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仁義なき気候戦争 : 「反」地球温暖化説の最先鋒となりつつある米国 NASA が、10月の「南極の氷は増えている」報告に
http://www.asyura2.com/15/nature6/msg/190.html
投稿者 お天道様はお見通し 日時 2015 年 11 月 29 日 23:36:15: I6W6mAZ85McLw
 



最近のNASAの見解

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▲ 2015年11月26日の英国 EXPRESS より。


 


プーチン大統領のニューヨークタイムズ紙に対しての見解


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▲ 2015年10月29日の Daily Caller Russia’s Putin Says Global Warming Is ‘A Fraud’より。


 


異常な気候の秋から冬へと突入する中で


北海道は、先日まで大変だったようなのです。


何が大変だったかというと、「雪が降らなくて困っていた」というようなんですね。


雪国には雪国に応じた季節季節の経済活動がありまして、「冬は冬で雪が降らないと困る」という場所は多いはずです。


それが、下のような感じだったようなのです。



スキー場:雪がない! 北海道気温下がらず開業断念続々


 毎日新聞 2015/11/23


北海道のスキー場が雪不足のため、相次いで開業を延期している。例年11月中旬から順次開業している札幌市内スキー場も、今年はいまだオープンがゼロ。スキー場関係者は「早くまとまった雪がほしい」と願っている。


札幌管区気象台によると、11月の道内は平年より気温の高い日が多く、札幌や函館、帯広など主な都市の平野部の積雪はゼロ。


20日にオープン予定だった札幌国際スキー場は17日、開業延期を発表した。今後の予定は未定で、担当者は「暖かい日が多く、降っては解けて、降っては解けての繰り返しだ」と嘆く。



これが、11月23日の報道です。


下は、その3日後の 11月26日の報道です。



札幌 62年ぶりの大雪 あす以降も注意を


 NHK 2015/11/26


24日から降り続いた雪のため、札幌市では積雪が40センチを超え、11月としては62年ぶりの大雪となりました。北海道では26日以降も雪や雨が降る見込みで、気象台は、落雪や雪崩に注意するよう呼びかけています。


札幌市では午前9時の時点で44センチの積雪を観測しました。札幌市で11月に積雪が40センチを超えるのは昭和28年以来62年ぶりです。


また、網走市では24日一日に降った雪の量が32センチとなり、11月の降雪量としては過去最多となりました。



ということで、北海道で大変な大雪となっていると知り、天気予報を見ますと、今日( 11月27日)も大荒れとなっているようで、北海道の岩見沢市というところにある実家に電話をかけてみました。私の実家のある岩見沢市というのは、昔から北海道の中でも大雪で有名な場所です。


私 「なんか、そっち雪すごいんだって?」
母親「あー、いや、晴れててポカポカしてる」
私 「晴れててポカポカしてんのかい」


ということで、天気予報の図を見てみますと、北海道の東と西で、大きく天候が違っているようで、普通なら真っ先に豪雪になる岩見沢市も、今回の雪は通り過ぎていったようです。


いずれにしましても、「記録的に雪が降らない天候」から、数日で一変して、「観測史上最大レベルの大雪」というようなことになるという、一定の方向というものを掴みにくい天候状況は、世界全体につらなっている感じです。


 


地球の記録なんかに書いていたりもしましたが、この秋からは、世界各地でかなり「唐突な気候」が顕著でした。


この11月だけでも、気候に関して印象的だったこととしては、下のようなことか起きています。


ソマリアの洪水(国連が飢餓に対しての緊急リリース)


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Live From Somalia。詳細は「ソマリア全土で続く洪水による流行病の発生…」などにあります。


 


アメリカのシカゴでは、11月としては過去125年間で最大の積雪


chicago-snow-2015
シカゴでは今シーズンの初雪が「11月としては過去125年間で最大」の積雪に…


 


サウジアラビアで豪雨と洪水で甚大な被害(写真はメッカ近くのジッダという都市)


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サウジアラビアの大都市ジッダで死者十数名に達する壊滅的な洪水が発生


