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米の弱点突いたロシア 米ブルッキングス研究所所長 ストローブ・タルボット氏:時事問題に関心を持つ高校生でも書けそうな解説
http://www.asyura2.com/15/kokusai11/msg/671.html
投稿者 あっしら 日時 2015 年 11 月 06 日 03:38:57: Mo7ApAlflbQ6s
 


[グローバル オピニオン]米の弱点突いたロシア 米ブルッキングス研究所所長 ストローブ・タルボット氏

 ロシアのプーチン大統領という人物はしばしば、(戦略的な思考の持ち主を意味する)チェスのプレーヤーに例えられる。だが、実際には高度な戦術の使い手と言った方がしっくりくる。彼は柔道の選手としても知られるが、柔道の試合のように相手の弱点を見抜き、自らの力を最大限に活用するのだ。

 ロシアがシリアへの軍事介入を決めた背景には、ウクライナやクリミア情勢からシリアへ、別の言い方をすれば欧州から中東へと世界の耳目を移す目的があった。奇術師がうさぎを帽子から出すトリックの肝は、人々の視線を別のところに向け、同時に別の場所で何かをやることにある。

 もう一つ、プーチン氏が恐れ、怒り狂っている重要な問題がある。それは彼の政権を米国が「力」によって転覆させようとしている、と彼が思っていることだ。彼はジョージア(グルジア)、ウクライナなど旧ソ連圏内で起きた「革命」を心底、嫌悪している。ウクライナのヤヌコビッチ政権は米国によって転覆させられたと信じている。その怒りの根底にあるのは、米国がロシアの政権交代も望んでいるという疑心なのだ。

 シリアのアサド大統領は彼の父の時代からロシアの同盟相手であり、そのアサド氏を西側陣営が追い落とそうとしている、とプーチン氏は見ている。建前として彼は平和的解決のための環境整備と言うつもりだろうが、本当の目的がそこにあるとは思わない。

 彼は、ロシアを中心としてイスラム教シーア派の各勢力―イラン、ヒズボラ、イラクのシーア派、そしてアサド氏に近いアラウィー派をまとめた連合体を創り出した。しかし、シリア問題はシーア派だけでは決して解決しない。対立するスンニ派の意見、存在も取り込まなければならない。つまり、プーチン氏の狙いは問題解決ではなく、戦争を長引かせ、アサド政権を延命させることにある。

 プーチン氏がその先に何か究極のゴールを定めているのかと問われれば、そうは思わない。彼はただ「これはよい機会だ」と思い、そこに乗じただけなのだ。そこに戦略がないとまでは言わないが、彼は基本的にオポチュニスト(日和見主義者)だ。米国などに問題解決の手立てがないと見抜き、そこを突いてきた。

 その結果、米国はバタバタしている印象だけを残し、ロシアが敢然と立ちあがったように見えた。それが情勢を変えているように思わせているが、実態はアサド氏を権力の座にとどめ、米国を間抜けに見せる方策にすぎない。あえてロシアの最終的な目標を想定すれば、旧ソ連時代のような力の均衡、ロシアを中心とした新しいバランス・オブ・パワーを中東に創り出したいのだろう。
(談)

Strobe Talbott 米エール大卒。「タイム」誌の記者などを経て、1994〜2001年に米クリントン政権の国務副長官として対ロシア政策などに関わった。69歳。

[日経新聞11月2日朝刊P.4]

 

