怒りをあらわにした杉本祐一氏／（Ｃ）日刊ゲンダイ

外務省マッ青 憲法か旅券法か…旅券返納問題が法廷闘争へ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157217
2015年2月15日　日刊ゲンダイ

　外務省によるジャーナリストの「旅券返納命令問題」が法廷闘争に持ち込まれる可能性が高くなった。シリアに取材目的で渡航を計画し、外務省から強制的に旅券を“没収”された新潟市のフリーカメラマン杉本祐一氏（５８）が１２日、都内の日本外国特派員協会で怒りの会見を開き、今後、命令の取り消しなどを求めて裁判で争う姿勢を示した。

「（旅券返納が）あしき前例になり、報道の自由や取材の自由が奪われることを危惧している」――。会見でこう語った杉本氏。警官を同行させ、逮捕をチラつかせながら旅券返納を求めた外務省に対し、改めて怒りをあらわにした。

　今回の問題で、外務省は今後、シリア渡航を計画するジャーナリストについて、杉本氏と同様、旅券を返納させる方針を示している。だが、多くのフリーランスのジャーナリストにとって渡航禁止は「死活問題」に直結する。また、今回は杉本氏が地元紙に渡航を打ち明けたために発覚したものの、渡航計画を隠したり、第三国を経由してシリアに渡る場合などの判断基準は極めて不透明だ。裁判になればどうなるのか。

「焦点は『移動の自由』を保障した憲法２２条と、『生命、身体、財産の保護のため、旅券返納を命じることができる』と規定した旅券法１９条のどちらを優先するのかでしょう」（司法ジャーナリスト）

　杉本氏の代理人を務めるとみられるのが、山下幸夫弁護士。特定秘密保護法の違憲訴訟を手掛け、日弁連の国際刑事立法対策委員会委員長などを務める大物だ。

　山下弁護士は「まだ訴訟代理人になると正式に決まったわけではない」と前置きしつつ、こう言う。
「今回の措置については国内外から異論が出ており、裁判をやる意義はあると思います。裁判を通じて根拠を明らかにするべきでしょう」

