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“親日国台湾”の若者が「戦中日本は普通にダメ」! 保守派とネトウヨは調子乗りすぎとの声も(リテラ)
http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/187.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 4 月 30 日 20:40:05: igsppGRN/E9PQ
 

           『境界の民 難民、遺民、抵抗者。国と国の境界線に立つ人々』(KADOKAWA/角川書店)


“親日国台湾”の若者が「戦中日本は普通にダメ」! 保守派とネトウヨは調子乗りすぎとの声も
http://lite-ra.com/2015/04/post-1063.html
2015.04.30. リテラ


 多くの日本人は台湾を「親日国」だと思っている。東日本大震災の際には多額の義援金を送ってくれた、日本の音楽やアニメ・漫画文化などのサブカルチャーも広く受け入れられている、日本統治時代を好意的に振り返るお年寄りも多いらしい……やっぱり台湾人は日本が大好きなのだ!──日本人が漠然と抱く「親日国台湾」のイメージを並べてみるとこんな感じだろうか。

 とりわけ、ネット右翼たちの「台湾好き」は異常だ。「ニコニコ動画」で「台湾」のタグがついている動画を視聴すると、内容が政治的かどうかにかかわらず「台湾最高!それに比べ中韓ときたら…」「中国4ね」というコメントが散見されるし、安倍首相が米議会での演説のなかで「台湾」という語を用いたただけで「習近平は面目まるつぶれ!」などと言い出すような状況である。

 まあ、「親日国」を礼賛しつつ「反日国」を貶めるのはネット右翼のお約束であるとしても、こういうカキコミなどから察するに、ネット右翼たちは「台湾人はみな日本を愛していて、日本人の言うことならなんでも聞いてくれるのだ!」と思っているフシすらある。

 だが、はっきり言って、それは「幻想」だ。

 アジア事情に詳しいノンフィクション作家・安田峰俊氏が、先日発売した『境界の民 難民、遺民、抵抗者。国と国の境界線に立つ人々』(角川書店)のなかで、現代台湾人の若者たちのリアルな姿を描いている。

 2014年3月、台湾・馬英九政権による中国との「海峡両岸サービス貿易協定」の強行採決に対し、台湾の学生たちが抗議し協定内容の見直しを要求した。「海峡両岸サービス協定」は中国と台湾の自由貿易協定のようなものであったが、台湾ではサービス業従事者が人口の6割を占めるため国内産業が衰弱という懸念もあり、また、政府が議論もなく批准したことへの不信感から「民主主義の危機」を訴える声も多かった。ヒマワリ学運と呼ばれるこの社会運動は、学生たちが立法院を占拠する大規模なものとなり、国際的に報道され、結果的に、政府が折れて協定内容を再検討することになった。

 台湾の世論の大半は、ヒマワリ学運を支持していたという。学生たちは、自由貿易体制にも批判的な立場をとっており、日本の基準では「リベラル」や「左翼」に分類されるが、一方、日本の右派は、90年代の終わりごろから、その台湾の「反中」的な要素につけこんできた。日本の「大東亜戦争」や植民地支配の肯定と接続するため、また、中国共産党の脅威を喧伝するために「台湾」を利用してきたわけである。実際、ヒマワリ学運に際しても、日本の保守系団体「頑張れ日本!全国行動委員会」が台湾で200人規模の集会をかけたり、ネット右翼が運動に乗じて中国ヘイトの言葉を吐き出したりしていたことは記憶に新しい。

 しかし、現代の台湾人が、日本の保守派が望むものをすべて与えてくれるのかというと、そんなことはない。ヒマワリ学運の現地取材を終えた安田氏が、帰国後、日本に留学している男女四人の台湾人学生に取材したところ、全員が口を揃えてこう言ったという。

「第二次世界大戦時の日本? えっ? 普通にダメじゃないですか」

 また、 同じく日本への留学経験があり、「日本が大好き」という27歳の台湾人青年は、安田氏に対し「僕、日本は好きなんですけど、いざ留学してから失望することも多かったんですよね」と応えている。