 


アルゼンチンを見舞ったテニスボール大のひょうの嵐


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アルゼンチンを襲った「爆撃のような」雹


 


そして、中東のイエメンでは、観測史上初めてサイクロンが上陸し、数年分の雨が一昼夜で降り落ちたという出来事がありました。


イエメンで同国史上初めてのサイクロン被害


yemen-floods-2015
breakingnews.com観測史上初めてサイクロンが上陸した砂漠のイエメンで2日間に「5年分の雨」が降る


 


これらはすでに「異常気象」と呼んで構わないものだと思いますが、しかし、このようなことが世界的に相次いで起きているのはどうしてなのかということについては、結局は「よくわからない」ということでもあります。


今現在、観測史上でも最大クラスのエルニーニョが進行していることは、


…「温暖化が招く寒冷期」からの気温の回復に40年から100年かかるという気候モデルが提示される地球の海で成長する「モンスター・エルニーニョ」
 2015/10/16


などに記したことがありますが、エルニーニョのせいなのかどうかも、わからないといえばわからないことです。


ただ、これも最近の異変と関係あるかどうかはわからなくとも、やはり、少しずつではあっても、「世界は寒冷化に向かっているかもしれない」ということに関しては否定しにくい状況にもなっています。


ロシアは国をあげての「寒冷化」説方向へと

今、地球の気象科学界は、


「地球温暖化派」



「地球寒冷化派」


というものに、かなりはっきりと分かれてきている感じがします。


「中庸」という意見はあまり聞きません。


故菅原文太さん主演の『仁義なき戦い 代理戦争』(1973年)という映画の中で、小林旭さん演じる組幹部の人物が、組織同士の対立で中立を主張する幹部に対して、


「中立は認めん。 こっちの側に立てんいうんじゃったら、足洗ってカタギになるこっちゃ」


という台詞がありますが(下の写真)、科学界の仁義なき戦いでも、「中立は許さん」というような雰囲気があるのでしょうかね。


この『仁義なき戦い 代理戦争』は、とても好きな映画ですが、見るたびに、地球温暖化論争のことを思い出します。


jingi-chu-ritsu
仁義なき戦い 代理戦争


 


さて、そんな殺伐とした「地球温暖化 vs 地球寒冷化」論争のフィールドに舞い降りたひとりの麗しき女性のことを憶えてらっしゃいますでしょうか。


最近、ロシア RT のインタビュー番組で、初めて動くお姿を拝見しました下の方であります。


popowa-explain
RT


 


彼女こそ、


精度97%の「2030年までのミニ氷河期突入」予測は、その発表の元となったロシア人女性物理学者の「太陽活動の解析予測の実績」から実現確実な状勢に
 2015/07/22


という記事で、「 97%の精度で、ミニ氷河期がやって来る」というシミュレーションを確立した、ロシア・モスクワ国立大学の物理学者、ヘレン・ポポワ博士( Dr. Helen Popova )なのであります。


ポポワ博士の説の結論としては、「次の3つの太陽サイクル(サイクル 25、26、27)に最も気温が低い時が訪れることを示し、これからの約 30年間がその時代に相当する」ということで、ポポワ博士は、寒冷化の頂点が 2030年頃とする自説を持ち、これにはご自身で相当な確信があるようです。


それ以前から、ロシア人科学者たちには、「地球は寒冷化に突入する」という主張をする人が多かったという事実もあります。


最近では、ロシアの天体物理学者ハビブロ・I・アブダッザマトフ( Habibullo I. Abdussamatov )博士という方の主張が様々なメディアで取りあげられたことがあります。



地球は「ミニ氷河期」に=太陽活動が停滞 – ロシア天文学者


ロシアの天文学者、アブドサマトフ天体観測研究所研究員は、太陽活動の停滞から、6〜7年後に世界の気温が次第に低下し始め、17〜18世紀に続く「ミニ氷河期」に入る可能性があると予測した。ロシア通信とのインタビューで語った(時事通信 2006/02/07)。



