★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK178 > 397.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
2015/01/21 2人の邦人の命を救うため、イスラム国を挑発した張本人、安倍首相が「辞任」することを提案〜 IWJ
http://www.asyura2.com/15/senkyo178/msg/397.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 1 月 21 日 22:00:05: igsppGRN/E9PQ
 

2015/01/21 2人の邦人の命を救うため、イスラム国を挑発した張本人、安倍首相が「辞任」することを提案〜岩上安身による元内閣官房副長官補・柳澤協二氏緊急インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/226466
1/21 20:10 IWJ Independent Web Journal


 72時間の猶予が、刻一刻と迫る。


 イスラム組織「イスラム国」が1月20日、72時間以内に日本政府が2億ドルを支払わなければ、人質の邦人2人を殺害すると予告した動画を公開したのを受け、岩上安身は1月21日(水)、元内閣官房副長官補・柳澤協二氏に緊急インタビューした。


 安倍首相がイスラム国と対峙する周辺国に約束した2億ドルの中東支援を今更キャンセルすることはできず、かと言ってイスラム国との交渉のパイプもない。


 進むことも退くこともできない状況下で、唯一、人質の命を救う手段があるとしたら、イスラム国に対する対決姿勢を表明した安倍首相自身が辞任することで、人質の命と引き換えにすることだと柳澤氏は提案した。


 以下、インタビューの模様を掲載する。


記事目次
・「裏でネゴができるのであれば、日本政府はとっくにやっている…」
・六芒星と日章旗が立ち並ぶ部屋で会見した安倍首相――「日本政府のやり方がまずかった」
・人道支援でありながら、わざわざ「テロとの闘い」という言葉を使う日本政府
・アメリカ以外の他の国にどう伝わるかを考えていない日本の政治家
・「外征が可能な軍事国家になろうとしていることの現れ」
・集団的自衛権でイスラム国と戦う日が来るのか否か――岐路に立つ日本
・メッセージを出した張本人、安倍首相の辞任というシナリオ



日時 2015年1月21日(水) 12:00〜


■「裏でネゴができるのであれば、日本政府はとっくにやっている…」


岩上安身(以下、岩上)「これまで、『人質を処刑する』といえば必ず断行してきたイスラム国ですが、今回は、各国の人質にしてきたのと同じ作法と言えます。イスラム世界は親日的だから、欧米に対する対応とは違い、“なあなあで”済ませられるのではという思惑もあったのですが」


柳澤協二氏(以下、柳澤・敬称略)「“なあなあ”では済まないと思いますね。(海外の人質には)釈放された人もいますが、お金でネゴ(交渉)をして、ということがあります。2004年、高遠菜穂子氏がファルージャで拘束されていましたが、それはまだ、ネゴができる相手でした。


 イスラム国というのは、映像を発信し、『イスラム国に敵対すればこうなる』というメッセージ戦をやっています。裏でネゴができるのであれば、日本政府はとっくにやっているのでしょう。金額だってそこそこで折り合いをつけて、という可能性もあったはずです」


岩上「ネゴはできなかったのでしょうか」


柳澤「ルートをもっていないのでしょうね。アフガニスタンのタリバンに頼むというルートくらいしかないのでしょうけれど」


岩上「イスラム国と連絡をとれる唯一の日本人、イスラム法学者・中田考氏が危険人物扱いされており、中田氏をパイプ役として使おうか、という考えさえなかったようですね。ちょっと惜しくはないでしょうか」


柳澤「フランスなど、国内にイスラム教徒がいる国では、いくらでもルートはあるのですが、日本はいかにもナイーブです。逆に関わりがないということが日本の利点だったはず。かたや『シリア空爆を支援する』という表明をし、逆向きのメッセージを出しています」


■六芒星と日章旗が立ち並ぶ部屋で会見した安倍首相――「日本政府のやり方がまずかった」


岩上「すべて去年(2014年)からの持ち越し。日本の特定秘密保護法施行、集団的自衛権の行使容認、武器輸出を活発に行うということが、各国に知れ渡っています。他方、イスラム国に『テロは許されない』と言い、イスラム国を怒らせるかたちで、『テロとの闘い』を公言しました」


