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朝鮮半島核問題は誰にビンタを食らわせたのか?:朝鮮半島核問題の焦点は米朝双方にあり中国ではない
http://www.asyura2.com/15/kokusai12/msg/586.html
投稿者 あっしら 日時 2016 年 2 月 16 日 04:23:30: Mo7ApAlflbQ6s gqCCwYK1guc
 


※関連記事

「王毅外交部長、朝鮮の核問題について3つのボトムラインを発表:韓国へのTHAAD配備は中国の安全に脅威」
http://www.asyura2.com/16/warb17/msg/178.html

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朝鮮半島核問題は誰にビンタを食らわせたのか?
人民網日本語版 2016年02月15日16:16

最近、中国の王毅外交部長(外相)はドイツ・ミュンヘンでシリア国際支援グループの第4回外相会合に出席した後にロイター通信の単独インタビューに応じ、現在の国際情勢における重大な問題について質問に答えた。(文:蘇暁暉・中国国際問題研究院国際戦略研究所副所長。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

朝鮮半島に関する王部長の発言は多方面の注目を集めた。王部長は「安保理は新決議を採択し、さらなる措置を講じて、朝鮮に自らの行為に対する必要な代償を支払わせ、相応の結果を担わせることができる」と指摘した。

一部メディアはこの発言を朝鮮半島核問題における中国の政策が変化し、「ついに」朝鮮を懲罰することに同意したものと解釈した。

実際には、2006年以来国連が朝鮮の核実験やロケット発射を受けて採択した第1695号決議、第1718号決議、第1874号決議、第2087号決議、第2094号決議はいずれも朝鮮による核・ミサイル技術開発を禁止する内容を含み、制裁措置も盛り込んでいる。これらの決議は中国が他の各国と合意したものであり、中国が朝鮮をかばっているという事実はない。

誤読以外に、「中国の対朝政策」に対していわれなき非難をする者もいる。今年朝鮮が4回目の核実験を行い、キャリア・ロケットを利用して衛星を発射した後、韓米日は「中国は朝鮮への影響力が最も大きい」として、「力強い」対朝制裁に加わるよう中国に求めた。米国のラッセル国務次官補(アジア・太平洋担当)は魂胆があるように「朝鮮側の行為は朝鮮への一層の制裁実施に反対する国々へのビンタだ」と主張した。しばらくの間、朝鮮半島問題で「中国責任論」がやかましく論じられている。

中国は雑音に乱されない。王部長が朝鮮半島核問題の扱いにおける中国の原則を語る際の際立ったキーワードは「公正」だ。

その一、目標の確定が公正でなければならない。朝鮮半島の非核化を実現するには、北側と南側が共に規則を遵守する必要がある。自ら製造してはならないし、導入し配備してもならない。ある国が安全で他の国が安全でなく、他国の安全を犠牲にして自国のいわゆる絶対的安全を図るのでは、真の安全は実現できない。中国は朝鮮の核開発に明確に反対しており、米国が韓国に核兵器を配備することにも賛成しない。

その二、制裁の実施は公正でなければならない。安保理の制裁は朝鮮が核計画とミサイル計画をさらに進めるのを阻止するためであり、計画に関連する組織、個人、事項に的を合わせたものであるべきだ。同時に、朝鮮が主権国として有する正当な権利の侵害は許されず、同国の正当な経済活動と民衆の権益を損なうべきでもない。とりわけ制裁の名を借りて、実際には政権を揺るがす行動であってはならない。中国は制裁は問題解決の唯一の道では断じてなく、適度でなければならないと強調し続けている。

その三、権利と責任を公正に定めなければならない。責任については、朝鮮半島核問題の焦点は米朝双方にあり、中国ではない。もし朝鮮がビンタを食らわせたと言うのなら、目を覚まされたのは米国であるはずだ。圧力と制裁の固守しても良い結果はなく、今は誠意を示して交渉の道に戻る時だ。また、朝鮮半島の緊張激化、衝突の危険の激化を前に、関係国は煽り立てるのではなく、なおさらに自制を保つべきだ。激しい言葉も合同軍事演習も時代にそぐわない。権利については、国連決議に違反する朝鮮の行為は強く非難される。同様に米国にもこれを利用して他国の権益を侵害する権利はない。韓国にミサイル防衛システム「THAAD」を配備する米国の企てに対して、中露は共に明確にノーと言う。

外国は朝鮮半島問題における中国の1つ1つの言動に注目するが、まず中国の発したメッセージを正しく受け止め、責任ある大国としての中国のイメージを明確に認識する必要がある。中国が正しい道理を説き続けるのは、朝鮮半島の平和・安定と問題の最終的解決のためだ。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年2月15日

http://j.people.com.cn/n3/2016/0215/c94474-9016841.html

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王毅外交部長、米ケリー国務長官と会談
人民網日本語版 2016年02月14日10:21

中国外交部(外務省)の王毅部長(外相)はドイツのミュンヘンで12日、米国のケリー国務長官と会談した。人民日報が伝えた。

王部長は「習近平主席は先日オバマ大統領と電話会談を行った際、次の段階の中米関係について重要な指導意見を提起した。中米双方が共に努力し、両国首脳の共通認識を着実に実行に移し、両国関係の健全かつ安定的な発展を確保することを望んでいる」と述べた。

王部長とケリー国務長官は、朝鮮半島の情勢について重点的に意見を交わした。王部長は、「朝鮮は再度核実験を行い、さらに弾道ミサイル技術を使って衛星を打ち上げ、国連の関連決議に何度も違反し、国際的な核不拡散体制に深刻な打撃を与えた。これについて中米両国は、国連安全保障理事会の協議のプロセスを早め、できるだけ早く新たな決議を採択し、力強く効果的な措置を講じて朝鮮の核・ミサイル計画の更なる推進を阻止することで同意している。また、中国は、制裁は目的ではないと再度表明する。我々の共通の目標は、半島の核問題を何とかして再び対話による交渉という正しい軌道に戻すことであり、これは中米を含む各国の利益に完全に合致する」と述べ、ケリー国務長官もこれに同意を示した。

王部長はさらに、米国が韓国にミサイル防衛システム「THAAD」を配備する可能性があることに関して中国の反対の立場を表明し、米国に対して慎重に事を行うよう要求したほか、「(米国は)この機会を借りて中国の安全利益を害するべきではなく、地域の平和と安定に新たな複雑な要素を加えるべきではない」と表明した。(編集SN)

「人民網日本語版」2016年2月14日

http://j.people.com.cn/n3/2016/0214/c94474-9016283.html

 

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