「日本の右翼には、日本統治時代に対する台湾人の感想の中に肯定的な部分を、戦前日本のすべての行いの正当性を証明する材料にする傾向があります。それはちょっと調子にのっていると私はそう思います」
「実際、日本統治時代の台湾人は確実に差別を受けていました。そして今になっても、台湾人慰安婦や台湾人日本兵の補償問題が残されています。つい最近に、ある程度解決できた尖閣海域での台湾漁民の漁業権問題も、実は日本統治時代から残された問題です。
 日本の右翼がこれらの問題を無視したまま、台湾人の好意を利用し、植民地政策や戦争発動などの戦前日本の行いは何も悪くないと主張し続けたら、いつか台湾人の反感を買ってしまうのでしょう」

 そう、台湾人が日本の歴史問題を全面的に肯定するわけではないのだ。事実、ヒマワリ学運は政府による貿易規定の強行採決に反対したもので、同書で安田氏も書いているように、運動では公式に台湾独立の主張や「親日アピール」をするものではなかった。むしろ、「台湾の民主主義の方が日本よりもいいです」という台湾人留学生もいるという。これが現代台湾人のリアルな感慨だろう。

 同書が意図的にこうしたコメントだけを選出しているわけではない。たとえば、昨年台湾で大ヒットした映画『KANO 1931海の向こうの甲子園』は、日本統治下時代に、漢人、先住民、日本人の混成野球チームが台湾代表として出場し、甲子園準優勝に輝いた史実を描く感動作だが、プロデューサーと脚本をつとめたウェイ・ダーションは雑誌のインタビューでこのように語っている。

「台湾人は一人一人の日本人の庶民については親しみを持っていたと思います。でも、占領されて統治されたということに対する憎しみは当然ありました。つまり、あの時代の台湾人は、日本に対して、親しみと憎しみが混じり合った心情を持っていたと思います。これはその後の国民党に対しても同じです。日本人に対しても国民党に対しても複雑な感情を台湾人は持っているのです」(「中央公論」2015年2月号)

 このような台湾人の日本に対する複雑な思いは、日本国内で流通する「親日国台湾」というステレオタイプな言葉からはオミットされているように思えてならない。じつのところ、ネット右翼たちがしきりに「台湾!台湾!」と叫ぶのも、“中国が嫌い”という感情面と、そして、自身を慰めてくれる“日本ってすごい!”という言説に援用するためだろう。

 だが、安易な俗流日本論に熱中しすぎると、そのうちダシに使われた人々から失望される。その前に、彼らの声や生き様を真摯に見つめ直すことが必要だろう。たとえば『境界の民』は、無国籍のベトナム難民、ウイグル人ら抑圧されている民族、政治的に相克する2つの国家をルーツに持つ者のような、国民国家体制の「境界」で生きる人々に焦点をあてたルポルタージュである。国家という枠組みに固執するネット右翼こそ、こうした書籍を読むべきだ。

 昨今、日本では“反日国か親日国か”という二分法の語法ばかりが蔓延っている。言うまでもなく、それほど単純なやり方で物事を把握できるはずがあるまい。

(都築光太郎)


 

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コメント
 
01. 2015年4月30日 21:08:47 : 868HQALFyI
第二次大戦後の台湾住民は中国国民党の占領下で中国人になるべく教育を受けている。学校での公用語も北京語だ。日本のネトウヨがつき合っていたのは第二次大戦前に日本の皇民化教育を受けた世代であり、彼らが日本万歳を叫ぶのも仕方のない事であった。しかし彼らは戦後の長い時間の中で社会の厄介者として蔑まれ続け、今やこの世から消えつつある。代わる若い世代には日本に対して特別な感情などない。学校教育によりむしろ敵意すら抱いている。戦後皇民化教育を受けた者がまだたくさんいた時期に日本が積極的に彼らを支援していれば今頃は台湾で一大勢力に成長していた可能性はあるが、戦後の日本はそのような支援をして来なかった。ゆえに今さら日本のネトウヨが台湾に親日を期待するのは無理がある。もっとも中国に土下座して謝罪すれば印象が良くなる可能性はあるがw

02. 2015年4月30日 22:55:37 : zZFyBGkPow
反中のあまりに過剰な親日シンパシーを持ち出す金美齢とか黄文雄とか、こういうのが台湾=親日という短絡的な観方を助長しているんだよな。

03. 2015年5月01日 00:13:03 : vjAsmoXaW2
低脳くずウヨは、霧社事件を知らないらしい。この蛆虫どもは馬鹿で脳タリン。

性格もばばで嫌われ者。日本の恥!!

