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報道自粛に抗する声明 古賀茂明「日本再生に挑む」(週刊現代)
http://www.asyura2.com/15/senkyo180/msg/390.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 2 月 22 日 09:37:05: igsppGRN/E9PQ
 

報道自粛に抗する声明 古賀茂明「日本再生に挑む」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/42173
2015.02.22 週刊現代


2月9日、報道関係者や学者らが記者会見を開き、「翼賛体制の構築に抗する言論人、報道人、表現者の声明」を発表した。インターネットなどを通じて名を連ねたのは、是枝裕和、坂本龍一、香山リカ、内田樹、吉田照美、福岡政行、森永卓郎、前泊博盛、青木理、今井一氏ら各界で活躍する人々。現職のNHKや民放のプロデューサー、ディレクターや新聞記者、私も名を連ねた。

声明は、「現政権を批判することを自粛する空気が国会議員、マスメディアから日本社会までをも支配しつつある」「『非常時』であることを理由に政権批判を自粛すべきだという理屈を認めてしまうなら、あらゆる『非常時』に政権批判ができなくなる」などと警鐘を鳴らしている。ネットで署名を呼びかけてから1週間で1200人の署名が集まり、その後も続々増加中だという。今日の状況に危機意識を抱いている人々がいかに多いのかということがわかる。

最近、政権批判をすると激しいバッシングが起きる。「バカ」「極左」という誹謗中傷にとどまらず、「死ね」「次はお前だ」など生命の危険を感じるような言葉も浴びせられる。先日、我が家に県警の巡査部長二人が訪れ、何か変わったことがあったら、小さなことでも遠慮なく通報してくださいと言って帰って行った。そこまで来ると背筋が寒くなる思いだ。人権侵害そのものだと言ってもよいだろう。

この間、大手テレビ局のプロデューサー、ディレクターや新聞社の記者からは、悩みの声が多く寄せられた。

「子どもが小さいので、先のことを考えるとどうしても名前を出す勇気が出ない。社内での立場が悪くなるから」という声が意外と多い。また、「賛同者として名を連ねたいが、社内の手続きが必要だ」という人に、「では、その手続きをとったらどうですか」と聞いたら、「そういう雰囲気ではないんです」という答え。いずれのケースも、上からの命令ではない。具体的な圧力でもない。ただの「雰囲気」に支配されている。

今日では、各社のトップが、これ見よがしに安倍晋三総理と会食し、中にはゴルフに興じて親密振りを競い合うという先進国では考えられない事態が生じている。ここまで露骨に経営トップが政権に擦り寄れば、役員クラスは出世のために経営トップの意向を忖度し始め、その雰囲気はすぐに全社に蔓延する。

そこで官邸や自民党から日常的に揚げ足取りのようなクレームが入ると、多くの記者はこれまでのように無視したり反論したりできず、その対応に追われることになる。彼らの日々の仕事は時間との勝負だ。そんな中で、過去の記事や放送のクレーム処理に追われていては仕事に大きな支障になるし精神的にもストレスになる。さらに、取材先の役所や政治家に情報をもらえなくなるかもしれないという恐怖感も頭をよぎる。

その結果、特に具体的な圧力などかかっていなくても、自然と政権に問題視されることを避ける行動をとるようになる。そして、それを繰り返していくうちに、こうした行動の問題点すら認識できない記者が増えつつある。

悩みを打ち明けてくる記者は、かなり良心的な方だというのが実情だ。彼らが自由に政権批判をできる環境を整えるためには、各社のトップを監視し、おかしな経営者には辞任を求めていくような国民運動も必要だろう。

今、先の声明文への賛同者有志の間で、マスコミ各社の会長や社長に、声明文を携えて面会に行こうという相談が行われている。是非、国民のみなさんも賛同の声を上げていただきたい。

『週刊現代』2015年2月28日号より

 

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コメント
 
01. 2015年2月22日 10:04:27 : qFBZAvwg0G

 いいんじゃ〜〜ないの〜〜〜 愛は 報道規制だって 受容範囲内ですね〜〜〜

 ===

 萎縮した 報道機関に存在価値はないのだから そのうちつぶれるでしょう
 
 テレビは 金はないのだから くだらないバラエティーに走り 視聴率を下げる

 それが 日本の 21世紀なんだろう

 ===

 安部政権に 迎合している産経新聞だが いくら迎合しても 真っ先につぶれるのは
 産経新聞だろう

 ===

 そもそも 空虚で内容のない安部を ウヨ的に報道するにしても 限度が限られる

 拉致問題だって 一向に解決しない 産経新聞は 拉致問題で散々安部の太鼓もちをして
 多くの記事を書いたが いまや 書くべきものは何もない

 ===

 今度は「テロとの戦い」ですか〜〜〜  笑えます〜〜〜〜
 アメリカでも テロに勝てないのに 日本が出て行って 何ができる??
 もうひとつの空虚で 時間つなぎですか〜〜〜

 ===

 いくら 時間つなぎしたところで アベノミクスが成功するわけでもない
 それはそのとおりなのだが 日本人は途方もない 回り道をすることになるだけの話だ

 ===

 日本の2700年の歴史を見れば 今の10年なんて ゴミみたいなもの!!
 そのときの 政治が 多少 よい悪いくらいでは 2700年は説明できない
 単に 自己満足の歴史だよね〜〜

 ===

 ある意味 できの悪い 無気力な政府くらいが ちょうどよいと思うのは 愛だけか??
 
 

[32削除理由]:削除人:アラシ

02. 2015年2月22日 11:54:52 : YxpFguEt7k
まさにここぞという時に、肝心な時に、役に立たないマスゴミ…

03. shige 2015年2月22日 13:52:34 : jWD4XLQfLRLiM : w9lCcGRyC2
「上からの命令ではない。具体的な圧力でもない。ただの『雰囲気』に支配されている。」
「役員クラスは出世のために経営トップの意向を忖度し始め、その雰囲気はすぐに全社に蔓延する。」

古賀さんのこの指摘は的確だ。しかし、古賀さん以上に暗い不安も沸いてくる。
敗戦後すぐの時、旧朝日の主幹は戦時中の翼賛報道について、数十万の社員・家族のことを考えると、政府や軍に対する批判や戦況に関する事実報道ができなかったと、ハッキリと弁明している。当時の新聞社の本音だと思うし、きっと今もそう言うだろう。いつの世も、メディアは公平で客観的な記事を書くことはないのかと絶望的になってくる事実だ。

今日の大手メディアの過剰な忖度を動機づけているものは、二つの要素が複合していると思う。一つは、メディア関係者のような「『知識人といわれる人たち』は、自分たちは国民より知的であると思い込んではいるが、実際は普通の大衆以下の迎合心の強い感性の持ち主であることである。ただこれは我が国の歴史や文化、それに基づく知識人の京成のされ方に深く起源をもっているので息の長い問題だ。

もう一つは、具体的戦術的にどうにかできることがある。
忖度によってメディア関係者の経済的・社会的優遇度が確保され増大するという現世的なシステムを変えていくことである。現在のように記事といえないような記事が、商品として安穏としては流通するということができないようにしていくことだ。これは今の我々にできないことではない。購読者が消費者として、戦前の臣民とは全く異なった様相にあるのである。欧米はいろいろあるにしてもこの段階を達成しているように思う。このささやかな可能性を信じて、記事を商品としてのクオリティから厳しく選択、取捨することを実行し、また周囲の者にも穏やかに進めている。



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