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安保法案:本当に撃てるのか…防衛大卒55歳記者は聞いた:「憲法9条で守られてきたのは実は自衛隊だった」
http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/840.html
投稿者 あっしら 日時 2015 年 5 月 15 日 17:05:16: Mo7ApAlflbQ6s
 

安保法案:本当に撃てるのか…防衛大卒55歳記者は聞いた[毎日新聞]
毎日新聞 2015年05月15日 07時30分(最終更新 05月15日 10時42分)

 ◇東京社会部編集委員 滝野隆浩=防衛大卒、55歳

 春先、一人の青年に会った。一般の難関大学に入れるのに防衛大を受験し、合格した。聞けば、進路を考えていた時に中学の先生の顔を思い出したという。日ごろから教科書にはない現代史を語り、自衛隊の大切さを説いたらしい。青年はまっすぐに私を見て言った。「防大進学は自分で決めました。僕は人のためになりたい」。後日、彼の母にも会った。一人息子だという。母はつぶやいた。「これから、本当に、大丈夫でしょうか……」

 私も37年前、防衛大に入学した。幹部になる仲間たちと4年間ともに学んだが、文系の私に自衛官(海自)という仕事は技術系に思え、卒業後に退職。1年後、記者となった。

 卒業から三十余年、自衛官の任務は激変した。1990年代に海外派遣を開始。インド洋上での米軍などへの補給活動という「戦時」派遣をへて、イラク復興支援の「戦地」派遣も経験。憲法を考えれば、ここまでが限界だったと思う。ただ、海外派遣に合わせるように隊員が戦死した場合の準備を進めてきた。派遣先にはひつぎを運び込み、医官に遺体修復技法(エンバーミング)を研修させ、東京・九段の日本武道館で「国葬」級の葬儀のための日程を把握する。それは組織としての「死の受容」だった。

 安倍内閣は昨年7月1日、集団的自衛権行使容認を閣議決定。10カ月間の与党内論議をへて、14日、新しい安保法案を閣議決定した。成立すれば、自衛隊が海外で「ふつうの軍隊」並みにふるまう枠組みができあがる。

 親しい陸自将官OBは「憲法9条で守られてきたのは実は自衛隊だった」と漏らす。日本に攻めてきた敵とは戦う。だが、海外で自衛官が殺したり殺されたりする事態は、9条により免れてきた、と。「自衛隊は創設から60年、1発の銃弾も撃っていない」といわれる。部内ではそれが少々恥ずかしいことのように言われるが、私は日本人の誇りだと思う。その封印がいま、解かれようとしている。

http://mainichi.jp/select/news/20150515k0000m010150000c.html

 

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コメント
 
01. あっしら 2015年5月15日 17:10:08 : Mo7ApAlflbQ6s : K8OWr3x5k6

クローズアップ2015:安保法案閣議決定 識者の話
毎日新聞 2015年05月15日 東京朝刊

 ◇戦後平和失う恐れ 柳沢協二・元官房副長官補の話

 今回の法整備の最大の狙いは、米軍に対する支援をどこでも、どんなことでもできるようにしようということだ。平時から有事まであらゆる場面で支援可能となり、米軍が戦闘を始めれば、自衛隊も切れ目なくそこに入っていけるようになることを意味している。

 背景には、米国と一緒に行動することで「大国としての地位」を維持したいという政府の思惑がある。中国が軍事的、経済的に力を増していく中で、米軍支援を拡大する見返りとして米国に「日本を守る」と明言してもらい、虎の威を借りる形で日本の地位を守りたいということだ。

 しかし、そのように日本が軍事大国として振る舞うことが良いのか悪いのかは、まだ十分に議論されていないのではないか。日本は戦後70年、軍事的に抑制的な姿勢を保ってきた。それは(安倍晋三首相が脱却を目指す)「戦後レジーム」なのかもしれないが、結果として70年間戦争を避けてこられたのも事実だ。今回の法整備によって、日本はそうした利点を失いかねない。安全保障は独りよがりになるとかえって危険だ。リスクとコストを正しく認識したうえで議論していく必要がある。【聞き手・青木純】


 ◇「必ず派遣」ではない 佐瀬昌盛・防衛大名誉教授の話

 政府が「切れ目のない安全保障法制」を整えるのは当然のことだ。1978年、当時の自衛隊制服組トップが「こんな不完全な法制では、事態が起きれば超法規的な行動をとるしかない」と訴え更迭されたことがあった。今も不完全さは解消されておらず、日米同盟の抑止力で何とか平和を保ってきただけだ。

 今回の法制の主眼は「備え」をすることにある。自衛隊が必ず出て行くわけではなく、備えを万全にして抑止力を高めるのが狙いだ。また、国際平和協力分野で日本は最小限の貢献しかしてこなかった。今後は国際社会の一員として応分の貢献ができるようになる。こうした法整備は、日米安保条約の不十分さを補うことにもつながってくる。60年に日米安保条約を改定した岸信介元首相は、日米両国が同じ権利、同じ義務を有する条約を結びたかったが、集団的自衛権を行使できないので断念せざるを得なかった。

 これからは事実上の「対等な日米関係」に近づいていくことになる。米国の言いなりになるのではとの指摘もあるが、実際は米国に対し、主張すべきことはしっかり主張できるようになるはずだ。【聞き手・青木純】

http://mainichi.jp/shimen/news/20150515ddm003010137000c.html


02. 戦争とはこういう物 2015年5月15日 23:00:55 : N0qgFY7SzZrIQ : WJiCmAappI
 しかし現実には自衛隊派遣と武器使用既成事実化を望んでいるのは、自衛隊上層部ではないか。

>イラクのサマワに陸自・先遣隊の隊長として派遣された佐藤正久元1佐(ヒゲの隊長 現参院議員)が、テレビに出演し、サマワで治安・警備を担当しているオランダ軍基地が襲撃された際、自衛隊は「駆けつけ警護」をして、自衛隊がオランダ軍と共同して敵に反撃する体制にあったことを証言している。
http://www.asyura2.com/07/kenpo2/msg/196.html

 自衛隊員の人命で利権と国境線を守れるなら、平和主義の恩恵で生きてきた年寄りに取りこれほどおめでたい話は無い。
 そんな日本にしたくなければ、派遣を禁じる法を定める他ない。


03. 2015年5月17日 11:07:47 : pEiFkZzKkU
弱いことは恥ずかしいことではない。
みんな弱くなって役に立たない大人になろう。
社会が求める人間なんて絶対になるな。

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