　外務省も真っ青ではないか。

コメント
01. 2015年2月15日 07:35:00 : KzvqvqZdMU 悪相をしておる。 松陰先生わ渡航を企てただけで処刑だ。江戸時代が懐かしい。 バカの癖に天下のご政道に口をはさみ、お上に逆らうことをもって即正義とするトンでもない現代。 [３２削除理由]：削除人：アラシ
02. 2015年2月15日 08:16:47 : xm5XHA9ITI 憲法より前に、このような不利益処分を科すためには、行政手続法にのっとって、聴聞とかの言い分を公式に聞く手続きが必要何ではありませんか。 この処分は、行政手続法いはんです。というか、行政手続法が定められたときに、それに合うように旅券法が改正されなければいけなかったのです。
03. 2015年2月15日 09:14:43 : l27XIzWv6w >01 ＞松陰先生わ渡航を企てただけで処刑だ。江戸時代が懐かしい。 バカの癖に天下のご政道に口をはさみ、お上に逆らうことをもって即正義とするトンでもない現代。 　馬鹿ウヨの知的レベルがよく分かるではないか。　まず日本語がまともに書けない、歴史を全く知らない、ご政道などと馬鹿げた言葉を使い国民に主権も基本的人権もなかった江戸時代をまともで現代をとんでもない時代だと否定するアナクロぶり。ま、こいつら馬鹿ウヨの出自が水呑み百姓だったことは容易に想像つくな。ついでに言っておくが、吉田松陰は渡航を企てて処刑されたのではない。
04. 2015年2月15日 09:33:11 : 0zauRoiqAI >>01 君はなかなか勇気あるね。 法廷闘争をするということは、関連のマスコミ報道やこういったネットの書き込みにもくまなく弁護士側が目を通すということだ。 君の書き込み内容は、民事どころか刑事の罪の構成要件に該当しそうだ。 高く付いたアルバイトになった模様だね。
05. 2015年2月15日 11:46:22 : 4zBibanZcc >>01 ネットウヨクって最近ここまでレベルが下がったのか、深刻な人材不足が伺える。
06. 2015年2月15日 14:46:25 : f5wCgWXG2k 　　　 おおまかな基本法さえ可決されれば、憲法理念との整合性、基本法制定時の原理原則との整合性などに頓着せずに、事務方において通達や行政指導が独り歩きする。つまり、通達行政であるが、こうした行政指導の乱発に馴らされた国民は、行政権力の匙加減を「法治主義」の所以であると観念して来た。 　　それでも時として行政指導の理不尽に主権者が納得せずに訴訟が起きるが、司法の裁定は専ら行政権力の行使に甘く、憲法や基本法の原則との整合性など全く精査されることなく、「行政事務に誤謬無し」、と断定されて来たのである。 　　驚くべきは法廷で被告となるのは所轄大臣であり、権限行使した筈の行政職員では無い。つまり、行政職員の作為、不作為の責任は所轄大臣、よってそれを選んだ主権者である国民ということになっており、訴訟となっても当の行政職員は全くの無関係な第三者であり、おそらくは訴訟中も赴任後の天下り先の捻出に余念が無いことだろう。しかも、当該職員の作為によって訴訟が起こされたことを以って、「真に大変な目に遭い、御苦労さまでした」と、むしろ既成秩序の維持のために役目を全うしてくれた幹部公務員として高く評価されるのではないか、極上の天下り先でも推奨されるのではないか、とすら思えるのである。 　　完全に黒子となってしまう省庁職員の結果責任を、大臣を介して主権者が面倒を見なければならないという我が国の行政システムは、計り知れない国費の無駄使いと主権者、納税者の人権侵害を累積して来ただろうと思う。 　　今回の旅券の剥奪もそうである。外務省の職員によって剥奪が為されたことは大問題である。おそらく彼らはこれまでと同様、権威と地位を使っただけだと考えているだろう。しかしながら、単なる行政指導と違い、主権者の、公僕による仕打ちへの泣き寝入りで済まされる問題では無い。国際社会に住む者にとって、旅券の剥奪は死刑の罪に値する。薬局店舗を増設するのに行政指導が入り、役所の指導に従うのとは訳が違うのである。 　　旅券の剥奪という犯罪者扱いをするには、外務省職員には全く権限が無い。法的に渡航禁止要件に該当するとしても、それは主権者間の問題である。つまり、どのような職業の人間が、どのような時に、どこに行けないのか、行っても良いのか、それは主権者が決定することである。外務省の職員は単に危険地域を予測し、提言するだけが限界である。外務省職員が２４時間体制で危険地帯を把握出来ない以上、また結果責任を負わない以上、当然であろう。 　　権力行使が可能なのは、主権者間においての取り決めに基づく場合だ。例えば行政手続法に基づかなければならない。つまり、外務省職員とのやり合いになっても、職員が旅券を取り上げるについては、直ちに首相や所轄大臣までの稟議が必要である。所轄大臣もしくは首相がサインした書面と裁判所の令状が必要であり、かつまた釈明の機会も設けられるべきだ。 　　今回の措置を放任していては、外務省の職員が行けと行ったり行くなと行ったり、命令が可能となり、従わなければ命の次に大事な旅券が剥奪されるという死刑宣告が為されてしまう。これは公僕による主権者への私刑、リンチに相当する。 　　外務省職員も公僕なら、防衛省に属する軍隊も公僕である。これらの公僕が、自由自在に主権者の運命を翻弄することが簡単に出来てしまうとは、どういう事か。今後主権者、納税者が代表者を介さずに、公僕によって渡航を制限されたり、他国と武力行使を行うことを命じられたりすることを意味するのであり、これは完全に文民統制が危うい。あたかもクーデターである。 　　これまでの行政指導や通達行政を議会が放置し、主権者が泣き寝入りして来た結果がこういうことなのであると思う。
07. 2015年2月15日 17:49:19 : C3lq0gpU9A 　　どうせ裁判所は憲法判断しないよ。
08. 2015年2月15日 18:52:09 : sVCOwDf7pE 何年かかるのよ（笑） 外務省としては、訴訟になることは想定内だろうな。 で爺
09. 2015年2月15日 22:46:36 : 38xqq7xWok 江戸時代が懐かしい？！ 生まれる前を懐かしく思い出したりは私はしないが、懐かしい、と言う語彙に他の意味もあるのか？ それとも０１は江戸時代の生まれなのか？
10. 2015年2月16日 09:34:30 : rrhrFN6JLd 01)は木端役人の化石だろ。

11. 2015年2月16日 14:52:59 : Qz87sJNvtQ >>01の馬鹿！ >松陰先生わ渡航を企てただけで処刑だ。江戸時代が懐かしい。 >バカの癖に天下のご政道に口をはさみ、お上に逆らうことをもって即正義とする >トンでもない現代。 天下のご政道が定めた禁令で、外国への渡航は当時死刑。 それを企てたのが吉田松陰。 つまりお前は当時のご政道に口をはさみ、お上に逆らうことをしているの。 ダブスタの典型、論理破綻の頭弱さん！ わかる？ [３２削除理由]：削除人：言葉使い

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