★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK184 > 832.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
殺されるのは憲法だけではない<本澤二郎の「日本の風景」(1986) <国民の命は二重の危機にさらされている>
http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/832.html
投稿者 笑坊 日時 2015 年 5 月 15 日 14:19:19: EaaOcpw/cGfrA
 

http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52104076.html
2015年05月15日 「ジャーナリスト同盟」通信

<放射能が東北の自然と人間も>

 善良な日本人は、いま狂いそうな日々を送っている。戦争法閣議決定した直後の記者会見(5・14)をNHK電子版で読んでみると、シンゾウは「不戦の誓いを守る」「国民の命と暮らしを守る」と真逆のことを口走っている。精神異常者だといってみても、彼は日本の首相である。よくよく見極めると「殺人鬼は憲法を殺すだけではない。東北の大地と人間も、放射能で殺している」という深刻なありさまではないか。二枚舌を一刀両断する新聞テレビは、それでも出てこない日本なのか。

<戦争法で放射能隠し>

 新聞テレビはすっかり3・11を忘れてしまっている。時々、東電の嘘を垂れ流すという感じを、東北の人々に与えている。それを良いことに自民党は、2017年までに住民をふるさとに帰すという、いい加減な宣伝をまた始めたらしい。
 嘘は公明党だけではない。シンゾウだけでもない。自民党も一緒である。日本国民は、嘘を信じさせられていい気分になってはならない。
 戦争法を覆い隠すために国際平和支援法案・平和安全法制整備法案と命名、これでもって後半国会をやり過ごすという。衆院の議席はなんでもOKの3分の2を確保している。

<創価学会婦人部に訴えたい>

 こんな反憲法的法案を提出できるのも、創価学会のかくかくたる戦果なのである。それでいて、新聞テレビは学会を全く批判しない。すれば消されてしまうらしい。学会の報道・ネット操作はすごいらしいことも、ここへきて分かってきた。
 要するに、戦争法に国民の目を向けさせて、憲法を殺して、他方で、放射能による大地と国民の殺害を隠すことに成功している政府与党なのだ。いまの日本人は、複眼的な思考が求められる。特に創価学会婦人部に訴えたい。彼女らの精神は、日本会議の安倍側近女性議員とは違うためである。

<国民の命は二重の危機にさらされている>

 2014年4月28日にやくざレイプ犯に脅されて急死した被害者(敬虔な池田信者)は「特定秘密保護法は学会の方針に反している。太田大臣は必ず排除される」と鋭い見方をしていた。
 多少の教養のある婦人部はみな同じ思いのはずである。「創価学会主導の戦争法」「創価学会による平和憲法破壊」を望んではいない。公明党の腐敗にはあきれるばかりだが、このさい学会は「生長の家」のように、政治から足を洗って、本来の宗教活動に専念することを薦めたい。
 宗教法人の問題が生じると言うのであれば、昔のように日蓮正宗の檀家に復帰すれば、権力から身を守ることが出来る。国民はそれを支持するだろう。国粋主義者の戦前復帰に手を貸した創価学会を、国際社会は決して容認しない。
 戦争法を強行すれば、日本とアジアの平和と安定は壊れるだろう。間違いない。戦場に送り出される自衛隊員と、その家族の事を考える学会婦人部でありたいものである。これが池田主義のはずだ。
 ともあれ、驚くべき事だが、戦争法と放射能で、日本人は二重の命の危険にさらされる事になるのである。忘れて欲しくない。3・11への対応は、国際社会に対する責任である。東北の人たちの生活・健康と、真摯に向きあう日本人でありたい。

<野党は体を張って抵抗せよ>

 民主党の岡田代表も苦しいだろう。夫人の実兄の村上誠一郎さんの知恵を借りて、この重大な政治危機を乗り越えてほしい。村上さんは自民党唯一のリベラル派だ。正直者で誠意のある、まともな政治家である。
 党内に松下財閥の影響を受ける議員、三菱など軍需産業の資金に手をつけている議員もいるため、党内操縦が容易ではないことは理解できる。しかし、安倍・自公内閣の戦争法と東電福島事件への対応は、どう考えてもおかしい。

 憲法違反の戦争法が、国民の知らない間に出来上がり、それをワシントンで真っ先に公表する。アメリカ議会では「日本がアメリカとそのパートナーを守ってくれる。こんなめでたい話がこの世にあろうか。アメリカの若者の代わりに自衛隊が犠牲になってくれる。夢ではないか」と認識されている。
 こんな馬鹿げたことが通用していいわけがない。21世紀の日本ではないか。
 放射能問題と戦争法問題で、なんとしても議会解散へと追い込むべきだ。国会を止めても、世紀の悪法を阻止する責任が野党にある。憲法と日本人が殺される事態を、断じて容認してはならない。

<市民は官邸を包囲せよ>

 時間に余裕のある市民・学生・労働者に訴えたい。特に足腰の自由が利く日本人は、国会を包囲して戦争法阻止と、ごまかしの3・11放射能対応の変革を訴えていこう。
 専門家は首都圏の放射能汚染にも警鐘を鳴らしている。静岡県も、被曝している。最近は、千葉県市原市の水道からもセシウムが見つかった。これが福島からの地下水のものか、それとも市原工場から飛散した劣化ウランのものなのか。
 政府自治体は、徹底した調査をしていない。仮に、していてもデータを秘匿している。放射性物質はアメリカ西海岸まで到達している、と当地の学者も戦々恐々としている。後に触れたいのだが、東芝・三菱・日立の原発御三家に怪しげな黒雲が覆ってきている。

<原発御三家・東芝三菱日立に黒雲が>

 ワシントンの放棄した原発技術を引き受けてしまった東芝などは、いずれ財閥本体を崩壊するかもしれない、という専門家の指摘も出てきている。東芝の不適切会計という怪しげな黒雲も株主を不安に陥れている。
 原子力ムラの正体も、必ず暴かれるだろう。なぜならば、いまの国家主義政権が永続する事はないからである。リベラルな民意を重視する政権の誕生によって、財閥にメスが必ず入る民主化した日本が生まれる。

<9条憲法にノーベル平和賞を>

 今秋のノーベル委員会に対して、平和賞にノミネートされている戦争放棄の9条に、世界のリベラル派・平和主義者の熱い視線が向けられている。
 日本や韓国だけではない。中国やASEAN諸国にも、そして欧米でも関心が集まってきている。中国でのネット力にも期待が集まっている。
 9条にノーベル平和賞が受賞されれば、いかに安倍・自公政権が9条解体に突進しようが、国民投票で過半数を確保する事は不可能である。「日本の平和主義はいい加減なものではないよ」と叫んで逝った宇都宮徳馬の至言は生きているからである。
 勇気あるアジア諸国民は、アジアの平和と安定のために9条をノーベル平和賞に推薦する運動に参加していこう。大義はここにある。孫子の「戦わずして勝つ」唯一の方法、手段である。

2015年5月15日記(武漢大学客員教授・上海交通大学研究員・政治評論家)


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK184掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
政治・選挙・NHK184掲示板  
次へ