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自民党よ、私の反論を聞きなさい/小林節 <第1回>安全保障環境が厳しいなら専守防衛に徹するべきだ(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/559.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 6 月 12 日 09:36:06: igsppGRN/E9PQ
 

自民党よ、私の反論を聞きなさい/小林節 <第1回>安全保障環境が厳しいなら専守防衛に徹するべきだ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/160693/1
2015年6月11日 日刊ゲンダイ


「朝日、赤旗、民主党、サンデーモーニング、反対派がグウの音も出ない!『安保法制』一問一答35」なる解説が公刊され自民党全議員に配布されたと聞いたので、購入して読んでみた。何回も同じ話が繰り返されていたり、感情的な表現があったりで、少々読みづらかったが、極めて重要な論点なので、反論を記す。

【論点1】
[問]なぜ今、憲法解釈を見直し、集団的自衛権行使を容認する必要があるのか?
[答](北朝鮮、中国、ISILなど)わが国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増し、もはやどの国も一国のみでは自国の平和と安全を守ることはできず、国際社会と協力して平和を確保していくことが不可欠である。また、武力攻撃に至らないグレーゾーン事態にも切れ目のない対応を可能とする法整備が極めて重要である。

◇反論
 安全保障環境が厳しくなっているのは事実だろうが、ならば、従来の専守防衛の原則を堅持し、自衛隊と海上保安庁の装備を更新・強化し、さらに、切れ目のない危機対応を整えるべく、領海警備法を制定し、武器使用基準(大臣訓令)を改正すれば済むはずである。

 にもかかわらず、米国の二軍のように世界に軍事展開したら、(1)日本全体の国力が経済的に疲弊し、(2)自国の防衛が手薄になり、(3)新たにイスラム諸国を敵に回し、テロ攻撃を受ける危険が生じる。

 国際社会との協力は、現に、国連第2のスポンサーであり、ODA大国であり、わが国の費用で国内に300以上もの米軍基地を提供している……事実を生かせば十分なはずである。

【論点2】
[問]新安保法案は「戦争」法案である。
[答]感情的なレッテル貼りである。

◇反論
 今回の法案は、憲法9条の下で一貫して海外派兵を禁じられてきたわが国が、「集団的自衛」または「後方支援」の名で初めて海外で戦争に参加できるようにするものである以上、「戦争」法案以外の何ものでもない。

【論点3】
[問]集団的自衛権は重い課題で、拙速な結論は避けなければならない。
[答]この問題は8年前の有識者懇談会で具体的検討が始められ、その後、自民党安全保障法制整備推進本部で14回、与党協議会で11回議論を重ね、国会の予算委員会や外交委員会でも集中審議を重ねてきた。

◇反論
 形式的にはその通りだが、「有識者」懇談会のメンバーには専門と立場が極端に偏った者だけが集められており、自民党内、与党内の議論にしても世論の関心を無視して内輪で行われた一方的なものであった。さらに、国会での審議も、政府は野党の質問から「逃げ回って」いるだけで、一番肝心な主権者国民の理解は一向に深まっていない。

【論点4】
[問]日米防衛協力のガイドラインを、国会にも国民にも説明なく米国で合意してきた。主権者国民無視である。
[答]政府は、与党や国会での議論を踏まえて日米協議に臨んだ。また、前提として、日米間の協力は各々の憲法・法律に基づいて行われるとされており、政府は立法と予算措置を義務付けられてはいない。

◇反論
 安倍政権は集団的自衛権の行使(憲法9条2項は明文で「軍隊」と「交戦権」を禁じている)をすでに米国と約束してきており、これは憲法無視、国会無視、主権者国民無視以外の何ものでもない。約束の実行を「義務付けられてはいない」と言うが、実行するつもりのない約束を米国と交わしたのか? 明らかにそうは見えない。


 

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コメント
 
1. 日高見連邦共和国 2015年6月12日 10:02:23 : ZtjAE5Qu8buIw : mFuG9qQlTk

>安全保障環境が厳しいなら専守防衛に徹するべきだ

うん、素晴らしい正論だ。

だが、この脆弱な国土(海岸部の被攻撃施設)は、専守防衛に徹したて守りきれない。
これが現実。

だからこそ“武力によるもの”以外の防衛を、今こそ真剣に考えなければならない!


