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IS壊滅目指す米仏 「アサド政権打倒」棚上げで早くも大失態(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/15/kokusai11/msg/781.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 11 月 19 日 16:08:10: igsppGRN/E9PQ
 

             IS壊滅で米仏は方針転換(C)AP


IS壊滅目指す米仏 「アサド政権打倒」棚上げで早くも大失態
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/169862
2015年11月19日 日刊ゲンダイ


 この「テロとの戦い」は、そう簡単には終わらない。先頭を切ってイスラム国と戦ってきた米仏両国の支離滅裂ぶりを見ていると、そう思わざるを得ない。

 フランスのオランド大統領は16日の上下両院合同議会演説で、近く米露両国の大統領と会談することを表明、連携強化を宣言した。「対テロ共同戦線」は当然に見えるが、実は米仏はシリアのアサド政権打倒でタッグを組み、同政権支援のロシアと対立してきた。それがロシアと握手しようというのは、米仏が誤りを認めざるを得なくなったからだ。オランドは表向き「眼前の敵はアサド政権ではなくISだ」とゴマカし、オバマ大統領も「攻撃対象をISに絞り込むことが重要だ」なんて言っていたが、これは「アサド政権打倒はあきらめる」という意味だ。軍事評論家の田岡俊次氏もこう言った。

「米仏が本気でIS全滅を目指すならば、アサド政権と和解し、シリア政府軍と一緒に戦うしかない。航空攻撃だけでは、全滅は困難です。米仏がアサド政権打倒を公言している限り、シリア政府は米軍、仏軍の地上部隊を受け入れられない。アサド政権と協力して、シリアの2大反政府勢力である『IS』と『ヌスラ戦線』を打倒し、内戦が終結すれば、難民の流出も止まる。国外に逃れた400万人のシリア難民、760万人の国内避難民も帰郷できる。一方、もし、アサド政権が倒れれば、次はISとヌスラ戦線の内戦が始まり、難民は帰れない。そもそも、米仏がアサド政権打倒を目指したことが、今日の事態の混乱を招いたのです」

■戦う前からズッコケた

 とりわけ罪深いのが米オバマ政権で、2011年に始まったシリア騒乱の際、米はロシア、イランと友好関係にあるアサド政権打倒のチャンスとみて介入、「自由シリア軍」をつくった。しかし、当初のもくろみは外れて、アサド政権は倒れず、米国は「新シリア軍」をつくろうとしたが、これも失敗。内戦は4年間続いている。混乱に乗じて勢力を拡大したイスラム国は、米軍がイラクのフセイン政権の残党としてスンニ派を追放した結果、スンニ派の不満が高まり生まれたものだ。こんな米国と共同歩調を取ってきたのがフランスで、今更「アサド政権打倒は棚上げ」と言うのは滑稽だ。

「つまり、米国の情報はことごとく間違ってきたのです。米国はイラクに侵攻した時、イラク人は米軍を歓迎すると思っていた。米国は16の情報機関を持ち、15万人の要員を抱えていますが、全部の情報を上げるわけにもいかないので、国家安全保障会議の要求に応じて情報を出す。それでは、上層部の思い込みを補強する結果になりがちです。日本はこんな国と集団的自衛権を行使し、共闘しようというのですから、危ない話です」(田岡俊次氏=前出)

 米仏は戦う前に面目丸潰れになったということだ。

 

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コメント
 
1. 2015年11月19日 18:00:47 : v1gbxz7HNs
米仏ともに国の実権を握る裏の寡頭支配勢力と表向きの政治勢力の二重構造になっていて、政治勢力は寡頭支配勢力に政策を左右されるが、必ずしも同調はしていないという状況ではなかったか。

テロが起きたということは、それを口実にISIS叩きと称してシリア政権を打倒するというこれまで通りの作戦を強化することもできるし、同じくISISを叩くと称して本当にISISを叩いてシオニストの工作を破綻させることもできる。

テロを受けてフランスは国内に軍を展開したそうだ。
そういえばアメリカは夏からジェイド・ヘルム15という演習で軍を国内に展開している。
一体、世界では何がはじまるのか。


2. 2015年11月19日 22:34:03 : mCeBozuCAs

ロシア発のプーチン大統領のネクタイに注目している。

今までは、差しさわりのない織柄があっっても無地に近かったが、最近、ストライプのネクタイの写真が多い、仏大統領の写真ではストライプであった。

ストライプの向きは大陸流儀のものを選んでいる。

false frag論議の以前からこの姿はアップされている。

大陸への流し目だったのでは?と感じざるをえない。

仏はアサド大統領の存続を表明し立ち位置を明確にした。

ロシアは用意周到にサウジからのISILへの資金援助は国内の一部の有力者からであるとの認識を流しており(その一部がUKと組んで宮廷クーデターを策動しているとの予報記事をオイル価格の低下に連動して流していたが)、サウジとも組み、サウジ、仏を介してUSからのカタールへの圧力を強める戦略かと思う。

