ロシア連邦航空局「マレー機墜落事件に関するオランダの報告に全く同意できない」［スプートニク日本語］
© Maksim Blinov
2015年10月15日 01:01

ロシア連邦航空局 (ロスアヴィアーツィヤ)は、13日に公表されたマレーシア航空機ＭＨ17便ボーイング777型機墜落事故に関するオランダ安全保障会議の報告に対し｢自分達は全く同意できない｣とし｢報告書の中では、攻撃エレメント(爆弾)の存在が証明されなかった｣と指摘した。

記者会見で、ロシア連邦航空局のオレグ・ストルチェヴォイ副局長は｢客観的データを一貫性を持って分析する代わりに、委員会は、あらかじめ選んだ説を証明する理由付けに取り組んだような印象を受ける｣と述べ、次のように強調した―

「報告書で提起された結論は、根本的に正しくなく、ロシアは、そうしたものには断固同意できない。

オランダの調査では、攻撃エレメントの存在、つまり13日にオランダの調査官らが述べた、9М38あるいは9М38М1ミサイルの弾頭である«БЧ 9Н314М»に特徴的な、いわゆるＩ字型ビームの存在が証明できなかった。

マレーシア航空機が『ブーク』型のミサイルによって撃墜されたとの結論はすべて、『ブークМ1』ミサイルにとってのみ特長的なビームの一部を根拠に下されたものだ。しかしオランダ側から、必要な方向での調査の進展を保障する、そうしたエレメントが示されなかった。ミサイルが、スネージノエから発射されたというデータは、ウクライナ当局と事故調査委員会の代表者との作業のように思われる。

ロシア側には『ブーク』タイプのミサイルが、マレー機に向け発射されたことを確認する明白な事実はない。

ウクライナ当局が、自国の領空を閉鎖しなかったことが、この事故の第一の基本的な原因であった。」

http://jp.sputniknews.com/politics/20151015/1033855.html

コメント
1. 2015年10月15日 04:01:39 : v1gbxz7HNs ちょっと意味不明だ。情報を隠してほのめかしをしているね。 攻撃エレメント(爆弾)を考慮すべき理由があるのか。 メーカーのアルマズ・アンテイはブークによる撃墜説を支持している。
2. ダイナモ 2015年10月15日 10:51:06 : mY9T/8MdR98ug : ScyYWvfQkM ロシア連邦航空局は誰の目にも明らかな虚偽の発表を行なっている。 ロシア連邦航空局は、この記事の中で 「オランダの調査では、攻撃エレメントの存在、つまり13日にオランダの調査官らが述べた、9М38あるいは9М38М1ミサイルの弾頭である«БЧ 9Н314М»に特徴的な、いわゆるＩ字型ビームの存在が証明できなかった。」 と主張し、MH17便がブークによって撃墜されたという最終報告書の結論を否定しているが、これは明らかな虚偽発表である。 オランダ安全委員会の最終報告書91ページに、パイロットの体内から摘出されたＩ字型（蝶ネクタイ型）の弾頭断片の拡大画像が掲載されている（ページ数は英語版による）。また同報告書の92ページには、機体残骸とパイロットの体内から摘出されたＩ字型（蝶ネクタイ型）の弾頭断片のリストが掲載されている。 いつものことながらロシアのウソは素人に容易に分かる低レベルであることが特徴だが、今回のウソはとりわけ厚顔無恥が極まっている。
3. 2015年10月15日 13:45:22 : wPAs8CRB32 破戒後の航空機を見るとロシア製ミサイルの優秀さを示しているように見えるのに、ロシア人がミサイルを発射したかのような反論をしているのか
4. 2015年10月15日 15:30:07 : rKeOXicKZY わかりやすくいうとロシアのブークを設計開発したアルマズ・アンティ社の説明ではマレーシア機攻撃で使用されたブーク9М38は、ロシア軍では2011年で以って採用が取り止められたもので、今現在保持しているのはウクライナ軍であるというもの。 だからロシアが親露派に供与したという証拠はないってのがアルマズ・アンティ社の言い分ね。 それに対してこの記事では9М38のビームがなかったと言っているんだけど、アルマズは9М38のビームが出てきた証拠を以って今現在ロシア軍で使われているブークは9K37M1-2だから、採用していない9М38のビームが出てくるのはおかしいと抗議しているので、ロシア連邦航空局の説明というかスプートニクの記事のほうがおかしいことになっているね。 アルマズ・アンティ社の見解はオランダ安全保障会議の見解と一致しており、連邦航空局はどうもとっちらかってるように思えるね。 ちなみにロシアのブークは9K37M1-2と呼ばれている。 https://ja.wikipedia.org/wiki/9K37M1-2 ま、蒸し返しても政治的にはウクライナの分断はほぼケリがついたようなもんだ。 ネオコンのヌーランドおばはんの薫陶を受けたナチ野郎のガイキチクーデター政権がロシア語の公用語取り止めだなんてぶち上げたり、人種差別と排撃を言い出したりしなけりゃ、もとよりそんなバカどもを民主主義を体現しただのとアホの欧米が称えなければ、クリミアもドネツクももっと違っていただろう。 どの道、ウクライナの大統領なんぞ親露派だろうが欧米派だろうがそのときどきで金欲しさに容易にスタンスを変えてきた我欲政権に過ぎないのだから、いずれウクライナは自滅するだろうことは目に見えていた。 ウクライナのアホ政権存続なんて欧米もホントはもう誰も望んじゃいまい。 プーチンに丸投げなんだからいい加減なもんだ。 この最終報告も政治的には三方一両損でシャンシャン！だよ。
5. 2015年10月15日 19:44:36 : E3UOqZ0MxA スプートニクの日本語版は、マジでトンデモレベルなのよ（笑）英語版に行き、そこからソースまでいって確認しないと、主張していることの意味さえはっきりしない場合が多い。 これは、訳している人が、意味をわからずに、訳しているからだと思うね。 ロシアもイチオー大国なのだから、もうちよっと、ましな奴を雇えといいたい（笑） で爺

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