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「「国を守るとは、憲法を守ることです」長谷部恭男氏インタビュー:岩上安身氏」
http://www.asyura2.com/15/senkyo187/msg/844.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 7 月 03 日 20:20:05: igsppGRN/E9PQ
 

「「国を守るとは、憲法を守ることです」長谷部恭男氏インタビュー:岩上安身氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17759.html
2015/7/3 晴耕雨読


https://twitter.com/iwakamiyasumi

6月26日(金)「岩上安身による早稲田大学法学学術院教授・長谷部恭男氏インタビュー」の模様を実況します。

衆議院憲法審査会で安保法制を「違憲である」と発言した長谷部教授に、その真意をうかがいます。

岩上「本日は、早稲田大学法学学術院教授の長谷部恭男先生にお話をうかがいます。長谷部先生は、衆議院憲法審査会で、自民党の推薦にも関わらず、『違憲である』と発言されました。船田元議員はすごい目で睨んだわけですけど、この経緯についてお聞かせください」

長谷部氏「これまで、何回か参考人として招致されたことがありますが、事前に『何党の推薦』ということが分かっていたことはありません。当日の憲法審査会のテーマは立憲主義でして、安保法制の合憲性が主な主題ではありませんでした」

岩上「一連の安保法制が合憲か違憲か、ということと立憲主義はどういう関係にあるのでしょうか」

長谷部氏「立憲主義のミニマムな意味として、権力を制限する、というものがあります。その点で、立憲主義にもとるということが言えます」

岩上「日本記者クラブの会見で、政治家からの『安全保障の素人だ』という批判に答えていますね」

長谷部氏「私は、日本の安全保障の要である特定秘密保護法に賛成しました。私が安全保障の素人であれば、特定秘密保護法を撤回することが論理的帰結だと思います」

岩上「砂川判決について。政府が言うことに異論があるとのことですが」

長谷部氏「私の異論というよりも、学会の主流だと思いますが、砂川判決の争点は日米安保にもとづく米軍の駐留が合憲か違憲か、というもので、集団的自衛権は争点ではありません」

岩上「この砂川判決を集団的自衛権行使の根拠として持ちだしたのは、自民党の高村副総裁でした。安倍総理もG7後の会見で、この砂川判決に言及しています」

長谷部氏「高村氏や安倍総理が言っていることは、法律学のイロハのイに反するものだと思います」

長谷部氏「砂川判決は、日米安保のような高度な政治的問題については判断をくださないという、統治行為論の一種を取っています。なぜかというと、裁判所は個別具体的な紛争について審理し、答えを出す場所です。全体を見渡して判断をする場所ではないからです」

長谷部氏「自民党の政治家の方々は、最高裁さえ逃げるのであれば、学者は黙っていろ、ということを仰りたいのだと思います。しかし、そういうものではありません。違憲であるものは違憲です」

岩上「日本は、米国とは同盟関係ではなく、自らの主人なんだと。追従していればよい、日本は米国の一部なんだ、と考えている人々がいます」

長谷部氏「日本と米国はあくまで別の国。米国が日本のために軍事行動を起こすとすれば、連邦議会の承認が必要です」

岩上「政府・自民党の発言についてお聞きしたいと思います。麻生太郎副総理は『やれ憲法だとわけの分からん話にしないほうがいい』と発言しました」

長谷部氏「自らが国会議員であるのが憲法のおかげであることが分かっているのか、という話です」

岩上「高村正彦副総裁は、議員でありかつ弁護士です。彼の発言についてはどのように考えますか」

長谷部氏「砂川判決の判決文からは、集団的自衛権に関する一般法理は出てきません。憲法尊重擁護義務が分かっているのなら、そういうことは言うべきではない」

岩上「稲田朋美政調会長の発言について。いざという時、国を守るのは憲法ではなく私たち政治家だ、と発言しました」

長谷部氏「今の安保関連法案をそのまま成立させて、日本が本当に安全になるでしょうか。国を守るとは、憲法を守ることです」

岩上「菅義偉官房長官は、西修駒沢大学名誉教授、百地章日本大学教授、長尾一紘中央大学名誉教授の3人を示し、合憲だと述べている学者として言及しました。この3人の主張についてはどのように考えますか」

長谷部氏「憲法9条の存在を無視しています。その一言に尽きます。この議論は、現在の安倍政権の議論をも超越しています。もし本気でおっしゃっているのであれば、大変な問題であると思います」

岩上「この3人の憲法学者は、『徴兵制は合憲』だと主張しています。これは、自民党が隠しておきたかった本音ではないか、と思うのですが」

長谷部氏「徴兵制は集団的自衛権ほど理屈を詰めて議論してきたものではありません。なので、政権の都合でそうしうる」

岩上「集団的自衛権行使で自衛隊の任務が拡大すると、自衛隊の人員が今よりも必要になります。10人に1人、あるいは5人に1人が自衛官になる、という時代が来るかもしれない。超高齢化社会になる中、次の世代をどのように担っていくのでしょうか」

