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高橋源一郎さん、びっくりするだけでいいの?(生き生き箕面通信)
http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/433.html
投稿者 笑坊 日時 2015 年 6 月 25 日 18:24:49: EaaOcpw/cGfrA
 

http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/7ea4d93bcc73c65978ff58f3d49c3f17
2015-06-25 09:55:35


 「田中さんが駐日アメリカ行使と入念な打ち合わせをしていたことにもびっくりした。日本の『司法』はアメリカの意向を大切にしていたのだ」(ここでいう田中さんは、田中耕太郎・最高裁長官)


 「だが、いちばんびっくりしたのは、『法』というものが、この『司法判断』のように、ときに大きく社会を動かしてしまう力を持っている、という事実だった」


 これは高橋源一郎さんの論壇時評です。朝日新聞の本日6月25日朝刊13面に掲載されたもので、テーマは「憲法と民主主義」。


 後段では、古代ギリシャの民主制にまでさかのぼり、「無機的、官僚的な人間だけが社会を構成するようになった時、民主制は生きることを病めるだろう」という言葉を引いています。


 そして、「違憲」と明確に断言した憲法学者を毛嫌いする政治家に言及し、「自身の『専門領域』を侵されることへの本能的反発があるからだ」と指摘しました。というより、意識的に指摘するだけに止めた感じで、尻切れトンボというか、腰が引けた印象を受けました。


 というのも、最後はいきなりスペインのパブロ・イグレシアスと、躍進する政党「ポデモス」に飛んでしまい、はぐらかされた印象を否めませんでした。いくらイグレシアスが書いたものを、スペイン語で読みたかったからと言って、もう少しコメントのしようがあるはずではないですか。


 とはいえ、イグレシアスには強い関心があります。なにより、彼が率いる左派政党「ポデモス」がこれからどんな暴れ方をするか。場合によっては、スペインの首相に飛躍する可能性もあるのですから。


 ポデモスとは、「私たちはできる」「われわれには可能だ」「Yes,We Can」の意味だそうです。その「我々にはできる!」が、月刊誌の「世界」7月号に掲載されているそうです。早速行って見てみます。


1965年4月20日、沖縄県宜野座村で撮った「少女轢殺」と題する写真。沖縄の過酷な現実を世間に知らしめた。(嬉野京子さん撮影、提供)


スペインの躍進する政党「ポデモス」を率いるパブロ・イグレシアス(Wikipediaより転載)

 

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コメント
 
1. 2015年6月25日 18:29:55 : 3sRzRQE9sU
〈憲法と民主主義〉独学で見えてきたこと 高橋源一郎
2015年6月25日07時48分

たかはし・げんいちろう 1951年生まれ。明治学院大学教授。連載開始から4年間の「論壇時評」計48本をまとめた近刊『ぼくらの民主主義なんだぜ』(朝日新書)が好評発売中。=池永牧子撮影
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20150623002223.html

 辞書を引きながらであれば、少し、ドイツ語を読むことができる。ずっと辞書を引きっぱなしでよければ、ロシア語もなんとかわかる。どちらも独学だ。

 18歳の時、拘置所に7カ月と少し入った。その頃、社会や政治について話す自分のことばの薄っぺらさが心底イヤになっていた。すべてが受け売りに思えた。だから、なにもかも一から勉強しようとした。翻訳ですら信用できず、読むなら原典にあたるしかない、と思い詰めていた。あらゆる本を読んだが、正しく学問の方法を学んだことがないので、わからないままのことも多い。独学の弊害だろう。だが、独房がわたしの大学だった。

 今月初め、国会に参考人として招致された学者たちが「安保法制」を「違憲」であると発言し大きな話題になった。「安保法制」の問題点について語る小林節さんや長谷部恭男さん〈1〉のことばは、わかりやすく、しかも、そこで大切なことがいわれていることもわかった。けれども、それを受けとめる側の自分に、ほんとうに必要な知識がないような気がした。まず、勉強しなくちゃ。

 内閣法制局長官だった阪田雅裕さんの『政府の憲法解釈』〈2〉〈副読本は『みんなで読む国連憲章』〈3〉〉を読み、多くの疑問が解けた。「憲法」の「解釈」は勝手に変えてはいけないものだ、ということ、「集団的自衛権」というものは、国連憲章で初めて生まれた新しい概念で、わかりにくく、実際には、旧ソ連やアメリカの軍事介入の口実に使われていて、問題が多いこと。

 「安保法制」が「違憲」ではないことの例として「安保条約下」の「米軍駐留」を事実上「合憲」とした「砂川判決」というものが挙げられていたので、ネット上で判決文〈4〉を探しだし、その全文も読んだ。判決文よりも、その補足として書かれた田中耕太郎最高裁長官の意見が、異様なほど「合憲」推しで、そのアツさにびっくり。参考のために『砂川事件と田中最高裁長官』〈5〉を読み、田中さんが駐日アメリカ公使と入念な打ち合わせをしていたことにもびっくりした。日本の「司法」はアメリカの意向を大切にしていたのだ。だが、いちばんびっくりしたのは、「法」というものが、この「司法判断」のように、ときに大きく社会を動かしてしまう力を持っている、という事実だった。

 法律の専門誌が示し合わせたように、ほぼ同時に「憲法」や「戦後70年」や「集団的自衛権」に関する特集を出した。「論究ジュリスト」の巻頭鼎談(ていだん)で、樋口陽一さんは、フランス人研究者の論文をとりあげ「彼によると憲法そのもの、そしてそれを取り扱う憲法学が、戦後日本の権力に対する抑止要素として……役割を演じてきた」とした〈6〉。

