ちょっと前、用事で日本に帰って、麻布十番あたりをうろついてたら、
ジャングル風呂とかいう銭湯を見つけて(道後温泉みたい）、
久しぶりに入ってみるかと、料金表の看板を見たら、なんと１６００
円かなんか。驚いた。もう人間の住むところじゃないですな、あの辺りは・・・。

読書家というか、子供の頃読んだものしかもう覚えてない、
いや、それさえも怪しい（笑）

家に子供文学全集みたいのがあって、
内外の名作を子供用にリライトしているのを、暇にあかして読んでた。
なんと、魯迅までリライトしていて、コンイチという、科挙に落第した、
乞食書生の話を、その文学全集で読んだような・・・。

「聊斎志異」は香港映画「チャイニーズゴーストストーリ」の原作、
というかネタ本ですな。鴉になる男も、コンイチみたいな、科挙の落第生で、
試験に失敗して洞庭湖のほとりかどこかに、呆然とたっていると、
いきなり、鴉になっちゃうわけです。しかし、結局、鴉の女性の理想的伴侶
とめぐり合って、人間じゃなく鴉として幸せになるという結末だったと思う。

失意の男が描く幻想みたような話ですが、この年になると、
ほとんどの男は、人間でいるより鴉になりたいと思ってるんじゃないすかね（笑）

ではでは

それでは