西川農相は２３日、首相官邸を訪れ、安倍首相に辞表を提出した。

　首相は慰留したが、西川氏は固辞したという。西川氏は首相官邸で記者団に対し、「説明しても分からない人は分からない」と述べた。

　西川氏を巡っては、国の補助金受給企業の関連団体から献金を受け取っていた問題などが浮上していた。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150223-OYT1T50067.html

西川農林水産大臣は、２３日、安倍総理大臣と総理大臣官邸で会談し、みずからの政党支部が国の補助金を受けた企業などから献金を受けていた問題などで、これ以上、国会審議に影響が出ることは避けたいなどとして辞表を提出し、受理されました。

安倍総理大臣は、辞表を提出した西川農林水産大臣の後任に林芳正前農林水産大臣を充てる方針を固めました。

西川農林水産大臣の政党支部を巡っては、国の補助金を受けた栃木県内の木材加工会社から３００万円の献金を受け取っていたほか、国の補助金を受けた砂糖の業界団体の代表が社長を務める会社からも１００万円の献金を受けていたことが分かりました。
西川大臣は、これまでの国会審議などで、「違法性はないと判断している」としたうえで、「農林水産大臣という職責に鑑みて、疑問を持たれないようにいずれも返金した」と説明してきました。

しかし、野党側が「資質に問題がある」として追及を強めていたことなどから、西川大臣は、これ以上、国会審議に影響が出ることは避けたいなどとして、閣僚を辞任する意向を固め、２３日午後５時すぎ、総理大臣官邸で安倍総理大臣と会談して辞表を提出し、受理されました。

会談のあと、西川大臣は総理大臣官邸で記者団に対し、「私がいくら説明しても分からない人は分からないということで、農林水産大臣の辞表を出してきた。安倍総理大臣からは『農業関係の仕事を大変よくやってくれた。引き続きできればやってほしい』ということだったが、私はもう自分で決めたので、政府から外れるということを申し上げてきた。安倍総理大臣も了承してくれた」と述べました。

そのうえで、西川大臣は「全部説明できたし、法律に触れることはないということは安倍総理大臣も分かってくれた。これから農政改革をやるときに内閣に迷惑を掛けてはいけないということでみずから辞表を出した」と述べました。

安倍総理大臣は、国会審議などへの影響を最小限に抑えるため、速やかに後任人事の調整を進めることにしていて、林芳正前農林水産大臣を充てる方針を固めました。

さらに問題になったら、弁明は出来ないんだろうな
資質にもんだいありということなんだろう

あいつは自覚してないだろうけどw

露骨な嫌がらせだな

　西川公也農相は23日夕、安倍晋三首相と首相官邸で会談し、自らの政治資金問題で国会審議に影響を与えるのは避けたいとして辞表を提出した。首相は辞表を受理し、後任に自民党の林芳正氏を起用した。首相は「（西川氏には）ぜひとどまって職を全うして頂きたいとお願いしたが、本人の辞任の意思は固かった。任命責任は私にあるので、国民の皆様におわびを申し上げたい」と記者団に語った。

　後任の林氏は西川氏の前任として昨年９月の内閣改造まで農相を務めた。日本とオーストラリアの経済連携協定(ＥＰＡ)の締結に尽力し、環太平洋経済連携協定（ＴＰＰ）交渉などを含めた農政全般に詳しい。最近は自民党農林水産戦略調査会長として農協改革のとりまとめにあたった。林氏は皇居での認証式を経て正式に就任した。

　首相は林氏について「前内閣の閣僚としてずっとＴＰＰ交渉に当たってきた。農協改革では自民党で西川氏と一体的にやってきた。政策の現状に精通しており、全く遅滞はない」と強調。「政策を力強く推進することによって政策責任を果たしていきたい」と語った。新体制で政策決定や国会審議への影響を最小限に抑え、立て直しを急ぐ。

　西川氏は首相と会談後、官邸で記者団に「これから農政改革をやる時に内閣に迷惑をかけてはいけない」と述べた。2012年12月の第２次安倍内閣が発足以降、閣僚の途中交代は小渕優子前経済産業相、松島みどり前法相に続き３人目。昨年12月の第３次安倍内閣の発足時に政治資金問題を理由に再任を辞退した江渡聡徳前防衛相を含めると４人目の辞任となる。

　今月に入り、西川氏の政治資金問題が相次ぎ発覚した。落選中の2012年に栃木県の木材加工会社から受領していたことが判明。同社は12年度に林野庁事業で７億円の補助金を受給しており、今年１月に返金した。政治資金規正法は補助金交付の決定から１年以内の政治献金を禁じている。

　その翌週には、自身が自民党のＴＰＰ対策委員長だった13年にＴＰＰ交渉と関係が深い砂糖業界団体の関連のビル管理会社から献金を受け取っていたことがわかった。それに先立ち農水省は同年に同団体への補助金交付を決定している。

　首相は23日の衆院予算委員会で、西川氏の政治資金問題について「説明責任をいままで懸命に果たしていると思う」と指摘。同時に「十分に国民の皆様から納得いただいていないのも事実だから、これからもしっかりと説明責任を果たしていくことが求められる」と語っていた。民主党の後藤祐一氏への答弁。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK23H5R_T20C15A2I00000/