そして、わりとつい最近、ロシアのトップであるプーチン大統領が、


「地球温暖化は詐欺だ」


という旨をニューヨーク・タイムスに語ったことが取りあげられていました。


冒頭に貼りました報道もそことを扱ったもののひとつです。
長い記事ではないですので、ご紹介しておきたいと思います。



Russia’s Putin Says Global Warming Is ‘A Fraud’


 Daly Caller 2015/10/29


ロシアのプーチン大統領は、地球温暖化は「詐欺」であると語る


プーチン大統領は、地球温暖化は、膨大な石油と天然ガスの埋蔵量を持ち、それを使用しているロシアへの陰謀としての「詐欺」だと確信しているようだ。


プーチン氏が「地球温暖化というものは存在しない。これは、いくつかの国の産業発展を抑制するための欺瞞だ」と考えていることを、政治アナリストのスタニスラフ・ベルコフスキー氏と共に、ニューヨーク・タイムズ紙に語った。


「ロシアのマスメディアが、地球温暖化という問題を取りあげず、また、ロシアの一般社会でもまったく注目されることのない理由はここにあります」と、ベルコフスキー氏は語る。


プーチン氏は、2000年代の初頭以来、人為的な原因による地球温暖化について疑問を呈し続けてきた。2003年には、国際的な気候温暖化の会合で、


「(温暖化になるならば)ロシアで寒さのために毛皮のコートをあまり着なくてもよく、また、農業専門家は、温暖化によりロシアの穀物生産が増加するという。(本当に温暖化になるならば)神に感謝するばかりだ」


と語った。


というように、「温暖化になるならば、穀物生産が増え、神に感謝したい」というようなことを述べていたプーチン大統領ですが、その逆説として、「ロシアを寒冷化が襲えば、穀物生産などの点で大変なことになる」ということも事実かとも思います。


いずれにしても、ロシアという国家は、全体として、「地球温暖化という概念を持っていない」ことがわかります。


それに比べまして、西側の科学の世界は今でも「温暖化一色」の傾向がありますが、最近、西側諸国に「ロシアと仲良くなれそうな機関」が現れました。


それは、れっきとしたアメリカの政府機関であるアメリカ航空宇宙局( NASA )です。


最近の NASA は、それまでの地球温暖化説の先鋒だったような立場を一転するような発表を立て続けに行っています。


 


地球「寒冷化」の急先鋒となり始めたNASA


NASA は地球探査においても、衛星などの面で、世界最高の設備とシステムを持っているといっていいと思いますが、冒頭のエクスプレスの記事のように、最近、2009年からの調査の結果として、


「南極は寒冷化し続けている」


という結論を出したのでした。


先月、NASA は、


「南極の氷は減少よりも増加しているほうが多い」


ことを明らかにし、これまで地球温暖化説などで言われていた「南極の氷が溶けることでの海面上昇の脅威」をきっぱりと否定したばかりです。


南極の氷の減少を否定したNASA のニュースリリース


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▲ 2015年10月31日の NASA ゴダード宇宙センター NASA Study: Mass Gains of Antarctic Ice Sheet Greater than Losses より。


 


そして、今回、NASA は、南極の気温そのものが「寒冷化し続けている」というレポートを発表したのでした。


現実には、この気象科学者たちの「仁義なき戦い」の面子の問題よりも、実際にどうなるのか、ということが気になりますが、私自身は、ロシアのポポワ博士の「 97%の確率でミニ氷河期入り」を支持したいと思います。


それでは、エクスプレスの記事です。
ちなみに、確かに「氷は増えているけれど、氷河の融解も進んでいる」という、何ともややこしいことになっているようで、単に「温暖化」とか、「寒冷化」とか、そういうものでもない可能性も感じるものでもあります。


 




GLOBAL WARMING? NASA says Antarctic has been COOLING for past SIX years
EXPRESS 2015/11/26