柳澤「悪いのは連中に決まっていますが、後藤さんが拘束されて2ヶ月近い時間があったのに、日本は何も手を打っていませんでした。現地の実情を取材しているジャーナリストは政府としても尊重すべきで、言論の自由を認めるべきです。かたや自己責任論が出ています。


 総理が中東で元気のいいことを言ったのは、この2人のことが頭にはなかったのでしょうね」


岩上「エジプト、ヨルダンなどを安倍首相は歴訪して、『テロとの闘いに賛同する』などと、イスラム国への戦いを支持すると明言しています。


 六芒星と日章旗が立ち並ぶ部屋で会見した安倍首相に、その場でテロの報道が伝えられるという、劇場的な事態です」


柳澤「まさにメッセージ戦。イスラム国側は、この2人の日本人をどう使おうかと考えていたのでしょう。


 こういうことがなければ、もっと常識的な金額で、どこかで話がついていたでしょう。『テロとの闘い』を標榜する安倍首相のメッセージに対応して、彼らの2億ドルという金額、メッセージが戦術として出てきたのではないでしょうか。


 安倍首相の会見という『絵』に対して、人質を使った脅迫という『絵』を打ち出してきました。同じ絵柄であり、そういうことを意識したのでしょうね。悪いのはイスラム国であることは間違いないが、今回は日本政府のやり方がまずかったのでしょう」


■人道支援でありながら、わざわざ「テロとの闘い」という言葉を使う日本政府


岩上「18日、ヨルダンでのスピーチでは、冒頭から『今世界で起きている過激主義を止めなければならない』と述べ、『ISILとの闘いにおいて最前線に立ち続けているヨルダンの取り組みに敬意を表する』などと語りました。


 一方でヨルダンのアブドッラー2世国王は、『日本によるイラク、シリア及び周辺国に対する人道支援を含むテロとの闘いを高く評価する』と語り、人道支援でありながら、日本はテロと闘っているという認識を持っていることが分かります」


柳澤「日本がやろうとしていることは人道支援なのだから、そういうふうに言えばいいのに、わざわざ『テロとの闘い』という言葉を使っています。小泉首相も『テロとの闘い』という言葉を使ったが、最初から人道後方支援と言い続けていました」


 なぜ、安倍首相はタカ派的姿勢を見せるのでしょうか。中身と違うことをタカ派的に表現するというのは馬鹿げていると思います。相手の出方を読みながらやらなければならないのに」


岩上「ISILとの戦い、と言ってしまえば、テロ行為との戦いではなく、殲滅を目指した、宣戦布告ですね」


柳澤「イスラム国はそう思っているのでしょう。宣戦布告。彼ら自身、『安倍首相が俺たちに何の恨みがあるんだ』と考えているでしょう。


 人道的な危機に真摯に対応し、困っている人を助けますと言えば、イスラム過激派との接点も出てくるのでしょう。逆のことを目指している。なぜ、わざわざ国会が始まるこの時期に、中東に外遊するのでしょう。やはりイスラム国のことがあってのこと」


■アメリカ以外の他の国にどう伝わるかを考えていない日本の政治家


岩上「板垣雄三・東京大学名誉教授は、私の電話取材に対して、開口一番『はめられたね』と言いました。『政治的ミス』だね、とも。イスラエルにとって、まんまとパートナーに引きずり込むことができました。日本はイスラムとイスラエルとの対立の構図に巻き込まれたのでしょう」


柳澤「イスラエルは、したたかな国です。とは言え、乗せられた奴が悪い、馬鹿なんです。日本の外交は『アメリカの目で世界を見る』ということ。独自の目で中東を見るということができていれば、もっと慎重に対応できていたのではないでしょうか」


岩上「一つ目の疑問は、パリ銃撃事件以来、イスラムフォビアが湧き上がる一方、それに対するデモや暴動がイスラム世界で起こっています。まるで文明の衝突のような空気が醸造されています。各国首脳が集まったパリでのデモの時、安倍首相はゴルフしていました」


