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安倍晋三首相が力説する「抑止力強化」には、「米軍の核兵器」を共同使用する意味も含んでいるのか(板垣 英憲)
http://www.asyura2.com/15/senkyo189/msg/272.html
投稿者 笑坊 日時 2015 年 7 月 23 日 06:59:37: EaaOcpw/cGfrA
 

http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/7bda23052b308c3605968f6983da35ae
2015年07月23日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

◆「『兵器の進歩は常に戦略戦術に先行する』とか『技術は戦術を支配する』とかいわれるが、斬新な兵器もその使用時機が勝機に乗じ、その用法を誤らず、数量と性能において実際的効果を収め、一挙に勝利を制し得るものでなければ、多くは成功していないことを戦史は物語っている。このため新兵器にも生産のための十分な工業力を伴うことが必要であり、国内における一般科学水準の向上と、これを軍事に全面的に活用できる民主的な科学研究体制の重要なことを第二次大戦は教えている」(泉茂著「世界戦争概説―戦争の歴史」より)

 安倍晋三首相は5月26日、衆院本会議で安全保障法制整備関連法案が審議入りした際、 「現在の法制では日本のため任務につく米軍が攻撃を受けても日本は何もできない。日米同盟が完全に機能すると示すことで抑止力が高まり、日本が攻撃を受ける可能性は一層なくなる」と力説し、抑止力強化の必要性を訴えた。

 この発言は、聞きようによっては、「日米同盟が現在、完全に機能していない」と言っているように聞こえる。「米軍と陸海空3自衛隊が完全に共同行動することができるようになれば、抑止力を強化できる」と言いたいらしい。

 しかし、現代において、「軍事的抑止力」の究極は、最終兵器と言われてきた核兵器による「核抑止力」である。核兵器非保有国である日本は、核兵器保有国である米国と結んでいる日米安保条約の下で、米軍の「核の傘」のなかにあって、すでに「核抑止力」の恩恵を受けているのに、これ以上の「抑止力強化」とは何を意味しているのか。思い当たるのは、「米軍と陸海空3自衛隊が完全に共同行動する」ことのなかに、もしかしたら「核兵器共同使用」を含めようと企んでいるのではないかと疑われる。日本は、「非核3原則」(核兵器をもたず、つくらず、もちこませず)を国是としてきたけれど、実際には、形骸化している。米軍が持ちこんでいるからだ。日本が集団的自衛権行使可能になれば、「核戦略」においても、米軍の核兵器使用についても、直接的間接的に関わらざるを得なくなる。それがいつの間にか、少なくとも「戦略的小型核兵器」を持たされ、米軍を守るために使用せざるを得なくなる。

◆防衛省は7月8日から、「国の安全保障に役立つ技術を開発するため」と触れ込んで、大学などの研究者を対象に研究費の支給先の募集を始めている。8月12日に締め切って10件程度(1件あたり年3000万円)選ぶという。

 日本の大学は戦後、「軍事研究に関わらない」立場を取ってきた。このため、たとえば、ロボット技術開発にしても、米国の大学が国防総省(ペンタゴン)から巨額の研究資金を得て、「戦争ロボット」の開発に重点を置いてきたのに対して、日本の大学は、「民生用ロボット」(産業ロボット、介護ロボットなど)に力を入れてきた。しかし、大学人でも個人が、「軍事研究に関わる研究費」を受け取るのは禁じられていない。

◆安倍晋三首相、中谷元防衛相は、日本イスラエル友好議員連盟の主要メンバーで、中谷元防衛相は、会長を務めている。安倍晋三首相は2014年5月12日午後6時から約1時間15分間、公式実務訪問賓客として来日中のネタニヤフ首相と首相官邸で首脳会談を行い、会談後,「日イスラエル共同声明」を発表している。

首脳会談のなかで、安倍晋三首相が、「長年の友好関係を基礎に、さらなる関係強化を目指す」意向を表明。両首脳は、首脳・閣僚級、高級事務レベルの交流活性化、とくに安全保障・防衛分野では「国家安全保障局間の意見交換開始、防衛当局間の交流促進、サイバー・セキュリティ分野の協力」を確認した。また、安倍晋三首相は「積極的平和主義の立場から、地域・国際社会の平和と安定にこれまで以上に積極的に貢献し、自由や民主主義といった価値を共有するイスラエルと協力していく」旨述べたのに対し、ネタニヤフ首相から「これを歓迎し、支持する」旨表明している。これは、日本の国家安全保障局とイスラエルの国家安全保障会議との会合を行うことで合意し、防衛当局間の交流も進め、自衛隊幹部をイスラエルへ訪問させることを決め、「日本とイスラエルの準同盟関係」を締結したことを意味しており、武器についても、両国が相互に輸出し合うことも含まれているという。

 ここで問題なのは、ネタニヤフ首相が、敵国イランとの核戦争も辞さない強硬な構えを維持していることである。シリア攻撃には、すでに小型核爆弾を使用しているという情報もあり、「日本とイスラエルの準同盟関係」によって日本が、イスラエルとの関係を親密にすれば、「小型核兵器」の開発に引きずり込まれていく可能性が大である。

 

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コメント
 
1. 日高見連邦共和国 2015年7月24日 10:11:24 : ZtjAE5Qu8buIw : mFuG9qQlTk

日本がアメリカの“核の傘”にいる以上、それは“道義語”なのでは?

で、それを確実に担保する為の、対等な“日米同盟”の再構築を目論んでる安倍。

この事実だけでも安倍は万死に値する。で、“日米核協定”はドーすんだよ!?


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