地球温暖化? NASAは、南極は過去6年間、寒冷化し続けていると語っている


NASA によると、南極の気温は、過去6年間で冷却化している。


北極と南極のふたつの極地方の集中的な科学研究の結果、2009年から 2015年の間で、南極全体の地域の気温が低下していることがわかった。


NASA のミッション「オペレーション・アイスバーグ」( NASA’s Operation IceBridge )は、極地の氷の調査で、2つの重複する調査運動の結果を確定した。


NASA は、この数週間で、南極と、南極海の氷の全体量が増加していることを明らかにした。


南極でのわずかな寒冷化の最新の発表と相まって、これは、人為的な気候変動説を否定する人々からの意見と論争に燃料を投下している。彼らは、人間の工業化は、地球の気温に大きな影響を持たないと主張する。


NASA ゴダード宇宙センターで働く、米国メリーランド大学の氷河学者クリストファー・シューマン( Christopher Shuman )氏は以下のように述べる。


「南極エリアのデータは、2009年から 2015年の期間にわたり、なだらかな寒冷化が起きてことを示します。NASA の地球観測衛星テラとアクアの、中分解能撮像分光放射計 ( MODIS )によって収集された画像は、より持続的な氷の定着(南極大陸と接続している海氷)を示しているのです」


しかし、シューマン氏は、南極の一部の地域では、わずかな気温低下にもかかわらず、氷河が有意なレベルで融解し続けていることを警告してもいる。


今回のミッションでは、南極半島に位置する2つの氷河の高さの大きな低下を観察した。


2012年に発表された研究では、2006年から 2011年の間に、2つの氷河で、年間最大 25メートルの平均標高の減少を示したこともある。


この紛らわしい2つのこと、つまり、南極の氷は増加しているが、氷河の融解も進んでいるという NASA による新しい詳細は、地球温暖化が極地の氷の溶融を引き起こしていると考えている人たちを煽っているとも言える。


このミッションでは、北極にやーおいても、夏の溶融シーズンの終わりの北極地方の陸と海の氷の状況の多くの必要な測定値を収集している。


北極の結果はまだ公開されていないが、南極、北極を含む全体の極の問題は、今月( 2015年11月)末にパリでおこなわれる気候変動会議で議論されることになっている。



仁義なき気候戦争 : 「反」地球温暖化説の最先鋒となりつつある米国 NASA が、10月の「南極の氷は増えている」報告に続き、今度は「南極は寒冷化し続けている」と発表  In Deep


 

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コメント
 
1. 2015年11月30日 08:45:44 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE
2015年11月30日 週刊ダイヤモンド編集部
この異常気象がヤバい!あなたに迫る地球温暖化の脅威
『週刊ダイヤモンド』12月5日号の第1特集は、「暴れる地球〜気候変動の脅威〜」。いよいよ11月30日から、パリでCOP21(温暖化対策を決める国際会議)が始まります。「30年に1回」のはずだった異常気象が日本でも多発し、温暖化問題は、もはや遠い世界で起きている現象ではありません。あなたを脅かす気候変動の謎にに迫ります。