柳澤「まずかったな、と安倍首相も思っているのかもしれません。または、オバマも行かないんだったら(自分も行かない)、と思ったのかもしれません。安倍首相の、テロとの、中東との距離感とはそんなものなのでしょう。


 後に、言論機関に対するテロを許さないと言ったとはいえ、自分が(パリに)行って、世界と一緒に戦うという思いが必ずしもあったわけではないのでしょう。日本の政治家は国内にどう伝わるかを考え、アメリカ以外の他の国にどう伝わるかを考えていない。


 防衛大臣も外務大臣も日本にいない。誰か真っ先に帰ってこいよ、誰か現地に貼り付けよ、と思います。まともな、充分な情報がない、そんな中、72時間でなにができるのか、考えなければならない。安倍首相の三人のタカ派的閣僚がいない。


■「外征が可能な軍事国家になろうとしていることの現れ」


柳澤「シリアの人道的難民支援、フィリピンの災害支援をして『これが積極的平和主義です』と去年(2014年)、安倍首相は言っています。今の安倍首相は、まさに『テロとの闘い』を積極的平和主義と言っている。一年前の積極的平和主義とは内容が違ってきています。


 外征が可能な軍事国家になろうとしているということの現れではないのでしょうか」


岩上「もう一つの疑問は、演説のなかでイスラム国を名指ししていながら、人道支援をする、と言っていることです。


 (これまでの人道支援と)中身は同じなのに、『イスラム国との闘い』と言う。でも、問題が起きたら『人道支援です』と言う。これはリーダーの言葉として良くない。『テロに屈します』とも、『お金を払う』とも言えない。


 そして、『(人道支援の)2億ドルをキャンセルする』とも言えない。『テロに屈しない』と言うのはいいが、殺される人にとってはどうなのでしょう。また、相手のイスラム国にとっては、どういうメッセージに聞こえるのでしょうか。


 これからも引き続き、日本はイスラム国にとって、敵対国家として、誘拐、テロ行為の標的になるわけですね。これまで、在外邦人が海外にたくさんいるなか、ジャーナリストも含め、日本人は標的にしないということがあったのに」


柳澤「私が恐れていたのはそこです。日本が軍事的プレゼンスを示せば、そういうことが起こると懸念していました。海外でビジネス、勉強、ボランティアをしている人たちは、日本のソフトパワーにとって貴重な人たちなのに。その人たちを、少なくとも政府が危険にさらすことをしてはならないということです」
(IWJ・原佑介)


■集団的自衛権でイスラム国と戦う日が来るのか否か――岐路に立つ日本


この続きは、会員限定となります。



 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2015年1月21日 22:07:02 : b5JdkWvGxs
どうせ金出せないんだから、辞任でなくて死んで詫びるしかないだろ

売国奴の小沢、竹中、安部は早くこの世から消えて欲しい


02. 2015年1月21日 22:16:41 : 6msFamPVQw
話を民主党に有利に誘導するなよ。犯罪者を逮捕することが先だろう。誘拐と脅迫で逮捕状は出てるんだろうな。イスラム国の名で身代金を要求してるんだからイスラム国のトップと共犯者を逮捕することが最優先だ。

03. 2015年1月21日 22:48:58 : e4iJKH7MEc
小沢は生きてて良い。安倍竹中と>>01が死んでくれw

04. 2015年1月21日 22:54:52 : kDVop4u7Ig
NHKの「NEWSWEB」政治ニュース一覧(1月20日22時47分)安倍首相のイスラエルでの
記者会見<集団的自衛権の行使を可能にする【安全保障法制】の整備が重要だ>という報道がありました。

(20日5時53分)にも「中谷防衛大臣」がアフリカを訪れて、自衛隊の視察後<同様な発言>があった。


05. 佐助 2015年1月21日 23:05:11 : YZ1JBFFO77mpI : 439YTZK3Rc
戦争待望論者の本音が出ただけの事,本音は人道支援,建前は平和憲法を変えて核武装し、武器輸出し世界の憲兵の仲間入りをしたい。

