★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK183 > 139.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
安倍政権が海外メディアに圧力! ドイツ紙に「中国から金を貰っている」とネトウヨ的抗議(リテラ)
http://www.asyura2.com/15/senkyo183/msg/139.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 4 月 12 日 10:15:05: igsppGRN/E9PQ
 

            今年3月、訪日した独メルケル首相と会談する安倍晋三首相(首相官邸ホームページより)


安倍政権が海外メディアに圧力! ドイツ紙に「中国から金を貰っている」とネトウヨ的抗議
http://lite-ra.com/2015/04/post-1019.html
2015.04.12. リテラ


 安倍政権のメディアへの圧力がとどまることを知らない。衆院選でのテレビキー局への恫喝文書、先月の古賀茂明降板をめぐる圧力に加え、アベノミクスをめぐっても政府が「放送法」を盾に『報道ステーション』へ圧力をかけていたことが判明した。

 しかも、その報道圧力は海外メディアへも波及していることが、ここにきて明らかになり始めた。

 今月2日、ドイツの保守系高級新聞紙「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング」(FAZ)の記者、カーステン・ゲーミス氏が、日本外国特派員協会のウェブサイト上に、「ある海外特派員の告白 東京で5年間勤めた彼からドイツの読者へ」と題した文章を発表した。

 その内容は衝撃的だ。そこには、安倍政権の海外メディアに対する情報統制のやり方が、詳細に書き込まれているのである。

 約5年前にFAZの特派員として来日したゲーミス記者は、ドイツへ帰国する支度がととのったとして、こういう風に書き始める。

「私が離れようとしているこの国は、2010年の1月に私が到着した国とは別のそれになっている。表面上は同じように見えるけれども、日本社会の雰囲気──それは最後の1年間の私の記事に一層反映されているのだが──は、ゆっくりと、しかし著しく変化していっている」

 ゲーミス記者は、日本の指導者層の思惑と海外メディアの報道との間に「ズレ(gap)」が生じ、日本にいるジャーナリストたちの仕事を難しくさせていると書く。そしてこう続ける。

「そのズレは、安倍晋三首相が牽引する、ある歴史修正の動きによってもたらされているものだ」

 FAZは、政治的には保守、経済的にはリベラルな立場の新聞だとゲーミス記者は前置きしつつ、それでも、同紙は、安倍首相の歴史修正主義は危ないものであるという見方を示してきたという。

「ドイツならば、自由民主主義者が侵略戦争の責任を否認するなんて想像もできないことだ。もし、ドイツにいる日本人が不快な経験をしているとすれば、それはメディア報道のせいではなく、ドイツ人の歴史修正主義に対する嫌悪感のせいだ」

 ゲーミス記者によれば、民主党政権下でも、海外ジャーナリストたちはときに政府のスタンスを批判することをためらわなかったが、当局は議論することを歓迎し、なんとか理解を深めるよう努力をしていたという。しかし、2012年の12月の選挙から、事情が変わった。安倍首相はfacebookのような新しいメディアは喜んで受け入れたが、当局は情報公開へ向けての理解を示さなかった。麻生太郎などは決して海外のジャーナリストと話そうとはしなかったし、膨大な財政赤字についての質問にも答えようともしなかったという。

「実際、海外特派員から官僚へ聞きたいことは長いリストになった。エネルギー政策、アベノミクスのリスク、憲法改正、若者世代のための機会、地方の過疎化。だが政府を代表して海外メディアに快く話してくれる人は、ほとんどゼロだった。そのうえ、その安倍首相が勇ましく叫ぶ新構想を批判するものは誰でもあっても、“反日”などと言われた」

 そして、外務省は露骨な圧力を行使するようになる。ゲーミス記者が安倍政権の歴史修正主義を批判したところ、ゲーミス氏、そしてFAZ本社に対して、デマ攻撃を仕掛けてきたのだという。

「私が書いた安倍政権の歴史修正主義に対して批判的な記事が掲載されたあと、海外政治部のシニア編集者のもとをフランクフルトの総領事が訪れて“東京”からの抗議を渡した。中国の反日プロパガンダに利用されていると苦情を訴えたのだ」