気候変動は地球の裏側で起こっている遠い現象ではない。気温が1度上がれば確実に死亡リスクは高まる。あなたの生命を脅かす危機の実態をみていこう。 
【被害者72.5万人/殺人蚊・蜂】
温暖化で日本の亜熱帯化が進めば、最凶の殺人生物が日本に襲来することになる──。 
米ゲイツ財団によると、その生物は毎年世界で72万5000人もの人間を死に至らしめるという。その正体は、体長5mmにも満たない蚊。小さいからと侮るなかれ。蚊は人間にとって致命的な感染症を運んでくるくせ者だ。 
感染症の代表例が昨年東京でもパニックを引き起こしたデング熱。重症化すれば死に至る。媒介するのはネッタイシマカやヒトスジシマカ。ヒトスジシマカは白黒のしま模様を持ち、日本では“やぶ蚊”と呼ばれるどこにでもいる蚊だ。ネッタイシマカは日本に生息していないが、成田空港や羽田空港周辺で確認されており、亜熱帯化が進めば、定着は時間の問題だ。 
今年はデング熱の国内感染例はないが、むしろまん延リスクは高まっているといえるだろう。訪日外国人が激増しているからだ。 
昨年まで国別訪日客数トップで、今年も9月までで277万人もの訪日客を送り出す台湾で、今年デング熱が大流行。現地では死亡例が141件出ているのだ。 
温暖化でヒトスジシマカの生息域の北限は年々北上している。フマキラーの佐藤猛マーケティング部長が「殺虫剤市場が倍増する可能性がある」と話すように、日本でも今後、東南アジア並みに一年中蚊が活動する可能性もある。 
怖いのはデング熱だけではない。西ナイル熱も毎年のように死亡例が出る感染症で、2013年に北米で6000人強の感染者が出ている。媒介する蚊の種類が60種類以上に上るため、専門家の間ではデング熱よりも恐れられている。一度日本に入り込めば、デング熱のまん延スピードとは比べものにならないくらいの速さで広がり、パニックに陥る危険性が高い。 
このまま温暖化が進めば蚊が媒介する最悪の感染症、マラリアの侵入も現実味を帯びる。13年、世界のマラリア患者数は約2億人で、推定で58万4000人もの人が死亡した。主に、アフリカや東南アジアの奥地などで感染拡大が問題となっているが、日本も人ごとではなくなる可能性は十分にある。 
【九州稲作/4割壊滅】
「青天の霹靂」「くまさんの力」「てんたかく」──。これらは全て、温暖化に対抗するべく品種改良された地方のブランド米だ。
環境省がまとめた気候変動の影響評価には、「九州地方の1等米比率は今世紀半ばに30%弱、今世紀末に約40%低下する」という衝撃的な文言が躍った。稲作の温暖化被害は全国に広がり、深刻なものになりつつある。 
典型的な被害は、穂が出てから20日間の平均気温が26〜27度以上になると発生頻度が上がる「白未熟粒」と呼ばれるもの。でんぷんの蓄積が不十分で味も外見も悪い。冒頭のブランド米は、こうしたピンチを逆手に取って改良された高温耐性品種のコメだ。産地間のブランド競争が勃発しており、1956年に誕生した絶対王者コシヒカリの座を脅かしつつある。 
近い将来、スーパーの陳列棚からリンゴやミカンが消えてしまうかもしれない。実際に、鹿児島や宮崎のミカン農家がアボカドを栽培し始めているというから驚きだ。 
「コメの温暖化被害も小さくないが、農作物の中で最も甚大な損害を受けるのが果樹だ」(杉浦俊彦・農研機構果樹研究所上席研究員)と言い切る。どういうことか。
果樹の中でも、ミカンは平均気温15度から18度まで、リンゴは同7度から13度までといった具合に栽培可能地域の「気温幅」が限定的なのだという。そのため、何十年間で気温が1度上昇するだけでも、リンゴが着色不良になったりミカンが浮皮になったりと被害が出やすい。 
日本全国を見渡せば適地が消えるわけではないが、果樹農家が遊牧民のように全国を渡り歩けるわけではない。しかも、果樹の植え替えは30〜40年周期が通常であり、栽培作物を容易には替えられない。ちなみに、将来的に東京はヒートアイランド現象で果樹栽培に適した気候になる。かといって農地に替えることは非現実的。今後、国産のミカン、リンゴが食べられなくなってしまうかもしれない。 
【死亡リスク/3.7倍】
「気温が1度上がれば、確実に死者は増える」(環境省幹部)
そういわれるほど、気温と死は直結している。このまま温暖化が進んでいくと、熱中症などによって、国内の死亡リスクが3.7倍に膨れ上がるとされている。 
海外に目を向ければ、熱波によって大量の死者が出た例は多い。03年に欧州を襲った熱波では、WHO(世界保健機関)によれば、欧州全体で2万人以上の死者が出た。今年5月に発生したインドの熱波では、なんと気温が42度にもなった。その結果2200人もの人が命を落とした。 
フランスではエアコンを持っていない人が多かったという事情もあるが、今後、温暖化によって日本でも同じような事態が起こる可能性は十分にあるだろう。 
国立環境研究所の小野雅司フェローによれば、温室効果ガスの濃度が最も高く推移するシナリオの場合、今世紀末ごろに日本での熱中症搬送者数は現状比で5倍に増加すると予測されている。 
最も危険性が高いのはお年寄り。高齢になれば心臓や肺等の機能が低下することは避けられない。お年寄りは高温が続くことで温熱中枢がまひすることも多い。 
ただ本田靖・筑波大学体育系教授は「健康な成人男性でも、熱ストレスによる死亡リスクはある」と解説する。 
例えば、工期が決まっていて、30度の炎天下で作業をしなければならない土木作業員や建設作業員。健康でも適切に水分を取るなどの対策を怠れば、熱中症で死亡することが考えられる。 
こちらで紹介した気候変動がもたらすリスクはごく一部です。このたび、環境省は「気候変動の影響への適応計画」を策定しました。この計画は533本ものアカデミック文献が根拠になっています。自然災害、健康、農林水産業、自然生態系など7分野57項目にわたって、気候変動がわれわれにもたらす衝撃的なリスクについてまとめられています。 
完全な表(拡大画像表示)は こちら