06. 2015年1月22日 10:25:25 : Gdnrgazb5Q
>>01 b5JdkWvGxsさん
>どうせ金出せないんだから、辞任でなくて死んで詫びるしかないだろ

ただ死ぬなんてもったいないよ、安倍氏が辞任すれば人質が解放されるとも思えないし〜。

死ぬくらいなら安倍総理はとっとと、シリアへ自ら乗り込んで誘拐犯と膝を交えて交渉すべき。
「自分はイスラム難民の為に2億ドルを出すと言ったつもりであり、周辺諸国で言ってしまった事は私の腹の中では全く違う事を考えていながら、私の口のバカが勝手にしゃべった事であり、全く申し訳ない事をしましたのでお詫びの印に私を堂にデモしてください。その代わり無関係のその二人は日本へ帰してください、金は私の全財産を処分して支払います、足りないかもしれませんが日本国民の金はどうぞご勘弁下さい」とでも言ってみたらどう?

エジプトでの演説もイスラムを刺激しちゃったし、イスラエルを訪問してイスラエルの国旗の前で仲良く写真に収まってここでもイスラエルを刺激しまくって。
全く迷惑千万な口だわ。


07. 2015年1月22日 11:32:19 : u41ShKyHb2
安倍と竹中は日本国民の税金を散々ばら撒いているのだから、財産全部差出して死んでくれたら願っても無い事。祖父の代から日本をアメリカの言い様にして私腹を肥してきた戦犯、自らの死を持って償って貰いたいものだ。

08. 2015年1月22日 13:00:02 : uMcHfTnA4o
01よ
小沢は役に立つ(笑)
日本解体指令を実行している安倍・竹中は無用の長物!
本当に要らん人間ってこの世にいるんだねェ

09. 2015年1月22日 15:57:34 : TyI03Q8tZU
幕末、家臣を置いて大阪城から江戸に逃げ帰った徳川慶喜みたいだなぁ。。情けない総理w

10. 管理人さん 2015年1月23日 23:53:05 : Master
2重投稿削除に伴うコメントコピペ

01. 2015年1月22日 03:43:50 : FrS1bQzicw
>アメリカ以外の他の国にどう伝わるかを考えていない日本の政治家

>日本はイスラムとイスラエルとの対立の構図に巻き込まれたのでしょう

イスラエル訪問の次に訪れたパレスチナのアッバス議長は
「日本の人々に連帯の意思を表明したい」
と発言していて全く問題視などしていないんだが。

02. 北の零年 2015年1月22日 04:49:53 : pi7eKAjFENWsU : XBiq1Xli1s
パレスチナ訪問を駆け足で通過したのは一国の首相たるもの何と腹のすわらぬ無様さよ。
パレスチナの駆け足訪問は返す返すも残念なコトだった。
パレスチナ支援に一億ドルとか二億ドルとか人道支援を約束し、改めて、日本は軍事的支援を、
何処の国にもしない積極的平和主義を国是とする…と註釈すれば時間的に間に合う。

タラレバの議論は無意味だが、それにしても…
イスラム国の宣伝映像はかつて来オバカなCIA製作のハリウッド的な臭いがするのは何故か。
安倍氏にパレスチナを駆け足通過させたかった勢力が何処か、よく考えることね。

日本人民の命は羽毛の如く軽いのだ。現状一億二千万人も居るのだ。
海外旅行中の事故による死者も年に数人は居る。人生の国際化とはそう言うものだ。
殊更に騒ぐほどの事件か。尻馬乗りの岩上氏-ウジとムシ-無視。


03. 2015年1月22日 04:55:29 : sWE3y3Awko
「日本人民の命は羽毛の如く軽いのだ」

 本気でいってるとすれば、こいつ(北の零年)の意見は無視すべき、ゴミ

04. 2015年1月22日 05:44:33 : YxpFguEt7k
民主党の岡田克也氏は、柳澤提案に対しては、けんもほろろでしたな。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK178掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
政治・選挙・NHK178掲示板  
次へ