トルコ爆発テロ 政府へ抗議デモ相次ぐ
10月12日 12時18分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151012/k10010267241000.html

　トルコの首都アンカラで９７人が死亡したテロ事件を受けて、トルコ国内では、政府が治安を維持できていないとして抗議デモが相次いでいます。

　この事件はトルコの首都アンカラで１０日、政府軍とクルド人武装組織との衝突に抗議して、和平を訴えるデモが行われていたところ爆発が２回、相次いで起き、これまでに９７人が死亡したもので、男２人が自爆テロを実行したとみられています。
　少数民族クルド人中心の政党によりますと、デモに参加していた人の多くはクルド人で、死者は政府の発表よりもさらに多いとしています。
　犯行に使われた爆発物は、ことし７月に南東部スルチで行われていたクルド人の集会で、ＩＳとつながりがある男が自爆テロを行ったときに使ったものと似ていることなどから、トルコ当局は、ＩＳが関わった可能性もあるとみて捜査を進めていますが、これまでのところ犯行声明は出ていません。
　この事件の後、政府が治安を維持できていないとして、イスタンブールなどトルコ国内の各地で政府への抗議デモが相次いでいます。
　トルコでは、来月１日に総選挙が行われる予定ですが、今回の事件を受けて、政府への批判の声が高まっていて、エルドアン大統領が事実上率いる与党にとって厳しい選挙戦となることが予想されます。 　

コメント

1. 2015年10月16日 15:13:01 : LY52bYZiZQ International | 2015年 10月 16日 13:56 JST 関連トピックス: トップニュース 11月のトルコ総選挙、与党は過半数割れの見通し＝世論調査 http://s3.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20151016&t=2&i=1087371905&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=LYNXNPEB9F03L 　１０月１６日、メトロポールが実施した最新の世論調査によると、トルコの与党・公正発展党の支持率は４２．５％となった。６月総選挙時の得票率４０．９％からは上昇したが、１１月１日の総選挙で単独過半数は獲得できない見込み。写真は、 トルコのダウトオール首相、１４日撮影（２０１５年　ロイター／Murad Sezer） 《アンカラ　１６日　ロイター》 - メトロポールが実施した最新の世論調査によると、トルコの与党・公正発展党（ＡＫＰ）の支持率は４２．５％となった。６月総選挙時の得票率４０．９％からは上昇したが、１１月１日の総選挙で単独過半数は獲得できない見込み。 最大野党・共和人民党（ＣＨＰ）の支持率は２６．３％。極右の民族主義者行動党（ＭＨＰ）は１６．３％、少数民族クルド人系の左派、国民民主主義党（ＨＤＰ）は１３％だった。 ６月総選挙時の各党得票率は、ＣＨＰが２５％、ＭＨＰが１６．３％、ＨＤＰが１３．１％だった。 調査は、２５２６人を対象に１０月４─７日に実施された。 http://jp.reuters.com/article/2015/10/16/turkey-election-survey-idJPKCN0SA08I20151016

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