2. 2015年6月12日 10:39:58 : JJ2IsBwnjQ
専守防衛は戦後70年もの間をかけて現行憲法から導き出した日本国民の国是です。

ところが国是を外れた例外を、戦争法案で、防衛を超えた武力行使を伴った集団的自衛権行使を安倍政権は、可能としようとしている。

一旦集団的自衛権行使を許したら限定的例外だけにとどまらずに、なし崩し的にどこまでも拡大適用させようとする流れはあまりにも見え見えだ。

自国を守るために必要だからというなら、それは個別自衛権行使で事足りることなのだ。


3. 2015年6月12日 11:21:18 : JJ2IsBwnjQ
防衛のための武器行使だけが自国を守るために役立つわけではない。
日本は専守防衛に徹しながら、外交努力や人の交流を通じて各国との友好を深めることが大切だ。
決して安倍政権のやっているような武器輸出のための海外への金のバラマキはしてはならない。
ましてや国際紛争にからむ警察のような立場のアメリカのような取り締まる側の一員を担ってはならない。

4. 改憲主義者手続大事 2015年6月12日 11:21:39 : 635I5qev6f2W6 : 1LqIGVSvNs
日清・日露・日中戦争までは日本の個別(自衛権?自衛であったかの意見はいろいろあるかもしれない)の発露であったが、真珠湾攻撃は独伊への集団的(自衛権?)の発露を逆手に獲られ欧州戦線に米国が参戦するためにルーズベルトによって利用された。結果は皆の知るところである。爾来、日本海軍は近海防衛のためにデザインされ日本海海戦でその本領を発揮したとされており、太平洋の真ん中で艦隊決戦を試みたバカヤローのおかげで日本は敗戦国の憂き目を見ることになった。
日本の領海を出て、先制攻撃も辞さない「戦争法」は、不要。ただし、法整備をおこない自衛隊を軍隊としないと、個別自衛、専守防衛においてさえ捕虜になればPWではなくただの犯罪者扱いにされてしまうし、敵兵を殺せば日本の法律で殺人罪が適用されてしまう。こんな状態は放置できるものではない。アメリカの占領下にあり独立国でないことが一番の問題であり、憲法を改正して集団的自衛権なるものを行使できるようにしようとするのであれば、必要に応じては、中国・ロシアと組んで米国とも事を構えられるような法整備を持って、初めて独立国の集団的自衛権と言えるのではないかと思料する。アベコベシンちゃんの集団的自衛権は対米支援他衛権に他ならない。こんなものに日本の若者の血を流すのを可とする法律は絶対に葬り去らなければならない。

5. 2015年6月12日 11:21:50 : Ma5RZiiuic
東アジア共同体の実現、これが現行憲法から導き出された答えです。
日米一体時代から日中韓朝台一体を目指す時代へ外交を転換しないといけません。
一体化の相手を米国とする間は改憲の方向は必死、東アジア一体化なしに軍備を廃絶するのは不可能であると思います。
もちろん、中国ばかりが主導権を取らないように頑張るのが日本政府の使命です。

6. 2015年6月12日 17:50:04 : OVGjlzDCCL

>(北朝鮮、中国、ISILなど)わが国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増し


ココが大嘘だからお話しにならんのだよな

「何故 急ぐのか、何故 今なのか、何故 夏までなのか?」をもっと突いたほうがイイと思うんだけどなぁー



7. PERO2 2015年6月13日 01:18:13 : rPQze6UyJ.bxk : VSmBG1umZU
海外に派兵したら、国内の防衛力が弱くなる。当たり前だよな。

戦前と同じだ。戦前、日本はバカ丸出しで、戦線を拡大させた。中国での小競り合い程度なら良かったが、アメリカに喧嘩を吹っかけた上に、西のビルマから東のニューギニアまで、バカみたいに戦線を拡大させた。その結果、補給と守りが間に合わず、近代稀に見る大敗戦となった。

そりゃ、当たり前だ。日本国土の数百倍に広がった領海を全て守る事は不可能なのだ。

この70年前の日本の歴史を理解できないのが、安倍バカ総理である。

米国の尻拭いの機雷掃海で地球の裏側へ行く? バカもいい所だ。

更に、バカ総理は、憲法を遵守する義務があるのだが、それを全く履行していない。これは、日本国の国家公務員法に対する明確な違反であり、国民への背信行為である。

まあ、安倍首相に民主主義は理解できないだろう。何しろ、戦争法案の審議中、安倍のお殿様は、こんな発言をした。

”私は総理なのだから、私の主張は正しいのであります”

小学生レベルの答弁である。(笑)


8. 2015年6月13日 09:50:49 : jmqDRbZTRQ
2015年6月11日(木)

自民・村上誠一郎議員のあいさつ
日弁連院内勉強会
ツイート

 自民党の村上誠一郎衆院議員が10日の日弁連主催の院内勉強会「『安全保障法制』を問う」で行ったあいさつの要旨を紹介します。


 昨日(9日)、私は(自民党総務会で)このような問題(安保法制)は党議拘束をはずすべきだと主張した。すると、ある先輩の代議士が“おまえは最高裁判決、砂川判決を読んだことがあるのか”といってきた。私が「あなた(先輩)だけですよ、砂川判決が根拠だといっているのは」というと、“学者は最高裁判決までおかしいというやからだから、話を聞く必要はない”といった。私は激怒し、3人の権威ある憲法学者が4日の衆院憲法審査会で「違憲」だといったのを自民党が無視するのはあまりにも傲慢(ごうまん)ではないかと(いった)。

