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アジカン後藤が「どうやって早く安倍政権を終わらせるかを考えている」と…桑田圭祐とは違う本気度(リテラ)
http://www.asyura2.com/15/senkyo186/msg/914.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 6 月 18 日 19:45:05: igsppGRN/E9PQ
 

                「Rolling Stone日本版」(セブン&アイ出版)2015年7月号


アジカン後藤が「どうやって早く安倍政権を終わらせるかを考えている」と…桑田圭祐とは違う本気度
http://lite-ra.com/2015/06/post-1199.html
2015.06.18. リテラ


 戦争のできる国づくりをめざして、今国会では強引に安保法制を成立させようとしている安倍政権。こうした動きに危機感を覚え、最近は、安倍批判や護憲発言をする芸能人や作家、アーティストが少しずつ増えてきている。

 途中で腰砕けになったものの、紅白で政権を揶揄するパフォーマンスを見せたサザンオールスターズ・桑田佳祐、ラジオで「安倍はバカ」発言をした爆笑問題の太田光、作家では『宰相A』(新潮社)で積極的平和主義の本質を暴露した田中慎弥、「戦前、戦中のような時代がやってくる」と警告を発した中村文則、さらには「安倍首相の右翼的な動きが恐ろしい」と発言した蛭子能収など……。

 そんななかでも、かなり踏み込んだ安倍批判を繰り広げるミュージシャンがいる。先日、最新アルバム『Wonder Future』を発売したばかりのASIAN KUNG-FU GENERATION、略してアジカンの後藤正文である。

「Rolling Stone日本版」(セブン&アイ出版)2015年7月号の彼のソロインタビューで、インタビュアーによる、「今、どんなことにピンと来ていますか?」といった質問に対し、後藤はこんな発言をしたのだ。

「どうやったら早く安倍政権が終わるかっていうことを考えていますね」

 そして、「最悪のタイミングで、最悪の人が総理大臣になっていると思います」と、安倍のことを一刀両断。

 後藤は昨年9月のイベントでも、ステージ上で「クソ安倍」と叫び、話題となったことがあるが、その危機感と怒りを持ち続けていたようだ。

 しかし、後藤は、サザン桑田のように、ミュージシャン的なノリでこのような言葉を発したわけではなさそうだ。彼のなかには、安倍批判だけでなく、その政治手法への危機感、安倍を支持する社会の空気への問題意識がある。同インタビューの中で、彼はこんな発言をしている。

「世の中の一般的な人たちって、大きな変革がものすごく好きなの。破滅願望と似ていて、『何か起きねぇかな』みたいな想いの裏返しですよね。すごいリーダーが現れて、俺たちの社会をバラ色にしてくれるんじゃないかっていうような。そういう願望が、安倍(晋三)さんとか橋下(徹)さんみたいな人の登場を担保しているわけなんですよ。だけど、みんなの願望と実情が上手く噛み合うことはない。だから、大きな破局みたいな変革があったら困るんだけども、そういうのを俺たちが内心期待しちゃっているところが、現状を呼び込んでいて」
「同時に“強いリーダーみたいな人は、やっぱりいないんだな”って思いもあって。あとは時間的な辛抱のなさとかが、その次のもっと深い無関心を呼び込んでしまっている」

 救世主のような強いリーダーを求める一方、すぐに結果を出せなければ世論は手の平返しで批判を強める。そして、その次には、政治不信・政治への無関心が国民の間に広がっていく。まさに、投票率が下がり続けている今の日本の状況だ。

 また、社会システムの改革には、ゆっくりと丁寧な議論が必要である。しかし、今は大事な改革案にも関わらず、あまりにも拙速に事が進んでいる。

「性急な変革みたいなことは、あんまりないほうがいいと思ってる。社会のシステムっていうのは、ベストな形がなくて、常にベターと思わしきものを選んでいくしかないでしょ。何がベターかは人によって違うから、ぶつかり合うわけで。どのへんがいちばん良さそうなのかは、調整し続けなきゃいけないわけですよね。もちろん直すべきところは山積みでしょうけど」
「そういう改革はいつでも、常にあるべきですよね。そのために、政治家は議論を続けているわけで。だけど、社会のシステムがガラッと変わるような変化が起きてしまうと、不安定になる人がたくさん現れますよね」