 その編集者が総領事に記事の誤っている点についての説明を求めたが、無視され、さらに外交官はこう言ったという。「金が絡んでいると疑わざるをえない」。ゲーミス記者はこう激怒する。

「それは私とその編集者と、そしてFAZへの侮辱だ。私の書いた記事の切り抜きをフォルダから出しつつ、外交官は、中国のプロパガンダ記事を書かねばならないのは中国へのビザ申請を認めてもらうためではないのかと解釈していた。
 私が? 北京へ行くために金で雇われたスパイだって? 私は中国へ行ったこともなければ、ビザの申請すらしたこともない」

 なんと、総領事がネトウヨのような幼稚な陰謀論でドイツのメディアに抗議していたのである。これが事実なら、これこそが日本の恥さらしだろう。

 もちろん、外務省はこれまでも、領土問題や慰安婦問題を報じた海外メディアに対して、アプローチをしていた。たとえば、ゲーミス記者は民主党政権時代の2012年に元慰安婦をインタビューし、竹島を訪問しているが、そのときは、外務省から食事と討論の場を提供され、竹島が日本の領土であることを説明する10数ページほどの書類を受け取ったという。

「2013年の安倍政権時、私が三人の慰安婦へのインタビューを書いたあと、もう一度呼ばれた。またもや昼食付きの招待で、やはり総理見解を理解するための情報を受け取った」

 ようするに、外務省は慰安婦報道をした海外特派員に、接待による懐柔を行っていたのだ。ところが、その後、外務省は懐柔だけでなく、強硬な抗議活動もプラスするようになる。ゲーミス記者はこう証言する。

「2014年に事態は変わったように思えた。外務省の役人たちが公然と批判的な報道を攻撃し始めたのだ。総理のナショナリズムが中国との貿易に影響を及ぼすという記事を書いたあと、私は呼び出された。私は彼らに政府公式統計を引用したにすぎないと言ったが、彼らの反論はその数値はまちがっているというものだった」

「総領事がFAZの編集者と会合をする(※引用者註 前出のネトウヨ的抗議のことだと思われる)2週間前のこと、私は外務省の役人たちとランチをしていたのだが、そこで彼らは、私が記事で使った“歴史修正”という言葉と、安倍のナショナリスティックな方針が“なにも東アジアに限った話ではなく、日本を孤立に導く”という意見に抗議してきた。(略)私が、ドイツメディアがとりわけ歴史修正主義に対して敏感である理由について説明しても、誰も耳を貸さなかった」

 この頃には、政府当局から海外特派員へのランチは増え、さらには、海外特派員のトップが海外から招待されるようになったという話も聞いたという。

 本サイトでも既報の通り、安倍政権は海外広報戦略に非常に力を入れている。

 昨年8月には総務省でも「NHK海外情報発信強化に関する検討会」が立ち上がった。さらには今年にはいって、自民党内で組織された国際情報検討委員会が「新型国際放送」の創設を検討する方針を打ち出した。

 この背景にはもちろん、日本の戦争犯罪を否定し、竹島、尖閣諸島を日本固有の領土とする主張を全世界に発信したいという安倍首相、官邸の意志がある。

 おそらく今回のゲーミス記者、FAZへの外務省の圧力、その官邸に外務省が尻を叩かれた結果、と考えてまちがいないだろう。

 しかし、「言論の自由」についての意識が高い海外メディアに対しいくら圧力をかけても、あるいは、日本の戦争犯罪を欧米諸国に北朝鮮のような一方的なプロパガンダをいくら展開しても、逆効果になるだけだろう。やればやるほど、日本の右傾化と歴史修正主義への警戒心がどんどん世界に広がっていく。

 安倍官邸がそのことをまったくわかっていないのは、首相のオツムが戦前の軍部や北朝鮮の独裁者とそっくり同じ構造をしているからだろう。はっきり言うが、こんな首相を戴いていることこそが日本の最大の恥である。

(野尻民夫)

