家庭用の需要がかなり多く、どれもホームセンターでも売られています。

 たとえば、グリホサートについてIARCは、「人の非ホジキンリンパ腫に対して限られた根拠があり、さらに動物実験では発がん性の明白な根拠がある」として、論文を挙げています。

 ただし、人での調査は「ケースコントロールスタディ」と呼ばれるもの。このあたりから話がややこしくなってしまうのですが、ケースコントロールスタディというのは、非ホジキンリンパ腫と診断された人たちに対して仕事や生活習慣等を尋ね、この病気にかかっていない集団の同じ質問票に対する答えと比較して、なにか違いはないか、と探る手法です。

論文を読むと、グリホサートを年間に何日使用したか、というような質問をしています。農業に従事し使用している人であれば当然、暴露量(体に取り込む量)が多いわけです。それにより、「グリホサートへの暴露量が多い人の方が、非ホジキンリンパ腫になりやすい」という結果を示しています。
 
 ただし、ここでわかるのは相関関係。「グリホサートが非ホジキンリンパ腫を引き起こしている」という因果関係までは、このタイプの研究では証明できません。偶然に多いだけかもしれませんし、別の要因がグリホサートの使用量を多くし、なおかつ非ホジキンリンパ腫も招いている可能性も捨てきれません。

 それに、ケースコントロールスタディは、質問して記憶を頼りに答えてもらうので、回答が事実と異なる場合も往々にしてあります。ですので、この手法は最近では、質の高いエビデンス(根拠)としては扱われません。

 また、米国で行われている非常に大規模な農業健康研究では、グリホサート使用と非ホジキンリンパ腫増加との関連は見つかっていません。この研究は、農業者とその配偶者計8万9000人を対象に、どのような農薬を使っているかやライフスタイルなどを調査し、5年後、10年後にどんな病気にかかったか調べているもので、記憶によるバイアスがなく、ケースコントロールスタディよりははるかに質が高い調査とみなされています。ここでは、グリホサートの発がん性は今のところ、ないとされているのです。

 しかし、IARCは、動物実験で明白に発がん性が示されているのと、人の細胞を用いた実験で発がん性が示唆されるものも合わせて根拠とし、グリホサートをグループ2Aに分類しました。

 マラチオン、ダイアジノンもだいたい、グリホサートと同様で、動物試験では発がんが明白ですが、「人にがんを引き起こす」という決め手はありません。その点については、IARCも発表文書できちんと説明しています。

 もう一つ、IARCの分類を考えるうえで重要なポイントは、IARCはグループ1やグループ2Aだからといって、リスクが大きいと言っている訳ではない、ということです。このへんになるとさらに難しい話なのですが、説明を進めましょう。

 どんな化学物質やウイルス等であっても、暴露量の大小によって、体への影響、すなわちリスクは大きく変わります。当然、暴露量が多いと影響は大きく、少ないと影響も小さくなります。
 遺伝子傷害性(遺伝毒性と通常呼ばれます)を持たないタイプの発がん物質は、「大量に与えるとがんになるけれど、微量であればがんは起きない」という性質を持ちます。このような物質は、実際に摂取する時に量をコントロールし、毒性が検出できないレベルの摂取に留めることで、リスクを管理します。

 ところが、IARCは、動物に大量に与える試験で発がん性が見られたもの等も根拠にして分類を決めます。したがって、IARCの分類を基にリスクの大きさを把握し対策を講じる、ということはできないのです。
 たとえば、IARCは、アルコール飲料をグループ1のつまりは「根拠ばっちり!発がん物質」に分類しています。だからといって、WHOはアルコール飲料を禁止しているわけではなく、現実に、私たちは量をコントロールし、アルコール飲料を飲んでいます(多く飲んで、肝臓がんになってしまう人もいますが)。

 IARCは、これらの農薬について「おそらく発がん性あり」としました。グリホサートについてはさらに踏み込んで、「遺伝毒性あり」とみなしているのかもしれません。遺伝毒性ありの場合には無毒性量はなく、どんなに微量でもリスクはある、ということになります。
 しかし、同じWHOの機関であり、リスク管理のために暴露量も検討し一日摂取許容量(ADI)設定などを行っているFAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR)は、これらの農薬を「遺伝子を傷害することはなく、発がん性もない」とし、量をコントロールして用いることを認めています。同じWHOの中でも、見解は分かれています。

 また各国の機関も論文等を評価し、暴露量と発がん性の関係も精査のうえで今のところ、「発がん性がない」としています。量をコントロールしながら使うために、JMPRのADIも参考にしながらADIを決定し、残留基準値を決めて、農薬としての使用を認めているのです。

 IARCの今回の発表は、これら規制機関のこれまでの見解と著しく異なることから、科学者の間でも批判がわき起こっています。とくに、ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)はグリホサートの分類について、すぐに批判の声明を出しました。これは、極めて異例のことです。
 私はドイツ語は不得手なので、英語に翻訳されたものを読みましたが、IARCの分類の根拠は貧しくわずかな研究を基に判断してしまっている、と文面から怒りがにじみ出ています。

 ほかにも、英国の市民団体であるScience media centreは、科学者の批判的な意見を複数、掲載しています。

 モンサント社も即座に反論の声明を出しました。非常に強い表現で、IARCの根拠が希薄であることを訴えています(米モンサント。日本モンサントは日本語で説明し、各国の規制機関や科学者組織等による抗議のページにリンクしている)。

 一方、遺伝子組換えや農薬の反対派は、好機とみているようで、著名な料理研究家のMark Bittmanが、New York Timesに「私たちはモルモットか」と寄稿し、グリホサートの市場追放を訴えています。こんな情報も、これから続々出てくることでしょう。

 要するに、IARCの今回の分類は賛否両論。しかし、WHOのほかの機関の評価とも大きな矛盾がある、という事実は押さえておいた方がいい。これだけで「市場追放だ」と息巻くのは、科学的にはちょっと恥ずかしい行動だと思います。
 今後、各国の規制機関はより厳密にリスクについての評価を行うことになるでしょう。それらをしっかりとチェックして行くべきではないでしょうか。

 日本語では、国立医薬品食品総合研究所の畝山智香子さんの食品安全情報blogが、IARCの発表文や科学者の反応等を、細かく翻訳して紹介されていますので、こちらも必読です。
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/

 


3. 2015年10月09日 03:14:18 : TGgfYEbPRU
モンサントに食料生産牛耳られるのは安全保障上のリスク・・・。

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