http://diamond.jp/articles/-/82381 


2. 2015年11月30日 08:50:40 : nJF6kGWndY : n7GottskVWw

> 「反」地球温暖化説の最先鋒となりつつある米国

世界最大の化石燃料産出国だからな

次に続くのがロシア、サウジw


3. 2015年12月01日 22:46:57 : 9HFRDF5cwU : 0qdnioD9QKg
異常気象の多発は本当に異常か。むしろ、一度おきた極度異常の結果を平均的なものにもっていくのには、異常が続くことが、異常の振れが起こることの方が多いのかもしれないではないか。

4. 2015年12月02日 12:42:00 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE
ビル・ゲイツも現る、COP21で米中が歩み寄り

2015年12月2日(水)馬場 未希


(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
 「世界1位の経済国、世界2位の温室効果ガス排出国の指導者としてここにきた。米国は地球温暖化を引き起こした者としての役割を認識し、なすべきことをする責任を受け入れる」――。

 11月30日、オバマ米大統領は、パリで開幕した「国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)」初日の演説でこう話した。COP21では、2020年以降の温暖化対策の枠組みを策定することになっていることもあり、6年ぶりに首脳級会合が開かれた。オバマ大統領の言葉は、どれだけ途上国首脳陣の胸に響いただろうか。大統領が口にする「責任」という言葉には、会場に居並ぶ先進国にも途上国にも、重い意味を持つ。

 国連を舞台に20年以上も続いている温暖化交渉では、途上国が常に「先進国による歴史的な責任」を追求してきた。

 先進国は産業革命以来、化石燃料を多量に使い、CO2をはじめとする温室効果ガスを排出しながら経済を成長させた。途上国の言い分は、自らはいまだ経済成長の過程にある上、地理的に温暖化による影響を受けやすく、豪雨やハリケーンなどの異常気象に苦しめられている。まずは先に発展した先進国が温暖化を引き起こした責任を認め、率先して温暖化防止に励み、温暖化による被害への対処や対策の推進のため、途上国に資金を援助せよ――というものだ。

 オバマ大統領が発した責任への言及は、途上国の積年の訴えに理解を示し、責任を認めて率先して対策を打つ意思を示したと言えるだろう。

 背景には、ここパリで2020年以降に世界のすべての国が温室効果ガス削減に取り組むことに合意すること、そこに米国が参加することを、2017年1月で退任するオバマ大統領自身の「レガシー(政治的な遺産)」にしようとの思惑があるとみられる。不満を募らせる途上国を合意へと向かわせるため、言葉を尽くしてみせたわけだ。