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2015年4月12日 10:48:38 : o6I18K0vHI
いちおう新聞記者が各国の工作金を受け取るなんて世界の常識なんだから
いちいち安倍は指摘する必要はないな ウブな集団に思われる効果しかない

02. 2015年4月12日 10:53:08 : dZ9T2cG01A
会員番号4153「一兆円のチャイナマネーですね?」

03. 2015年4月12日 11:16:00 : MSAO1PxG6U
よう会員番号4153  ラーメン注文して来いよ

04. 2015年4月12日 11:25:40 : KzvqvqZdMU
中国は世界規模で情報戦をやっておる。
対抗措置をとるのは当然、その足を引っ張るのが中国が好きなサヨちん。


[32削除理由]:削除人:アラシ
05. 2015年4月12日 12:01:21 : 77Kno4ENaM
新聞の海外特派員などという者の多くは、その地の記事から本国で売れそうなものを拾ってコピペで転送すれば仕事は終わりというヤカラ。もちろん日本語を勉強する気概があるものなど万分の一。英文記事という限られている範囲で、しかも色付きの記事から拾う。
「歴史修正主義者」という言葉はもともとドイツのホロコースト否定論者が自分らに使い始めた言葉だから、ドイツでは嫌な奴という認識で一般的になっている言葉だ。
 一方、日本に対する歴史修正という非難は戦後GHQのプロパガンダで、日本は悪いことをした、中国に侵略をして南京虐殺などをしたのが「正しい歴史」で、これを認めないのが歴史修正主義者だと決めつけた。
 ちなみにマッカサーでさえ帰国してから「日本の戦争は自国の安全保障が動機だった」と米上院で証言している。それを中国などはじぶんに都合が良いからと今だにプロパガンダを利用している。
 このようにドイツの歴史修正主義と日本に向けられたそれは、言葉は同じでも中身はまるで違う。ドイツのはホントにあった蛮行を修正するもの、日本のは架空の讒言を正そうとするもの。それを言葉が同じというだけで中身を考えずに扱う愚かさ。
所詮、このドイツの海外特派員もコピペで「仕事」を済ませて、あとはスシでも食いに行って日本を満喫したくちだろうて。笑止。

 


06. 2015年4月12日 12:30:46 : lDjZN0Pr0A
✩ 在独ジャーナリストのレポート:

『日本のメディア、政治家の皆さんに是非知ってもらいたいことがある。
ある政権を批判する欧米のメディアが、歴史修正主義という表現を使った場合、その政権はもはや相手にできないという落第の烙印を押されたことと同義であるということだ。』
http://lite-ra.com/2015/04/post-1019.html
コメント:
つまり欧米において、安倍政権に対し生暖かい眼で見守ってくれる組織は、CSIS一派くらいなのだろうwww
安倍・麻生訪米:
http://blog.zokkokuridatsu.com/201304/article_13.html


07. 2015年4月12日 12:39:06 : lDjZN0Pr0A
>>06への訂正

誤り:http://lite-ra.com/2015/04/post-1019.html
正しくは:http://tkajimura.blogspot.jp/2014/01/blog-post_8.html


08. 2015年4月12日 12:44:22 : MSAO1PxG6U
情報戦に詳しい自民党のKzvqvqZdMU、パン買ってこい

09. 2015年4月12日 13:08:52 : aDRsFk27AQ
>>08
http://www.asyura2.com/15/senkyo182/msg/885.html
お使いにやったんですけどご覧の通り帰って来ないんですよー

>>04
使えない丁稚がこんなところで油売ってやがったか(笑
恒例に消される奴なので以下残しときます。

> 04. 2015年4月12日 11:25:40 : KzvqvqZdMU
> 中国は世界規模で情報戦をやっておる。
> 対抗措置をとるのは当然、その足を引っ張るのが中国が好きなサヨちん。


[32削除理由]:削除人:アラシ

10. 2015年4月12日 13:50:26 : YbBgMB0rk2
>>05

在住外国特派員の多くが日本語に精通していたら逆に恐ろしい事になるぞ。
日本のメディア雑誌新聞テレビ問題ありすぎでそれが丸ごと伝えられればそれこそ安倍なんかの海外向け発言がインチキであるのがばれる。
「世界平和のため」でなく「八紘一宇実現のため」が真の動機であるのが知れ渡ってしまう。


