最近の天木さんのお言葉に、多少の好意を含んだ“苦笑い”を浮かべていた
私なんですが、さっすがにこのスレッドの発言には“ムカッ腹”が立ちました。

危機感と問題意識で“デモ”を繰り返す一般の“行動”を軽んじる発言、思想には同意できません。
そうやって“駄文を書き殴るだけ”の貴方に、いかなる具体的な行動が伴っておりますやら！？

貴方が繰り返し仰る『憲法９条の党』とやらが、如何なる具体的な機運として現実化されそうなんですか？
どれだけの国会議員、市民、候補者は賛同し、集結する機運にあるのですか？

まさかそれなしに、“夢想を負うごとく”そのような妄言を繰り返すのならば、
その一見まともに見えるご主張すべてが“百害あって一利しかない”と言わざるを得ません。

今回のはマジ頭にきたっ！！

最初，ロンドンの貴族院は，王の任命と金持ちの間接選挙ではじまった。フランス革命で王権は一時消えたがスグ復活した。そして，王権を維持しながら，最初，最初は納税者のみ選挙ルールを採用し，次に成年男子に拡大，そして女性へと選挙権を拡張してきた。

たった5％の人間が95％の富をもつ国家の選挙が，社会的分業による職業別と，地域的な利益の代弁者が，政権を争奪するために離合集散を繰り返し，先進資本主義国は，二大政党制と少選挙区を組み合わせ，国民の選択肢を二つの対立させることに成功した。

この二大政党制は「多数決は民主主義の原理ではなくルールにスギない」事実を認識しない限り，主権在民・自由・平等・平和の理念と矛盾対立することが避けられなくなる。

小沢氏が目標とした日本の二大政党制が育っていないこと，しかも「二大政党制の腐敗＝不信」により機能不全となっている事実も認識出来ない。そして地方政党の橋下維新の躍進が，現代応仁の乱となり，日本の二大政党制はおあづけとなっている。世界的に二大政党制は，2030年まで機能不全となっています、

さらに日本は一強多弱政治なので，ほぼ一党独裁下の政治になる。そのため、近代国家ではストライキ権と選挙権と福祉制度を採用し、40 年ごとに改革して、資本主義制度の存続に成功してきた。だが、ライバルの社会主義国家が自壊すると改革を停滞させたのです。自民党と共産党はこのアベック闘争で成り立ってきたといえる。しかしライバルのアカの自壊によって新自由主義経済システムの反福祉政策・反開発政策・反ケインズ主義などが横行し耐乏を押し付ける格差が拡大されたのです。すなわち企業は派遣社員化させ福利厚生や労災を切り捨てることになった。これがｹｹ中氏らの鼠講金融工学の妖怪の姿である。

この一党独裁下の国家・企業・個人が、利己的に防衛思考し行動する法則の作用から逃れることはできない。資本主義国家でも、官僚支配するビジネスに参加するにはコネと賄賂が絶対必要である。社会主義政治体制は官僚支配なので、どんな開放政策にも認可権がつきまとう。そのため、自由経済システムそのものも腐敗堕落が避けられない。

石油輸出国も、40 年目に政治的自由の要求に譲歩し、政治体制を維持するが、戦後80 年目の節目には、民衆蜂起によって指導者層は分裂し、自壊することを避けるのは難しい。

どんな政治体制も経済体制も、個人と企業と国家レベルごとの利己的な行動と思考が不一致になり、矛盾が拡大分裂する。そのため、40 年ごとに改革し、80 年ごとに大革新が必要となる。80 年以上継続した体制は、改革と革新を繰り返し継続してきた。

戦後の政治革新は福祉厚生制度の採用だった。三百年以上の長期政権も、40 年ごとに改革され80 年ごとに革新されたが、最後は停滞し自己崩壊するのです。

これらのことから日本の政治は，自民党を半減させる，民主党と維新を分裂させ吸収することがよいが難しと云える。そこで総選挙で統一行動（同一名簿での立候補）がよいのではと考えています。統一名簿だと、各選挙区ごとに浮動票の行方に違いが生まれるので、当落線上候補が増えて、過半数ギリギリとなる。だが、野党が別々に立候補すると、自民と公明のように、小選挙区と比例区で、野党に投票分けが発生するため、当選者の合計は、過半数を越えるはずですが，一選挙区にこれまでのように野党が多数出ては票が分散すると自公に有利になるので，総選挙で統一行動（同一名簿での立候補）がよい。ある時は共産党の協力も必要になるかも知れない。

将来的には小沢氏が目標とした日本の二大政党制がよいでしょうが，日本は先進国と違い民主主義が未熟で対米従属国家に出来るか，疑わしいといえる。