http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/132.html
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(回答先: 民主・岡田代表、中国と「限定的衝突が起こる可能性」 英紙インタビュー（ZAKZAK） 投稿者 かさっこ地蔵 日時 2015 年 4 月 29 日 17:52:24)
岡田氏が野党党首として“政治的発言”を行ったまでというのなら理解できるが、インタビューで答えたことを本気で考えているのなら、政治家として資質に欠けていると言わざるをえない。
まず、「限定的衝突が起こる可能性」と語る岡田代表だが、経済的台頭著しい中国と衝突を起こして得られるメリットとして何があるというのか？まさか、尖閣諸島領有権をめぐって衝突するとでも言いたいのか？日本は、恒常化している中国公船の領海侵犯に対してさえ退去勧告を発するだけで強制力を行使していない。中国も、日本領海は侵犯しても上陸して何かするという行動はとっていない。
尖閣諸島領有権問題については、日中両政府が水面下で“現状維持＝棚上げ”で合意しており、日中両政府のそれぞれの言動は、国家の威信を見せる国内向けプロパガンダといえるものである。（中国は、日本政府に“棚上げ”を明言してほしいと思っているが、日本政府はこれまでのいきさつからそうはなかなか言えない）
米国も、日本を中国けん制の先兵として利用したいと考えているが、それはあくまでも中国の“世界観”や“ルール意識”を自分たちの側に引き寄せるための手段であり、日中の軍事的衝突を望んでいるわけではない。
沖縄に主要な米軍基地があることからも、日中の衝突が米国に飛び火することを恐れている。
仮にだが、日本の政治的指導者が日中衝突も辞さずという構えを見せれば、鳩山由紀夫氏や小沢一郎氏のように、米国支配層の意向を受けた日本のメディアや政治家の動きで、即刻、首を切られることになるだろう。
岡田氏は「中国や韓国との関係がうまくいっていないのは、安倍氏の言動が原因だ」と批判したという。
韓国との関係悪化は確かに安倍氏に起因する。第一次安倍政権時代から度重なる安倍首相の「従軍慰安婦発言」が日韓関係に大きな悪影響を与えているからだ。
しかし、日中関係の悪化については、当時の東京都知事石原慎太郎氏が引き金を引いた２０１２年の尖閣諸島国有化問題をじらせた民主党野田政権の責任が大きい。突如の靖国神社参拝も中国や韓国に事前に根回しして行った安倍氏は、日中関係悪化に責任はほとんどない。
安倍氏は、悪化した日中関係を修復できる政治家として、中国側からも求められて首相に就任したのである。
集団的自衛権行使容認に関する安倍内閣の閣議決定について、「（歴代内閣の）解釈を、安倍首相の独断で変えてしまった」というのは正しいが、自衛隊や日米安保条約の“合憲性”を主張している政治家がそれに噛みついてもむなしい。
最後に、「自分の判断で徴兵制を復活させる首相が将来現れる可能性もある」と述べたそうだが、安倍首相は、徴兵制が憲法違反であると言明し、そのような動きをけん制している。
※ 参照投稿
「リベラル派安倍総理総裁は憲法第十八条を根拠に徴兵制は違憲と断定：石破氏は幹事長職を辞すべき」
http://www.asyura2.com/14/senkyo168/msg/439.html
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