シリアを巡っては、バランスはロシアにかたむいており、もはやUSにはおおきな流れを止めようがなくなっている。US有志連合がではなく、国連での透明な解決の方向にむかっている。

さような外交空間にあって、G20では、のほほんとアメリカ合衆国流儀のストライプのネクタイをぶら下げて悦にいっている御仁が各国代表の集合写真にお写りになっていた。まことにもってお目出度いことである。


3. 2015年11月19日 22:57:06 : zIm0erlx0o

>>1.2

同感。すでに潮目が変わったと思いますね。ネタやマケが表舞台から消えた。

核ボタンはアクセスを封じられた兆し。正規軍同士が地かで繋がっていた。

オバマも脅しから解放されて表情が変わった。プーが生き生きとしている。


4. 2015年11月20日 11:27:12 : OO6Zlan35k
パリ同時多発テロの裏で、フランスが「豊かな欧州」から没落しつつある現実[橘玲の世界投資見聞録]
2015年11月19日 橘玲
 一昨年の12月にパリを訪れたときはモロッコのマラケシュに行くためのトランジットで、パリ東駅近くのホテルに泊まった。
 Trip Advisorによると、このあたりは一時スラム化が問題になっていたが、近年は再開発が進んで、サン・マルタン運河周辺には洒落たレストランが次々とオープンし、ちょっとした人気スポットになっているのだという。
 運河は東駅の横を流れ、途中で地下に潜りバスティーユ広場の先で地上に出て、セーヌ川に合流する。
 運河の両岸はきれいに整備されたマロニエの並木道で、ところどころに鉄製の太鼓橋がある。個人営業の小さなレストランが運河沿いに点在していて、平日(火曜日)の夜にもかかわらずどこも賑わっていた。
パリ東駅に近いサン・マルタン運河。事件現場となったカンボジア料理店は左手、バタクラン劇場はすこし先の右手にある

 たまたま覗いたレストランでテーブルがひとつだけ空いていたので、そこで食事をすることにした。レストランの女主人は、「このあたりは観光客は珍しいのよ。日本人は、たぶんあなたがはじめて」といった。
 11月13日(金)の夜、パリ市内でIS(イスラム国)の戦闘員による同時テロが起きたが、その標的となったのがこの地区だ。15人が死亡したカンボジア料理店「ルプチカンボジュ」は、上の写真では運河の左手にある。襲撃犯はレストランの客を無差別に銃撃したあと、運河を渡ってすこし先にあるバタクラン劇場に向かい、「アラー・アクバル(神は偉大なり)」などと叫びながら観客に向けて銃を乱射し90人ちかくが犠牲になった。
 フランスとドイツの親善試合が行なわれ、オランド大統領も観戦していたサッカースタジアム、スタッド・ド・フランスにも、襲撃犯は強力な爆発物を持ち込もうと試みた。このスタジアムの最大収容人数は8万人超だから、テロが実行されればとてつもない惨劇になったにちがいない。
 今年1月のシャルリー・エブド襲撃事件では、ムハンマドの風刺画を掲載した雑誌社が標的となった。社内に警察官が常駐していたように、彼らはリスクを自覚していたが、今回は一般市民が狙われたことで動揺がさらに広がっている。
 常軌を逸した凶行というほかないが、ISの戦闘員は狂人ではなく、彼ら独自の「正義」のために戦っている。その正義によれば、これはフランスとイスラム国の国家間戦争であり、フランスが空爆によってイスラム国の市民を殺傷している以上、その罪をフランス市民が自らの生命で贖うのは当然なのだ。これが、テロリストがパリ市内の観光地ではなく、地元のひとたちが集まる地域を選んだ理由だろう。
 同時テロを受けてオランド大統領はISとの「戦争」を宣言し、イスラム国への空爆を強化した。これによってフランスはISと同じ認識を共有することになり、相手の土俵に引きずり込まれていく。9.11同時多発テロのあとにアメリカのブッシュ政権がはまりこんだ構図だが、他に有効な対抗手段がない以上、しかたのないことでもあるのだろう。
 一部の中東専門家は、報復の応酬では双方の憎悪が膨らむだけで、問題は解決しないのだから、唯一の解決策はイスラム国を「国家」と認めて交渉することだという。だが西欧諸国にこうした提案を受け入れる余地はなく、IS掃討のためにシリアに地上軍を投入するようなことになれば事態はさらに泥沼化しかねない。
 ブッシュが独裁者フセインを打倒すべくイラクへの侵攻を主張したとき、フランスは先頭に立ってそれに反対した。皮肉なのは、そのフランスがいまやイスラーム過激派との終わりなき戦争に突入しつつあることだ。
サン・マルタン運河沿いのレストラン。平日なのにほぼ満席だった