 また、「法学教室」の巻頭論文で、佐藤幸治さんは、現在の日本国憲法を「立憲主義の到達点」とした上で、ドイツ憲法(基本法)草案にある、こんなことばを引いている〈7〉。

 「国家は人間のために存在し、人間が国家のためにあるのではない」

 「(憲)法」は、国家のあり方を規定する。「(憲)法」や、その解釈が変えられるということは、国家のあり方そのものが変えられることに他ならない。特集から伝わってくる学者たちの切迫した思いは、その事実からやって来る。

 いま「民主主義」そのものの意味が問われる時代になって、その始原にまで溯(さかのぼ)って考えたいと思い、橋場弦さんの『丘のうえの民主政』を読んだ〈8〉。ここに描かれた、歴史上初めて「民主主義」を生んだ古代アテナイの人びとの壮大な実験が胸をうつ。平和の時代ではなく、絶え間なく続く戦争の最中にあって、アテナイの人びとは、熟議と公平を追求した。

 なぜ、2500年も前の古代ギリシャの政治体制を探究する必要があるのか。すべての市民が「政治」への参加を要請された共同体とは何だったのか。橋場さんは、その問いにこう答えている。

 「ペリクレスが理想とした民主政とはたんなる国家制度ではなく、一つの生活様式(way of life)であった。そこではどの市民も民主政への参加を期待される……われわれが現代に生きる限り、何かの専門領域にしばられるのは避けられない宿命である。広い意味での官僚制なしに近代文明が一刻も維持できないのは、だれもが承知していることだ。にもかかわらず、民主政と官僚制とは根本のところで相容(あいい)れない。自分の専門領域だけに閉じこもる無機的な人間だけが社会を構成するようになったとき、民主政は生きることをやめるだろう」

 政治家たちの中に「学者」を毛嫌いする気分があるのは、自身の「専門領域」を侵されることへの本能的な反発があるからだ。だが、人々が、それぞれの「専門領域」へ閉じこもることへの危惧から、民主政は始まったのである。

 スペイン語を始めた。もちろん独習。パブロ・イグレシアスというスペインの若い政治家の記事〈9〉を読んでからだ。彼はオキュパイ(占拠)運動の先がけ「M15運動」から生まれた市民政党「ポデモス」の党首。ポデモスは欧州議会選挙で国内第4党に躍進し、総選挙の結果次第では首相の可能性も取り沙汰されている。そんな彼の躍動する演説は、音楽とミックスされ、ラップとして広がっている(!)。いま生まれつつある、社会を作る新しいことば。それをどうしても読みたかったのだ。

     ◇

〈1〉小林節、長谷部恭男ら憲法学者3氏が衆院憲法審査会で、安全保障関連法案を「違憲」とする見解表明(今月4日)

〈2〉阪田雅裕『政府の憲法解釈』(2013年刊)

〈3〉『みんなで読む国連憲章』(1991年刊)

〈4〉砂川判決の裁判要旨と全文など(http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=55816別ウインドウで開きます)

〈5〉布川玲子・新原昭治『砂川事件と田中最高裁長官』(2013年刊)

〈6〉樋口陽一らの鼎談「いま考える『憲法』」(論究ジュリスト・春号)

〈7〉佐藤幸治「1945年8月15日と日本国憲法」(法学教室5月号)

〈8〉橋場弦『丘のうえの民主政』(97年刊)

〈9〉パブロ・イグレシアス「『我々にはできる!』」(世界7月号)

http://www.asahi.com/articles/ASH6Q62S5H6QULZU00J.html


2. 2015年6月25日 19:42:07 : 62QaAmZ1Pg

なんだか最近の 高橋源一郎 腐ってませんか 

   毒まんじゅう喰ったのかなぁ

 大学教授になるなんてヤッパシ 恥知らず ! 


3. 2015年6月25日 20:17:43 : VacRUjkAyw
2番さん:なんだか最近の 高橋源一郎 腐ってませんか 

同意です。

NHKラジオで女性アナとどーでもいい世間話していますよ、この方。
聞いてると馬鹿らしいやら、腹が立つやら。


4. 2015年6月25日 23:05:15 : YxpFguEt7k
孫崎享氏
「NHKも報道した。「集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法案に反対する人たちが24日夜、国会周辺に集まり、「憲法9条をまもれ」などと訴えました。24日午後8時まで行われた集会には、国会を取り囲むようにして、主催者の発表で3万人が参加して抗議の声を上げました」」
https://twitter.com/magosaki_ukeru/status/613930304902791168

籾井大本営も隠し切れず…


5. 2015年6月26日 10:15:08 : CVEoGgXdLQ
高橋源一郎に何か期待してたのですか?
ただの駄文を書いてるだけの御仁でしょう。
いざとなりゃあ体制に寝返る!のが得意技の
骨無し人物ですよ。
精神は「ルンペンプロレタリアート」ってところでしょう。


6. 2015年7月29日 11:24:29 : n3GVMSwIGA

このおっさんの言い種にはこっちがびっくりしました。
それを「ごもっとも」と肩を持つ元嫁某。似た者同士だったんですな。


ぼやきくっくり | 「報ステ」高橋源一郎の( ゚Д゚) ハァ?発言集 - くっくり通信 
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1241.html


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