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マスメディアの「隷米」顕著 「嫌韓」たしなめ「嫌露」を煽る(世相を斬る あいば達也)
http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/591.html
投稿者 笑坊 日時 2015 年 5 月 10 日 10:08:33: EaaOcpw/cGfrA
 

http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/b15d534269d4b6f728537cf30b6ee6dd
2015年05月10日

蛇足な情報に気づいたので、はじめに伝えておく。春の叙勲で石原慎太郎って人物が旭日大綬章をチャッカリ貰ったのは、ニュースで流れたいたので知っていたが、小沢一郎が政治的に半分抹殺された「西松事件」東京地検特捜部の捜査に際し、2009年3月「自民党側は立件できない」と嘯いた官房副長官の名前を皆さんは覚えているだろうか?そう、あの“漆間巌”。忘れもしない、元警察庁長官で、官邸官僚トップで麻生の快刀と言われた男が、石原のチャッカリの上をいく形で、「旭日大綬章」をゲットしている。このニュースは伏せておけと云う霞が関記者クラブの阿吽の呼吸か?どうでも良いので、テレビニュースなど紹介されたかどうか、筆者には判らないが。小沢一郎の政治力を潰した功績だと思うと腹立たしい。オマケだがモンサント米倉ジジイも貰っている。2015年春の叙勲は記念すべき汚れ方と歴史に残るだろう(笑)。

――ここから本題――
最近のメディアでも、日経新聞の記事の「劣化」は加速度的で驚異的だ。事実誤認という前に、完全な思考停止で、アメリカン化している。日経新聞の性格上、企業優先の紙面構成である点は問題ないが、社説や国際関連の記事などは、嫌露に彩られている。親米と云うより「隷米」に近く、安倍官邸や外務省よりも悪いかもしれない。「嫌韓」や「反中」には、それなりの抑制が効いているのだが、対ロシアになると、鎖を解かれた駄犬のように良く吠え、噛みつく。

以下に、北朝鮮・金正恩が「対ドイツ戦勝70年記念式典」への出席が有力視されていたが、取りやめになった事に関する日経新聞と毎日新聞の記事を比較参照見ると、日経の対ロ姿勢というか、隷米姿勢が露わすぎると云う事が良く理解出来る。読んで貰えば判ることだが、ロシアは、もう終わりだ、みたいな印象を読者に与えている。はじめから、中露の経済力の関係は段違いであり、今さら持ち出す話ではない。毎日が書いているように、思ったほど優遇されない事への不満の表れであり、中国とロシアへの外交カードを駆使し、天秤にかけたかどうかは、9月の中国・抗日戦争勝利70周年記念行事への出席の有無で確認できると云う事だ。筆者は、「対ドイツ戦勝70年記念式典」より、各国首脳が市場目当てで集散するであろう「抗日戦争勝利70周年記念行事」の方が恥をかく確率が上がるので、多分それもないと読む。

≪ 北朝鮮にもそでにされたロシア 経済低迷で足元見られ

北朝鮮は4月末、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が9日にモスクワで開かれた対ドイツ戦勝70年記念式典への出席を見送るとロシア政府に通知した。金第1書記の出席の意向を確認したと発表してきたロシアのプーチン政権はメンツを失った格好となり、現地のロシア人記者団からは憤りの声も上がった。北朝鮮 がドタキャンに踏み切った背景には、中国とロシアとの圧倒的な経済力の差がある。

  9日の戦勝式典はプーチン政権が国の威信をかけて開催する一大イベントで、世界各国の首脳に招待状を送った。ただ、昨年来のウクライナ危機の影響で欧米首脳は軒並み欠席を決めた。参加者で目を引くのは中国の習近平国家主席だけ。当時のブッシュ米大統領や小泉純一郎首相、ドイツのシュレーダー首相が参加した 10年前の60年式典に比べて出席首脳は半分以下という寂しい顔ぶれとなっていた。

 それだけにロシア側は金第1書記の式典への参加を重視した。金第1書記の初外遊に国際的な注目が集まる中、ロシアの朝鮮半島への影響力の拡大をアピールし、アジア重視を掲げる米オバマ政権に対抗する狙いもあった。