予言の書としてベストセラーになったウエルベックの『服従』
 近頃翻訳されたフランスの人気作家ミシェル・ウエルベックの『服従』(河出書房新社)では、2022年にフランスはムスリムの大統領を迎え、イスラームに「服従」することになっている。
『服従』の発売日は2015年1月7日で、『シャルリー・エブド』が襲撃された当日だった。そのうえ、表紙ではウエルベックが(イスラームの象徴である)三日月と星の三角帽をかぶり、煙草をくゆらせながら、「2015年、私の歯は抜け落ちるだろう。2022年、私はラマダンの断食をするだろう」と“預言”していた。このあまりにもできすぎた偶然によって、『服従』はフランス国内で60万部を超えるベストセラーになり、そしてこんどは、その日本語訳が発売された直後にパリの同時テロ事件が起きた。
 だが『服従』を読んでみると、これを『預言の書』とするには無理があることがわかる。
 ウエルベックの小説によれば、2017年の大統領選ではオランドがかろうじて再選を果たすものの、次の2022年はマリーヌ・ル・ペンの国民戦線が支持率30%で第一党になり、社会党の支持率は20%と低迷している。ところがそこにモアンド・ベン・アッベスなる超エリートのムスリムが率いる「イスラーム同胞党」が登場し、社会党と並ぶ20%の支持率を獲得する。社会党は“極右”のル・ペンよりもベン・アッベスを大統領にしたほうが自分たちの既得権を維持できると考え、イスラーム同胞党と連立政権を組むことに決める。こうしてフランスはイスラーム化していく……という話だ。
 しかしすぐにわかるように、「イスラーム同胞党」なる政党は存在せず、政教分離(ライシテ)を国是とするフランスに政教一致のイスラーム政党の居場所があるとも思えない――公立学校においてヒジャブ(スカーフ)を着用することすら法で禁じられているのだ。また仮にイスラーム政党が誕生しても、フランスの人口6600万人のうちムスリムはおよそ500万人(約7.5%)で、そこには市民権を持たない移民も含まれるのだから、7年後にムスリムが有権者の20%を超えるというのも荒唐無稽な話だろう。
 実質的なデビュー作である『素粒子』(ちくま文庫)以来、良識あるひとたちの神経を逆なでする作風で人気を博してきたウエルベックは、もちろんこんな批判は端から承知のうえにちがいない。しかしそれでも、『服従』が近未来小説の形式をとっている以上、リアリティの有無が重要なことは間違いない。ところが、「自由」と「人権」の近代民主社会を誕生させたと自負するフランスは、 自らのアイデンティティを全否定してイスラーム国家へと変わっていくというのに、パリ市内で散発的に暴動や銃撃戦が起きるだけですべては平穏のうちに進んでいくのだ。


5. 2015年11月20日 12:21:21 : RTWWw8j8P6

田岡は唯一まともな軍事外交専門家。

ほかはアメリカの宣伝屋にすぎない。


6. 2015年11月20日 12:23:25 : RTWWw8j8P6

フランスは自分のしでかしたことの果実を受け取った。


7. 2015年11月21日 02:31:09 : r3llmSTVuI
オバマさんも顔色超悪かったが、ちったー肩の荷がおりたってか?

CIA作ISもついに証拠隠滅のため消される運命にあるが、どっこい金のために雇われた多国籍非正規採用派遣労働者なんだから、全員武器も兵器も戦車も捨ててトンズラするべ
金だけ握りしめて

いよいよ平和が訪れる

プーチンさん
作戦通りだね


8. おじゃま一郎 2015年11月21日 19:32:46 : Oo1MUxFRAsqXk : bJyBJAiNQE
ロシアは秘密兵器パーンツィリ-S1をシリアに送り、ISILを
ジェノサイド作戦に出た。この兵器は、ミサイル航空機の
迎撃ばかりでなく、地上の敵対勢力を1分間700発の機関砲で
殺害するものだ。この兵器と空爆をあわせてISIL殲滅を図っている。

こんな残虐な作戦は、氷点下の国冷酷ロシアにしかできないので、
フランスも米国も世界の暴力団ロシアにすがるしかない。


9. 2015年11月22日 12:14:03 : Q82AFi3rQM

オジャマ氏も真相の道氏と同様消滅ま近、か。


 「こんな残虐な作戦」だとさ。
 大笑い。


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