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日中関係について大前研一氏「今日の問題の根源は田中角栄」(NEWS ポストセブン)
http://www.asyura2.com/15/senkyo183/msg/598.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 4 月 22 日 07:21:05: igsppGRN/E9PQ
 

日中関係について大前研一氏「今日の問題の根源は田中角栄」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150422-00000000-pseven-cn
NEWS ポストセブン 4月22日(水)7時6分配信


 中国の李克強首相は、中国の国会にあたる全人代閉幕後の会見でこう言い放った。 「一国の指導者にとって、先人の業績を引き継ぐだけでなく、先人の罪な行いがもたらした歴史の責任も負わなければならない」「安倍談話」への牽制である。戦後70年を踏まえ、安倍晋三首相が今夏に発表する談話の検討が始まり、各国が動向を注視している。とくに中国、そして韓国の反発は必至である。国内でも発表を危ぶむ声が絶えない安倍談話に、果たして「正解」はあるのか。大前研一氏が解説する。

 * * *
 中国は、かつてはモンゴル帝国や満州族に侵略され、イギリスとのアヘン戦争では賠償金の支払い、香港の割譲、上海、広州、福州、厦門、寧波の開港などを余儀なくされた。度重なる侵略の過去があるにもかかわらず、なぜ日本との関係だけがここまでこじれてしまったのか。その根源を考えることは、すなわち共産党が支配する中国、そして戦後日本の対中外交を見直すことと同義である。

 直接的な契機は1972年の日中国交正常化だ。当時の田中角栄首相と周恩来首相が会談して国交正常化を決めたわけだが、その入り口の段階でボタンの掛け違いがあった。日中関係の歴史を(たぶん)深く知らなかった田中角栄が、それを知り尽くしていた周恩来にしてやられたのである。

 田中角栄には過去の清算ができなかった。彼に十分な歴史的知識があれば、交渉の前段でこう言うべきだった。

 日本は好き好んで中国に足を踏み入れたわけではない。日本で明治維新が起こるのと前後して、中国ではすでに英国をはじめとする欧米の侵略が始まっていた。そうした列強の魔手から逃れるには、自ら海を渡って中国の権益を得て欧米と伍する地力をつけていくしかなかったと。

 しかし田中角栄は、そうした歴史経緯を省き、ニクソン米大統領による頭越しの米中接近(ニクソン・ショック)に焦るあまり、実利を重んじた解決を急いでしまった。

 日本に対する戦後賠償の請求を放棄する代わりに、日本からODA(政府開発援助)で巨額の経済援助資金と技術を引き出すことを目的とした周恩来の提案を「ヨッシャ、ヨッシャ」で安易に呑んでしまう。これは外務省に文書が残っていないため“口承伝説”になっているが、そこに今日の問題の根源がある。

 つまり、戦後のスタート地点で互いの歴史認識を調整する努力をしないまま問題を解決しようとしたから、ややこしくなってしまったのだ。

※SAPIO2015年5月号

 

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コメント
 
01. 2015年4月22日 07:47:51 : qFBZAvwg0G

 まあね 結局

 尖閣列島 => 平和の島 に名前を変えれば すぐに解決だ〜〜〜
 

[32削除理由]:削除人:アラシ

02. 2015年4月22日 11:32:03 : YxpFguEt7k
「欧米と伍する地力をつけていくしかなかったと」

コイツもアホだな。さすが愚者のサークル原子力村です。
技術協力すればよかっただけ。共生すればよかっただけです。
侵略する必要も意味もない。

どのように言ったところで侵略に対する正当性はない。あるならネトウヨが勝ってるはず。連戦連敗のネトウヨ理論を振りかざすなよ。
世界はこういう風に日本を見ていたのだよ。
https://ru.wikipedia.org/wiki/%D0%98%D1%85%D1%8D%D1%82%D1%83%D0%B0%D0%BD%D1%8C%D1%81%D0%BA%D0%BE%D0%B5_%D0%B2%D0%BE%D1%81%D1%81%D1%82%D0%B0%D0%BD%D0%B8%D0%B5#/media/File:China_imperialism_cartoon.jpg

欧米同様、日本も侵略者なのだ。

田中角栄のコンピュータ脳には遠く及ばないな。


03. 2015年4月22日 13:47:41 : kDVop4u7Ig
現代日本人の大半は大前研一のような「持論」に共感しているでしょう。中国との「和解」は有り得ないね。
時代背景や因果関係に対する認識は全く無い。日本が「欧米」と伍する事の正当性や歴史を修正したがる事。

13世紀のモンゴル帝国は『抵抗した住民を皆殺しにする(情報戦術)』恐怖のモンゴル軍のイメージで領土を
拡大し、西は東ヨーロッパ、東は中国、朝鮮半島まで、ユーラシア大陸を横断する帝国を作り上げた。

「清朝」異民族である満州族の支配を漢民族が受け入れたのは「武力」によって、明の皇室に取って代わった
という【姿勢】を取らず、明の制度を取り入れて国政を整備した。『明清帝国』と呼ばれることもある。
「モンゴル文字」や「満州文字」は普及しなかったね。清の『康煕字典』が有名です。漢族に同化されたの。

「アヘン戦争」「アロー戦争」「清仏戦争」「日清戦争」そして「八か国連合軍『北京議定書』」の目当ては
清朝からの【賠償金】です。侵略戦争には違いないが、一般庶民を巻き込むような大戦争じゃなかったね。

近代化を拒んだ「西太后」王朝は、列強諸国の近代兵器と装備に負けたの。北京・紫禁城との戦いでした。
西太后の“中華の物力を量りて與国歓心を結べ”清朝の地位さえ保証されるなら金に糸目はつけるな。うは!

第一次「義和団」を掃討するためのイギリス海軍率いる連合軍約2000名で、第二次連合軍は総勢約2万人弱
の混成軍であったが、「極東の憲兵」日本軍は8000名を派遣した。列強中で「戦利品」が最も多かったね。

【列強の力を合わせたとして、中国人の4分の1でも治めるのは困難であろう】と欧米人が言っていたのに、
後の「満州事変」で始まった“日中戦争”や大東亜戦争(太平洋戦争)とは、意図・性質は異なるでしょ!

「非」であると思わない人達は、誠意のない謝罪はしなくてもいいと思う。嘆かわしい詭弁は止めるべきだ。


04. 2015年4月22日 20:10:00 : qpd25J8Ajs
こういう考え方する人がいると思うと情けなくなってあまりに腹が立って論点整理ができない。発想が通常では無い事を考えると何かチンピラの言う事にも見えるしお隣の国の方の発言とも思える。大前と言う奴は無知の上に歴史の流れが見えない上に口から出まかせの捏造にも似た発言をするバカだと判断する。

05. 2015年4月24日 04:07:38 : IWkwIaHB8w
田中角栄は陸軍の兵隊として中国で戦った。
大前如きと体験の重みが違う。
歴史の知識の深さも桁が違う。
能力もはるかに優れてる。
大前の言う通りならどこかの国が日本を侵略する他なかったと言えば正当化できることになる。
俺は腹が減っていたから強盗殺人をやるほかなかったと言って通るわけがない。
甘えるな


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