  ロ朝外交筋によると、北朝鮮側は昨年から頻繁になった高官交流を通じて幾度も金第1書記の式典出席のシグナルを送り、訪ロ準備を進めていた。ウシャコフ大統領補佐官は4月22日、北朝鮮側から金第1書記の訪ロの意向を確認したと発表。「金氏が式典に来るという約束を守ると期待している」と語っていた。

 北朝鮮はロシア側に土壇場での欠席は「国内事情のため」と説明したが、どのような事情があったか明かしておらず、様々な臆測を呼んでいる。そうした中、主要国の外交当局間で浮上しているのは「北朝鮮が式典出席の有無を中国との駆け引きにおけるカードとした」との見方だ。

  中朝関係を巡っては、北朝鮮ナンバー2で中国側との窓口役だった張成沢(チャン・ソンテク)氏2013年12月に処刑された後、急速に悪化し、改善への道筋が見えない状態となっている。そうした中、中国を初外遊先とした父・金正日(キム・ジョンイル)総書記の前例を金第1書記が破れば、習近平政権にとって大きな外交的な失点になるとみられていた。 北朝鮮にとっては経済的な観点から中国の立場を優先せざるをえない事情もある。14年の中朝の貿易総額は公式統計で把握できる分だけでも392億元(約 7500億円)と北朝鮮の対外貿易総額の9割に上る。一方、ロ朝の貿易額はその約60分の1の年1億ドル(約120億円)程度にとどまっている。

 ロシア経済の実質成長率は15年にマイナス3%を超えて落ち込み、その後も長期にわたって0%前後の水準が続くと予測されている。国外への巨額の資本逃避にも歯止めはかかっておらず、ロシア中央銀行は15年の流出額が1310億ドルに達するとの推計を発表した。実質国内総生産(GDP)で5倍に開いた中ロの経済力の差はさらに広がるのは確実な情勢だ。

 ロ朝は昨年からの閣僚協議でエネルギーや鉱山開発、インフラ整備などの各分野の協力事業を進めると決めたが、大半の案件は進んでいない。欧米の経済制裁に苦しむロシア企業には採算性の不透明な北朝鮮での事業に投資する余力が乏しい事情もある。

  怒らせても経済的にはそれほど怖くないロシアのメンツを犠牲にする見返りとして、中国から多くの支援を引き出す――。金第1書記はあらかじめこうした戦略を立てていた可能性がある。実際、プーチン政権にとっては今回の一件に反発して対朝関係を悪化させる余裕はない。ガルシカ極東発展相は4月30日、金第1書記の式典欠席はロ朝関係の発展に影響しないと強調した。  ≫(日経新聞:モスクワ=田中孝幸)


≪ 露・対独戦勝式典:金正恩氏も欠席 見返り不十分で?

【モスクワ西岡省二】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が、9日にモスクワで開かれる第二次世界大戦での対独戦勝70周年を祝う式典への 出席を見送った。背景に関してさまざまな観測が出る中、外交関係者の間では「儀典・警護問題で合意できなかった」「ロシアからの見返りが不十分だった」という見方が有力になっている。

 金第1書記は、初の外遊先として最大の支援国である中国を選ぶのではないかとの説も再浮上している。その場合、9月に中国で開かれる抗日戦争勝利70周年記念行事を念頭に、訪中のタイミングを計るとみられる。

 北朝鮮とロシアの間では最近、閣僚級の往来が活発化していた。4月だけでも、北朝鮮から盧斗哲(ロ・ドゥチョル)副首相、玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力相(国防相)、ペ・ハク原油工業相が相次いで訪露。ロシアからも、ガルシカ極東発展相らが訪朝した。

 朝鮮労働党機関紙・労働新聞も先月30日、「(モスクワでの式典に)多くの国の指導者が参加の意向を表明している」と伝え、友好的な雰囲気を演出 していた。西側外交関係者によると、モスクワの北朝鮮大使館では建物の改修工事が進められるなど、金第1書記の訪露を想定していたような動きが見られた。  だが、北朝鮮側が、記念写真で金第1書記がプーチン大統領の隣に立つ▽プーチン氏との首脳会談を開く−−などの特別待遇を要求したため、調整が難航したという。金第1書記が国際社会で重視されているとアピールすることを狙ったものだが、ロシア側が難色を示したという。

