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雨が降ると微生物が大気中に運ばれる:土壌中に生息する細菌総量の1.6%〜25%が拡散か
http://www.asyura2.com/15/nature6/msg/511.html
投稿者 手紙 日時 2017 年 3 月 11 日 22:20:42: ycTIENrc3gkSo juiOhg
 

件名:雨が降ると微生物が大気中に運ばれる
日時:20170308
媒体:nature
出所:http://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/11688
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【環境】雨が降ると微生物が大気中に運ばれる

Nature Communications

2017年3月8日
Environment: Rainfall can mobilise microbes

土壌中の細菌が雨滴によって大気中に拡散しているという考えを示す論文が、今週掲載される。この機構は、今回初めて提示されたものであり、細菌が遠くまで拡散する過程について解明する上で手掛かりになると考えられている。

これまでの研究では、雨滴が土壌に衝突するとエアロゾル(大気中に浮遊する水滴)が生成することが明らかになっていた。土壌が細菌にとって中間的な生息地の機能を果たしている可能性はあるが、細菌がエアロゾル化過程を生き延びることができないと考えられていたため、細菌がどのようにして大気中に移動するのかが明らかになっていなかった。

今回、Cullen Buieの研究チームは、高速度カメラ、蛍光イメージングとモデル実験を行って、1個の雨滴によって土壌表面に生息する細菌の0.01%が大気中に移動して1時間以上生き続けることを発見した。この数値を見ると、大気中に移動する細菌の割合が低いように思えるが、Buieたちの計算によれば、土壌中に生息する細菌の総量の1.6%〜25%(それぞれの地域での土壌の種類と気候によって異なる)が全球的な降水によって陸上から大気中に運ばれるとされる。土壌細菌のエアロゾル化の可視化は、3種の非病原性菌株について行われた。

以上の知見は、細菌が大気中に運搬される過程を説明しており、気候と農業生産性と人間の健康にとって重要な意味を持つものだが、この機構のために大雨の後に疾患の発症者が増えることを示す証拠はない。

DOI:10.1038/NCOMMS14668 | 英語の原文

「Nature 関連誌注目のハイライト」は、ネイチャー広報部門が報道関係者向けに作成したリリースを翻訳したものです。より正確かつ詳細な情報が必要な場合には、必ず原著論文をご覧ください。

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//memo

*Bioaerosol generation by raindrops on soil
http://www.nature.com/articles/ncomms14668

:Abstract

Aerosolized microorganisms may play an important role in climate change, disease transmission, water and soil contaminants, and geographic migration of microbes.

While it is known that bioaerosols are generated when bubbles break on the surface of water containing microbes, it is largely unclear how viable soil-based microbes are transferred to the atmosphere.

Here we report a previously unknown mechanism by which rain disperses soil bacteria into the air. Bubbles, tens of micrometres in size, formed inside the raindrops disperse micro-droplets containing soil bacteria during raindrop impingement.

A single raindrop can transfer 0.01% of bacteria on the soil surface and the bacteria can survive more than one hour after the aerosol generation process.

This work further reveals that bacteria transfer by rain is highly dependent on the regional soil profile and climate conditions.:

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時期が時期だけに、こういう記事を読むとヤッパリ気になってくるのは放射性物質の汚染問題だ。人間も含めて多様な生物が住む自然環境に対して放射性物質がどのように拡散し蓄積していくのだろうか。

それについては、チェルノブイリの知見があるんだといっても、福島県で発生し現在進行中のものとは、ありとあらゆる条件が違っている。生物相の差異、生態系の差異、標高差のある多くの山岳、数千の島嶼・海岸、つまり地形、歴然とした四季のある気候、衣食住の文化などの社会環境、近隣都市の人口、人口密度、人口構成… とにかく色々ある。

そして、そのひとつひとつが研究テーマになりえるだろうから、専門家はしっかり研究をして、結果を出して欲しい。

そしていつか、核による自然や社会環境に対する多大な影響を考えれば、みながみな、やめとこうかということになると、思うんだね。

 

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コメント
 
1. 2017年3月12日 17:12:04 : yI713auNdg : S1LkSsT5rhg[69]

地球上の生命体について環境問題が本来的に死活的な意味を持つと言うべきなんでしょう。
太陽系の宇宙に舞う運動する塵が集合して巨大化し次第に引力が形成され地球が誕生した。
太陽光に呼応する有機体が発生し地球の自転により生死と繁殖サイクルが進化をたどった。

現在の大気の組成は一般的に窒素78%、酸素21%、二酸化炭素その他アルゴンなどで1%。
ところが数十億年前の地上は温度があっても酸素がなく硝酸性や硫酸生のガスが充満した。
今で言うところの嫌気性菌が誕生し数十億年もの膨大な年月において地上に酸素を生んだ。

原始的な微生物は酸素を吸収して原生動物へと進化して恐竜時代へと大型化の道を辿った。
恐竜全盛期には地上の酸素濃度が現在より数%高かったことが南極の氷で確認されている。

哺乳類や農作物などの植物が抵抗力を持たない病原菌の共通の性質は無酸素でも育つこと。
有害な嫌気性菌を食物にする有益な嫌気性菌の活動を助けて増殖させることが必要だろう。
人間と食物の為に有益な良性の嫌気性菌を最大限に利用するのは生命共同体を生きること。

食物の消化や整腸剤として用いられるヨーグルト菌などの微生物も嫌気性菌なそうである。


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