 オバマ大統領の発言とは裏腹に、米国内は厳しい情勢にある。議会の上下両院で過半数を占める共和党議員らが、温暖化対策への反発を強めている。パリ合意がまとまり首尾よく参加できたとしても、2016年秋に予定される大統領選で共和党が勝利すれば、新枠組みへの参加も翻る可能性もある。米国は世界最大の排出国だった2001年、京都議定書の交渉から突如、離脱し、温暖化対策に後ろ向きな共和党政権時代を経た“前科”がある。

 しかし、排出大国・米国の「パリ合意」への参加は、これから世界が進める温暖化対策の実効性を担保するためには欠かせない。大統領はパリ合意がまとまれば、大統領権限を使って合意への参加を早期に表明するとの見方もある。先の演説は、複雑な国内事情を丸呑みする覚悟を示すものだったともとれる。

ビル・ゲイツと協力、途上国の理解得る

 ただし今や世界1位の排出国は、温暖化交渉の場で途上国の代表を務める中国だ。中国抜きの温暖化対策では、パリ合意も骨抜きになる。今回のCOP21では、米国や日本、EU(欧州連合)など先進国に加え、中国やインドといった途上国にも、2020年以降は温室効果ガスの削減を求める枠組み作りを目指す。既に大きく成長した一部の途上国には、相応の対策を打ってもらう必要があるというわけだ。

 中国の習近平国家主席は同じ日の演説で、「地球のすべての力を集め、広く参加を呼びかけるべき」と話し、合意への意欲と、他の途上国への参加を求めた。世界最大の排出国となった中国に対しては他の途上国からの突き上げが厳しい。中国も温暖化防止を率先してリードする姿勢を見せる狙いがある。先進国と途上国の代表である米中が、合意に向けて歩み寄りを見せた格好となった。

 しかしその一方で、習国家主席は「先進国と途上国の責任に差を付けること」を強調。加えて「先進国からのいっそうの資金と技術の援助の強化」を求めた。世界3位の排出量となるインドなどが、米中の歩み寄りに反発を示し、歴史的責任の堅持を強固に求めている。中国としては他の途上国との連帯もないがしろにはできない。

 COP21開催に先がけて始まった事務レベル会合では、先進国と途上国との責任の差の付け方をはじめとする論点で、落としどころを探る交渉が続いている。

 テクニカルな交渉を後方支援するため、各国首脳の演説では、途上国の理解の取り付けを狙った支援資金を積み増すという発言が相次いだ。英国やドイツなどが最貧国支援資金の拠出を表明したのに加え、日本も安倍晋三首相が、「気候変動に苦しむ途上国の窮状は見過ごせない。2020年に官民合わせて年間1兆3000億円の気候変動対策を途上国で実施する」と話した。

 首脳演説とは別に、会場で開かれたイベントにもオバマ大統領が駆けつけ、フランスのオランド大統領、インドのモディ首相、米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏らと並び、太陽光発電や風力発電、原子力発電などクリーンエネルギー研究開発の官民共同プロジェクトを発表。米日仏中印など20カ国政府が、5年間で約100億ドル(約1兆2000億円)としてきたクリーンエネルギー開発への投資を倍増させることを明らかにした。低炭素技術開発への巨額の投資は、途上国で技術を普及させることによって温暖化対策を促進させようという、先進国としての責任表明の一環でもある。

 COP21開催の期日は12月11日。最大13日までの延長も予想され、パリではギリギリの交渉が続くことになりそうだ。

このコラムについて
ニュースを斬る

日々、生み出される膨大なニュース。その本質と意味するところは何か。そこから何を学び取るべきなのか――。本コラムでは、日経ビジネス編集部が選んだ注目のニュースを、その道のプロフェッショナルである執筆陣が独自の視点で鋭く解説。ニュースの裏側に潜む意外な事実、一歩踏み込んだ読み筋を引き出します。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/120100162/?ST=print