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コメント
 
1. 2015年11月06日 06:28:15 : jXbiWWJBCA
社説】市民権返上する米国人が過去最高 その理由とは
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FATCA導入以降、在外米国人は社員やビジネスパートナーとしても以前ほど魅力的ではなくなった PHOTO: GETTY IMAGES/ISTOCKPHOTO
2015 年 10 月 31 日 18:16 JST
 米国の市民権以上の特権は世界にそうあるわけではない。それなのに、なぜ米国人による市民権の返上が過去最高に達しているのだろう。米財務省は今週、今年7月から9月までの3カ月間に四半期として過去最高の1426人がパスポートを返上したと発表した。このペースでいけば、年間の返上数は過去最高だった昨年の3415人を大幅に上回る。
 ジョージ・W・ブッシュ氏が大統領だった時代までは、パスポートを返上する人は年間でも480人程度にすぎなかった。ところが2010年に、連邦議会とオバマ大統領が外国口座税務コンプライアンス法(FATCA)を成立させた。この法律は脱税取り締まりを目的としたものだが、法律を守りながら海外で暮らす約800万人の米国人に無理難題を強いている。
 FATCAは外国の銀行、証券会社、保険会社などの金融機関に対し、米国人が保有する口座の資産や取引の詳細な記録を米国内国歳入庁(IRS)に報告するよう義務付けている。米国人従業員が管理する法人口座も対象だ。金融機関が応じなければ、IRSは米国で発生した取引に30%の源泉徴収を課すことができる。多くの外国企業が、こうしたリスクや順法コストを突き付けられ、米国人顧客との取引をやめる選択をしている。
 その結果、銀行を利用できない在外米国人が増えているのだ。もちろん、富裕層、つまり民主党が非難している脱税しかねない金持ちのことではない。富裕層よりはるかに影響を受けやすいのは在外米国人の大多数を占めるビジネスマンや英語教師、弁護士、退職者である。FATCAに対応するためのコストがかさむため、ささやかな資金しかもたない彼らは金融機関にとって魅力のない顧客なのである。
 FATCA導入以降、在外米国人は社員やビジネスパートナーとしても以前ほど魅力的ではなくなった。米国人が利用する口座が政府の監視下に置かれるからだ。監視するのは米国政府だけではない。米国政府とFATCA関連の情報共有に関する合意を調印した100を超える国の政府も口座を監視する可能性がある。
 ブラジルやシンガポール、スイスなど世界各地の重役ポストの候補に挙がった米国人は経営トップから、米国の市民権を放棄するよう求められ、それに応じられなければ昇進を諦めろと言われている。
 そういうことなら市民権の放棄が増えても当然だ。英ケント大学が今年実施した調査によると、在外米国人の約31%が市民権の放棄を検討したことがあると回答した。その理由として、報告義務の増加、極めて厳しい罰則への不安、銀行口座を持てなくなる可能性が挙げられた。市民権の返上に2350ドル(約28万円)の手数料が伴わず、国外転出時に保有資産に課せられる税金がなければ、間違いなくさらに多くの人が返上を検討しているだろう(市民権の返上手数料は昨年、450ドルから引き上げられた)。
 この数千人の元米国人は政治的な理由で市民権を放棄したわけではない。しかし、彼らを見れば、租税政策や規制政策がいかに米国経済全体を害しているかが分かる。市民権を放棄する米国人1人ひとりの後ろに、米国人の企業家とビジネスをしたり米国企業に投資したりすることを拒否する多くの外国人がいるのだ。これは全ての米国人が考えなければならない問題である。
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http://jp.wsj.com/articles/SB11656670854055994709504581326861476961784?mod=trending_now_3


[32削除理由]:削除人:関連がない長文

2. 2015年11月06日 06:42:52 : jXbiWWJBCA
全米で黒人男性の殺害急増なぜ? FBI長官語る
警官が動画投稿に萎縮か、パトロールに影響も

動画投稿が警察官の巡回に影響している可能性も(写真は9月28日に5人が銃で撃たれたシカゴの現場) PHOTO: SCOTT OLSON/GETTY IMAGES

2015 年 11 月 2 日 18:12 JST

 米連邦捜査局(FBI)のジェームズ・コメイ長官は10月23日、シカゴ大学の法科大学院で演説を行った。以下はその抜粋。

***

 現実をはっきり認識するためには、今年この国で何が起きているのかをよく目を凝らして見ることが必要だ。そして、何が起きているのか自問しなければならない。

 なぜなら極めて不穏な事態が米国全土で起こっているからだ。この演説では2014年のことについて語ってきた。2015年は何かが違っている。今年、米国の都市部では近年にないほど多くの人が殺されている。強調したいのは、昨年よりはるかに多くの有色人種の人たちが今年、米国の都市で殺されていることだ。しかも殺しているのは警官ではない。

 法執行機関と市民との間の暴力に注目するのは間違っていない。こうした出来事はより良い社会にするための教訓を教えてくれる。だが何かもっと大きなことが起こっている。米国の上位50都市の大半で今年、殺人や発砲事件が増加しており、激増している都市も多い。米国の都市ということ以外に、これらの都市に共通するものはほとんどない。例えば、シカゴ、タンパ、ミネアポリス、サクラメント、オーランド、クリーブランド、そしてダラスといった具合だ。

 首都ワシントンでは全域で殺人件数が20%余り増加した。人口60万人のメリーランド州ボルティモアでは平均で1日1件を超える殺人が起こっており、13倍も人口が多いニューヨーク市での発生率を上回っている。ウィスコンシン州ミルウォーキーの殺人事件発生率は、この1年でほぼ倍増した。

