政府は昨年７月の閣議決定で行使を容認した集団的自衛権について、武力行使の新たな３要件に従って判断するという。問題は、誰がその「事態」を認定するのかだ。

　閣議決定によると、「国家安全保障会議（ＮＳＣ）における審議等に基づき、内閣として決定を行うこととする」となっている。

　しかし、実際には、新たな日米防衛協力のための指針（ガイドライン）に常設化が盛り込まれる、日米の「調整メカニズム」の中で判断されることになる。

　調整メカニズムに参加するのは、米軍と自衛隊が中心となる。そのため実際には軍人と自衛官が、軍事上の観点から集団的自衛権を行使するかどうかを決定し、内閣はそれを追認するしかないのではないか。

　現在の新たな安全保障法制の議論を見ていると、すでに司令部を一体化させるなど、防衛協力を進める米軍と自衛隊による軍事上の必要性がまず先にあり、それに法制を合わせようとしている印象を受ける。

　なぜ法制を変えるのか。安倍晋三首相の説明は「安全保障環境の変化」などと漠然としている。その程度の説明で「事実」が変えられ、追いつくように憲法の解釈や法制のあり方が決まっていく、という逆さまな事態が起きている。

　しかも、米軍と自衛隊による調整やＮＳＣの議論に関する情報の多くは、特定秘密に指定されるだろう。自衛隊が武力を行使する「事態」の認定が正しい判断なのか。今の制度で検証できるかは疑問が残る。

　憲法９条がある以上、自衛隊にできることには本来的な限界がある。今後の与党協議では、歯止め策として、国会の役割をどう位置づけるかが重要となる。国会の事前承認の有無の議論に問題を矮小（わいしょう）化するのではなく、国会による実質的な統制が可能となる手法が編み出されなければならない。

　（聞き手・石松恒）

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　１９７３年生まれ。専門は憲法学。成城大准教授などを経て現職。主な研究テーマは憲法９条論。著書に「憲法を守るのは誰か」など。

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　自衛隊のあり方を大きく変える、新たな安全保障法制の基本方針がまとまった。政府・与党は今国会での成立を目指すが、課題や懸念は多い。「論点」を識者に聞くインタビューを随時掲載します。

http://www.asahi.com/articles/DA3S11668041.html

統帥権を米国が持ったということですな。

天木氏の文章でこれ以上分かりやすく重大な危険性を指摘したものはそう多いわけでもない。
現状を洞察した見方は概ね国民の懸念と一致しているだろう。
冷静かつ客観的な観点で政治の動向をとらえれば、現政権は自衛隊が独自の判断で軍事行動を起こせる道を法制化し、政権の責任を逸脱・度外視して安全法制・恒久法などと狂っているのである。

他人事などと認識してる場合ではないだろう。
現実問題として国内における最大の不安材料であり、犠牲と被害さえ想定可能なものだ。
自公政権に対してダメなものは駄目だと国民がハッキリ言わなければならない問題だろう。

自衛隊は米軍と一緒になって米国の為に戦って死ぬようになろうとしているんだね！そうすることで自民党は政権に就かせてもらっているんだね。

戦後70年経過して米国の日本支配の実態が見えて来たようですね。日本はアメリカ本土の攻撃の防御壁だったことがやっと解かったんだね！

安倍政権が日本をアメリカに人身御供にしていることで、日本人にとっては日本人を捨てるかアメリカを捨てるかの瀬戸際に立ったと言えるのではないかな！

日本人が生き残る途は安倍政権を捨てて、アメリカ支配から逃れる方法を模索することだね！

戦後70年だよ！日本を本当に取り戻そうよ！先ずは沖縄から！

馬鹿ウヨは自分が主張した論理を破釈されると見境がなくなって人を殺める。

歴史を過去にさかのぼるほどそうだ。

脳みそがプッツンと切れたら怒りまくるんじゃなくて大人しくする方が身のためと知れ。

人のコメントを削除しても自分の愚かさにブチ切れるだけだろう。

言葉遣いがいくら丁寧だったとしても、人を損なったら暴言を吐いたと思うがいい。

人は救う目的で悪と戦う人間を見損なうんじゃない。

結局、日本を守る日本国民を守る組織ではなく、安倍がナチスよろしく「我が闘争」を推し進めるための
私兵組織だったってこと。

当然その先には、ナチスの総統、イスラエルとアメリカによるワンワールドが待ち受けているわけ。

なんでもアメリカの議会で講演だかスピーチをするらしい、大方、日本の首相は頭が悪いらしいという噂なので笑ってやろうという魂胆だろう、アメリカの議員たちのニヤニヤ笑いが目に浮かぶ。

ワンワールドではありません