 なぜ私があえてこのような場所にきたのか、二つある。

 一つは、内閣の一部局である法制局が憲法の解釈を変えることができたらどうなるか。自民党のある方が、“ナチス憲法の真似をしろ”といった。戦前のドイツ議会で全権委任法を通し、民主的なワイマール憲法を葬り去ったという一番あしき例がある。これで突破口を開けば主権在民、基本的人権にいたるまで、ときの政府の恣意(しい)で憲法を曲げることができてしまうという、大変な民主主義の危機にある。

 もう一点。来年から18歳の人たちが有権者になる。私は、次の世代が非常に気の毒だ。このままでいけば、地球の裏側まで(戦闘に)行くことになる。自民党はいつからこんなに惻隠(そくいん)の情(=他人を思いやる気持ち)のない党になってしまったのか。

 私の父(村上信二郎元衆院議員=故人)は警察予備隊を立ち上げた男だ。父が死ぬまでいっていたのは、防衛予算は少ないほどいいということと、自衛隊の諸君の身の安全は万全を期すべきだということだった。私は父がいったことが自分の政治命題だと考えている。この民主主義を守るために、次の世代のために、私はみなさんのお力をいただきたい。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-06-11/2015061102_03_1.html?_tptb=400


9. 2015年6月13日 17:52:40 : 5xJcglnPEc
日本の防衛のためというはウソである。アメリカの下請け軍隊として、自衛隊を差し出す法案だと思います。自衛隊員の命、装備、戦費みんな差し上げますから使ってくださいと言うようなものです。アメリカは今まで以上に敗戦国日本を骨の髄まで自国のために利用し尽くすというのが国策ですよ。偉そうにアメリカに戦争をふっかけてきたジャップにとことん己を知らしめる方法だと思っている。奴隷制度を国として認めてきた歴史を持つ人種偏見の根強い国ですよ。間接統治でここまで敗戦国日本に賠償を払わせてきた。こんな甘くておいしい自国に都合の良い統治なんて世界中で日本だけだ。それ以外はたとえ戦争に勝っても手におえない。ベトナムでは見事戦争にも負けた。
この国に自分の特権に自信がない人々が、アメリカのポチになって特権を守っている人が多くいるから可能なのだろう。愛国心教育が聞いてあきれる。声高に主張している人たちが、一番欠けていたりして。

10. 2015年6月14日 00:09:59 : ubF7OWLbac
>ただし、法整備をおこない自衛隊を軍隊としないと、個別自衛、専守防衛においてさえ捕虜になればPWではなくただの犯罪者扱いにされてしまうし、敵兵を殺せば日本の法律で殺人罪が適用されてしまう。

でたらめを言ってはいけない。
国際法上軍隊かどうかは、その国でどう呼ばれているかという名称ではなく、
「近代的戦力の保有」「階級制度」「指揮命令系統と規律の内容」など実質で判断される。


11. 2015年6月14日 01:39:18 : vgdGMqqlbw
G7のニッポンよ。
いま大事なのは軍備ではなく外交だろうが。

米国外務省と揶揄されるが、外交ってものを一回やってみては如何かな。
あっち行け、こっち行け、カネ配って来い、三回廻れってのは外交じゃないぞ。
属国でも属国の外交が出来る。
一回でもいいから日本国民のために働いてみよ。


12. 2015年6月14日 02:16:14 : lXGrF7OLvM
>>10. 2015年6月14日 00:09:59 : ubF7OWLbac
>国際法上軍隊かどうかは、その国でどう呼ばれているかという名称ではなく
>近代的戦力の保有、階級制度、指揮命令系統と規律の内容など実質で判断される

お前が知ったかぶりで何を言っても日本の自衛隊が軍隊であるとする判断には到底なり得ない。

逆賊に軍隊など、キチガイに刃物の暴力装置でしかないだろ。国防は公務だ。

馬鹿ウヨには靖国神社で親に買ってもらうプラモで十分ということだ。


13. 2015年6月14日 12:05:45 : LwB1tHnmbI
http://hbol.jp/45061

菅官房著官が集団的自衛権を合憲と判断していると挙げた憲法学者 長尾一紘・百地章・西修は極右団体の「日本会議」におけるフロント団体「美しい日本の憲法を作る国民の会」や「二十一世紀の日本と憲法」、この2団体の役員である。ってことは、アベ内閣がこの極右団体の意向を強く受けて改憲に盲突進してると言っても過言ではないだろう。菅ちゃん中谷防衛大臣と同じく本音をぽろっと言ってしまったな。絶対に改憲と安保法制は潰さないかん。

14. 2015年6月14日 19:36:46 : oFNtNNOSGA
 安倍政権の集団的自衛権を合憲とした憲法学者は現在は良いとしても政権交代したら弾圧が襲ってくるであろう。

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