「憲法９条改憲してしまった途端、またずるずると行ってしまうのではないか」高畑勲さん
http://ameblo.jp/takumiuna/entry-12004589245.html
March 22, 2015　かばさわ　洋平

「火垂るの墓」など映画監督である高畑勲さんが、日本人にはずるずる体質がある、憲法９条を改憲されたら、またあのときのようにずるずると戦争へ突き進む国になるのではないかと危惧してます。場の空気だけを読み、戦争反対という声をあげなくなるような時代には戻してはいけないと思います。

東京新聞　３/２２

僕が監督した「火垂るの墓」は反戦映画と言われているが、必ずしも反戦とは言えないと思う。戦争末期に日本中の都市が米軍の空襲に遭い、僕も焼け出された。その体験は伝えないといけないが、そればかりだと戦争体験の伝え方としては偏っている。加害体験が抜け落ちてるから。戦争を理解するには、日本人の集団心理を含めて歴史を学ばなくてはいけない。

日本人には「ずるずる体質」と呼びたくなるような気質があると思う。場の空気や相手の気持ちを読むのは得意だが、体制に順応しやすく、深みにはまったときに反対できなくなる。あの戦争の時もそうだった。

そういうずるずる体質の歯止めとして憲法９条があるのではないか。９条はある意味では国家を存立しにくくするものだが、日本はその枠の中で苦しみながらやってきた。改憲してすっきりした途端、その苦しみはなくなり、またずるずると行ってしまうのではないかと危惧している。

数は少ないかもしれないけど、若い人のなかで特定保護法や集団的自衛権の行使、改憲に反対の声を上げる人たちが出てきてる。こうしたことは非常にうれしいし、応援したい気持ちだ。

コメント
01. 2015年3月22日 12:11:39 : YxpFguEt7k 憲法に『外国軍の駐留を禁止する』と書き込みましょう。
02. 2015年3月22日 17:45:06 : JYc5EPkVS2 お言葉を返すようだが、既に、ずるずると行っている。 ９条を改正しまえば、安屁やその取り巻きどもが、 無制限に、やりたい放題に国家を私物化することが可能となり、 最早ずるずるではなく、日本は真っ逆さまに墜ちていくことであろう。
03. 雅則 2015年3月22日 21:04:13 : HYipOLWa.NSEI : 47J0TAaP3V 心配ありません。憲法９条戦争の放棄を棄てた国民が殺されるだけですから。命を大切にするか戦争で殺されるか。選ぶのは国民自身の選択です。戦時中それを選ぶことさえできなかった。ただ毎日空襲で多くの国民が殺されていった。あれから７０年戦争したい勇敢な人々が増えただけです。戦争のない生活がいかに良いかわからない。人々が増えて仕舞った。民主主義の多数決ですから国民自身の選択です。滅びるのも良し。生き延びるのも国民自身の選択です。
04. 2015年3月22日 22:27:51 : sFnR5aw4qE べつに日本が戦争したいわけではないだろ、 戦争大好きな米国が、日本に肩代わりさせたくて、 それをそんたくして日本の政治もうごくのだろう。 米国の許可がないと重要なことは、日本独自ではやらせてもらえません。 日米合同委員会は、日本国憲法より上位にあるみたいです。
05. 2015年3月23日 19:50:41 : GKs73AfkEE 日本人は空気に逆らえない体質がある。 それは永遠に変わらないと思っているのだろう。 だからハードでの歯止めが必要だ、と。 これから生まれる未来の日本人をある意味見下し、馬鹿にしているようにも思えるのだが、やはりサヨクの独善気質は変わらない。

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