 訪露への見返りをめぐる協議が不調に終わったことも、背景にあるようだ。特に、玄人民武力相が訪露した際、ロシア側に最新鋭ミサイル「S300」などの支援を要求したが拒否され、北朝鮮側が態度を硬化させたとされる。

 一方、北京の外交関係者は「金第1書記の儀典を担当する妹の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長が出産によって動きが取れなくなったことと関連している可能性がある」という見方を示した。 金第1書記は今後、中国との関係改善を優先して初外遊先を中国とする可能性が出てきた。中国は4月、9月の70周年行事への招待状を金第1書記に送っている。同関係者は「経済的なつながりを考えれば、中国を訪問するしかない。外交経験のない金第1書記にとって、各国首脳が集まる記念行事への出席は荷が重いので、記念行事の少し前に単独で訪中するかもしれない」と見通している。 ≫(毎日新聞)


しかし、今回の「対ドイツ戦勝70年記念式典」において、プーチンにしてみれば、欧米各国の首脳など、無理に来て貰わなくても良いと思っているだろう。EUがNATOと云うもののとのつき合いをどうするかと云うEUの問題であり、それをEU自身が自発的に考えない限り、ロシアは欧州への興味を失う。ただそれだけと、腹を括っている筈だ。中国の習近平総書記と並んで、ユーラシア大陸構想話をウォッカを飲みながらすればいいわけで、大きく期待を裏切った式典ではなかった。

また、総書記と同時に、軍事パレードに中国軍から儀仗(ぎじょう)部隊が派遣されたことは、酷く印象的だ。日本のマスメディアは、中国軍がロシアの軍事パレードに儀仗部隊といえども、中国軍が派遣された意味合いは、欧米にとって威嚇だ。筆者の目から眺めると、軍事力、軍事技術力のロシア、経済の中国と云う組み合わせは、ユーラシア及びAEANにおいて、オバマ米国がアジア防衛に全力を投じても、防ぎ切ることは歴史的に可能性はないとみている。紆余曲折はあるだろうが、骨太の歴史の流れを変えるのは無理である。

本来であれば、中国軍が南シナ海中心にエグイ軍事行動に出ている間に、さっさと北方二島返還を詰めるのがベターなシナリオだったが、大きく後退した。外交的には絶望的と言っても良いくらいになった。尖閣よりも、北方二島返還、二島共同開発の方が、あらゆる点で大きな外交ポイントだったが、もう無理な感じだ。ロシアのプロパガンダ報道だが「SPUTNIK」がフィナンシャルタイムズの記事を紹介する形で、欧米諸国に警鐘を鳴らしている。

≪ ファイナンシャル・タイムズ:5月9日にモスクワへ行かないと決めたリーダーたちは後悔するべきだ

ナチス・ドイツに対する勝利におけるソ連国民の貢献の規模を理解しながら、モスクワで開かれる戦勝70周年の記念行事への参加を断った西側のリーダーたちは、自分たちの決定を後悔するべきだ。ファイナンシャル・タイムズ紙が伝えた。

 ファイナンシャル・タイムズの記事の中では、戦勝70周年の式典は第二次世界大戦の参戦者たちが祝うことのできる最後の大きな節目になる可能性があり、ロシアにとっても西側にとっても特別であるとされている。

 また記事の中では、第二次世界大戦でソ連は2000万人以上を失い、「ナチス・ドイツに対する勝利におけるソ連の貢献は、他のどの国よりも大きかった」ことを覚えておかなければならないと指摘されている。

 また記事の中では、レニングラード包囲の犠牲者だけでも、英国と米国の戦時中の犠牲者を合わせた数を超えていると述べられている。

 ファイナンシャル・タイムズはまた、西側のリーダーたちは、この機会に戦勝70周年の式典に合わせて、クリミア併合についてロシア大統領とあらゆる意見の不一致があるにもかかわらず、ロシア国民に対しては一切反感を持っていないと発表するべきだとの見方を表している。