長谷部氏「現在の高度化した軍事技術を前提にすると、一般市民を徴兵して軍事行動を行うのは非現実的だと思います。安保法案が成立すると、非常に困難な事態に直面すると思います」

岩上「集団的自衛権が論理的に破綻しているという点について、うかがえますでしょうか」

長谷部氏「個別的自衛権は、自分を守るためのもの。集団的自衛権は、別の国を守るもの。まったく別のものです」

長谷部氏「閣議決定されたいかにも限定的に見える法案の文言と、地球の裏側まで自衛隊を派遣しようとする政府の意図との間に、理解を超えた異様な乖離があります。これは、額面どおり受け取れません。集団的自衛権の行使として整理し直すと、日本はより危険になる」

長谷部氏「安倍総理は『あれはしない、これはしない』と言っていますが、『やらない』と言っているのは『今はやるつもりがない』ということだと思います。尖閣諸島に関しては、日本の領土ですから、個別的自衛権で対処することができます」

岩上「外国軍隊との武力行使の一体化についてお聞かせください」

長谷部氏「@他国の活動の現況、A自衛隊の活動の具体的内容、B他国が戦闘行動を行う地域と自衛隊の活動場所との地理的関係、C両者の関係の密接性の4点に照らして判断されてきました」

長谷部氏「この4点を『大森4要素』と言います。しかし、『現に戦闘行為が行われている現場では(自衛隊の活動を)実施しない』との条件では、刻々と変化する戦闘の状況に対応し得るはずがありません」

長谷部氏「この大森4要素は、安全か安全でないか、という議論ではありません。憲法違反かどうか、という話です。後方支援は、相手方から見れば、日本は兵站を担っていると見なされ、当然攻撃の対象になるでしょうね」

長谷部氏「政府は、日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増している、と主張しています。しかし、そうであるならば、日本の限られた防衛力を全世界に拡散させることは愚の骨頂であると思います。米国が守ってくれるというのは、希望的観測にすぎない」

長谷部氏「尖閣について、米軍が動くということは、まず考えられないと思います。日中戦争が起きた時、米国が日本に肩入れする可能性は低いと思います。米国にとって、中国と戦争することは大変なリスクです。米中は経済的に大変深い結び付きを持っています」

長谷部氏「かつてのソ連と今の中国は違います。米国はいざとなれば、アジアは中国に任せて共存すえばよい、と考えている。米国は、中国と戦争をする必然的な理由はありません。今の自民党の議員は、ソ連と中国の違いを認識したほうがよい」

長谷部氏「中国もいずれは、リベラル・デモクラシーになるでしょう。これは、必然だと思います。日本にとって大切なのは、小さな力こぶを見せて挑発するのではなく、中国と仲良くすることです。戦争をしたいと思っているはずがありません」

岩上「米国の戦略について。孫崎享氏は、米国のオフショア・バランシングについて指摘しています。米国は、中国とロシアの相討ちを狙っているのではないでしょうか。また、財政破綻している米国は、東アジアから手を引いて、日本の核武装を許すという話もあります」

長谷部氏「それは米国にとってとても危険です。日本が核武装することは、日本が独自の憲法原理を打ちたて、国を作っていくことになります。米国や欧州をはじめとする立憲主義の考えと根本的に異なる事態になります」

岩上「自民党改憲草案について、いかがでしょうか」

長谷部氏「本当にこのようなことを考えているとなると、大変なことです。旧敵国条項はともかく、日本が立憲主義を否定しようとしたら、米国は黙っていないと思います」

以上で「岩上安身による早稲田大学教授・長谷部恭男氏インタビュー」の実況を終了します。動画アーカイブは準備が整い次第、IWJのホームページにアップいたします。


 

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コメント
 
1. 2015年7月03日 20:31:35 : b5JdkWvGxs

>旧敵国条項はともかく、日本が立憲主義を否定しようとしたら、米国は黙っていないと思います」


自民党改憲草案は

アーミテージ「第3次アーミテージ・ナイレポート」
http://www.mod.go.jp/msdf/navcol/SSG/topics-column/col-033.html

の指示通りなんだけどね


2. 2015年7月03日 21:40:12 : aa86V1oKlA
> 「国を守るとは、憲法を守ることです」

同じ敗戦国のドイツは、国を守るために憲法を改正し、ドイツ連邦軍を創設した。
また、ソ連の軍事的脅威に対抗するためにNATOに加盟して集団的自衛権を行使している。

ドイツは国を守るために憲法を改正したが、何故、日本は憲法改正が国を守ることにならないのか?

> 長谷部氏「尖閣について、米軍が動くということは、まず考えられないと思います。

日本は中国の尖閣諸島侵攻に対して、単独で戦え、しかし、負けるだろうと言いたいのか?
何故、日本は憲法を守って集団的自衛権を拒否し、中国の600基を超える核ミサイルの脅威に対抗できるのか?

早稲田大学教授・長谷部恭男氏は国際政治の現実知らずに妄想の中に生きているのでは無いか?


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