[32削除理由]:削除人:アラシ

04. 2015年5月01日 00:26:12 : JmpvGe8iHM
うちの爺さんは日本から渡り台湾の役人をしていたのだが、霧社事件で殺されそうになって上海に逃れた。それによると台湾の統治というのは日本姓を与えるために日本の戸籍をかき集めるのと、現地の親日派と抗日派を仲たがいさせて自滅させることだったらしい。つまり親日派を利用したということ。悪いという意識は全然なかったらしい。
半分はウソだっと思っていたのだが、林えいだいという人が取材と研究をもとに書いた霧社事件の本を読んだら同じような結論がなされていてびっくり。この著者は台湾で取材したときに相当苦労したらしく、日本人の顔なんか見たくもないとなじられたりもしたそうだ。当時からいる現地台湾人でもそういう人はいるし、いまだにそういう気持ちにもなるだろう。
こうした歴史は今の若い子(日本も台湾も)にはわからんだろうね。

05. 2015年5月01日 01:50:36 : 868HQALFyI
>>02

彼ら彼女らは台湾で中国人の虐待に耐えられずに日本に逃げた難民だ。李登輝のように中国人に尻尾を振って出世した者もいた。日本側も意図的に金美齢とか黄文雄のような人物をマスコミに登場させているのだろう。彼ら彼女らの意見を台湾人の総意と勘違いしてはいけない。それこそ南ベトナム難民の言い分を聞いてベトナムという国を判断しているような愚行だからだ。

先にも書いたが金美齢とか黄文雄と同じ考え方を持つ人間は戦後70年以上経って急激にこの世から消えつつある。台湾は彼ら彼女らが逃げ出した前世紀の50年代60年代とはまるで違う国になってしまっている。新しい世代はほぼ完全に中国人だと思って間違いはない。日本人が変な勘違いをしても失望するだけである。


06. xyzxyz 2015年5月01日 08:20:16 : hVWJEmY6Wpyl6 : C5JyjuZzlY
日本サヨクと大マスコミが平和がぁ〜とか言っても、これまでの行いから唾はかれて
無視されるだけだろうし、それなら「台湾様がこう言っておられるぞ!」と
外圧頼みで台湾の声を伝えた方がまだ効果があるねw



07. 2015年5月01日 11:55:53 : zt8lI5H7rY
歴史的に見ても辺境の民は大国に振り回されて虐待されてきた。台湾人しかり。琉球人は台湾人よりもひどい目に遭っている。これらの民は玉ねぎの外層の様に切り捨てられた。しかし切り捨てた側が無事でいられるかと言えば、そうでもない。外層がなくなれば内層が剥かれるだけである。城の外堀が埋められたら本丸が攻められるように、今や日本本土の民に受難の時代がやって来たようだ。

中国人は心情的に台湾人を同胞とみなすが、感情的に日本人を受け入れる事はない。沖縄にいるアメリカ軍民の数は膨大で、いざ何かあった時にアメリカは沖縄防衛のために動くだろう。けれど犠牲を払ってまで人種も文化も違う日本本土を防衛する意思があるとは思えない。日本人は自らが大国に翻弄される辺境の民になってしまっている現実を自覚できていないようだが、だからといって現実は情け容赦はしないのである。


08. 2015年5月01日 18:39:24 : axDvVA5njg
そもそも尖閣問題は台湾が火を付けたんじゃないか。

09. 2015年5月01日 20:06:45 : YbBgMB0rk2
そもそも他国の支配を喜ぶなんて人間心理からしてあり得ないだろう。
外国文化への憧れというものはあるが従属を良しとするのとは違う。
自虐を言う一方で他国の従属を当たり前と思うなんておかしいとも思わない人々。自らの事を振り返ってもわからんかなぁ。

10. 2015年10月16日 11:26:36 : qA2bkOoqG6

蓬莱米
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%93%AC%E8%8E%B1%E7%B1%B3