 ファイナンシャル・タイムズは、「ナチスの敗北におけるソ連の役割の規模を理解しながら式典への参加を断った西側のリーダーたちは、自分たちの決定を後悔するべきだ」と指摘している。 ≫(SPUTNIK)


ロシアの対ナチスとの闘いで、最も多くの犠牲者を出した旧ソ連(国民の命の軽視があったのも否めないが)、ロシアに嫌がらせをする子供じみた態度は、ロシアの欧米離れを加速するだろうし、中露の大接近を加速させる。延いては、ASEAN各国への影響も少なくはない。また、絶大な人気を誇るプーチンに恥をかかせた欧米各国と云う怒りが、ロシア国民にも拡大することになる。北国の熊さんは誇り高く哲学的人種なので、誇りを傷つけられることを極端に嫌い、誇りの為なら、合理的利益とは異なる発想になる点を忘れないでおくべき日欧米の首脳らである。

筆者は寡聞にして、朝日新聞が「プーチンの実像」なんて特集連載をしているのを知らなかったが、少し読んでみたが、アメリカンスクール育ちの記者たちの記事であり、完璧に欧米メディアコントロールに毒された記者たちに、マスターベーション的連載なので、吃驚した。馬鹿らしいことがまことしやかに書かれているが、読みたい方は勝手に読んで戴きたい。

≪ (プーチンの実像)第3部・孤高の「皇帝」:11 つながりかけた日ロのパイプは今

この連載のプロローグで、プーチンが昨年、柔道の山下泰裕に語った言葉を紹介した。ロシアとの関係を深めたいという首相安倍晋三の言葉と、日本の対ロ制裁は「正反対じゃないか」と批判したのだった。

 安倍が訪米を終えた今、プーチンは再び不信感を深めているかもしれない。問題は4月29日に安倍が米議会で行った演説の一節だ。

 「日本は米国と共に、冷戦に勝利した」

 冷戦の勝者のように振る舞っているとして米国を常々批判しているプーチンにとって、これは受け入れ難い言葉だろう。

 昨年10月、世界の有識者との討論会で、プーチンは語った。「米国は自身を、冷戦の勝者だと宣言した」「『勝者』と称する者が、自分たちの利益のためだけに、全世界を塗り替えようとしている印象だ」  プーチンの言葉は、裏を返せばロシアが「冷戦の敗戦国」として扱われることに対する拒絶でもある。  「ソ連崩壊後、ロシアは自発的に……ここを強調するが、自発的に、そして意識的に、歴史的とも言える自制の道を歩んだ。自らの領土や生産力、そうしたものを放棄したのだ」。プーチンは今年4月26日のテレビ番組でこう語った。

 共産主義を捨て、ソ連の一部だった国々の独立を認めたのは、ロシア国民が自ら下した歴史的決断だった。冷戦に敗れて支払った代償ではない。プーチンはこうした考えを、2000年に当時の首相森喜朗にも語っている。     
 *
 プーチンは、クリミア半島併合の際に核戦力を臨戦態勢に置く可能性があったことを認めるなど、最近ロシアが核大国であることを誇示する発言を繰り 返している。これも、周辺国を威嚇するだけでなく、「ロシアが軽視されるのは我慢ならない」という心理が大きく働いているようだ。

 ウクライナ危機が今後どう展開するかについては、プーチンを知る人々の間でも見方が分かれる。

 イスラエルの情報機関「ナティーフ」の元長官ケドミは、クリミア半島併合の真の狙いが「ウクライナに領土問題を作り出し、NATO(北大西洋条約機構)に加盟する可能性をつぶすことにあった」と見ている。領土問題を抱えている国は、軍事同盟であるNATOには原則として加盟できないからだ。それな ら、一応の目的はすでに達せられたことになる。

 一方、プーチンの元経済顧問イラリオノフは「侵略は誰かに止められるまで続くことは、歴史が示している。ナチスドイツも、あなたには悪いが、かつての日本もそうだった」と述べ、「プーチンはさらに先に進む」と断言した。