 丁寧な対話と議論を重んじる後藤の考えは、現政権よりもよっぽど“大人”ではないだろうか? ロックミュージシャンよりも、内閣総理大臣のほうがはるかに“サーチ&デストロイ!”な思想をもっているという2015年の日本は恐ろしいばかりだ。

 そして、彼は“格差社会”についても語っていく。後藤自身、ロスジェネ世代であり、かつて「さよならロストジェネレイション」という楽曲も発表しているが、そんな彼にとって格差問題は常に考えるべきテーマであり続けている。
 
「生まれながらにしてチャンスが不平等だということに関しては憤ってる。金持ちの家のヤツだけが高等な教育を受けられるなんて、不平等だよ。金がなくて高校に行けない子たちがいるんだよ。そういうのを解消するのが政治の役割じゃないの?」
「たった数パーセントのヤツらが社会的な富を寡占するのが、本当に正しい競争かよ?とは思う。そんなに金を持ってたって、『そこまで美味いもん、もうないだろ』って(笑)」
「みんな、同じ給料にしようとか言ってるわけじゃないよ。儲かっているヤツは社会に奉仕する義務があるんじゃないか?っていうだけで。大きな資産を持っていたり、突出した才能を世の中に認められている人間は、世の中に還元していかないといけないと思うんだよね」

 後藤の主張しているこの考えは、“ノブレス・オブリージュ”と呼ばれ、欧米では当然の感覚。富裕層によるチャリティ活動や寄付などが多いのは、この考えからくるものである。

 彼自身、ささやかながらこの考えを実践している。毎年、「NANO-MUGEN FES.」という音楽フェスを主催し、周囲のミュージシャンを自分たちのファンに紹介するのも音楽業界を底上げするための試みだし、「THE FUTURE TIMES」という無料配布の新聞をつくり、社会問題についての啓蒙活動を行っているのも、まさしくその一環だ。

 ここまで紹介してきたように、単なるパフォーマンスではなく、深刻な危機感から社会的発言を行っている後藤だが、インタビュー中で彼自身「『アジカンのメガネがうるせぇこと言ってるな』で終わってしまうから」と自嘲している通り、このような芸能人・文化人の発言には「大した知識もないくせに」といった批判が飛び交う。

 後藤正文もまさにそのひとり。彼がなにかを発信するたびに、ネットを中心に批判が飛び交っている。

 だが、彼らのような芸能人・文化人が自らの主張を発信することの何がいけないのだろうか? 歴史を振り返れば、ボブ・ディランやジョン・レノンのメッセージがベトナム反戦運動を大きなうねりにしたし、サム・クックやマーヴィン・ゲイの歌なしでは公民権運動は成功しなかっただろう。

 そういった力を信じ、批判を覚悟で自らの意見を主張する後藤正文を、当サイトは断固支持したい。そして、彼の音楽を聴く若い世代が、彼の言葉にも耳を傾け、政治について、社会について考えるきっかけになることを切に願っている。

(新田 樹)


 

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コメント
 
1. 2015年6月18日 20:02:00 : yGcTNVrD7U
アジカンだけじゃないよ。
安倍に危機感を持っている若い子はいますよ。
というより安倍もそうだが安倍シンパが嫌いだってほうが多いと思う。
そういう子たちは自分たちの好きなミュージシャンやアーティストを出自や考え方で非難差別する今のネットの一部風潮に嫌悪感を抱いてるからね。


2. 北の吟遊詩人 2015年6月18日 20:47:26 : 3lfvZQ5gr4BHg : 5MgUhmhB9k
>後藤正文もまさにそのひとり。彼がなにかを発信するたびに、ネットを中心に批判が飛び交っている。

後藤さんの言ってることは極めて正論に思えるが?
格差社会論などは、今すぐに政治家になってほしいほど。
比例区で参議院選に出ないだろうか。
山本太郎と話が合いそうだ。