磯永吉
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A3%AF%E6%B0%B8%E5%90%89

台北ナビ
実は身近な「蓬莱米」をご存知ですか?
http://www.taipeinavi.com/special/5041312

食べ台湾
2013年05月31日07:17
忠南飯館 おかずが美味しすぎてご飯を食べ過ぎてしまうお店
http://www.tabetaiwan.com/tag/%E8%93%AC%E8%8E%B1%E7%B1%B3

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近野滋之Blog『民族主義者の警鐘』

真の日台友好には台湾の馬英九総統を落馬させて中共の侵略阻止で手を組むべきだ、台湾は尖閣諸島の領有権主張や反日勢力が捏造した従軍慰安婦での日本への挑発をやめろクリップ追加
政財官等各界その他政界と政治活動2010/12/28(火) 午後 0:12
http://blogs.yahoo.co.jp/x1konno/34016047.html


台湾は日本の生命線

台湾は日本の生命線!

中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。もし我が「不沈空母・台湾」が「中国の空母」と化せば日本は・・・。政府・媒体が敢えて語らぬ生命線防衛の重要性を考えたい。


台湾の若者なら馬英九の尖閣問題でのウソを見抜けるはず(付:台湾チャンネルの“学生運動”報道動画)
2014/04/17/Thu
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/category15-1.html

台湾の「反日団体」の正体と本質
2008/11/21Fri
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-567.html

馬英九
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%AC%E8%8B%B1%E4%B9%9D

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ふん、やっぱり外省人じゃないか。


11. 2018年10月22日 00:29:09 : XPuQZ7qses : iM@r@L11un4[2] 報告
保守速報

台湾元少年工の来日75周年を記念する歓迎大会「日本は第2の祖国であり故郷に帰ってきたような思い」

2018年10月20日23:05 | カテゴリ:台湾
http://hosyusokuhou.jp/archives/48824744.html

1: 名無しさん@涙目です。(愛媛県) [CA] 2018/10/20(土) 20:20:22.56 ID:CnXsLG5o0


台湾少年工、留日75周年で記念式典、顕彰碑もお披露目
先の大戦末期、旧日本海軍の航空機工場「高座海軍工廠(こうしょう)」(現在の神奈川県大和市など)で、戦闘機の製造に従事した台湾の元少年工の来日75周年を記念する歓迎大会が20日、同市内で開催され、台湾少年工をたたえる顕彰碑の除幕式も同日、同県座間市内で行われた。元台湾少年工計22人やその家族、地元関係者計約500人が旧交を温めた。元少年工の高齢化で、大規模な歓迎式典は、今年で最後となる。

戦時下の労働力不足を補うため、日本政府は終戦までの2年間で、航空機技師を目指す約8400人の少年を募集。選抜された少年たちは、空襲の恐怖と戦いながら戦闘機「雷電」の生産に没頭した。戦局が悪化するにつれ、空爆で命を落とす仲間もいた。戦後、台湾に戻った元少年工たちも、日本軍に協力をしたとして、国民党から弾圧され、苦難の日々が続いた。

こうした歴史を背景に、日台の交流は75年間続いている。同式典では、元少年工全員に感謝状が贈呈された。元少年工で同窓組織「台湾高座会」総会長の李雪峰さん(92)は「こうして戻ってこれることは、本当に涙ぐましいこと。日本は第2の祖国であり、故郷に帰ってきたような思い。戦争を知らない世代に歴史を伝え続けていきたい」と述べた。戦中に父親が少年工の寄宿舎の舎監だった縁で、生活を共にしていたという「高座日台交流の会」会長の石川公弘さん(84)は「こうした歴史と真実を知ってもらいたい」と語った。
no title

https://www.sankei.com/life/news/181020/lif1810200048-n1.html

(以下略)


_________________

トレトラ

2018-02-07

優しい台湾人のエピソード!彼らが親日である理由3つとは?
http://yukihiro.hatenablog.com/entry/2016/02/01/200006


台湾を旅行したとき、日本人である僕は数々の優しいおもてなしを受けました。

なぜ彼らは親日なのか、不思議に思った僕はその理由を調べてみましたよ!!


(以下略)


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