11. 2015年4月12日 15:26:28 : lDjZN0Pr0A
トヨタの世界販売台数は世界No.1だが、中国市場では常にドイツ車の後塵を拝している。新幹線も同じ。竹下登は訪中時、2トントラックで3台分のおみやげを超過手荷物として北京に運び中国首脳及び関連上層幹部への鼻薬としたが、現状中国新幹は全面的にドイツからのOEM供給となった。

アジア新興国にかかわるAIIB融資においても然り、ドイツOEMの新幹線は新興アジアにおいて断然有利。そもそもコストが日本新幹線の6割だ。性能保証がある限り、新興国は全面的に中国ブランドの新幹線になびくだろう。

外務省の小役人は、退官後の年金資金増減の些細な算段以外、やることがないのか?
独紙に対し腹いせにかました「中国から金貰っているのか?」等の発言は退官後の保身に備えた、官邸におもねるだけの意図的・小役人的・保身的発言やに思える(笑)

ドイツのメデイアは、日本外務省によるネトウヨ的軽侮とは一切かかわりなく、対日批判を好き放題にできる。なぜならそうした報道は、中国政府として溜飲を下げ、ドイツ国益をもたらすからだ。日本政府は、米国への『M』行為意外、Gayがない(笑)


12. 2015年4月12日 17:03:43 : vO98OAOuEg
安倍政権の宣伝員やネトウヨは
つくずく見下げ果てた奴ら。

日本の右翼雑誌のコピペをしてそれが通じるなどと考える信じがたい低脳集団。


13. 2015年4月12日 17:28:09 : YxpFguEt7k
「総領事がネトウヨのような幼稚な陰謀論でドイツのメディアに抗議していたのである。」

ネトウヨと外務省小役人のIQは、ともにヒト桁だと思う。


14. 2015年4月12日 19:11:18 : aDRsFk27AQ
そりゃもう、
安倍沢東主席の紅衛兵ですから
(放ってのさばらせると中国が立ち遅れた程度の年数立ち遅れます。
 回復時の酷い有様もあんな感じになるんですぜ。 今の内に阻止です)

[32削除理由]:削除人:アラシ
15. 2015年4月12日 20:17:27 : yUDqv3T4uU
安倍政権ならいざ知らず、外務省がここまで幼稚な工作や認識をするとはとても思えないのだが、どうしたことだ。劣化がひどい。

16. 2015年4月12日 21:45:55 : F3wzprZRMQ
3さん、ウケる!笑

17. 2015年4月12日 23:32:48 : nZ71kqMJzk
>15
日本国民としては、外務省の職員が「ドイツの記者を中国のスパイと決めつけ」たのか、事の真偽を問い合わせて確認する必要があるかもしれませんな。日独両国は“互いに重要なパートナーシップ”であるにもかかわらず、この手の内容はなぜかマスコミが報じず、調査すらしないので。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/p_pd/ipr/page7_900146.html
ここらあたりか。

原文はこれ(日本語訳サイトがあったらご紹介よろしく)
http://www.fccj.or.jp/number-1-shimbun/item/576-on-my-watch.html


18. 2015年4月13日 09:45:58 : ztQPQj7kJE
05さん
>このようにドイツの歴史修正主義と日本に向けられたそれは、言葉は同じでも中身はまるで違う。ドイツのはホントにあった蛮行を修正するもの、日本のは架空の讒言を正そうとするもの。それを言葉が同じというだけで中身を考えずに扱う愚かさ。

激しく同意します。
ジャーナリストとして、(自ら)真実の検証結果を踏んだ上での批判だったら、こちらも聞く耳を持とうというものだ。
肝心要のそこが抜けているから、内容のない薄っぺらい記事に終わっている。
2回目の昼食付招待、不快ならキッパリ断ればよかったのに、この人。
喜んで御相伴に預かる日本のジャーナリスト達とは違うんならさ。



  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK183掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
政治・選挙・NHK183掲示板  
次へ