>アジカンのメガネがうるせぇこと言ってるな』で終わってしまうから
そういう民度の低いやからはもう、相手にするな。
後藤さんの発言は、「違憲」といった大学教授と同じくらいの価値があると思う。


3. 2015年6月19日 06:13:40 : atuowgrUnM
収入200万では1人育てるのも大変だろうが、2000万超あったって10人生む人は少ないと思う。

たいした知識もないくせに〜、なんてのは、売名だの偽善だのの、バカで貧乏な怠けもののヤッカミにすぎない。


4. crites 2015年6月19日 10:52:25 : Lb4g7GWIhFnZM : NuBFYmrHB6
こういう発言をするにいちゃんが増えてきて頼もしいねえ。

だけど何でリテラは「桑田圭祐とは違う本気度」なんて余計なこと書くんだろうか。

桑田が投げたバトンを「オレが拾った!」っていってみんなでつないでいけばいいんだよ。バトンを持って走った分は、「ありがとう」「ご苦労さん」ていえばいいんだよ。


5. 2015年6月19日 11:28:51 : 1It1o5Gg06
アーティストのように実力が試される業界の人には安部の欺瞞が透けて見えるのでしょうね。
彼の思想うんぬんより、彼のような感性にとても共感するし、頼もしさを感じる。

6. 2015年6月20日 00:21:33 : sCcmE9RZKw
>「どうやったら早く安倍政権が終わるかっていうことを考えていますね」


実際には同じ事を考えている人達が想像している以上に沢山いると思います。

日本人は決して馬鹿ではないと思うのですが、この国では日々生活の中で、何故だか普通に政治的な話をし難いという妙に閉鎖的な空気感が存在していると感じます。

妙な誤解や極端なレッテルを貼られる事を避ける為に皆口を閉ざしているようですし、私自身も政治の会話など日常生活の中では全く他人と話す事すら有りません。

ただ、一つだけ言える事は私自身もアジカン後藤氏と同じ様に
「どうやったら早く安倍政権が終わるかっていうことを」常に考え続けています。

結局は常に同じ結論に行き着きますが、そこに至る方法論は無限大に存在すると考えます。

この蓄積された日本人の思いは何かのきっかけで一気に火が付くような気がします。

都民


7. 2015年6月20日 01:14:02 : f3wtFz9qJY
変な圧力がかかって潰されない様にね
って言ってもこの声は届かねぇか

8. 2015年6月20日 02:58:59 : FfzzRIbxkp
>大きな破局みたいな変革があったら困るんだけども、そういうのを俺たちが内心期待しちゃっているところが、現状を呼び込んでいて」

>「・・あとは時間的な辛抱のなさとかが、その次のもっと深い無関心を呼び込んでしまっている」

311の年に、どこかの集会でお子さんがいるお母さんが発言していました。
たしか、、「今の世の中は、過剰、過激な刺激ばかりを求めていて、中身がだいなしになっています。」

アジカン後藤さんをこの記事で初めて知ったのですが、
基本を丁寧に積み重ねてきた人だと思います。
深い感動も、気がついたら変化が起きていたというな事柄も、そういう日々からやってきますよね。

ちょっとしたイベントやパーティで、いきなりヒーロー、ヒロインになってしまうと、どうしてもその状態に戻りたくなる。
「あの時のように私にもっと注目してよ!目立ちたいのよ。」そういう人が増えてしまいました。
どれほど希薄な日常を過ごしているのでしょう。

もてはやすのも程々にしておかないと、特にエゴが強い人だとしっぺ返しが大変です。


9. 2015年6月20日 15:07:02 : zzPJ4737KI
桑田はフジテレビと友達だから。

10. 2015年6月20日 15:43:40 : RvSSN4F24I
安倍なんて単なる傀儡操り人形なんだから、おろしたところで首すげ替えて同じことするだけよ。安倍に要求突きつけているアメリカ戦争屋シオニストに物言わないとどうにもならんと思う。

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