 誰が命を落としているのか。警察当局のトップたちによると、増加分のほぼ全てを占めているのは若い有色人種の男性だという。彼らが死亡するのは、複数の銃が回収されるような治安の悪い地区の犯罪現場だ。

 米国の白人は避けて通れるというのはまた別の問題だ。だが私たちが本当にどんな命も大切だと考えるなら、われわれ皆が何が起きているのかを理解しなければならない。有色人種のコミュニティーは答えを求める必要がある。警察や市民の中で上に立つ者は答えを求める必要がある。学術的な研究者はこの問題を真剣に考える必要がある。

 全米各地で、しかも同時期に殺人件数が増加している原因は何か。この地理的、時期的状況の原因は何か。突然、あらゆる場所で起こり始めたのはなぜか。

 誰も記録に残るようには言わないうえ、公の場でも言うことはない。だが、警察当局や選挙で選ばれた公職者たちはひそかに思っていることがある。私はそういう人たちから話を聞いた。それは今の状況の説明として私自身が最も納得できる内容である。

 それは、警察のパトロールに変化が生じているのかもしれないということだ。動画投稿サイト「ユーチューブ」が影響力を持つこの時代に、警察官はパトカーから降りて暴力犯罪を防ぐ任務を果たすことに二の足を踏んでいるのはないか。緊急通報を受けて警察官が出動することはあっても、悪い連中がうろつくのを防ぐ職務質問のような非公式の接触を避けているのではないだろうか。相手が銃を持っているような場合は特にそうだ。

 私は都会の大きな地区を管轄する警察官たちから個人的に話を聞いた。携帯電話のカメラを高く掲げた若者たちに取り囲まれたときのことを話してくれたのだが、パトカーから出るときにののしられたという。「まるで自分たちが包囲されているような気がした。パトカーからあまり降りたくない」と話した。ある警察幹部は部下たちに、政治指導部はネットで拡散された映像を大目には見ないことを覚えておくよう伝えたという。

 問われているのは、こうしたことが全米各地の警察の行動を変えているのかどうかだ。その答えは分からない。それが全てを説明するのかどうか私は分からない。しかしこの1年の間、米国の法執行機関を冷たい風が吹き抜けたことが一因ではないかという強い感覚を私はもっている。この風は間違いなく警察の行動を変えている。

 警察官の振る舞いや、ディエスカレーション(興奮状態の相手を会話でなだめる技術)、殺傷能力のある武器の使用に関する議論が続くなかで、こうした行動の変化の中には歓迎されるものもある。これらの議論は欠かせないものであり、その結果、法執行機関は改善されていくだろう。

 だが、私たちは銃を持った悪い人間が実際にいるという事実を見過ごすことはできない。全米各地の通りの片隅で命を落としている若者たちは自殺しているわけではなく、警官によって射殺されているわけでもない。警察当局のトップらの話によれば、彼らは銃を持った他の若い男たちに殺されているのだ。

 警官が街に出て、「夜中の1時にこんなところで何をしているんだ」と間近で実際に声をかける巡回行動をし、警官の存在感を強めることにより、命は救われる。私たちが皆、市民も法執行機関も白人も黒人もラテンアメリカ系も誰もがこういうパトロールに関心を持っている。

 今年のような状況が続けば、法執行機関は黒人の住民たちを暴力から守るためにどんな手助けをする必要があるのかという議論に舞い戻ることになる。すべての命が大切であり、こんな状況を放置してはいけない。私たちは何が起きているのかを見極め、いま対策をとる必要がある。

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ファーガソン黒人射殺事件から1年
http://si.wsj.net/public/resources/images/BN-KZ232_comey_M_20151028114928.jpg

[32削除理由]:削除人:関連がない長文

3. 2015年11月06日 08:53:50 : EHNodJa1EY
翻訳したらこうなったのか?
原文はまともな記事なのか?
どっちにしても中学生の作文みたいだね ただ悪口みたいなことを羅列
アメリカはここまで劣化した人物が元だが国務省にいるんだねw

4. 2015年11月06日 20:30:38 : aQq0UGoaxY
米ブルッキングス研究所所長ストローブ・タルボットは、自分たちが中東と北アフリカでやったことの結果を分析してからプーちゃんのことを言いなよ。

https://www.youtube.com/watch?v=-izQ5bDjqcw
これは、プレゼントだよ。


5. 2015年11月08日 05:52:59 : LfM4phVt5w
気違い洗脳記事。


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