5. p4rhfeEDdk 2015年12月06日 00:28:29 : 0z67EmqID7VG6[30] : ElRsE6clTk : a8TVexapH1I
今年のCOP21はアメリカと中国が主導するとニュースにあった。
現在のところ報道されたのは、温暖化対策に日本が毎年1兆円の資金援助していたものを
2020年には1兆3000億円にすると公言してしまった。
しかし、主犯格のアメリカと中国は0円????????
日本政府は日本国民をバカにしてる?
戦前だったら国賊もんである。

ちなみに、
ドイツ、スイス、ノルウェー、スウェーデン4カ国は、温暖化対策に4国合わせて600億円、
ただし来年から300億円で始めて、いつごろから600億円なるかは不明。
たぶん、300億円のままだろう。いや、来年の300億円も眉唾もの。

温暖化で一番影響を受けると考えられるのは、北米大陸、シベリア、シベリアと陸続きの中国や欧州である。
日本は、温暖化対策などほっとけばよい。

過去の植民地の変わりがCO2になって来た感じがしてきた。
中国、欧米諸国は曲者ぞろい。
そのうちCOP21脱退で戦争か?


6. 2015年12月10日 23:32:46 : Sjz1nvXnYM : MOZ7Tl6Mres[21]
北半球の氷が溶けているのは北半球で使ってる燃料による黒炭の粒が氷雪の中に
混じっている為太陽光を吸収して溶けやすくなっている、融雪剤を撒いているのと
同じ原理。
中国で又は北半球で使われる石炭石油による排気その他の粒子は大気の性質上
北極圏に到達して雪の核として囚われ降り注ぐ、これらの地区の雪が溶け始めた
雪を見ると黒い汚い雪である筈。

7. 2015年12月10日 23:38:41 : Sjz1nvXnYM : MOZ7Tl6Mres[22]
検索したらやっぱり有った、何かで見てたのかもしれない。
これらが雪が少ない=温暖化と誘導されている。

衝撃的な風景 : 現在の北極は「黒い氷」に覆われている - In De

http://oka-jp.seesaa.net/article/405723529.html

その他 北極の黒い雪で検索


8. 2015年12月11日 23:07:33 : Sjz1nvXnYM : MOZ7Tl6Mres[24]
>ところが、南極のほうでは非常に早いペースで海の氷が増加し続けている。

これは南半球側の石油系大気汚染物質が少ないと言う事かもしれない、北半球側の
黒い雪の黒は石油系の燃焼で発生する炭素粒で森林火災の物ではなく最近多い
火山の噴煙とも違うこれらの微粒子は灰色のガラス質のものであり黒では無いが
それらも多量に含有してる事だろう。
黒い物質が太陽光を吸収して氷が溶けるという事は氷が溶ける時の大量の融解熱を
太陽光から受けると言う事で通常の接触大気の熱を奪う事は無く氷の溶けた後の大地は太陽光を吸収し気温が上がる、もしもこの雪の中の黒い粒が無ければ太陽光を
反射して太陽光は大地を暖める事は無いであろう、つまりこの事が温暖化と言われ
る事では無いかと思う。
ついでに南極海氷が増加してるのは寒冷化とも考えられる。

話を飛躍させよう、

一番の懸念は南極の氷の増大でこれは回転する地球の軸上に位置し
球体バランスを崩す恐れが有ると言う事、その球体バランスが崩れると言う
分かり易い実験は球体のボールを回転させその回転軸上一極に錘を置くと
球体バランスが崩れ錘が回転側面最上に移動する、回転軸方向はそのままで
遠心力の最も働く赤道上に移動するのである。
ただ地球は回転力のせいで中央が膨らんだ球体の筈なので球体の内部までもが
横転する事は無いだろうが表層スリップ説に基づけば地球の表層がズルッと
滑る事は考えられる、そしてその球体バランスの応力は表層地殻に
ストレスとして影響を及ぼし近年の地震の増大とも関連するかもしれない。

ティワナク遺跡 太陽の門が有る遺跡群だがこれらの遺跡が何故破壊されたのか
自分では謎のままだったのだが、この標高4000mに位置する遺跡の破壊は
大規模な洪水(津波)で破壊されたとの事を最近知り得た。



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