 ここでも問題は、プーチンの真意を理解できる他国の首脳がいないことだ。     
 *
話を日本に戻す。

12年、プーチンが4年ぶりに大統領に復帰したときには日本との関係強化を真剣に検討していたことがうかがえる。

 大統領選投票日のわずか3日前の3月1日、朝日新聞主筆らとの会見で「引き分け」による北方領土問題解決を呼びかけた。国の指導者が選挙直前に領土問題で「引き分け」を口にするのは危険とも言えるが、ロシアのテレビは当時、この発言をそのまま報じた。

 大統領復帰後の12年9月には、ウラジオストクで開いたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議でボランティアを務めた学生ら500人に、横浜と東京への船旅をプレゼントして慰労した。  

 「プーチンは西のパートナーをドイツ、東のパートナーを日本にしたいと考えている」という見方を示す外交関係者もいた。

 13年4月の安倍訪ロをきっかけに首脳間のパイプもつながりかけた。それが今、再び切れようとしている。

 日本からすれば、原因を作ったのはロシア側だ。ウクライナの政権崩壊に乗じてロシア軍部隊をクリミア半島の空港、議会、軍事施設などに展開して掌握。一気に領土を広げた手法は近隣諸国と領土を巡って緊張関係にある日本にとって、とても容認できない事態だ。

 だが、ロシアの大きさと日本からの近さ、中国や北朝鮮、韓国などアジア太平洋の国々との関係、プーチンへの権力の集中、そして北方領土問題の存在を考えれば、パイプを切ってしまって済むような簡単な相手ではないこともまた確かだ。 =敬称略(モスクワ=駒木明義)    

  ◇  「プーチンの実像」は、今回で終わります。

プロローグ、第1部「KGBの影」、第2部「権力の階段」、第3部「孤高の『皇帝』」の計33回の連載に今後加筆し、朝日新聞出版から単行本として出版する予定です。 ≫(朝日新聞デジタル:「プーチンの実像」より)

≪(プーチンの実像)第3部・孤高の「皇帝」:10 拒絶しているのは、どちらの方か

 「プーチンは変わった」「欧米を敵視するようになった」――こうした見方に対して、プーチン自身はどう答えるだろうか。最近の発言から、その考えを推し量ることができる。

 「KGBの対外諜報(ちょうほう)部門で20年近く働いた私でさえ、共産党の一党支配が崩れれば、すべてが根本的に変わるのだと思っていた。だ が、そうではなかった」。プーチンは4月26日に放映されたテレビ番組でこう語った。「結局のところ、イデオロギーとは関係ない地政学的利益があるの だ」。冷戦が終わっても、大国同士は自国の影響が及ぶ範囲を巡ってぶつかり合う、という世界観だ。

 プーチンはKGB時代から、共産主義に疑問を抱いていた。ソ連崩壊を挟む時期に、生まれ故郷のサンクトペテルブルクで外国企業の誘致に奔走した。

 しかし、ソ連崩壊後も北大西洋条約機構(NATO)は拡大を続け、ロシア国境にまで迫った。「リスボンからウラジオストクまで」を経済圏にしようというプーチンの呼びかけは、顧みられなかった。  欧米の方こそ、ロシアを拒絶している――プーチンは、そう言いたかったのかもしれない。

 プーチンはテレビ番組の中で、こうも言っている。「彼ら(西側)は、私たちが人道支援を必要としているような時だけ、私たちを好きになるようだ。よし、それならジャガイモを送ってやろう、というわけだ」

 ロシアを弱体化させようとする策謀が実際にあった。プーチンは昨年12月の年次教書演説で、そんな見方を示した。「誰がどのように我が国の分離主 義やテロを支援したか、よく覚えている」「我が国をユーゴスラビアのような崩壊と分裂のシナリオに向かわせたかったことは疑いない」

 経済危機の中、国民の目を外敵に向けさせて団結を促す狙いもあるだろう。だが、打ち解けて話せる欧米の首脳がいなくなってしまったプーチン自身も、不信感のとりこになってしまっているようだ。=敬称略(駒木明義) ≫(朝日新聞デジタル:「プーチンの実像」より)

参考:『プーチンの実像』朝日新聞タイムラインビューアー
http://www.asahi.com/topics/timeline/?keyword=%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%B3
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